品種改良が進んで栄養価が上がっているって話ならともかく、低下してる?農産物以外の野菜なら、色々な自然環境の変化などでそういう話もありうるけど、農産物でそれはないだろ。
種子屋さんも頑張って収量・味・栄養素アップさせているのに。
ちょっと多めに引用する。
「現代の野菜は栄養価が低下している」――この説を私が初めて知ったのは、30年ほど前のこと。当時愛読していたグルメマンガの中に出てきたのですが、まったく根拠はなく間違っています。
では、どうしてそんな説が広まり続けているかというと、公的データである『日本食品標準成分表』の誤った見方が根拠として提示されているから、または野菜ジュースやサプリメントなどを売るための宣伝に使われているから、食育で教えられているからでしょう。
ある大手食品メーカーの野菜飲料の広告には、断定口調で「農薬や化学肥料の影響で野菜の栄養価が乏しくなっている」と書かれています。さらには、1950年と比較して、ホウレンソウの鉄は13mgから2mgに、ニンジンのビタミンAは約80%も低下していると食品成分表の数値を根拠に危機感を煽っているのです。これを見た一般の人が誤解させられてしまうのは仕方のないことだと思います。
これらの野菜の栄養低下説で共通して出てくるのが、1950年というキーワード。どうして野菜の栄養価が下がっている根拠として、常に1950年のデータと比較されることが多いのでしょうか。それは、『日本食品標準成分表』が誕生したのが1950年だからなのです。
例えば、白ごまに含まれる鉄は初版で91mgだったのに、改訂では16mgと5分の1以下の値になっています。あずきは、初版で90mgだったのに、改訂では4mgしか含まれていません。これは栽培方法や環境、農薬や化学肥料の影響による変化とは考えられないでしょう。
農産物以外も軒並み鉄の値は激減していることからも、農産物に含まれる鉄が減少したのではなく、分析精度の向上によって、実際に近い成分値が示されるようになったと考えるのが自然です。むしろ、初版に記されていた含有量が正確ではなかったのでしょう。
ホウレンソウがするめなわけないじゃないか。
という表のミスはともかく、そもそも食品も細分化されているのは間違いない。
そして表に乗っていない奴で以前ニュースになったのはひじき。
文部科学省は25日、日ごろ口にする食品の栄養成分をまとめた日本食品標準成分表の改訂版を公表した。製造に使う釜の多くが鉄製からステンレス製に代わったことで、ヒジキに含まれる鉄分が大幅に減った。
(中略)
表示が大きく変わったのが「鉄分の王様」とも呼ばれるヒジキ。100グラムあたり55ミリグラムあった鉄分が6.2ミリグラムと、9分の1になった。ステンレス製の釜が普及し、以前より鉄分が少ないものが流通していることが理由。切り干し大根もステンレス製包丁の普及を受け、鉄分が9.7ミリグラムから3.1ミリグラムに減った。
食品成分表、近年の改訂では大きく変わるとこういう風にニュースになってるんだけどな。それに検査機器の精度も向上しているし。
結局のところ、きちんと比較できるほどの検査をしていない有機農産物、むやみに有難がるのは家庭内に留めておくべき。文部科学省が発行している食品成分表では有機農産物を分けて測っていないということは知っておくべき。そう、測ってないの。だから有機農産物が優れているっていう話は根拠が無いの。
