係争の件はこちら。
そうだよなあ。ビッグブルーって呼ばれてた頃知らなきゃ、こうなるよねえ。
ひょっとして、なんだけど。
— 絶対太字になる🐝(役職停止) (@rioriost) 2025年2月10日
IT業界にいる若い人は
IBMのロゴがついたハードウェア
を目にしたことがなく、
やたらと顧客に裁判を起こされてる会社
みたいな認識になってたりしない???
ただし、日本IBMは除く か。著者デラマーターさん(オレは知らない人)だもんね。
気になる部分を引用する。
本プロジェクトは、NHK指定の移行方針のもと営業基幹システムを新しい基盤へ移行するものであり、プロジェクト開始後に現行システムの解析を実施の上、移行方針及びスケジュール等を確定するという契約に沿って検討を進めてまいりました。
現行システムの解析を進める中で、提案時に取得した要求仕様書では把握できない、長年の利用の中で複雑に作り込まれた構造となっていることが判明したため、当社はNHKに対し、解析の進捗状況、課題およびそれに対する対応策を随時報告し、共にその対応を検討してまいりました。こうした中で当社は、同システムを利用する業務の重要性も鑑みて、NHK指定の移行方針による2027年3月までの安全かつ確実なシステム移行にはリスクを伴うことを伝えてまいりました。そして、2024年5月に、従来の納期のもとで品質を確保した履行は困難であることを報告し、取りうる選択肢とそれぞれの利点およびリスク等を提示いたしました。 NHKは、これをふまえて契約を解除することを決定されました。
ああ、やっぱり前回オレが書いていた通りのミスだ。
わかんないながらも「業務委託契約」って書いてあるから、普通は準委任で請けるような部分も業務委託で請けたのか?
コレ『現行システムの解析を進める中で、提案時に取得した要求仕様書では把握できない、長年の利用の中で複雑に作り込まれた構造となっていることが判明したため』って容易に想像できる。
要件が確定するまでは準委任、実際のシステム構築段階は再見積の上で請負するというのが、この手の大きなシステムの定石。全部まるっと請負したら、それは責任取らされても仕方ない。複数社でコンペになった時にこういうヤバい契約を提案する、あるいは発注側から持ち掛けられて飲んじゃう企業がこういうことになるんだよね。それでコンペに勝っても大赤字とか訴えられたりしたら大損じゃん。
準委任契約を補足する。委任契約は法律家≒弁護士が仕事(法律的行為)を請ける時に依頼者と交わす契約。その形態を弁護士以外が依頼者と交わす時に準用(法律的行為以外)するので準委任である。成果物責任は無い。
今回のケースでは成果物責任がある請負契約であると、報道でもIBMのステートメントでも読み取れる。やっちゃったねえ。
本プロジェクトは、NHK指定の移行方針のもと営業基幹システムを新しい基盤へ移行するものであり、プロジェクト開始後に現行システムの解析を実施の上、移行方針及びスケジュール等を確定するという契約に沿って検討を進めてまいりました。
さらっと書いてるけど、コレってNHKは基本「今まで通りでよろしく」である。オレなら提案段階で逃亡するタイプのシステムだ。だって絶対にトラブるもん。
なぜ「今まで通りでよろしく」がトラブルの元なのか。発注側がその「今まで通り」を把握していないからである。個々の機能・使用方法とか見た目はそれぞれの利用者が知っている。でもシステム全体の仕様を把握している管理者なぞいない。多くの場合、そういう管理者はインフラ部分は把握していても、業務仕様までは把握しきれない。そして把握しているのであれば「今まで通りでよろしく」という発注になるはずもない。これまで使ってきて問題は無かった?法律や社会情勢・社内体制の変化などで、初期構築段階から変更掛けたことは無い?変更したらその履歴はきちんとドキュメント化されてる?
日本IBMは他社との係争を見ても、基本的に”見えている地雷を踏みぬく”タイプの企業なのだろう。
現行システムの解析を進める中で、提案時に取得した要求仕様書では把握できない、長年の利用の中で複雑に作り込まれた構造となっていることが判明したため、当社はNHKに対し、解析の進捗状況、課題およびそれに対する対応策を随時報告し、共にその対応を検討してまいりました。
そりゃそうだろう。いや、要求仕様書なんて役に立たないだろ。今まで顧客から要求仕様が出てきて過不足なくピッタリなんてこと、無いじゃん。無いだろ。初期構築段階ではきれいな設計でその通り実装されていたとしても、数年エンハンスしながら使っていけば必ずおかしな実装が混ざりこむ。しかも仕様書・変更書などがきちんと記載されていないなどの問題があれば、他社から分かるわけないじゃん。最初からそういうものとして取り組むべき仕事であって、それを請負で受託するとかアタマイカレテル。頭がハッピー過ぎる奴らである。
発注側もまともなら、一社にまとめて全部出すようなことはしない。結果的に全てを同一社に発注することになるかもしれない(可能性高い)けど、要件確定までの調査・解析・要件定義書作成と、システム構築からテスト・移行は分ける。発注側も自分たちがプロジェクトマネジメントする気ならそうなる。
まとめできてた。
どうですかね。そこは裁判で明らかになるんだろうね。
IBM曰く、NHKが全く協議せずに訴訟起こしたのか。IBMがこのまま行けばデスマ確定でヤバいなって打診したらそこでいきなりNHKがブチ切れて契約打ち切った風に読める。 https://t.co/ewGwOGshQb
— カントク (@uokada) 2025年2月11日
草。
このあたりのシステム開発の闇みたいなのをNHKスペシャルでやって欲しい。 https://t.co/Wp42AUAGr6
— 廃便所™(和式染付) 𝕏 百円。 (@coffee_100en) 2025年2月11日
どっちかというと、裁判に勝ったNHK視点の新プロジェクトXだろw
結局システム更新はできていないプロジェクト、裁判に勝ったところで終わるの面白そうでしょ。