3つ貼るけど、基本的に同根の話である。
実際に「凄い仕事が出来るプログラマー」と「全然仕事ができない初心者プログラマー」をペアでアサインした結果、ベテランは1日の半分以上を初心者のフォローに費やして、最終的に半年後に二人とも相次いで退職するみたいな、誰も全く得をしない光景を見た事ある。 https://t.co/sfRQoPoZW4
— honeplus (@honeplus) 2025年1月31日
話題の元はこちら。
ぼくが一緒に働いているエンジニアチームに、ゴボウくんというエンジニアがいた。もちろんゴボウくんというのは仮名だけど、その仮名で話を進めることにしよう(ちなみにぼくのNoteでは仮名を使いたいときに野菜の名前を使うようにしているだけなので特段深い意味はありません)。
まだ大学を卒業して半年も経たないゴボウくん。背丈が低くこじんまりとした出立ちの彼は大学からアメリカに留学してきたインド人。くりくりの天然パーマにまんまるのフレームの黒メガネがトレードマークだ。
ゴボウくんは気のいいやつなんだけど、ちょっと抜けているところがあった。大事な話をちゃんと聞いていなかったり、一度説明されたことを周りのエンジニアに度々質問したりするクセがあった。そういった振る舞いは他のキレキレのエンジニアからすると目がつくようだったし、ぼくから見ても「若干足を引っ張ってるよな」と認めざるをえないところがあった。それでも大学を出てまだ半年も経っていないわけで「成長段階」とぼくなんかは思っていたわけだ。
全部引用になりそう(それは違法なコピペだろ)なので途中を飛ばす。上司のリサの言葉。
足を引っ張るエンジニアが一人でもいるとチーム全体のパフォーマンスが下がるの。ゴボウくんの周りのエンジニアはもう私にも不満を漏らしているからこれは早めに手を打たないと。
だいじょうぶ、私を信じて。仕事があんまり出来ないエンジニアがいなくなると驚くぐらいチームが機能するから。
このあと続くのは実際にパフォーマンスアップした話である。
いや、Amazonすげえな。ゴボウくんどこ行った?カット?
日本では正規雇用だとまず簡単に外せない。異動時期待てとかそういう話になる。派遣や請負なら切りようもあるけど。
興味深い。
いきなり話かけられるなどして脳に割り込みが入ると、しばらく生産性落ちる状態を表す
— ぐれさん (@grethlen) 2025年1月31日
"注意残余" (attention residue)
という言葉がございまして。プログラミングの文脈だけじゃなく、頭脳労働一般を指せるので、もっと流行ってほしい。
実はまとめとは関係なく、元ポストが消されたかアカウントが消えたかで引用リポストだけだとオーバーキルな奴があった。元ポストは「プロジェクトメンバーにはチャットに即レスポンスを求める」だった。引用リポストは「そんなPMがいたら、無能なので即クビ切り」だった。オレもそう思うけど。そもそもPMは複数タスクを同時進行で管理しているわけで、一個ずつ答えが返ってこないと仕事進みませんってのは無能過ぎてPMが務まらない。そもそも即答が必要ならミーティングか電話だろ。なんで非同期でOKなはずのチャットなんだよ。
作業者には作業に集中させろって話である。
最初の話に戻る。デキるプログラマーがいるとして、そのプログラマはかなり生産性が高いということになる。短時間で他のプログラマの数倍の生産物ができるだろう。ということは集中して思考を働かせ、それを手で打ち出していることになる。
そこにできないプログラマを付ける。単に雑用助手でデキプログラマが必要としたときだけ稼働すればいいのであれば問題はない。デキプログラマ外から割り込みが発生しないからである。しかし戦力として計算に入れる、育ててくれということなら話は別である。集中すべき時間を削って指導しなければならない。何か聞かれたら答えなければならない。これはデキプログラマの時間を奪っていることに他ならない。そして注意残余である。なかなか元に戻らない。
プログラマじゃなかったけど、オレも前にも書いたかもしれないけど設計書や提案書や企画書を書くときは休日に自宅でヘッドフォンでガンガンにBPM130以上の音楽を掛けて集中していた。
音楽は聞いているけど聴いてない。効いてはいる。雑音聞こえないからね。高BPM最高。
全部頭の中に展開しているので、その状態ならどんどんアウトプットできる。書き物だから章立てがあるけど、複数の章の整合性も並行で考えることができる。これが他者からの割り込みありでは難しい。MAXは基本設計書1日で完遂100ページ超かな。ベースがあって、その前に別システム用を1日で完遂60ページを作ってあった。中身は違うけど根幹は変わらないしフォーマットも60ページ時に作成済なのでスピードアップ。
会社では上司同僚部下や関係先、顧客から割り込みがあるので、割り込みあり前提でネットサーフィンしてた。いや、遊びながら集中を必要としない仕事もしてた。
オレはあまりお勧めできない方法で個人的なタスクは解決してたけど、チームビルディングとしてはどうだろうな。
普通の人に休日日中寝転がって音楽聞きながら資料作成とか、残業代も付かないし全くお勧めできない。それにオレは独身だから好きにできたけど家庭の事情としてそうはいかない人も多いだろうし。
日本だとオフィスのイメージって高位の役職者は独立の席はあるけど、それ以外は机を並べているし、仕切りもない感じ。話しかけんなよって時は話しかけんなよオーラを出すしかない。オーラが効くのはオーラを感じられる奴相手だけで、無神経な上司・同僚・部下には通じない。
オレなんて顧客と電話中に話しかけられたことあるもんな。オーラどころの話ではない。その時は両手を使えるようにするため、社内PHSにヘッドセット付けてPC操作しながら会話してたんだけど、無神経な奴にはそれさえわからなかったらしい。
日本も、集中が必要な職種にはもう少し独立したブースが必要だし、割り込み可不可は守られるべきだと思う。そこから始めないとハイパフォーマーを潰すことになる。チームとして最良の結果を求めるならヘタな平等は悪だと思ったほうがいい。