疑問に感じたことは無かったが、確かになにを引いているんだろう。
関連ポストを一気に貼り付ける。
なぜ「風邪を引く」と言うかについて、TBS「Nスタ」(1/9)で「貧乏くじを引く」「ババを引いた」という近代の表現と絡めて説明しており、驚きました。「風邪を引く」は平安時代からあることばで、時代的に不自然な説明です。番組がこの説をなぜ採用し、放送OKと判断したのか、不可解です。(続く) pic.twitter.com/dyzwt4mDKd
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2025年1月9日
「風邪を引く」の「引く」は、多くの国語辞典で「身に受け入れる」などと説明しています。たとえば、『三省堂国語辞典』の「風邪を引く」の項目では、「邪気のある風をからだの中に引き入れる」と説明します。その結果、いろいろな症状が起こるわけです。平安時代には「かぜ起こる」とも言いました。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2025年1月9日
「Nスタ」では〈昔、風邪は病気ではないとされていた〉と言いますが、平安時代にも「風病(ふうびょう)」(=古く、風の毒にあたって起こるとされた病気。風邪など。『大辞林』第3版)とか、「かぜのやまひ」とかいう言い方もありました。何をもって「病気ではない」と説明するのか、疑問です。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2025年1月9日
〈風邪には「かかった」とは言わない〉という部分も注意が必要です。〈なんだか風邪にかかったのですか〉(与謝野晶子)、〈つづいて激しき風邪にかかり〉(永井荷風)など、非常に多いとは言えないものの、わりあい見かけます。症状が重い場合は特に「かかる」が使いやすくなるようです。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2025年1月9日
この話題の最後には〈〔この話は〕どっかで使えそうだなと思うんですけど、あすには忘れてそうだなというふうに思います〉とコメントされ、「知らんけど」と言わんばかりのまとめ方でした。このニュース番組が、ことばの話題なら真偽はどうでもいいと考えているとすれば、賛成できません。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2025年1月9日
この記事と内容が似ているので、参考にしたのかもしれませんね。でも、記事で〈日本の「かぜ」には元々病気の意味はありませんでした〉というのは、「かぜを引く」の「かぜ」は元をたどればwindの意味だということで、番組で〈風邪は病気ではないとされていた〉というのは悪い伝言ゲームです。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2025年1月9日
また、記事で〈〔「風邪をひく」の〕「ひく」は〔略〕江戸時代以降の表現と考えられます〉というのは不可解です。『日本国語大辞典』では平安時代の「源氏物語」、中世の『日葡辞書』の例を出しています。インタビュー記事のため、説明が正確に記事に反映されていなかったのかもしれません。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2025年1月9日
Nスタ、ふてほどですね。