どこぞの雑なおじさんと違って読み応えのあるインタビュー記事だった。
「昭和100年問題」と呼ばれる年問題があります。西暦ではなく、元号である「昭和」を用いて、年の値を数字2桁固定で処理しているシステムが、COBOLなどで記述された企業や自治体の一部ソフトウェアに存在することに起因します。
当時の仕様のまま今も昭和換算で運用を続け、無理やり「2024年=昭和99年」などとみなしている場合、ちょうど昭和100年にあたる2025年に入ると、こうしたシステムが2桁超えの「100」を正常に処理できず、甚大なエラーを起こすのでは――。この懸念が、「昭和100年問題」です。
情報セキュリティの専門家で立命館大学情報理工学部教授の上原哲太郎さんは、「『昭和100年問題』は、大したことにならないでしょう。ほとんどの組織では改修済みのはず」と見ます。
昭和元年はすぐに出ないけど、昭和20年=1945年は戦後生まれとして何度も目にしてきた。なので2025年は昭和100年だというのはすぐに計算できる。そしてあと数日じゃん。
まあ、普通はね。
というのは、2019年に平成から令和へ改元したタイミングで、多くの組織は内部システムが年をどうカウントしているか見直したはずだからです。いまだに「昭和」ベースかつ2桁で年を認識しているシステムがあった場合、普通に考えれば、改修にあたるメンバーが「あ、数年後の2025年にまた年問題が起きるな」と気づきますよね。その時に、しかるべき対応を済ませたかと思います。
どこかの雑なおじさん曰く「若手にCOBOLを触らせるな」。どうやって移行する気なんだろう。当事者じゃないから適当なこと吹いているだけなんだけど。
上原:さすがに、完全にいなくなることはないと思いますよ。今もベンダーの現場なんかを訪問すると、しっかりとCOBOLを理解して扱えている若手エンジニアがたびたびいらっしゃいますし。
ただ、極端なCOBOL人材の不足により、保守や改修に関するベンダーへの委託コストがすさまじく高騰していくかもしれません。そうなると、いよいよ既存のシステムを捨て、別のプログラミング言語で新たなものを1からつくり直し、COBOL資産からどうにかしてデータを引っ越しさせる。こうした移行の必要性に迫られる組織が、ポコポコと出てくるかと思います。
――IPAが2016~2021年のソフト開発プロジェクト1476件を調べたレポートによれば、1位のJava(42.4%)に次ぎ、COBOL使用率は16.3%で2位でした。様々な課題が表出する中でも、COBOLベースのシステムを使い続ける組織が一定数存在するのはなぜですか。
上原:移行にも、大きなコストがかかるからだと思います。
意外とCOBOL残ってるのね。
Windows XPで行けるおじさんがたくさん発生していた2014年頃、「買ったものが使えなくなるとはどういうことだ?(怒)」とか見掛けた気がする。
――この先、エンジニア文化に馴染みの薄い伝統的な企業や官公庁は、新たな技術を取り入れる際、何に留意するべきだと思いますか?
上原:まず、どんな情報システムにも「寿命」があると、社会全体で認識しなくてはいけません。扱える人がいなくなることで「寿命」を迎えるし、その終末期には、しばしば大きなトラブルが発生するのだと。
ほとんどのシステムは、健全に「延命」するためには、定期的に大規模なコストを投下してリプレースをする必要があります。それが経営上どんなに苦痛を伴う事実だとしても、見て見ぬふりをやめて、この痛みと向き合わなくてはなりません。
そもそも「〇〇で行けるおじさん」、買ったら永久に使える物なんて存在しないといる普遍的な部分を理解していなくて困るんだけど。そういうおじさんが仕切っている以上、
どんな情報システムにも「寿命」があると、社会全体で認識しなくては
は重要である。情報システムだけじゃないけどな。
オレ、COBOLできるからお話待ってます。