2026年1月31日公開
どうも千日です。2026年2月の住宅ローン金利が、主要行・ネット銀行・フラット35までほぼ出そろいました。
今月の金利動向を一言で表すなら、 「変動は表面上は横ばいだが、固定は完全に次のステージに入った」 という月です。
変動金利は前月から据え置き。一方で、10年固定・20年固定・35年固定、そしてフラット35はいずれも明確に上昇しました。 特にフラット35(買取型)は2.26%と、前月から0.18%の上昇です。
数字だけを見ると、「固定はもう高い」「変動のほうがまだマシではないか」と感じる方もいるかもですが、重要なことは金利水準を過去との比較だけで評価しないことです。
この記事では、2月の金利速報を起点に、 変動金利と固定金利をどう比較し、 今月どのように見るべきか解説していきます。
- 2026年2月の住宅ローン金利|まず全体像を押さえる
- 変動金利はどこまで上がるのか?2027年までの現実的な想定
- フラット35の2.26%は本当に高いのか?
- 保証型・子育てプラスを使えば固定はさらに下げられる
- 変動と固定を比較する際の本当のポイント
- まとめ~2026年2月の判断の補助線
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2026年2月の住宅ローン金利|まず全体像を押さえる
最初に、今月の金利動向をタイプ別に確認しておきましょう。
変動金利は横ばいだが「安心材料」ではない
2月の変動金利は、主要行・ネット銀行ともに横ばいとなりました。

これだけを見ると、「変動は落ち着いた」と感じるかもしれません。
しかし、この横ばいは安定ではありません。 多くの銀行が、変動金利の見直し月を4月または5月に設定しているため、 2025年12月に実施された日銀の0.25%の利上げが、 まだ完全に反映されていないだけです。
つまり、現在表示されている変動金利は、 政策金利0.75%を織り込む前の数字であり、 これから借りる人も、すでに借りている人も、 「あと0.25%はほぼ確定で上がる」という前提で考える必要があります。
さらにその上がり幅については、銀行によって変わる可能性を含んでいます。変動金利が横ばいという見方は禁物です。
10年固定は0.2〜0.3%上昇、例外的に低い銀行もある
10年固定は、ほとんどの銀行で0.2〜0.3%の上昇となりました。

三井住友信託銀行やソニー銀行では、0.34%前後の引き上げです。
その中で目立つのが、auじぶん銀行の1.595%で横ばいという水準ですが、 10年固定は毎月金利が動く商品であり、 「今この数字が出ている」こと自体に過度な意味を持たせるべきではありません。
特定の銀行の一時的な低金利に引っ張られ、 住宅ローン全体を一本化してしまう判断は、 長期的にはリスクを高めることになります。
20年・35年固定は比較対象にならない


20年固定は3%後半から4%台、 35年固定も同様に3%後半から4%台に入りました。
この水準になると、 民間銀行の長期固定を選ぶ合理性はほぼないと思います。
フラット35は2.26%へ大幅上昇

フラット35(買取型)は2.26%。 前月から0.18%の上昇で、過去を振り返ってもかなり大きな上げ幅です。
ただし、ここで重要なのは、 「上がったかどうか」ではなく、「それでも割高なのか」 という点です。
変動金利はどこまで上がるのか?2027年までの現実的な想定
変動金利を判断する際に、 もっとも危険なのは「今はまだ低い」という理由で思考停止することです。
変動金利は、今後どこまで上がる可能性があるのか。 これは予想ではなく、日銀自身のスタンスから逆算できます。
日銀は「年に複数回の利上げ」を想定していることを明言しています。 仮に2026年中にあと2回(+0.5%)、 2027年にさらに2回(+0.5%)利上げが行われれば、 政策金利は1.75%に到達します。

この水準は、日銀が推計している中立金利レンジの下半分に位置しており、決して極端な引き締めシナリオではありません。
この場合、変動金利は 低い銀行でも2%前後、高いところでは2.25%程度まで上昇する可能性があります。
これから変動金利で借りる人は、「今の金利」ではなく、2%〜2.25%になった後の毎月返済額を基準に、 家計との相性を確認しておく必要があります。
フラット35の2.26%は本当に高いのか?
機構債との比較で見える政策的な低金利
住宅金融支援機構は、機構債を発行して資金を調達し、 その資金でフラット35を提供しています。

2026年2月の機構債の表面利率は2.78%です。 それに対してフラット35は2.26%。
つまり、0.52%の逆ざやを抱えながら貸している状態です。 民間金融機関では成立しない金利設定であり、 政策的な意図が明確に表れています。
10年国債より低い35年固定という異例の状況
さらに注目すべきは、 2月時点の10年国債利回りが2.27%だった点です。

国が10年間お金を借りる金利よりも、 個人が35年間固定で借りる住宅ローンのほうが低い。
これは市場原理では説明できず、 「まだ使える固定金利」だと断言できる状態です。
保証型・子育てプラスを使えば固定はさらに下げられる
フラット35は買取型だけで判断すべきではありません。 保証型を使えば、条件次第で金利をさらに下げることができます。
また、子育てプラスを使えば、 当初5年間、最大1%の金利引き下げが可能です。
条件が合えば、 当初5年間は1%前後、 場合によっては1%を下回る水準で 固定できるケースもあります。
固定金利が上がった今だからこそ、 制度の使い方が結果を大きく左右します。
変動と固定を比較する際の本当のポイント
比較で見るべきは、 「どちらが得か」ではありません。重要なのは、 どこまで上がったら耐えられなくなるか、 どこで天井を確定したいかの2点です。
変動は「今」ではなく「上がった後」、 フラットは「当初引き下げ後」と「その後」。 この前提を揃えてシミュレーションします。
そのうえで、 逆転点を自分の条件で把握する。 これが唯一、再現性のある判断方法ではないでしょうか。
まとめ~2026年2月の判断の補助線
2026年2月は、 変動は横ばい、固定は大幅上昇という月でした。しかし、変動は落ち着いたのではなく、 上昇が先送りされているだけです。
一方、フラット35の2.26%は、 機構債・国債と比較しても、 まだ割安な固定金利と評価できます。
今月の判断軸は次のようになるでしょう。
- 変動は、2%超まで上がっても家計が崩れないか。
- フラットは、今の水準で天井を確定する価値があるか。
これらを踏まえて必ずご自身の条件でシミュレーションを行い、 住宅購入計画を更新してください。
以上、千日のブログでした。
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