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GINJI200FN

2024年04月07日 05:00

 03/27-28のライブスタック 
先日、シュミットの「展示品販売セール」で、IRパスフィルター「IR800 PRO」を格安で入手しました。
そして、この日、田沢湖高原720m地点での12P/Pons-BrooKs彗星の電視に引き続き、そのフィルターを使い、試しに銀河を観望してみました。

満月から二日後の月齢16ということで、煌々と月が空に輝いています。
しかし、風もなく、冴え冴えとした空気質の良い夜で、月さえなければ絶好の観望日和です。

近赤外線のみを透過する、このフィルターの撮像結果が良ければ、今後、満月期にも銀河観望を楽しもうという皮算用です。

望遠鏡は、いつもの「SkyWatcher BKP250/F1000」ではなく、「GINJI200FN」、CMOSカメラ「ZWO ASI585MC」、「有線化ASIAIR」でのライブスタックです。 


                                                                         
〔M51(子持ち銀河)〕
りょうけん座
距離:2,310万光年
スクリーンショット 2024-04-07 011555
〔左〕ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット)  10秒×292(ASIAIR:Dark,Flat,Bias補正)
〔右〕画像処理後「画像」
2024.03.28  00:16-01:29 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)  +サイトロン IR800PRO(アメリカンサイズ)  +ZWO ASI585MC(Gain280 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
画像処理:10秒×276=46分00秒,PixInsight(WBPP=Dark・Flat・Bias補正,BXT),FlatAide ProRawTherapee(黒レベル)DeNoise AIPhotoshopCC(ハイパス)
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〔M63(ひまわり銀河)〕
りょうけん座
距離:約3,700万光年
スクリーンショット 2024-04-07 011721
〔左〕ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット)  10秒×287(ASIAIR:Dark,Flat,Bias補正)
〔右〕画像処理後「画像」
2024.03.28  01:38-02:50 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)  +サイトロン IR800PRO(アメリカンサイズ)  +ZWO ASI585MC(Gain280 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
画像処理:10秒×276=46分00秒,PixInsight(WBPP=Dark・Flat・Bias補正,BXT),FlatAide ProRawTherapee(黒レベル)DeNoise AIPhotoshopCC(ハイパス,カラーバランス)
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【 感  想 】
光の透過率が低いフィルターを使った場合に、ASIAIRのライブスタックは、コマ落ち(何割かのフレームがスタックされない)しますが、可視光全域がカットされてしまうはずのIR800では、そのようなことはありませんでした。


自分の影が地面にハッキリと落ちるような、
「とても明るい月の夜でも、IRのみ透過だと、銀河がここまで良く写るんだ!ビックリ」
というのが第一印象です。月夜や光害地では、このフィルターが有効だろうと思われます。


一方で、
「色味が無く、暗黒帯や陰影が薄くしか表れてこないので、ちょっと「のっぺらぼう」のようだ」とも感じました。
色彩、色要素が無いというのは、やはり寂しく、見栄えもしませんね。


今後、満月期に、これを使って銀河を視るか?と問われれば
「星が見たくて、禁断症状が出たら、その時使おう・・」といった所です。
あまり欲張らずに、満月期は休養せよということなのかも知れませんね。


 


2023年05月20日 10:00

(天体電視観望) ★5/11 赤経10h台の銀河を中心に攻める(2/3)  に続く電視観望の後半の模様です。
時刻は既に23時30分近く。
赤経10h台は西に傾き、月出の0時30分も迫ってきました。
ということで、ここで、方針転換!!
ここからは、赤経11h台、12h台、13h台から一つずつ銀河をピックアップして観望することにしました。
赤経11h台は「NGC3628(しし座3重銀河のうちの一つの「ハンバーガー銀河」)」
12h台は「M85とNGC4394」を同一視野で
13h台は、「M51(子持ち銀河)」
M51は、明るく面白い対象であるということもありますが、自分の中では、空の透明度を測る基準星にもしているので、よく観望する銀河です。


                                                                          
〔NGC3628(ハンバーガー銀河)〕
しし座、距離:4,500万光年
ししの後ろ脚部分にある「しし座三重銀河」のうちの一つで、残り2銀河の北側に位置しています。
活動銀河に分類されていて、銀河を真横から見るエッジオン銀河となっています。
エッジオンというと、薄いCDのような円盤を真横から見た銀河が多いのですが、この銀河は厚みがあり、かつハローが波打ち、暗黒帯も凄まじい程にはっきりしています。
NGC3628は「ハンバーガー銀河」と呼ばれていますが、どちらかというと「サンドウィッチ銀河」と言う方がイメージしやすいように思います。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-11 234755

コンポジット処理画像
20230511 07NGC3628(しし座3重銀河のうち)
【NGC3628(ハンバーガー銀河)】2023.05.11  23:29-23:48 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×45=11分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔M85,NGC4394〕
かみのけ座
距離:M85(右側の銀河)=6,030万光年,NGC4394(左側の銀河)=5,480万光年
しし座のレグルスと、うしかい座のアルクトゥルスのだいたい中間辺りに位置しています。
M85は楕円銀河のように見えますが、どう見ても腕の無さそうなM94(Croc's Eye Galaxy)などと同じように渦巻銀河に分類されています。種類がSA0なので、渦巻銀河ではあるが腕が判然としない銀河ということなのでしょう。よく見ると、上や右下にハローの突出が確認できます。
一方、NGC4394は、典型的な棒渦巻銀河です。棒状の中心部の両端から出た二本の腕が、約1周巻いているので、二重丸に見えます。
見かけが3.5分角のNGC4394が手前にあり、その奥、550万光年ほど先に見かけが約7分角のM85があるので、M85は相当に大きい銀河であることが分かります。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-12 003800

コンポジット処理画像
20230512 01M85NGC4394
【M85,NGC4394】2023.05.12  00:19-00:38 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×48=12分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔M51(子持ち銀河)〕
りょうけん座、距離:2,310万光年
北斗七星の持ち手の一番端の星、アルカイドから南西側に20分弱の所にあります。
小さめの銀河ながら、比較的近めの銀河で明るく、大気の影響を受けにくい天頂付近まで昇って来てくれる嬉しい天体です。さらには我々に対してフェースオンであり、さらには地球の南北を意識したかのように腕が配置され、さらにはその腕が綺麗に巻いているので、とても秀麗な銀河です。
さらには、上部(北側)の銀河M51Bと腕と暗黒帯が繋がり、互いに相互作用しているので、その姿は圧巻の一言に尽きます。
数々の好条件を備えたスーパーモデル並みの銀河なので、これは私の中では、視ておくべき天体のトップ10に入る対象となっています。
この日は、空の条件が良かったので、M51Bから弾き出された星々が淡い光芒で、上部、右側に確認できました。また、左側にも本当に微かですが光芒が見て取れます。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-12 005946

コンポジット処理画像
20230512 02M51(子持ち銀河)
【M85,NGC4394】2023.05.12  00:41-01:03 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×54=13分30秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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【まとめ】
この日は、計8天体を観望しました。
2日連続の田沢湖高原遠征だったのですが、月出が0時前後ということで撤収が早かったので、疲れはそれ程でもありませんでした。ただ、標高約700mでの観望なので冬装備をしているとはいえ、体は冷えました。
帰路は温かいラーメンを頭に描いて、かつ眠気に襲われないように「ラーメン!ラーメン!」の合言葉で自分を元気づけ運転してきました。
帰りの道中、「みちのくの小京都・角館」の街外れに麺類の屋内自動販売機があるので、そこで、まさかの「ラーメン」ではない「天ぷらうどん」を食べて、無事に帰着しました。

【「(ZWO)ASI678MC」について】
①ASI678MCはASI585MCと同様に、センサーの短辺の一方が明るく、もう一方が暗く赤くなるという特性を持っています。
私は、簡便に「FlatAide Pro」でフラット補正をしていますが、処理後も明・暗赤が残ってしまいます。
そもそも、1/1.8インチセンサーカメラは惑星撮影用なのかもしれませんが、星野を撮るに当たっては、
ASI585MCの件で前にも書きましたが、フラットフレームが必要になると思われます。
ASI678MCのGainを最初は「350」で使い、その後「280」、その後その中間で使ってきました。
「350」では、ライブスタックの前半でのノイズが酷く、徐々にGainを下げてきました。
しかし、「310」にすると、
プレートソルブ(ASPS(All Sky Plate Solver))の成功率が下がり、「300」にすると覿面にプレートソルブ(ASPS(All Sky Plate Solver))が利かなくなります。
プレートソルブとノイズとを勘案すると、Gainは「320~330」辺りが丁度いい所かなと思っています。





2023年05月19日 18:00

(天体電視観望) ★5/11 赤経10h台の銀河を中心に攻める(1/3)  に続く電視観望の中盤の模様です。
初っ端から横道に逸れましたが、本日のテーマである赤経10h台に戻りました。
時刻は22時を過ぎています。

                                                                          
〔NGC3198〕
おおぐま座、距離:4,950万光年
しし座のししの頭部と北斗七星の斗の中間点より少し斗寄りに位置しています。
約6分角の大きさで、明るさもそこそこあるので、見応えのある渦巻銀河です。
長い2本の腕が綺麗に巻いていますが、よく見ると、腕は上下に波打っています。
後で気付いたのですが、銀河のちょうど真上の星が楕円形になっています。初めは銀河かなとも思ったのですが、こんなに明るいはずがありません。他の恒星は、ほぼ丸くなっているので、明るさが似通った二重星なんだなと納得しました。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-11 222755

コンポジット処理画像
20230511 04NGC3198
【NGC3198】2023.05.11  22:09-22:28 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×59=14分45秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC3432(編針銀河)〕
こじし座、距離:6,780万光年
しし座のしし背中と北斗七星の斗のちょうど中間点辺りに位置しています。
StellariumにはDSO(銀河画像オブジェクト)が登録されておらず、画面に映し出されるまでワクワクでしたが、文字通り編針のように細長い相互作用銀河でした。
大きさは6分角以上あり、「NGC4490(まゆ銀河)」と同様に腕と暗黒帯が細長い銀河に螺旋状に巻き付いているように見えます。
「どうしてこうなった?」と思わせる、興味深い銀河ですが、左上の小さな銀河と腕が繋がっているので、その銀河との相互作用で、この形になったと思われます。
もう一つ、この銀河の中心は、どこなのかと疑問が湧きますが、画像をよく見ると、細長い銀河体のちょうど中程が少し明るくなっているので、そこが中心ではないかと思われます。
なお、右下にもボーとした銀河がありますが、そちらは「PGC32617」と付番されています。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-11 225953

コンポジット処理画像
20230511 05NGC3432(編針銀河)
【NGC3432(編針銀河)】2023.05.11  22:41-23:00 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×48=12分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC3227,NGC3226〕
しし座
距離:NGC3227(中心の銀河)=7,730万光年
NGC3226(上の楕円銀河)=7,630万光年
しし座のししの首の付け根に当たる星、アルギエバの直ぐ(4分弱)西に位置しています。
両銀河は、どちらも活動銀河に分類されており、100万光年しか離れていません。
合体途中の銀河のように見えますが、100万光年も離れているので、まだ近くにあるだけという状態だろうと思われます。
NGC3227の左上と右下に、薄っすらと腕の延長が見て取れますが、それを含めた腕が大きく乱れていないのもその論を補強します。
ただ、NGC3227の手前から右側に伸びる腕の暗黒帯が、特に太いので、実際には距離はもっと近くて、今まさに合体し始めたところなのかも知れません。
我々の銀河とアンドロメダ銀河は250万光年離れていますが、いずれ合体します。合体時には両銀河がどう変形し、どのようなプロセスを経て、どんな銀河になるのか、とても興味があります。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-11 232132

コンポジット処理画像
20230511 06NGC3227
【NGC3227】2023.05.11  23:03-23:22 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×54=13分30秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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(天体電視観望) ★5/11 赤経10h台の銀河を中心に攻める(3/3)に続きます。









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