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GINJI-200FN

2023年05月18日 17:00

珍しくそこそこ条件の良い晴天が続いたことから、前日に引き続き、5月11日も田沢湖高原で電視観望を行いました。
薄明終了(20時27分)時点で、しし座は、もう子午線を越えています。
春銀河の季節は、もうじき終わりを迎えるので、可能な限り多くの銀河を、今のうちに観望しておきたいところです。
当日は、赤経10h台(しし座の西側(ししの上半身)を含む南北ライン)の銀河を中心に攻めました。
望遠鏡は、笠井トレーディングのGINJI-200FN。CMOSカメラは1/1.8インチセンサーの「(ZWO)ASI678MC」です。
小さめの銀河の電視観望時には、銀河を大写しにできるので、この組み合わせが私の中ではベストです。
以下は、その前半の模様です。

                                                                           

一つ目の観望対象は、「NGC3311,NGC3312ほかの銀河群(勝手に命名してしまいました。)」です。
Stellariumで、観望対象を抽出している時に、次の画面を見て、赤い星2個と銀河の連なりの賑やかさに驚き、「これは、視なくちゃ、ダメでしょ!」と思っていた対象です。
スクリーンショット 2023-05-14 135901
南中時の高度が22度程と低い対象で、観望時の高度は、さらに低い18度強です。山の稜線にかからないか心配な程でした。
大気の影響を、もろに受けるだろうなと思いながら、駄目もとでライブスタックしてみました。

〔NGC3311,NGC3312ほかの銀河群〕
うみへび座
距離:NGC3311=2億0,250万光年,NGC3312=1億5,650万光年
位置関係は、若干アングルが違いますが、次のアノテーション画像を参照してください。
スクリーンショット 2023-05-11 212422
1億5千万光年から2億2千万光年の間に広がる銀河群です。楕円銀河NGC3311の隣にあるNGC3309だけは、距離が1億1千万光年とずっと手前にあります。
画像をよく見ると、小さな銀河がたくさん写っていて、銀河だらけの領域であることが分かります。
小さな銀河は2億光年より遠い、3~4億光年先にある銀河と思われ、宇宙の奥深さを感じます。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-11 205938

コンポジット処理画像
20230511 01NGC3311NGC3312銀河群
【NGC3311,NGC3312ほかの銀河群】2023.05.11  20:47-21:01 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain300 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×32=8分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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次の対象は、「アンテナ銀河」です。
赤経10h台を攻めると言いながら、早くも赤経12h台の「アンテナ銀河」に逸脱です。
子午線を越えた「からす座の台形」を見たら、「今日は、空が澄んでいるから、淡いアンテナ部分をクッキリと捉えられるんじゃないか。」との衝動に駆られてしまいました。
結果は、かなりの惨敗でした。
もっと長時間とか、別の作戦を考える必要があるようです。

NGC4038・NGC4039(アンテナ銀河)
からす座、距離:NGC4038=9,100万光年,NGC4039=9,100万光年
NGC4038・NGC4039(アンテナ銀河)は、いつかは綺麗にクッキリと見てみたい、撮ってみたいという、憧れの対象です。合体途中の銀河で、動いて来た軌跡(又は弾き出された腕)の星々が昆虫の触角のように2本伸びています。
ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-11 220517

コンポジット処理画像
20230511 03NGC4038(アンテナ銀河)
【NGC4038・NGC4039(アンテナ銀河)】2023.05.11  21:39-22:05 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×76=19分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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(天体電視観望) ★5/11 赤経10h台の銀河を中心に攻める(2/3)に続きます。





2023年05月14日 09:30

5月10日に田沢湖高原で電視観望を行いました。
当日は、高気圧に覆われ、雲の心配を一切することなく、観望ができました。
ただし、薄明終了が20:20頃で、月出が23:20頃なので、約3時間限りの電視となります。

当日のターゲットは「気になる銀河」です。
私は前から、観望したい(だいたい3分角以上の)銀河をリスト化していますが、その中から、これはと思う銀河の幾つかに望遠鏡を向けました。
小さなセンサーの「(ZWO)ASI678MC(1/1.8インチ)」、「(ZWO)ASI585MC(1/1.2インチ)」といったCMOSカメラを入手して以降、見かけの小さな銀河も観望対象となり、全てを見るには千年かかりそうです。
なぜならば、見て面白そうな銀河は夥しくたくさん有るのに対して、晴れの日は限られ、季節の移ろいで対象が観望可能な時期が限られ、見られたとしても電視観望で銀河を炙り出すのに最低でも20分位の時間がかかるからです。

さて、電視。
(5/8  天体電視観望) ★5/8 M94(Croc's Eye Galaxy)を自宅から視る に引き続き、ダークフレームの適用が誤ったままなので、ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)のRGBが狂っていて、緑色に偏っています。御了承ください。)


                                                                          
〔NGC3344(スライス・オニオン銀河)〕
こじし座、距離:1,990万光年
大きさが4.5分角の綺麗な渦巻銀河です。約2千万光年先なので、私たちの銀河からは近い方なのですが、見かけが4.5分角しかないということは、小さな銀河の部類になると思われます。
しし座の「ししの背中」の北側に位置しています。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-10 214935

コンポジット処理画像
20230510 01NGC3344(スライス オニオン銀河)
【NGC3344(スライス・オニオン銀河)】2023.05.10  21:28-21:50 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×53=13分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC3359〕
おおぐま座、距離:7,500万光年
2本の腕+微細な何本かの腕が外に飛び出た「Sの字形」をした棒渦巻銀河です。形が珍しく印象的です。7,500万光年離れているのにこの大きさなので、結構大きな銀河と言えます。
北斗七星の「ひしゃくの先端の星(ドゥベー
)」の直ぐ近くにあります。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-10 221631

コンポジット処理画像
20230510 02NGC3359
【NGC3359】2023.05.10  21:53-22:22 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×57=14分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC3169,NGC3166,NGC3165〕
ろくぶんぎ座
距離:NGC3169(画面左側の銀河)=1億7,640万光年
NGC3166(画面ほぼ中央の銀河)=7,170万光年
NGC3165(NGC3166の右下の銀河)=データを見つけられないがNGC3166の少し手前
しし座の1等星レグルスから南に9°ほどの所に位置している3連の銀河です。
左側のNGC3169は、マクドナルドのハンバーガーにそっくりな活動銀河です。
NGC3166とNGC3165は、だいたい7千万光年先にある銀河で、案外近い位置関係となっています。
見かけ上、三つ並んで見えますが、左側のNGC3169は、右側の二つの銀河より、さらに1億光年先に位置しています。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-10 224801
ライブスタック画像(ShrpCap画面の全画面スクリーンショット(南北逆さまになっています))
スクリーンショット 2023-05-10 224821

コンポジット処理画像
20230510 03NGC3166
【NGC3169,NGC3166,NGC3165】2023.05.10  22:24-22:49 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×70=17分30秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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3対象を観望したところで、月出までの残りの時間は、メジャーな対象を視ることにしました。

                                                                          
〔M65,M66〕
しし座
距離:M65(画面右側の銀河)=参照できるデータなし。約3,500万光年だがM66より少しだけ遠い。
M66(画面左側の銀河)=3,580万光年
ししの後ろ脚部分にある「しし座三重銀河」のうちの2銀河です。M66の北側約40分の所に、残るNGC3628(ハンバーガー銀河)があります。
M65、M66は、どちらも渦巻銀河なのですが、M66は、ディスク状の銀河平面軸に対して、腕が上下に少し捻じれていて面白い形をしています。この2銀河は非常に近くにあって、相互作用を及ぼし合っています。M66の腕の捻じれも、その作用の結果と考えられます。・・が、M66だけ腕が波打っていて、M65は、ほぼ平坦な銀河平面軸を保っているので、M66の近傍にカメラで捉えきれない矮小銀河が別に在るのかも知れません。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-10 231829

コンポジット処理画像
20230510 04M65M66
【M65,M66】2023.05.10  22:52-23:23 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×59=14分45秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔M64(黒眼銀河)〕
かみのけ座
距離:2,400万光年
かみのけ座の銀河密集域とおとめ座の銀河密集域の間に位置する渦巻銀河です。
核の部分に暗黒帯があり、黒く見えるので、「黒眼銀河」と呼ばれています。
渦巻の腕は暗黒帯を伴っていないので、くっきりとしませんが、何層かに分かれていて、腕であることが見て取れます。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-10 235547

コンポジット処理画像
20230510 05M64(黒眼銀河)

【M64(黒眼銀河)】2023.05.10  23:31-24:01 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×49=12分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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プレートソルブが出来ないとか、色が変とかの、よくあるアクシデントに見舞われ、5対象しか観望できませんでしたが、「今日は、これ位にしてやる。」か・・・






2023年05月13日 18:32

5月8日。ようやく、月の出が遅くなり、薄明終了(20:23)から月出(21:50)までの短時間に電視観望できるようになりました。
さらに、当日は、雨上がりからの急激な晴れだったので、透明度の高い夜空が期待できました。
ただし、時間が短いので、自宅の庭からの観望です。
望遠鏡は、笠井トレーディングのGINJI-200FNです。
また、CMOSカメラは1/1.8インチの小さなセンサーの「(ZWO)ASI678MC」なので、対象を超弩級のクローズアップで見ることができるはずです。
ターゲットは、M94(Croc's Eye Galaxy)です。
M94は、ほぼほぼ天頂付近にあるので、光害があっても、よく見えるだろうと高をく括って望遠鏡を向けました。

なお、SharpCapのダークフレーム適用が以前のファイルとなっていたため、ライブスタック画像のRGBが狂い、ひどく緑色に偏っています。
プレートソルブが失敗続きの場合の「得意のSharpCapを立ち上げ直し」をした時に、ダークフレームが自動的に適用されていたので、いいなと思っていたのですが、ライブスタック画像の色がメチャクチャで、RGBそれぞれのパラメータを変えても 手に負えない状態でした。
後日、適用ダークフレームが観望直前にキャプチャしたものではなく、ひと月前くらいのファイルであったことに気付きました。
これまでも、時折、観望の最初から最後まで色が変になって修正できないことがありましたが、適合したダークフレームでない場合にこうなるんだなという、貴重な教訓を得ました。(反省)
また、下部の写真2枚とも、誤ったダーク減算が行われた画像となりますので、あしからず。

もう一つ、当日は、雨上がりからの急激な晴れだったのですが、地表近くの湿度が高く、望遠鏡に露が付いてしまいました。かわいい望遠鏡ちゃんには、可哀想なことをしてしまいました。後で、メンテをしっかりとしておきます。

〔M94(Croc's Eye Galaxy)〕
りょうけん座、距離:1,600万光年
大きさが11分角もあるメージャー天体です。銀河の分類はSAabなので、渦巻銀河に分類されていますが、楕円銀河のようにボーっと広がっています。ただ、中心部が明るいのと、暗黒帯が何筋か見えるので、楕円銀河ではないと分かります。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-08 215817

ライブスタックSaveファイル(FITSファイル)からの写真起こし画像
20230508 02M94(Croc's Eye Galaxy)
M94(Croc's Eye Galaxy)】2023.05.08  21:37-21:59 秋田県大仙市 自宅
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×75=18分45秒,Dark補正)
画像処理:FlatAide Pro,DeNoise AI
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