以下の内容はhttps://seiyasi.blog.jp/tag/ASI678MCより取得しました。


ASI678MC

2023年08月10日 04:30

  前回の「ASIAIRでのライブスタック」で気になったこと 

7/26-27に行ったASIAIRでのライブスタックは、ASIAIRの有線LAN化に加え、マウント接続も有線化したことで、アクシデントもなくスムーズに視る・撮るすることができました。

しかし、ここで一つ気になる点が出てきました。
次の2画像を見てもらうと分かると思いますが、画像の右と左で背景の明るさが極端に違っているのです。
スクリーンショット 2023-07-27 002320

スクリーンショット 2023-07-27 012200
当日、使用していたCMOSカメラは「ASI585MC」です。
私が保有する「ASI585MC」と「ASI678MC」については、対となる辺(部分)に、このような明るさの極端な違いが生じることから、以前から、それに対処するためのFlat補正が必要になるだろうと各記事で書いてきました。
両カメラとも、イメージサークルの中心部しか使わない小さなセンサーなので、周辺減光はほぼ無いのですが、電気的な明るさのムラがあり、それに対処する必要があるということです。
でも、これまで使っていたSharpCapは、ある程度画像が暗めに表示され目立たないため、敢えて手間のかかるFlatフレームの適用などはせず、誤魔化して来ていました。
ところが、ASIAIRは「ライブスタック画像が明るめに表示(出力)」され、そのアラが顕在化してしまいます。
こうなれば、よりハイクオリティな電視観望を目指したい私としては、(やむを得ず?必要に迫られ?)、Flat補正をしたライブスタックをするしかありません。



  (LED)Flat板の製作 

Flatフレームを得るためには幾通りかの方法があるようですが、最近はLED光を使った方法が一般化してきているようです。
実は、私、半年程前に、LEDトレース台を使ったLED Flat板を作っていました。
製作に当たっては、「迷人会 YouTubeチャンネル」さんのYouTube動画「フラットフレームの撮影方法~LEDフラット編~「LEDパネル」を作ろう!」を参考にさせてもらいました。



上記動画では、明る過ぎるLEDトレース台の光を「アクリル・サンデーシート(スモーク透明)を4枚、メリヤスウエスを2枚」で減光させており、初めは私も同様に製作しました。
しかし、まだ明る過ぎる感じだったので、「アクリル・サンデーシート(スモーク透明)を2枚に減らして、その上にメリヤスウエスを2枚、更にその上へアクリル・サンデーシート(白・不透明)1枚」で減光させることにしてみました。
ネット発注時点で、白・不透明のアクリル・サンデーシートは光を透過するのか不明でしたが、届いてから実物で確認したら、光を程良く透過する材質となっていました。

IMG_1236
※上部の白い布は、収納時のアクリル・サンデーシート(白・不透明)保護用のメリヤスウエスです。
トレース台の使用しない部分は、黒の養生テープで塞ぎました。
サンデーシートは30㎝×30㎝なので、ギリギリ25㎝反射望遠鏡にまで使えそうです。

7/27-28は、このFlat板を使って、露光1秒にしてフラットフレームを取得しました。
減光方法、フラットフレーム取得時の露光時間等については、今後、実地で使用してみて、調整していくつもりです。

※((当日は、Dark、Biasフレーム撮影の後に、Flatフレームを撮ったのですが、Darkフレーム取得時に鏡筒にキャップをしていて、そのまま天頂に向け、キャップ付きのままFlat板を載せてFlatフレームを撮るという、痛恨のミスを犯してしまいました。Lightフレームの設定時に、適用させようとしたFlatフレームが余りに均質だったので、そこでミスに気付きました。仕舞い込んだFlat板を再度装着し、やり直し。本当にトホホです。))



  Flatフレームを適用させての初ライブスタック 

ここからは、Dark、Bias補正に加えて、Flat補正をしての初めてのライブスタックです。
以前のように極端な明るさのムラはありませんが、各所が若干暗く、幾分ムラが残っているようにも見えます。
でも、まあ、合格点としましょう。

                                                                           
〔ステファンの五つ子(NGC7317-20)〕
ペガスス座
距離:ステファンの五つ子(中央の銀河群・附番は右下から反時計回り)
NGC7317=3億5,230万光年,NGC7318A・B=?
NGC7319=3億0,330万光年,NGC7320=2億3,380万光年
この日は、ディザリングをこれまでの「2分(15秒×8フレーム)に1回」から、「3分(15秒×12フレーム)に1回」に変えてみました。
頻繁にディザリングが入り、つどつどの整定までに結構な時間がかかり、時間ロスが大きいためです。
このトライは、残念ながら縞ノイズがこれまで以上に激しく発生するという結果となりました。
今後は、時間がかかってもディザリングは短いスパンでかけるようにしたいと思います。
あと、この日はピントが甘く、輝星の中心が黒く抜けてしまいました。
画像処理時に各フレームを拡大してみたら、星がぼやけていて、とてもガックリしました。
後でしか結果が分からないのですが、反省点の多い夜となりました。

ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-07-28 022857

コンポジット処理画像
20230728 02NGC7317-20(ステファンの五つ子)
ステファンの五つ子(NGC7317-20)】2023.07.28  02:01-02:28 秋田県由利本荘市 南由利原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)  +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm)  +ZWO ASI678MC(Gain182 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
ASIAIRライブスタック(15秒×84=21分00秒,Dark,Flat,Bias補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC7497〕
ペガスス座
距離:7,860万光年
「ペガススの四辺形内」の右下部分にあります。
銀河の手前に我々の銀河内にある分子雲が北西方向に広がっていて、構図的に面白い対象です。
分子雲のモクモクをもっと出したかったのですが、無理でした。20㎝鏡でのライブスタックの限界をつくづく感じさせられました。
こうなると、保有している25㎝ニュートン反射鏡を投入したくなります。
しかし、重過ぎてオートガイドの精度が悪化してしまいます。
でも、分かっちゃいるけど、やめられない・・・ でしょう。

ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-07-28 030000

コンポジット処理画像
20230728 03NGC7497
NGC7497】2023.07.28  02:40-02:58 秋田県由利本荘市 南由利原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)  +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm)  +ZWO ASI678MC(Gain182 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
ASIAIRライブスタック(15秒×64=16分00秒,Dark,Flat,Bias補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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今後、各種パーツやASIAIRの各パラメータの微調整はあるにしても、だいたい、この辺りで「有線化ASIAIRシステム」は完成の域に達したのではないかと思っています。
直に新月期に入るので、そろそろ旬を迎える「秋の銀河」を「有線化ASIAIR」でライブスタックしていきたいと思います。





2023年07月21日 16:00

(電視観望) ★7/17-18 宮城県・神割崎遠征(有線化ASIAIRテスト)① の続きです。


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有線化ASIAIRでの電視観望
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引き続き、この日、テストで視た・撮った天体です。

                                                                          
〔M27(亜鈴状星雲)〕
こぎつね座
距離:861光年
1フレーム30秒露光で26枚スタックしたのですが、画像処理時点で約1/3のフレームがガイド不良でボツとなりました。
ライブスタックはどうにか出来ていますが、総露光時間が短いライブスタックで、みすみす30秒のフレームをたくさん棄てるのは、効率が悪いと感じました。


ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-07-17 222557

コンポジット処理画像
20230717 01M27(亜鈴状星雲)
M27(亜鈴状星雲)】2023.07.17  22:10-22:25   宮城県石巻市 神割崎
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain182 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
ASIAIRライブスタック(30秒×17=8分30秒,Dark,Bias補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔M51(子持ち銀河)〕
りょうけん座、距離:2,310万光年
これも1フレーム30秒の画像です。銀河の腕の濃淡がぼやけています。高度が低かったこともありますが、それだけではないでしょう。
やはり、私の機材では30秒露光は厳しいと感じました。
銀河のハロはよく出ていますが、以前に撮った1フレーム15秒露光の方が、腕の濃淡、暗黒帯がハッキリと出ています。
ガイドの精度、フレームの歩留まりの面から、以後30秒露光は無いなと思っています。


ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-07-17 225900

コンポジット処理画像
20230717 02M51(子持ち銀河)
M51(子持ち銀河)】2023.07.17  22:35-22:58   宮城県石巻市 神割崎
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain182 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
ASIAIRライブスタック(30秒×29=14分30秒,Dark,Bias補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC7331(Deer Lick Group)〕
ペガスス座
距離:5,320万光年
ここからは、これまでSharpCapで慣れ親しんできた、1フレーム15秒露光でのライブスタックです。
ASIAIRの調子も尻上がりに良くなってきました。
東の空を見ると、もうペガスス、アンドロメダが高くなってきています。
それ!秋の銀河へ。
NGC7331は、ステファンの五つ子と同一視野で撮られることの多い、あの大きめの銀河です。ASI678MCでクローズアップしました。
暗黒帯が特に美しい銀河で、周囲に見かけの小さな銀河が群れています。
雲が流れて来ましたが、観望を強行。
やはり、15秒露光の方が精細です。

ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-07-18 020753

コンポジット処理画像
20230718 02NGC7331(Deer Lick Group)
NGC7331(Deer Lick Group)】2023.07.18  00:47-01:07   宮城県石巻市 神割崎
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain182 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
ASIAIRライブスタック(15秒×61=15分15秒,Dark,Bias補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC7479(スーパーマン銀河)〕
ペガスス座
距離:1億1,970万光年
薄明開始の1時間前には雲に覆われて、観望が出来なくなりました。
それまでの短時間、雲を気にしながらNGC7479(スーパーマン銀河)を観望しました。

ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-07-18 022910

コンポジット処理画像
20230718 03NGC7479(スーパーマン銀河)
NGC7479(スーパーマン銀河)】2023.07.18  01:12-01:27   宮城県石巻市 神割崎
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain182 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
ASIAIRライブスタック(15秒×33=8分15秒,Dark,Bias補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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有線化ASIAIRが使用に堪えることを確認したので、
次回は、短めの鏡筒で短時間露光ライブスタックにより「夏の星雲」を狙いたいと思います。






2023年07月20日 04:30

前記事で書いたとおり、ASIAIRを有線化したのですが、その後、秋田県内は梅雨の長雨で、半月もテストが出来ない状態が続きました。
この後もしばらく晴れが見込めず、フラストレーションも限界に達したことから、7月17日に晴れの予報となっている宮城県・神割崎に遠征しました。


1 「有線化ASIAIR」での「ライブスタック動作確認」
有線化により、画像転送が速くなったことで、オートガイドでのライブスタックが、ほぼ正常に動作しました。
ほぼと言うのは、3/4は問題なくライブスタック出来るのですが、1/4程は、ガイドが大きく乱れて失敗することがあるためです。
また、時折、画面が凍り付いたり、画像転送に妙に時間がかかることがありました。
しかし、これにより、ガイドが大きく跳ね飛ぶということはなく、致命傷とはなりませんでした。
まあ、こんなものなのかなという感想です。
あと、1フレーム15秒露光とした場合、ライブスタックをスタートさせてから、最初の数フレームの画像転送が遅延し、画面表示されないという状態もみられました。その数フレームを過ぎると普通に画像転送が行われるので、問題とはなりませんでしたが。

何はさて置き、焦点距離800mmの望遠鏡と1/1.8インチというセンサーサイズの小さなASI678MC、それにWindowsパソコン上でのAndroidエミュレータ・ASIAIRアプリ、更にはオートガイドを噛ませ、Dark、Bias、(Flat)も適用するという「ハードルの高いライブスタック」がほぼ可能という結果に、まずまず満足することができました。

結局は、ASIAIR単体での遅いWi-Fiデータ転送では、オートガイドなどの動作に酷く支障を来すので、「ASIAIRはWi-Fiルーターを追加して有線化して使うべし」ということなんだろうと思います。

スクリーンショット 2023-07-17 224839


2 「ASIAIR」の「ライブスタック画像クオリティ」
SharpCapに比べて、画像が明るめに出力されます。また、カラーバランスがとても良いです。
先の記事で、「画質はSharpCapに比べて粗いようです。」と書きましたが、それはスタック画像が明るめに表示されるため、ライブスタックの前半で粗が目立ち、そう感じたようです。
最終的にSharpCapの画質とほぼ同等と言えるのではないかと思います。
カラーバランスが良い分、ASIAIRにアドバンテージがあるようです。

但し、ライブスタック画像のホットピクセル・クールピクセルの赤・青・緑の点(線)は、SharpCapよりも、多く、目立つように感じます。ダークフレームを適用しているはずなのに、どうしてなんでしょうね?
この点だけが「いまいち」なところです。

次に、画像の精細さについてですが、SharpCapと同等と感じました。
最初に画像転送の回数を減らすため、1フレーム30秒露光としたのですが、画像の精細さが足りないなと感じました。
次に1フレーム15秒露光としてライブスタックしたのですが、15秒露光では、いつものSharpCap1フレーム15秒露光と同等と思われました。(後でスクリーンショット画像・処理画像を以前の画像と比較してみて、同等であることを確認しました。)
赤道儀の性能、ガイド精度からして、ASIAIR・SharpCap共に、長い露光時間としない方が、精細さを得られるんだなという教訓を得ました。また、画像処理用フレームの歩留まりも良くなると予想されます。
次回は、10秒露光又は、もっと短い露光時間でライブスタックしてみようと思います。


3 「ASIAIR」の「プレートソルブ」
視野角が狭くなる1/1.8インチセンサーのASI678MCで、更にGain182という低めのGainでも、百発百中で、失敗がありません。
この点も、低Gainやフィルターに弱いSharpCap+ASPS・ASTAPより、ASIAIRの方が優れています。



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有線化ASIAIRでの電視観望
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ここからは、この日、テストで視た・撮った天体です。
ASIAIRとSharpCapの画像を比較するため、これまで何度も観望してきた天体をチョイスしました。

                                                                          
〔NGC6946(Fireworks Galaxy)〕
はくちょう座・ケフェウス座
距離:2,080万光年
珍しく、夏が旬の銀河です。見かけが比較的大きく見栄えがします。また、赤緯が+60°なので観望適期が長い天体でもあります。

ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-07-18 013840

コンポジット処理画像
20230718 01NGC6946(Fireworks Galaxy)
NGC6946(Fireworks Galaxy)】2023.07.17  23:40-24:37   宮城県石巻市 神割崎
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain182 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
ASIAIRライブスタック(15秒×156=39分00秒,Dark,Bias補正) ※複数回のライブスタックのフレームを画像処理
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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参考までに、以前に観望した〔NGC6946(Fireworks Galaxy)〕のSharpCapライブスタック画像等も掲載しておきます。
総露光時間は相違していますが、望遠鏡・CMOSカメラ等が同条件です。
ライブスタック画像・処理画像とも、ほぼ同様の精細さとなっています。
処理画像は、同じCMOSカメラから得られたデータなので、同様なんでしょうが、重ね合わせ等の技術的処理が入るライブスタックでも同等の精細さとなっています。
なお、ライブスタック画像については、SharpCapのカラーバランスが崩れています。(都度都度シビアなゲージでカラーバランスを調整する必要があり、かなり面倒です。)
一方のASIAIRの方は、カラーバランスを調整する機能が無いにもかかわらず、かなりいい線の色合いとなっています。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-19 013636

コンポジット処理画像
20230619 03NGC6946(Fireworks Galaxy)
NGC6946(Fireworks Galaxy)】2023.06.19  01:10-01:37 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain250 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×66=16分30秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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(電視観望) ★7/17-18 宮城県・神割崎遠征(有線化ASIAIRテスト)② に続きます。








2023年07月06日 05:00

「ASIAIR Plus」の導入 (ライブスタック・道半ば!) その1 の続きです。

前記事で、「素のままのASIAIR(Wi-Fiベース)のライブスタックは、オートガイドを噛ませると、Wi-Fiでの画像データ送信中にガイドが途切れて、ガイドが跳ねる。」
「結果として、オートガイドでのライブスタックは星像が却って悪化するため出来ず、ノータッチガイドでしかライブスタックができない。」と、私なりに結論付けました。


この状況を踏まえ、せっかく購入したASIAIRを活かすために、取り敢えず、ノートPCの接続を有線LAN化することにしました。
有線化は、私の以前の記事 「教えて!ASIAIRを安定動作させるために最適なAndroidエミュレータ」 で、Wi-Fiルーターを使い、LANを有線化することで爆速になるとのコメントをいただいていたことがヒントになりました。
また、改めてネットを検索してみると、同様の対応をしておられる方が多数見受けられ、それらの記事を参考にシステムを組んでみることにしました。

それにしても、工場出荷状態ではうまく動作しない機能があり、購入者が各自銘々にオプションで機器を追加しなければ正常に動作しないというのは、どうなんだろうと思ってしまいます。
ASIAIRは先進的な機能が満載の魅力的な製品ですが、メーカーさんには、せめて買ってすぐ、全機能が問題なく使えるというレベルの物を販売してほしいと切に願います。


Ⅰ 「 LANポートの無い薄型ノートPC」に有線LANを繋ぐ
有線LAN化するに当たり、初めは、中古ノートPCの購入を考えました。
なにせ、私の観望専用ノートPCは、薄型ノートPCで有線LANポートが無く、LANケーブルを繋ぐことができないのです。
でも、使い物になるか  ならないか分からない物(ASIAIR)に、中古とはいえ数万円の出費をするのは痛いということで、思い付いたのが、「有線LANアダプター」です。
LANをUSBに変換して、PCのUSBコネクター・メスに差し込むものです。
USB変換により、速度は幾分犠牲になるかもしれませんが、高速GigaLANアダプターといった高速を宣伝文句にしている製品が多数あるので、まずは購入して試してみることにしました。
IMG_1217

IMG_1215
ノートPCでのセットアップは、ドライバを入れるとか、設定をするとかは全く無く、ただ差し込むだけで、あっさり済みました。(Windows10、11では、差し込むだけでEthernetと認識されるとのことでした。)


Ⅱ 「Wi-Fiルーター」をステーションモードの「ステーション」にする
次に必要な物は「Wi-Fiルーター」です。
観望専用の物を購入するため、家電量販店へ行き、コンパクトで、そこそこ性能のよい物を探したのですが、一般家庭用の物は、高規格・高速を売りにしたものがほとんどで、コンパクトな物がありません。
小さく纏った物をネットで購入するには時間がかかるし、ここで方針転換。
Wi-Fi6とか言う新し目の規格のWi-Fiルーターを買って、新たに家庭内用とし、現在、家庭内で使用している数年前に購入したWi-Fiルーターを観望専用にお下がりにすることにしました。

この、少し古めのWi-FiルーターとASIAIRを、チープに輪ゴムで連結したのが次の画像です。
IMG_1218

この後、室内で架台、望遠鏡、CMOSカメラ、ASIAIR、Wi-Fiルーター等を実際に組み上げて、各種設定、動作確認を行いました。

まずは、PCのネットワークをASIAIRのWi-Fiに繋ぎ、ASIAIRのWi-Fiメニューで、Wi-FiルーターをStation ModeのStationに設定します。
スクリーンショット 2023-06-30 212812

次にPCのネットワークをSynScanのWi-Fiに繋ぎ、SynScanアプリの「メニュー・設定」-「SynScan Wi-Fi」で、Wi-FiルーターをStationに指定して、ステーションモードを有効にします。
スクリーンショット 2023-07-01 203857

続いて、PCのネットワークをStation ModeのStation「Wi-Fiルーター」のWi-Fiに繋ぎ、ASIAIRの〔望遠鏡マーク:Mount〕で、Mountを「skywatcher AZ-GTi/SynScan Wi-Fi」にします。
また、この画面ではSynScanWi-FiのIPの入力もしなければなりません。
SynScanWi-FiのIPは、SynScanアプリのWi-Fi接続時に一瞬表示されるIPの4連の数字を控えておき、それを入力します。

最後に動作確認。
ASIAIRで天体を指定して、Goto。無事に架台(EQ6R)が動いてくれました。
プレビュー画像も高速でPCに転送されてきます。やれやれ。


Ⅲ 「Wi-Fi」と「有線LAN」の画像データ転送速度の比較
最後に「Wi-Fi」と「有線LAN」の画像転送スピードを比較してみました。
画像転送時の画面をビデオ・キャプチャーしたものが、以下2件の動画です。

Wi-Fiでの画像データ転送画面

有線LANでの画像データ転送画面

有線LAN化したことで、画像転送が相当に速くなりました。
これで、オートガイドが正常に作動してくれればいいのですが・・・
さらに、画質のクオリティが自分の許容範囲内であることを願うばかりです。

これまで使ってきたSharpCap(Windowsベース)のシステムは、PCと架台がWi-fi(無線)接続、メイン・ガイドカメラはUSB接続と、非常にシンプルな構成でした。
対して、ASIAIRをベースにしたシステムは、機器点数が増え、それに伴い、ケーブル等の配線数も多くなり複雑化しました。(設置、撤収の手数が増えました。)
これで、画像のクオリティが低かったりしたら割に合わないな~と思っています。

まずは、システムを組み上げたので、近々に実地でのテストを行いたいと思います。





2023年07月04日 05:00

先の私の記事 「教えて!ASIAIRを安定動作させるために最適なAndroidエミュレータ」 では、多数の皆様から、いろいろなアドバイスをいただきました。ありがとうございました。

先の記事以降、これまでに3回、「ASIAIR Plus」を短時間ながら使ってみたので、「その1」でライブスタックの結果を、「その2」で不具合への対応をアップしたいと思います。
使用機材と、ASIAIRへの要求レベルは、次のとおりです。

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 使 用 機 材
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ASIAIR    ZWO ASIAIR Plus(-32G) ※ASIAIRのWi-Fi利用
望遠鏡    笠井トレーディングGINJI-200FN
コマコレ   SkyWatcherコマコレクター(F4)
フィルター  ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) or サイトロン QBPⅢ(48mm)
CMOSカメラ  ZWO ASI678MC
オートガイド鏡 SkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI +PHD2
赤道儀    SkyWatcher EQ6R +SkyWatcher Wi-Fiアダプター
ノートPC  
Lenovo IdeaPad Slim 550(AMD Ryzen 5(14.0型/8GBメモリー/512GBSSD/Windows10)
Androidエミュレータ  BlueStacks  or  MEmu

初っ端から、焦点距離800mmの望遠鏡と1/1.8インチというセンサーサイズの小さなASI678MCで使用を試みるのは、ハードルが高いように思われます。
しかし、普段使いが上記の機材でのSharpCapライブスタックなので、敢えて同等での試用としました。
さらに、Windowsパソコン上でAndroidエミュレータを起動し、ASIAIRアプリを走らせます。
CPUが6コアの「Ryzen5」なら、力不足にはならないだろうと見積ってのことです。


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 ASIAIRへの要求レベル
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(1) 1/1.8インチセンサーのASI678MCでもプレートソルブやライブスタックが行える
(2) オートガイドを噛ませてのライブスタックができる
(3) Dark、Bias、Flatを適用してのライブスタックができる


「クオリティの高いライブスタック」を目標としている私としては、ライブスタックと言えども、オートガイドやDark等の適用は外したくありません。
なお、上記の要求レベルは、現状においてSharpCapで出来ていることです。(ライブスタック画像にBiasフレームを適用することだけは出来ませんが。)



Ⅰ (6/17-18) 使用1回目 =まずは使ってみる=
この日は、初回なので、まずは使ってみるというレベルでした。
以下は、前の記事「(電視観望) ★6/17-18 宮城県・神割崎遠征」からの引用です。

ライブスタックをしたのですが、メニュー項目の設定が不完全であった上に、風がとても強く、オートガイドが乱れに乱れるという状況でした。(パラーメータ、風のせいでは無かったようです。後述。)
次の画像は、NGC6946のライブスタック画面のスクリーンショットです。
なんと、星が十字になっています。
スクリーンショット 2023-06-18 024416
ところで、風はさて置き、
この日、ASIAIRのライブスタックで一番引っ掛ったのが、ダーク・バイアスフレームのキャプチャでした。
ライブスタックは、スタック前にダークフレーム等をキャプチャして、一枚一枚のフレームに適用させる必要があります。
Liveの設定でダーク、バイアスの露光時間設定等を行い、いざキャプチャしようとしたのですが、ダーク、バイアスの設定ウインドウ内にスタートボタンがありません。
アイコンメニューの隅から隅まで探しても、キャプチャ・スタートのボタンが見当たりません。
はて? こんな時は携帯電話でネット検索!
なに~、ダーク設定画面のOKを押して、ウインドウをいったん閉じ、メイン画面のスタートボタンを押すだって? びっくり。(スタートボタンを押しても、何をスタートさせたのかの表示がないのにもびっくり。)
LightとBias、Darkが並列という考え方なのね。
長時間撮影の思考回路なので、ライブスタック派の思考方法では思い付きませんでした。
これで、かなりの時間をロスしました。


Ⅱ (6/19-20) 使用2回目 =画像が時々しか更新されない=
この日は、普段SharpCapのライブスタックで行っている、1フレーム15秒露光をASIAIRで試してみました。
Light 15秒として、DarkとBiasの適用もさせました。
スクリーンショット 2023-06-19 221654(加工)
結果は、1フレーム露光しても、ライブスタック画像(画面)が随時更新されず、時折、忘れた頃に、画像が転送されて来て、相当前時点のフレームで以って画面が更新されるという、惨憺たるものでした。
15秒の露光時間では、ASIAIR内のデータ処理・Wi-Fiでのデータ送信が15秒以内にできず、処理が追い付かないのではないかと思われました。
また、ここで、上記画像の黄色丸印で囲ったガイドの跳ね上がりを不審に思わなかったことが、次回3回目の不本意な結果に繋がりました。
何はさて置き、満天の星の下で、思い通りの結果を出してくれないASIAIRの試用に時間を割くのは、もったいないので、次回は、「露光を30秒以上にしてみる」ことにして、即刻、SharpCapでのライブスタックに切り替えました。



Ⅲ (6/25-26) 使用3回目 =オートガイドが大きく乱れる=
月の入りが23:30過ぎと遅くなってきて、薄明開始までの好条件時間が2時間半程度しかないので、この日は、ASIAIRの試用だけ行うことにしました。
1フレームの露光時間を30秒としたことで、データ転送、画面更新は支障なく出来るようになりました。この点は一つの収穫でした。
しかし、下の画像のとおり、ガイドが時折、大きく乱れて、星が線上になってしまいます。
ガイドのパラメータを色々といじってみましたが、結局、改善には至りませんでした。
スクリーンショット 2023-06-26 010816
ガイドの跳ね上がりは、どうもWi-Fiでの画像転送時に起きているように感じられました。
スクショ右下の画像転送バーが現れてから消えるまで、1.5秒程から時折数秒かかりますが、その間、ガイドグラフが停止してしまいます。
画像転送バーが消えた後、ガイドグラフの線が再び動き出すのですが、前回停止した所からの再開となります。
要は、画像データ転送の間、ガイド鏡の画像とガイド信号の送受信が出来ていないと思われます。

「こりゃ、使いものにならない!」
(画像の転送が頻繁に発生するライブスタックは、Wi-Fiでのデータ転送の遅さがネックとなって、他機能を圧迫するため、使いものにならない。)
「ライブスタックはノータッチガイドでしか出来ないな。(ノータッチガイドだと星が楕円形になっちゃうよな~。)」
これが、「ASIAIRのライブスタック」に対する私の評価です。
ASIAIRのライブスタックをオートガイド、「Wi-Fiベース」で正常に行っている方がおられましたら、是非、方法等を教えてください。

次からは、ASIAIRの使用感です。

Ⅳ 「ASIAIR Plus」の利点(ライブスタック時)
(1) プレートソルブが秀逸
視野角が狭くなる1/1.8インチセンサーのASI678MCでも、難なくプレートソルブができ、失敗がありません。
また、ASI678MCに光量が少なくなるQBPⅢフィルターを装着しても、時間をかけることなくプレートソルブを成功させていました。
ASIAIRのプレートソルブは、どんな方法・星図・アルゴリズムを使用しているのか、とても興味のあるところです。
ASTAPやASPSは、視野角が狭くなるに従い、星のデータ数が多くなっていると思われますが、ASIAIRでは、逆転の発想で少ない星データでプレートソルブを行っているんじゃないかと勘繰ってしまいました。

(2) ライブスタック画像のカラーバランスが良い
SharpCapでは、対象天体やフィルターの種類によって、時々、調整不能なくらいにカラーバランスが崩れます。
それに比べて、ASIAIRのライブスタック画像は、明るく、「ああ、この星雲はこんな色だよね~」という風に発色してくれてカラーバランスが良いと感じます。
ただ、画質はSharpCapに比べて粗いようです。(まだ使い込んでいないので、評価が定まりませんが。)


Ⅴ 「ASIAIR Plus」の問題点(ライブスタック時)
(1) Wi-Fi(無線LAN)でのデータ転送遅延
先に書いたように、15秒露光といった、1フレーム短時間露光でのライブスタックでは、忘れた頃にしか画面が更新されません。30秒以上だと問題ないようです。
    
(2) ガイドが不安定
Wi-Fiでの画像転送時にガイドが停止してしまい、結果、ガイドが跳ねます。

(3) SynScanとASIAIRのデータが不整合(データの受け渡しが不完全)
SynScanで1スターアライメントをして、ASIAIRで対象を導入すると、対象より90度西側に向いてしまいます.。
手動で90度修正する必要があります。(その後のプレートソルブが完璧なので致命的ではないですが。)
子午線より西の星でアライメントして、そのまま西の対象を導入すると鏡筒が三脚に当たる危険性があります。
SynScan或いはSynScanのバージョンの問題なのかもしれません。
この点について、情報をお持ちの方がおられましたら、是非、コメントをお願いします。



※「ASIAIR Plus」の導入 (ライブスタック・道半ば!) その2  に続きます。
Wi-Fiでのデータ送信遅延の対策として、Wi-Fiルーターを使ってPCを有線LAN接続にしてみました。
先の記事 「教えて!ASIAIRを安定動作させるために最適なAndroidエミュレータ」 で、有線化することで爆速になるとのコメントをいただいていましたので、それを実行してみたものです。
なお、システムを組んだだけで、実地でのテストは未了です。







2023年06月29日 05:00

(電視観望) ★6/18-19 梅雨の中休み・田沢湖高原(2) の続きです。
望遠鏡は「笠井トレーディングのGINJI-200FN」、CMOSカメラは「ZWO ASI678MC」です。

当日後半は、銀河密集地帯が西空低くなってしまったため、これまであまり視ることの無かった、球状星団などを観望しました。

                                                                         
〔M12(Gumball Globular Cluster)〕
へびつかい座
距離:15,650光年
大きさが16分角の球状星団です。
ライブスタックでは色調整が不完全で、美しくなかったのですが、画像処理で色合わせしたら、綺麗になりました。密集から外縁までの星のグラデーションが何とも言えません。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-19 010708

コンポジット処理画像
20230619 02M12(Gumball Globular Cluster)
M12(Gumball Globular Cluster)】2023.06.19  00:54-01:07 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain250 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×35=8分45秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔NGC6946(Fireworks Galaxy)〕
はくちょう座・ケフェウス座
距離:2,080万光年
比較的近傍の銀河で、腕と色合いが美しい中間棒渦巻銀河です。大きさも11.5分角あるので、何度もリピートして観望している銀河です。
デネブから天の北極方向に約15度の所に位置しています。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-19 013636

コンポジット処理画像
20230619 03NGC6946(Fireworks Galaxy)
NGC6946(Fireworks Galaxy)】2023.06.19  01:10-01:37 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain250 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×66=16分30秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro
========================================

                                                                          
〔SH2-136〕
ケフェウス座
距離:? (Stellariumに距離データがありませんでした。)
面白い形の反射星雲です。
30分以上ライブスタックしたのですが、IR/UVカットフィルターでは、中央右側にある二つの蝸牛状の星雲の突起が明瞭になりませんでした。残念。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-19 021645

コンポジット処理画像
20230619 04SH2-136
SH2-136】2023.06.19  01:40-02:18 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain250 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×112=28分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================


この夜は、PHD2のガイドも安定し、9つの対象を観望でき、満足しました。
ASI678MCのGainを250に下げたのですが、画像処理してみて、「あり」だなと思いました。







2023年06月27日 05:00

(電視観望) ★6/18-19 梅雨の中休み・田沢湖高原(1) の続きです。
望遠鏡は「笠井トレーディングのGINJI-200FN」、CMOSカメラは「ZWO ASI678MC」です。

バリエーション豊かな遠い小さな銀河達を、小さなCMOSセンサーでクローズアップで視るのは、本当に面白いですよ。
Stellariumに画像が登録されていない天体(銀河)は、PC画面に表れるまでワクワクです。
また、特徴的な銀河だったりすると少し得した気分になります。


                                                                          
〔NGC5353銀河群〕
りょうけん座
距離:NGC5353(中央下)=1億1,640万光年
NGC5354(中央)=8,580万光年
NGC5350(中央上の渦巻銀河)=1億2,330万光年
赤色、青色の星と、銀河の取り合わせが美しいです。NGC5350の渦巻も綺麗です。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-18 234203

コンポジット処理画像
20230618 04NGC5353銀河群
NGC5353銀河群】2023.06.18  23:19-23:42 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain250 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×65=16分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔NGC5033(Waterbug Galaxy)〕
りょうけん座
距離:6,390万光年
4分角弱の渦巻銀河です。細く長い腕が特徴的です。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-19 000900

コンポジット処理画像
20230618 05NGC5033(Waterbug Galaxy)
NGC5033(Waterbug Galaxy)】2023.06.18  23:45-24:09 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain250 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×65=16分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔NGC6045他の銀河団〕
ヘルクレス座
距離:NGC6045(中央少し上の相互作用銀河)=4億8,600万光年
その他の銀河は概ね4億光年から5億光年
本当に銀河だらけで圧倒されます。
Stellariumでは、距離が4億光年から5億光年とされていますが、見かけからすると、もう少し近いようにも感じられます。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-19 005043

コンポジット処理画像
20230619 01NGC6045他大銀河団
NGC6045他の銀河団】2023.06.19  00:27-00:51 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain250 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×68=17分00秒,Dark,Flat補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

(電視観望) ★6/18-19 梅雨の中休み・田沢湖高原(3)に続きます。




2023年06月25日 05:00

6月18日は、前日に引き続き梅雨の中休みで、東北地方は晴れました。
前日は、宮城の神割崎まで足を延ばしましたが、当日は、ホームグラウンドの田沢湖高原での観望です。
薄明終了から薄明開始まで、時間が限られた中で、9個の対象を観望しました。
梅雨の晴れ間という、めったにない好機なので、試用を始めたばかりのASIAIRでの冒険は封印し、従前どおりSharpCapでライブスタックしました。
前日に引き続き、望遠鏡は「笠井トレーディングのGINJI-200FN」、CMOSカメラは「ZWO ASI678MC」で、超新星出現1カ月経過のM101や、メジャーではない小さ目の銀河等を狙いました。


なお、前日の神割崎で、ASIAIRを試用したのですが、CMOSカメラ「ZWO ASI678MC」の設定で、GainのMiddleが「182」となっていたので、へ~、そんな低くてもいいんだということで、SharpCapのGain設定を、これまでの「300~350」から「250」に下げてみました。
ただ、これがライブスタックの仇となりました。
輝度を従前どおり「100」のままとしてしまっていたのです。
ヒストグラムの左の裾野が見えないことに違和感を感じながらも、対象を次々にライブスタックして最後まで通してしまいました。
Gainを下げたら、輝度を上げるべきだったのですね。
Samさんの「ほしぞloveログ」SharpCapのリアルタイムダーク補正 を見て、遅まきながら過ちに気付きました。
「ダークフレーム取得時点で山の左が欠けていないことを保証する」「(ライブスタック時には)ヒストグラムに山の左側に欠けがないように再び設定する」だったのですね。

したがって、当日のライブスタック画像は、カラーバランスが狂っていて、見苦しくなっています。
悪しからず。
また、Gainを下げたことで、露光不足により、逆にノイズが多くなっています。その点も悪しからず。


                                                                         
〔M101〕
おおぐま座
距離:2,080万光年
超新星が出現して、約1カ月が経ちましたが、まだまだ明るさを保っているようです。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-18 221523

コンポジット処理画像
20230618 01M101(回転花火銀河)
M101】2023.06.18  21:47-22:16 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain250 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×71=17分45秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔NGC5296,NGC5297〕
りょうけん座
距離:NGC5296(小)=?
NGC5297(大)=1億2,330万光年
相互作用銀河です。大きい方のNGC5297は3.25分角あります。
相互作用で長く伸びた淡い腕を出したいと炙り出したら、背景がノイズまみれになってしまいました。


ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-18 224940

コンポジット処理画像
20230618 02NGC5297
NGC5296,NGC5297】2023.06.18  22:27-22:50 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain250 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×56=14分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔NGC5371〕
りょうけん座
距離:1億2,330万光年
活動銀河で、大きさは約5分角です。Stellariumに画像が登録されていませんが、ある程度大きいので、おもしろい対象だと思います。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-18 231623

コンポジット処理画像
20230618 03NGC5371
NGC5371】2023.06.18  22:53-23:16 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain250 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×70=17分30秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

(電視観望) ★6/18-19 梅雨の中休み・田沢湖高原(2)に続きます。




2023年06月22日 16:00

月出が夜半近くなる6月10日以降、晴れる日がなく、一日も観望ができていないことから、6月17日に神割崎へ遠征しました。
秋田県内は、晴れるものの雲がかかる予報で、宮城県は雲なし晴れの予報だったので、210㎞車を走らせました。
しかし、薄明終了時点で神割崎は雲がかかっていました。
その後、徐々に雲が切れてくれて、観望可能となりました。

この日は、ガイドカメラをQHY5L-IIMからASI120MM-MINIに変えたので、「ガイド鏡のピント合わせ」から始めなければなりません。
さらに、後半はASIAIRを初投入して試用する予定です。
薄明終了から薄明開始まで5時間ちょっとと、時間が限られた中で、いろいろなタスクをこなさなければならいので焦ります。

======================
銀河の電視観望
======================
せっかく宮城まで車を走らせてきて、撮れ高なしでは情けないので、まずは、いつも通りSharpCapで2つの銀河を観望、データ保存。
望遠鏡は「笠井トレーディングのGINJI-200FN」、CMOSカメラは「ZWO ASI678MC」です。
春の銀河たちは、もう西に傾いていて、南西方向にある仙台の光害をもろに受けるので、天頂近辺にある銀河を視ることにしました。
「ASI678MC」は、センサーが小さく、銀河をクローズアップできるので、観望対象が夥しい数に上るため、何を視るか迷ってしまいます。
まずは、3月末に一度視たものの、薄雲・靄のノイズまみれで撃沈した、NGC5985に再チャレンジ。
その後は、NGC5985の近くにあるSplinter Galaxy。


                                                                          
〔NGC5981,NGC5982,NGC5985〕
りゅう座
距離:NGC5981(右)=1億8,130万光年
NGC5982(中央)=1億4,060万光年
NGC5985(左)=1億9,930万光年万光年
見かけ上、3つの銀河が一列に並んだ三連銀河です。
左側のNGC5985は、渦巻が美しく、大きさも4.5分角あります。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-17 224802

コンポジット処理画像
20230617 01NGC5981NGC5982NGC5985
NGC5981,NGC5982,NGC5985】2023.06.17  22:20-23:07
宮城県石巻市 神割崎
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain325 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×62=15分30秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔NGC5906(Splinter Galaxy)〕
りゅう座
距離:5,900万光年
ほぼエッジオンで、大きさが8.5分角もあるので、見映えのする銀河です。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-06-17 233544

コンポジット処理画像
20230617 02NGC5906(Splinter Galaxy)
NGC5906(Splinter Galaxy)】2023.06.17  23:10-23:38
宮城県石巻市 神割崎
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4) +ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain325 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×72=18分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================


======================
ASIAIRの試用
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この日、初めてASIAIRを使ってみました。
WindowsノートPCでAndroidエミュレータ「BlueStacks」を起動し、ASIAIRアプリを走らせる式です。
ライブスタックをしたのですが、メニュー項目の設定が不完全であった上に、風がとても強く、オートガイドが乱れに乱れるという状況でした。
次の画像は、NGC6946のライブスタック画面のスクリーンショットです。
なんと、星が十字になっています。
スクリーンショット 2023-06-18 024416

ところで、風はさて置き、
この日、ASIAIRのライブスタックで一番引っ掛ったのが、ダーク・バイアスフレームのキャプチャでした。
ライブスタックは、スタック前にダークフレーム等をキャプチャして、一枚一枚のフレームに適用させる必要があります。
Liveの設定でダーク、バイアスの露光時間設定等を行い、いざキャプチャしようとしたのですが、ダーク、バイアスの設定ウインドウ内にスタートボタンがありません。
アイコンメニューの隅から隅まで探しても、キャプチャ・スタートのボタンが見当たりません。
はて? こんな時は携帯電話でネット検索!
なに~、ダーク設定画面のOKを押して、ウインドウをいったん閉じ、メイン画面のスタートボタンを押すだって? びっくり。(スタートボタンを押しても、何をスタートさせたのかの表示がないのにもびっくり。)
LightとBias、Darkが並列という考え方なのね。
長時間撮影の思考回路なので、ライブスタック派の思考方法では思い付きませんでした。
これで、かなりの時間をロスしました。


今後、ASIAIRの各設定を万全にして、習熟してきたら、ライブスタック画像をアップしていきたいと思います。
しばらくは、ASIAIRの癖などを確認しながら、試用を続けて行きます。







2023年06月04日 08:00

遅ればせながら、今年の3月の画像を整理したので、アップします。
「(電視観望)2023年3月のまとめ その2」 の続きです。

                                                                          
〔NGC4535(コープランドのLost Galaxy)〕
おとめ座
距離:9,000万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-28 021511

コンポジット処理画像
20230328 05NGC4535(コープランドのLost Galaxy)
【NGC4535(コープランドのLost Galaxy)】2023.03.28  01:55-02:15 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain340 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,ノータッチガイド
SharpCapライブスタック(15秒×57=14分15秒,Dark補正)
画像処理:StellaImage9(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔NGC4435(コープランドの目),NGC4438(コープランドの目),NGC4425〕
おとめ座
距離:NGC4435(上方の銀河)=6,680万光年
NGC4438(NGC4435の左下)=4,690万光年
NGC4425(右下)=5,480万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-28 023959

コンポジット処理画像
20230328 07NGC4435(コープランドの目)NGC4438
【NGC4435(コープランドの目),NGC4438(コープランドの目),NGC4425】
2023.03.28  02:19-02:40 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain340 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,ノータッチガイド
SharpCapライブスタック(15秒×46=11分30秒,Dark補正)
画像処理:StellaImage9(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔M88〕
かみのけ座
距離:4,700万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-28 030323

コンポジット処理画像
20230328 08M88

【M88】2023.03.28  02:44-03:04 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain340 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,ノータッチガイド
SharpCapライブスタック(15秒×43=10分45秒,Dark補正)
画像処理:StellaImage9(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔NGC5363,NGC5364,NGC5360〕
おとめ座
距離:NGC5363(上方の銀河)=5,410万光年
NGC5364(下方左)=7,040万光年
NGC5360(下方右)=7,010万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-28 032358

コンポジット処理画像
20230328 09NGC5364NGC5363
【NGC5363,NGC5364,NGC5360】2023.03.28  03:05-03:24 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain340 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,ノータッチガイド
SharpCapライブスタック(15秒×46=11分30秒,Dark補正)
画像処理:StellaImage9(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔NGC5566,NGC5560,NGC5569〕
おとめ座
距離:NGC5566(中央の銀河)=7,660万光年
NGC5560(右)=8,090万光年
NGC5569(左)=5,670万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-28 034532

ライブスタックSaveファイル(FITSファイル)からの写真起こし画像
20230328 10NGC5566(3重銀河)
【NGC5566,NGC5560,NGC5569】2023.03.28  03:26-03:46 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain340 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,ノータッチガイド
SharpCapライブスタック(15秒×80=20分00秒,Dark補正)
画像処理:FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================


3月は50天体を観望する目標でしたが、大きく届きませんでした。
アップした以外にも観望した天体はあったのですが、線状ノイズが酷くて表に出せないものもありました。
どうにも、天気には勝てません。
6月は、11h・12h台の天体から攻め始める予定です。
また、これまで、ずっとSharpCapを使ってきましたが、ASIAIR Plusの試用も始める予定です。




2023年06月03日 08:00

遅ればせながら、今年の3月の画像を整理したので、アップします。
(電視観望)2023年3月のまとめ その1 の続きです。

                                                                          
〔NGC3628(ハンバーガー銀河)〕
しし座
距離:4,500万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-15 000742

コンポジット処理画像
20230314 08NGC3628 (しし座3重銀河の内)
【NGC3628(ハンバーガー銀河)】2023.03.14  23:55-24:07 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain300 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×36=9分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔M51(子持ち銀河)〕
りょうけん座
距離:2,210万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-15 010710

ライブスタックSaveファイル(FITSファイル)からの写真起こし画像
20230315 08M51(子持ち銀河)
【M51(子持ち銀河)】2023.03.15  00:51-01:10 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain350 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×72=18分00秒,Dark補正)
画像処理:FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔M94(Croc's Eye Galaxy)〕
りょうけん座
距離:1,600万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-15 233714

コンポジット処理画像
20230315 11 03M94(Croc's Eye Galaxy)
【M94(Croc's Eye Galaxy)】2023.03.15  23:19-23:38 秋田県大仙市 自宅
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain350 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×73=18分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔M104(ソンブレロ銀河)〕
おとめ座
距離:2,930万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-28 012725

コンポジット処理画像
20230328 03M104(ソンブレロ銀河)
【M104(ソンブレロ銀河)】2023.03.28  01:09-01:29 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain340 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,ノータッチガイド
SharpCapライブスタック(15秒×70=17分30秒,Dark補正)
画像処理:StellaImage9(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔M61(Swelling Spiral Galaxy)〕
おとめ座
距離:5,250万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-28 015238

ライブスタックSaveファイル(FITSファイル)からの写真起こし画像
20230328 04M61(Swelling Spiral Galaxy)
【M61(Swelling Spiral Galaxy)】2023.03.28  01:32-01:53 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain340 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,ノータッチガイド
SharpCapライブスタック(15秒×81=20分15秒,Dark補正)
画像処理:FlatAide Pro,DeNoise AI
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「(電視観望)2023年3月のまとめ その3」に続きます。





2023年06月02日 08:00

遅ればせながら、今年の3月の画像を整理したので、アップします。
なお、「ライブスタック画像」は、前の記事でにも書きましたが、公開することなど考えていなかった頃のものなので、炙り出しが弱く貧弱です。あしからず。

                       
昨年12月から今年の2月まで、秋田県内は一日も天体観望できる日がなく、この間、宮城県の神割崎に計4回遠征しました。
3月に入り、秋田県内でも時折、晴れるようになり、3月中旬以降に田沢湖高原等で6回の電視観望を行うことができました。
しかし、晴れた夜に飢えていて、薄雲のかかる日や、透明度の低い日にも出動したため、かなりクオリティの低い電視観望となりました。
空に薄雲や靄がかかっていると、画像に線状ののノイズが無数に入りますが、後で画像を確認したら、6回の内、本当に透明度の高い日は月末の1日だけという状態でした。
また、薄雲や靄によりオートガイドが乱れに乱れ、ノータッチガイドに切り替えて観望した日もあり、そういった意味でもクオリティの低い観望が続きました。

次からは、そうした中で観望した天体です。かなりノイズまみれです。
観望対象は、「春の銀河」で、使用望遠鏡は「笠井トレーディングのGINJI-200FN」、CMOSカメラは「ZWO ASI678MC」です。
一度、「ASI678MC」で銀河をクローズアップで視てしまったら、画角の広いCMOSカメラに戻れなくなってしまいました。
雪が残り放射冷却が厳しい高原で、マウスを持つ手がブルブル震え、PC画面のボタンを押すのに一苦労したことが思い出されます。PC画面の前から基本離れない電視観望は、さながら行のようでもあります。


                                                                          
〔NGC3184(小回転花火銀河)〕
おおぐま座
距離:約4,000万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-14 222757

コンポジット処理画像
20230314 01NGC3180
【NGC3184(小回転花火銀河)】2023.03.14  21:37-21:58 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain350 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×60=15分00秒,Dark補正)
画像処理:StellaImage9(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔M95〕
しし座
距離:約3,260万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-14 225107

コンポジット処理画像
20230314 03M95

【M95】2023.03.14  22:35-22:50 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain300 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×40=10分00秒,Dark補正)
画像処理:StellaImage9(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
========================================

                                                                          
〔M96〕
しし座
距離:約3,130万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-14 231620

コンポジット処理画像
20230314 04M96

【M96】2023.03.14  22:57-23:16 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain300 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×50=12分30秒,Dark補正)
画像処理::PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔M63(ひまわり銀河)〕
りょうけん座
距離:約3,700万光年

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-03-15 004914

ライブスタックSaveファイル(FITSファイル)からの写真起こし画像
20230315 07M63(ひまわり銀河)
【M63(ひまわり銀河)】2023.03.15  00:32-00:50 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain350 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×68=17分00秒,Dark補正)
画像処理::FlatAide Pro,DeNoise AI
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「(電視観望)2023年3月のまとめ その2」  に続きます。





2023年05月20日 10:00

(天体電視観望) ★5/11 赤経10h台の銀河を中心に攻める(2/3)  に続く電視観望の後半の模様です。
時刻は既に23時30分近く。
赤経10h台は西に傾き、月出の0時30分も迫ってきました。
ということで、ここで、方針転換!!
ここからは、赤経11h台、12h台、13h台から一つずつ銀河をピックアップして観望することにしました。
赤経11h台は「NGC3628(しし座3重銀河のうちの一つの「ハンバーガー銀河」)」
12h台は「M85とNGC4394」を同一視野で
13h台は、「M51(子持ち銀河)」
M51は、明るく面白い対象であるということもありますが、自分の中では、空の透明度を測る基準星にもしているので、よく観望する銀河です。


                                                                          
〔NGC3628(ハンバーガー銀河)〕
しし座、距離:4,500万光年
ししの後ろ脚部分にある「しし座三重銀河」のうちの一つで、残り2銀河の北側に位置しています。
活動銀河に分類されていて、銀河を真横から見るエッジオン銀河となっています。
エッジオンというと、薄いCDのような円盤を真横から見た銀河が多いのですが、この銀河は厚みがあり、かつハローが波打ち、暗黒帯も凄まじい程にはっきりしています。
NGC3628は「ハンバーガー銀河」と呼ばれていますが、どちらかというと「サンドウィッチ銀河」と言う方がイメージしやすいように思います。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-11 234755

コンポジット処理画像
20230511 07NGC3628(しし座3重銀河のうち)
【NGC3628(ハンバーガー銀河)】2023.05.11  23:29-23:48 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×45=11分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔M85,NGC4394〕
かみのけ座
距離:M85(右側の銀河)=6,030万光年,NGC4394(左側の銀河)=5,480万光年
しし座のレグルスと、うしかい座のアルクトゥルスのだいたい中間辺りに位置しています。
M85は楕円銀河のように見えますが、どう見ても腕の無さそうなM94(Croc's Eye Galaxy)などと同じように渦巻銀河に分類されています。種類がSA0なので、渦巻銀河ではあるが腕が判然としない銀河ということなのでしょう。よく見ると、上や右下にハローの突出が確認できます。
一方、NGC4394は、典型的な棒渦巻銀河です。棒状の中心部の両端から出た二本の腕が、約1周巻いているので、二重丸に見えます。
見かけが3.5分角のNGC4394が手前にあり、その奥、550万光年ほど先に見かけが約7分角のM85があるので、M85は相当に大きい銀河であることが分かります。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-12 003800

コンポジット処理画像
20230512 01M85NGC4394
【M85,NGC4394】2023.05.12  00:19-00:38 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×48=12分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔M51(子持ち銀河)〕
りょうけん座、距離:2,310万光年
北斗七星の持ち手の一番端の星、アルカイドから南西側に20分弱の所にあります。
小さめの銀河ながら、比較的近めの銀河で明るく、大気の影響を受けにくい天頂付近まで昇って来てくれる嬉しい天体です。さらには我々に対してフェースオンであり、さらには地球の南北を意識したかのように腕が配置され、さらにはその腕が綺麗に巻いているので、とても秀麗な銀河です。
さらには、上部(北側)の銀河M51Bと腕と暗黒帯が繋がり、互いに相互作用しているので、その姿は圧巻の一言に尽きます。
数々の好条件を備えたスーパーモデル並みの銀河なので、これは私の中では、視ておくべき天体のトップ10に入る対象となっています。
この日は、空の条件が良かったので、M51Bから弾き出された星々が淡い光芒で、上部、右側に確認できました。また、左側にも本当に微かですが光芒が見て取れます。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-12 005946

コンポジット処理画像
20230512 02M51(子持ち銀河)
【M85,NGC4394】2023.05.12  00:41-01:03 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×54=13分30秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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【まとめ】
この日は、計8天体を観望しました。
2日連続の田沢湖高原遠征だったのですが、月出が0時前後ということで撤収が早かったので、疲れはそれ程でもありませんでした。ただ、標高約700mでの観望なので冬装備をしているとはいえ、体は冷えました。
帰路は温かいラーメンを頭に描いて、かつ眠気に襲われないように「ラーメン!ラーメン!」の合言葉で自分を元気づけ運転してきました。
帰りの道中、「みちのくの小京都・角館」の街外れに麺類の屋内自動販売機があるので、そこで、まさかの「ラーメン」ではない「天ぷらうどん」を食べて、無事に帰着しました。

【「(ZWO)ASI678MC」について】
①ASI678MCはASI585MCと同様に、センサーの短辺の一方が明るく、もう一方が暗く赤くなるという特性を持っています。
私は、簡便に「FlatAide Pro」でフラット補正をしていますが、処理後も明・暗赤が残ってしまいます。
そもそも、1/1.8インチセンサーカメラは惑星撮影用なのかもしれませんが、星野を撮るに当たっては、
ASI585MCの件で前にも書きましたが、フラットフレームが必要になると思われます。
ASI678MCのGainを最初は「350」で使い、その後「280」、その後その中間で使ってきました。
「350」では、ライブスタックの前半でのノイズが酷く、徐々にGainを下げてきました。
しかし、「310」にすると、
プレートソルブ(ASPS(All Sky Plate Solver))の成功率が下がり、「300」にすると覿面にプレートソルブ(ASPS(All Sky Plate Solver))が利かなくなります。
プレートソルブとノイズとを勘案すると、Gainは「320~330」辺りが丁度いい所かなと思っています。





2023年05月19日 18:00

(天体電視観望) ★5/11 赤経10h台の銀河を中心に攻める(1/3)  に続く電視観望の中盤の模様です。
初っ端から横道に逸れましたが、本日のテーマである赤経10h台に戻りました。
時刻は22時を過ぎています。

                                                                          
〔NGC3198〕
おおぐま座、距離:4,950万光年
しし座のししの頭部と北斗七星の斗の中間点より少し斗寄りに位置しています。
約6分角の大きさで、明るさもそこそこあるので、見応えのある渦巻銀河です。
長い2本の腕が綺麗に巻いていますが、よく見ると、腕は上下に波打っています。
後で気付いたのですが、銀河のちょうど真上の星が楕円形になっています。初めは銀河かなとも思ったのですが、こんなに明るいはずがありません。他の恒星は、ほぼ丸くなっているので、明るさが似通った二重星なんだなと納得しました。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-11 222755

コンポジット処理画像
20230511 04NGC3198
【NGC3198】2023.05.11  22:09-22:28 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×59=14分45秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC3432(編針銀河)〕
こじし座、距離:6,780万光年
しし座のしし背中と北斗七星の斗のちょうど中間点辺りに位置しています。
StellariumにはDSO(銀河画像オブジェクト)が登録されておらず、画面に映し出されるまでワクワクでしたが、文字通り編針のように細長い相互作用銀河でした。
大きさは6分角以上あり、「NGC4490(まゆ銀河)」と同様に腕と暗黒帯が細長い銀河に螺旋状に巻き付いているように見えます。
「どうしてこうなった?」と思わせる、興味深い銀河ですが、左上の小さな銀河と腕が繋がっているので、その銀河との相互作用で、この形になったと思われます。
もう一つ、この銀河の中心は、どこなのかと疑問が湧きますが、画像をよく見ると、細長い銀河体のちょうど中程が少し明るくなっているので、そこが中心ではないかと思われます。
なお、右下にもボーとした銀河がありますが、そちらは「PGC32617」と付番されています。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-11 225953

コンポジット処理画像
20230511 05NGC3432(編針銀河)
【NGC3432(編針銀河)】2023.05.11  22:41-23:00 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×48=12分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC3227,NGC3226〕
しし座
距離:NGC3227(中心の銀河)=7,730万光年
NGC3226(上の楕円銀河)=7,630万光年
しし座のししの首の付け根に当たる星、アルギエバの直ぐ(4分弱)西に位置しています。
両銀河は、どちらも活動銀河に分類されており、100万光年しか離れていません。
合体途中の銀河のように見えますが、100万光年も離れているので、まだ近くにあるだけという状態だろうと思われます。
NGC3227の左上と右下に、薄っすらと腕の延長が見て取れますが、それを含めた腕が大きく乱れていないのもその論を補強します。
ただ、NGC3227の手前から右側に伸びる腕の暗黒帯が、特に太いので、実際には距離はもっと近くて、今まさに合体し始めたところなのかも知れません。
我々の銀河とアンドロメダ銀河は250万光年離れていますが、いずれ合体します。合体時には両銀河がどう変形し、どのようなプロセスを経て、どんな銀河になるのか、とても興味があります。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-11 232132

コンポジット処理画像
20230511 06NGC3227
【NGC3227】2023.05.11  23:03-23:22 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×54=13分30秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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(天体電視観望) ★5/11 赤経10h台の銀河を中心に攻める(3/3)に続きます。






2023年05月18日 17:00

珍しくそこそこ条件の良い晴天が続いたことから、前日に引き続き、5月11日も田沢湖高原で電視観望を行いました。
薄明終了(20時27分)時点で、しし座は、もう子午線を越えています。
春銀河の季節は、もうじき終わりを迎えるので、可能な限り多くの銀河を、今のうちに観望しておきたいところです。
当日は、赤経10h台(しし座の西側(ししの上半身)を含む南北ライン)の銀河を中心に攻めました。
望遠鏡は、笠井トレーディングのGINJI-200FN。CMOSカメラは1/1.8インチセンサーの「(ZWO)ASI678MC」です。
小さめの銀河の電視観望時には、銀河を大写しにできるので、この組み合わせが私の中ではベストです。
以下は、その前半の模様です。

                                                                           

一つ目の観望対象は、「NGC3311,NGC3312ほかの銀河群(勝手に命名してしまいました。)」です。
Stellariumで、観望対象を抽出している時に、次の画面を見て、赤い星2個と銀河の連なりの賑やかさに驚き、「これは、視なくちゃ、ダメでしょ!」と思っていた対象です。
スクリーンショット 2023-05-14 135901
南中時の高度が22度程と低い対象で、観望時の高度は、さらに低い18度強です。山の稜線にかからないか心配な程でした。
大気の影響を、もろに受けるだろうなと思いながら、駄目もとでライブスタックしてみました。

〔NGC3311,NGC3312ほかの銀河群〕
うみへび座
距離:NGC3311=2億0,250万光年,NGC3312=1億5,650万光年
位置関係は、若干アングルが違いますが、次のアノテーション画像を参照してください。
スクリーンショット 2023-05-11 212422
1億5千万光年から2億2千万光年の間に広がる銀河群です。楕円銀河NGC3311の隣にあるNGC3309だけは、距離が1億1千万光年とずっと手前にあります。
画像をよく見ると、小さな銀河がたくさん写っていて、銀河だらけの領域であることが分かります。
小さな銀河は2億光年より遠い、3~4億光年先にある銀河と思われ、宇宙の奥深さを感じます。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-11 205938

コンポジット処理画像
20230511 01NGC3311NGC3312銀河群
【NGC3311,NGC3312ほかの銀河群】2023.05.11  20:47-21:01 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain300 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×32=8分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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次の対象は、「アンテナ銀河」です。
赤経10h台を攻めると言いながら、早くも赤経12h台の「アンテナ銀河」に逸脱です。
子午線を越えた「からす座の台形」を見たら、「今日は、空が澄んでいるから、淡いアンテナ部分をクッキリと捉えられるんじゃないか。」との衝動に駆られてしまいました。
結果は、かなりの惨敗でした。
もっと長時間とか、別の作戦を考える必要があるようです。

NGC4038・NGC4039(アンテナ銀河)
からす座、距離:NGC4038=9,100万光年,NGC4039=9,100万光年
NGC4038・NGC4039(アンテナ銀河)は、いつかは綺麗にクッキリと見てみたい、撮ってみたいという、憧れの対象です。合体途中の銀河で、動いて来た軌跡(又は弾き出された腕)の星々が昆虫の触角のように2本伸びています。
ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-11 220517

コンポジット処理画像
20230511 03NGC4038(アンテナ銀河)
【NGC4038・NGC4039(アンテナ銀河)】2023.05.11  21:39-22:05 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain315 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×76=19分00秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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(天体電視観望) ★5/11 赤経10h台の銀河を中心に攻める(2/3)に続きます。





2023年05月14日 09:30

5月10日に田沢湖高原で電視観望を行いました。
当日は、高気圧に覆われ、雲の心配を一切することなく、観望ができました。
ただし、薄明終了が20:20頃で、月出が23:20頃なので、約3時間限りの電視となります。

当日のターゲットは「気になる銀河」です。
私は前から、観望したい(だいたい3分角以上の)銀河をリスト化していますが、その中から、これはと思う銀河の幾つかに望遠鏡を向けました。
小さなセンサーの「(ZWO)ASI678MC(1/1.8インチ)」、「(ZWO)ASI585MC(1/1.2インチ)」といったCMOSカメラを入手して以降、見かけの小さな銀河も観望対象となり、全てを見るには千年かかりそうです。
なぜならば、見て面白そうな銀河は夥しくたくさん有るのに対して、晴れの日は限られ、季節の移ろいで対象が観望可能な時期が限られ、見られたとしても電視観望で銀河を炙り出すのに最低でも20分位の時間がかかるからです。

さて、電視。
(5/8  天体電視観望) ★5/8 M94(Croc's Eye Galaxy)を自宅から視る に引き続き、ダークフレームの適用が誤ったままなので、ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)のRGBが狂っていて、緑色に偏っています。御了承ください。)


                                                                          
〔NGC3344(スライス・オニオン銀河)〕
こじし座、距離:1,990万光年
大きさが4.5分角の綺麗な渦巻銀河です。約2千万光年先なので、私たちの銀河からは近い方なのですが、見かけが4.5分角しかないということは、小さな銀河の部類になると思われます。
しし座の「ししの背中」の北側に位置しています。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-10 214935

コンポジット処理画像
20230510 01NGC3344(スライス オニオン銀河)
【NGC3344(スライス・オニオン銀河)】2023.05.10  21:28-21:50 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×53=13分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC3359〕
おおぐま座、距離:7,500万光年
2本の腕+微細な何本かの腕が外に飛び出た「Sの字形」をした棒渦巻銀河です。形が珍しく印象的です。7,500万光年離れているのにこの大きさなので、結構大きな銀河と言えます。
北斗七星の「ひしゃくの先端の星(ドゥベー
)」の直ぐ近くにあります。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-10 221631

コンポジット処理画像
20230510 02NGC3359
【NGC3359】2023.05.10  21:53-22:22 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×57=14分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔NGC3169,NGC3166,NGC3165〕
ろくぶんぎ座
距離:NGC3169(画面左側の銀河)=1億7,640万光年
NGC3166(画面ほぼ中央の銀河)=7,170万光年
NGC3165(NGC3166の右下の銀河)=データを見つけられないがNGC3166の少し手前
しし座の1等星レグルスから南に9°ほどの所に位置している3連の銀河です。
左側のNGC3169は、マクドナルドのハンバーガーにそっくりな活動銀河です。
NGC3166とNGC3165は、だいたい7千万光年先にある銀河で、案外近い位置関係となっています。
見かけ上、三つ並んで見えますが、左側のNGC3169は、右側の二つの銀河より、さらに1億光年先に位置しています。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-10 224801
ライブスタック画像(ShrpCap画面の全画面スクリーンショット(南北逆さまになっています))
スクリーンショット 2023-05-10 224821

コンポジット処理画像
20230510 03NGC3166
【NGC3169,NGC3166,NGC3165】2023.05.10  22:24-22:49 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×70=17分30秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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3対象を観望したところで、月出までの残りの時間は、メジャーな対象を視ることにしました。

                                                                          
〔M65,M66〕
しし座
距離:M65(画面右側の銀河)=参照できるデータなし。約3,500万光年だがM66より少しだけ遠い。
M66(画面左側の銀河)=3,580万光年
ししの後ろ脚部分にある「しし座三重銀河」のうちの2銀河です。M66の北側約40分の所に、残るNGC3628(ハンバーガー銀河)があります。
M65、M66は、どちらも渦巻銀河なのですが、M66は、ディスク状の銀河平面軸に対して、腕が上下に少し捻じれていて面白い形をしています。この2銀河は非常に近くにあって、相互作用を及ぼし合っています。M66の腕の捻じれも、その作用の結果と考えられます。・・が、M66だけ腕が波打っていて、M65は、ほぼ平坦な銀河平面軸を保っているので、M66の近傍にカメラで捉えきれない矮小銀河が別に在るのかも知れません。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-10 231829

コンポジット処理画像
20230510 04M65M66
【M65,M66】2023.05.10  22:52-23:23 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×59=14分45秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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〔M64(黒眼銀河)〕
かみのけ座
距離:2,400万光年
かみのけ座の銀河密集域とおとめ座の銀河密集域の間に位置する渦巻銀河です。
核の部分に暗黒帯があり、黒く見えるので、「黒眼銀河」と呼ばれています。
渦巻の腕は暗黒帯を伴っていないので、くっきりとしませんが、何層かに分かれていて、腕であることが見て取れます。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット~拡大しています)
スクリーンショット 2023-05-10 235547

コンポジット処理画像
20230510 05M64(黒眼銀河)

【M64(黒眼銀河)】2023.05.10  23:31-24:01 秋田県仙北市 田沢湖高原
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×49=12分15秒,Dark補正)
画像処理:PixInsight(コンポジット),FlatAide Pro,DeNoise AI
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プレートソルブが出来ないとか、色が変とかの、よくあるアクシデントに見舞われ、5対象しか観望できませんでしたが、「今日は、これ位にしてやる。」か・・・






2023年05月13日 18:32

5月8日。ようやく、月の出が遅くなり、薄明終了(20:23)から月出(21:50)までの短時間に電視観望できるようになりました。
さらに、当日は、雨上がりからの急激な晴れだったので、透明度の高い夜空が期待できました。
ただし、時間が短いので、自宅の庭からの観望です。
望遠鏡は、笠井トレーディングのGINJI-200FNです。
また、CMOSカメラは1/1.8インチの小さなセンサーの「(ZWO)ASI678MC」なので、対象を超弩級のクローズアップで見ることができるはずです。
ターゲットは、M94(Croc's Eye Galaxy)です。
M94は、ほぼほぼ天頂付近にあるので、光害があっても、よく見えるだろうと高をく括って望遠鏡を向けました。

なお、SharpCapのダークフレーム適用が以前のファイルとなっていたため、ライブスタック画像のRGBが狂い、ひどく緑色に偏っています。
プレートソルブが失敗続きの場合の「得意のSharpCapを立ち上げ直し」をした時に、ダークフレームが自動的に適用されていたので、いいなと思っていたのですが、ライブスタック画像の色がメチャクチャで、RGBそれぞれのパラメータを変えても 手に負えない状態でした。
後日、適用ダークフレームが観望直前にキャプチャしたものではなく、ひと月前くらいのファイルであったことに気付きました。
これまでも、時折、観望の最初から最後まで色が変になって修正できないことがありましたが、適合したダークフレームでない場合にこうなるんだなという、貴重な教訓を得ました。(反省)
また、下部の写真2枚とも、誤ったダーク減算が行われた画像となりますので、あしからず。

もう一つ、当日は、雨上がりからの急激な晴れだったのですが、地表近くの湿度が高く、望遠鏡に露が付いてしまいました。かわいい望遠鏡ちゃんには、可哀想なことをしてしまいました。後で、メンテをしっかりとしておきます。

〔M94(Croc's Eye Galaxy)〕
りょうけん座、距離:1,600万光年
大きさが11分角もあるメージャー天体です。銀河の分類はSAabなので、渦巻銀河に分類されていますが、楕円銀河のようにボーっと広がっています。ただ、中心部が明るいのと、暗黒帯が何筋か見えるので、楕円銀河ではないと分かります。

ライブスタック画像(SharpCap画面のスクリーンショット)
スクリーンショット 2023-05-08 215817

ライブスタックSaveファイル(FITSファイル)からの写真起こし画像
20230508 02M94(Croc's Eye Galaxy)
M94(Croc's Eye Galaxy)】2023.05.08  21:37-21:59 秋田県大仙市 自宅
笠井トレーディングGINJI-200FN
SkyWatcherコマコレクター(F4)+ZWO IR/UVカットフィルター(48mm) +ZWO ASI678MC(Gain320 輝度100)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+QHY5L-IIM+PHD2
SharpCapライブスタック(15秒×75=18分45秒,Dark補正)
画像処理:FlatAide Pro,DeNoise AI
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