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2026年01月08日 05:00

★12/22-23 30cm鏡LiveStack ②~ Dusty Hand Galaxy(NGC2146) + 渦状腕の考察

の続きです。


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宮城県・神割崎、標高20m。
透明度が頗る低く、光害の影響大。星・天の川の光が弱い。
常時微風で、時折、1m~2mの風。
望遠鏡「SkyWatcher Quattro300P」、CMOSカメラ「ZWO ASI585MCPro」、「有線化ASIAIR」でのライブスタックです。

                                                                          
〔NGC2146(Dusty Hand Galaxy)〕
きりん座
距離:4,300万光年
(Stellarium赤方偏移値より:他サイトでは4,000~8,000万光年とかなり幅がある)

※黄色の枠内が観望領域です
スクリーンショット 2026-01-06 144546

ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット) 15秒×232
スクリーンショット 2025-12-23 003404
NGC2146は、きりん座の北部、天の北極に程近い所に位置する、見かけが5.7分の棒渦巻銀河です。
ただし、渦状腕に邪魔されて棒構造は見えていません。

この銀河は、11月15日に神割崎で見たのですが、途中から雲が懸り、再トライ案件となっていました。
また、2023年10月に25cm鏡で一度観望しているので、30cm鏡では、どれだけ精細に見えるのか、確認の意味での再観望です。

さて、この銀河は、渦状腕が銀河ディスクの垂直方向に波打ち乱れて、とても歪な形をしています。
また、手指のように分岐した暗黒帯が特徴的で、Dusty Hand Galaxyと呼ばれています。

因みに、この銀河については、ライブスタック中は、色がのらず、イマイチだなと思っていたのですが、後日、画像処理したらガーンと色が出てきて綺麗にしてやることができました。
明るい銀河は、このように大化けすることが多いので、面白いですね。
チョット得した気分になります。

画像処理後
20251222 03NGC2146-4-100
【NGC2146(Dusty Hand Galaxy)】 2025.12.22  23:23-24:32 (ASIAIRライブスタックDark,Flat,Bias補正)
宮城県石巻市 神割崎
SkyWatcher Quattro300P
SkyWatcherコマコレクター(F4)   +IDAS HEUIB-Ⅱ(48mm)  +ZWO ASI585MCPro(Gain280 輝度? -10℃)
SkyWatcher EQ8-R,オートガイドZWO Off-Axis Guider+ZWO ASI220MM-Mini
画像処理:15秒×194=48分30秒,PixInsight(WBPP,BXT),FlatAide Pro,RawTherapee(黒レベル,彩度他),DeNoise AI,Affinity(ハイパス,カラーバランス,彩度,明度他)
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 NGC2146の渦状腕についての考察  
ここで、怪しげな銀河について、恒例?の考察です。
チョット前には、NGC891を、やりましたが・・・

さて、この銀河の渦状腕は、棒渦巻銀河の多くがそうであるように、二本と見受けました。
が、見ていると、棒構造の両端から出るべき腕が、どこを起点にしているのか、どこへ繋がっているのか、頭の中が混乱して分からなくなってしまいます。
さらに、右下に伸びる腕とDusty Handはどの腕に繋がっているのかも覚束ない感じです。
こうなると、いろいろな説が考えられ、とても想像力を掻き立てられます。

私には、二本の腕が、どちらも一旦、銀河のディスク面より上方に持ち上げられて、その先で、今度は下方に押し下げられているように見えます。

そして、殆どの銀河が(左右)対称となっていることに鑑み、シンメトリーをキーワードに考察してみると・・・

スクリーンショット 2026-01-06 171120
棒構造の右側から出た腕(青線)が、手指様の暗黒帯(赤囲み)を伴い、左側で持ち上がった(緑囲み)後、右に向かっている。
一方、
棒構造の左側から出た腕(黄線)が、中心核の奥側にチラリと見えるHⅡ領域・暗黒帯(赤囲み)を伴い、右に向かって持ち上がった(緑囲み)後、その先で下方に伸びていく。
このように推測しました。
でも、実のところ、銀河の写り具合により、自説がコロコロ変わります。(汗)


さらに、NGC2146をこのように上下に波打たせた犯人(伴銀河?近傍の銀河?)探しをしてみるのも面白いと思います。
この画像に写ってはいませんが、
NGC2146の北東側約18分の所に、赤方偏移値が1.7倍大きい(2,890万光年差)NGC2146Aという渦巻銀河があり、これが最も怪しい存在です。
赤方偏移値は、あまり当てにならないので、「犯人ではない」と断定はできないと思います。

また、よくある隠し玉・・・ 「以前の銀河合体の名残で乱れている」
実はこの説が、現在、学術的には最有力のようです。







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