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2026年01月06日 05:00

★12/22-23 30cm鏡LiveStack ①~ 「ペルセウス座銀河団」と「オフアキの効果」について

前回の田沢湖高原遠征に続いて


12月22日に宮城県神割崎へ遠征しました。
当日は、神割崎で何度もお会いし、懇意にさせてもらっている、ブログ「かずの星の喫茶室」の「かずさん」が後から来られて、旧交を温めることができました。
かずさんは、私より5歳ほど年上なのですが、精力的に活動されていて、本当に励みになります。
また、いつもコーヒーなど御馳走になってばかりで、申し訳ない気持ちでいっぱいです。すみません。

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宮城県・神割崎、標高20m。
透明度が頗る低く、光害の影響大。星・天の川の光が弱い。
常時微風で、時折、1m~2mの風。
望遠鏡「SkyWatcher Quattro300P」、CMOSカメラ「ZWO ASI585MCPro」、「有線化ASIAIR」でのライブスタックです。

                                                                          
ペルセウス座銀河団~NGC1275 他〕
ペルセウス座
距離:NGC1272=1億7,520万光年
NGC1275(左中央やや下「PerseusA」)=2億2,480万光年
NGC1278=2億7,140万光年 他は省略

※黄色の枠内が観望領域です
スクリーンショット 2026-01-04 204843

スクリーンショット 2026-01-04 204701

ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット) 15秒×245
スクリーンショット 2025-12-22 221225

画像処理後
20251222 02NGC1275-100
【ペルセウス座銀河団~NGC1275 他】 2025.12.22  20:58-22:10 (ASIAIRライブスタックDark,Flat,Bias補正)
宮城県石巻市 神割崎
SkyWatcher Quattro300P
SkyWatcherコマコレクター(F4)   +IDAS HEUIB-Ⅱ(48mm)  +ZWO ASI585MCPro(Gain280 輝度? -10℃)
SkyWatcher EQ8-R,オートガイドZWO Off-Axis Guider+ZWO ASI220MM-Mini
画像処理:15秒×218=54分30秒,PixInsight(WBPP,BXT),FlatAide Pro,RawTherapee(黒レベル,彩度他),DeNoise AI,Affinity(ハイパス,カラーバランス,彩度,明度他)
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ペルセウス座銀河団は、毎年、観望している対象です。
これには、狙いが二つあって、一つ目は、銀河の道(銀河が右下から左、左から右上に連なっている放物線状の構造)に沿って連なる銀河を観賞することです。
今回は、いつもの縦構図ではなく、より銀河の道が分かりやすい横構図で見てみました。
賑やかな銀河の大集団が遠近感、奥行きを以って見ることができました。

さて、もう一つの狙いは、NGC1275の赤いフィラメントを捉えるというものです。
2024年は、「IDAS NGS1フィルター」を使いましたが、今回は、赤が強調される「IDAS HEUIB-Ⅱ」を使って、どこまでフィラメントを見ることが出来るかトライしてみました。
次が、今回のNGC1275の画像です。ハッブル画像と並べてみました。

左:(「ウィキペディア」のハッブル宇宙望遠鏡画像)  右:今回の撮像
スクリーンショット 2026-01-04 220246
結論から言って、赤強調とは言え「IR/UVカットフィルター」で、銀河全体とフィラメントを同時に捉えるのは難しいですね。赤く出てほしい所が、青になったりもしています。
二兎を追わず、フィラメントを捉えることに専念して、Hαフィルターやデュアルナローバンドフィルターを使った方が幸せになるようです。或いは、ブロードバンドにそれをミックスするかですね?
次回の作戦が決まりました。



 オフアキの効果や如何に?  
この日は、オフアキを付けて、2度目の観望です。
オフアキとカメラは、「ZWO Off-Axis Guider+ZWO ASI220MM-Mini」です。それを「SkyWatcher Quattro300P 焦点距離1,200mm」に装着しています。赤道儀は、「SkyWatcher EQ8-R」です。
カメラ前に、あの小さなオフアキを付けることで、焦点距離1,200mmのガイド鏡を同架したと同じ効果が得られるなんて驚きです。

なお、初回使用時は、ピントが合っておらず星が縦長だったのですが、この日、改めてピント出しをしたら、星が丸くなりました。
また、初回は風が強かったのですが、この日は、弱風であり、幾分マシな条件下でガイドすることができました。
この日の条件なら、評価できるかなということで、使用後の感想を述べます。

①PHD2のトータルRMSが改善した
これまでは、「SkyWatcher EVOGUIDE 50EDII 焦点距離250mm」に「1/3インチセンサーのZWO ASI120MM-Mini」で、オートガイドをしていて、トータルRMSは、良くて0.4秒位。だいたい目にするのが0.5秒から0.7秒といった感じでした。
それが、オフアキ使用では、良くて0.3秒。だいたい0.4秒から0.5秒の辺りで推移するようになりました。
グラフの線の収束具合は、格段に改善しています。
スクリーンショット 2025-12-22 214933

②ライブスタックの星像が小さくなった
これまでは、ライブスタックをしていて、時間経過とともに星が肥大してきてゲンナリすることが多かったのですが、オフアキ使用では、約1時間のライブスタックでも、それほど星が肥大せず好感触でした。

③画像処理に回せるフレームのクオリティが向上した
オフアキ使用前は、画像処理時に、星の流れや肥大により、平均的に1/4のフレームを捨てなければなりませんでした。
風の強い日などは、1/3以上のフレームを捨てることもありました。
それが、オフアキ使用後は、15%前後のフレームを除外するというふうに変わりました。
その15%は、かなり厳しめに選別しての捨てフレームなので、残りの85%のクオリティは、俄然良くなっています。
画像処理時にも、星がシャープになったなと何度も感じました。

④(波及効果)鏡筒のバランスが取れて安定した
これまでは、ガイド鏡のアリミゾが鏡筒の左側にあるため、鏡筒の左右のバランスが取れていませんでした。このバランス崩れは、ガイドにも影響していたと思われます。
オフアキ使用で、ガイド鏡を取り払ったら、鏡筒をどの方向に振ってもバランスが取れていて、とても安定しました。


以上の結果から、「オフアキを導入して良かった!」と切に思っています。
・ガイド星が見つからない
・カメラの前にオフアキのプリズムがあるため回折光に悩まされる
などなどのデメリットに今後、遭遇するかもしれませんが、今のところ、メリットしかない状況です。
オフアキは、望遠鏡の焦点距離が一定程度長い場合に、メリットが最大化されるもののようです。
あまりに長すぎると、星が見つからないという落とし穴が有りますがね。


まだ、キャリブレーション時の動作が何か変とか、キャリブレーション数値の調整が未了という問題が残っていますが、次回以降の星見が、今から楽しみです。
ガイド精度が上がれば、これまでより細かい所が、幾分良く見えるようになるだろうという期待が持てますからね。








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