の続きです。
この日は、「Abell370」にもトライしてみました。
超銀河団の銀河の集積と、ハッブル宇宙望遠鏡の画像で、Abell370の更に遠方にある銀河が、Abell370の重力レンズ効果で、超細長く引き伸ばされて見える「アレ」を捉えようという訳です。
(ハッブル宇宙望遠鏡の画像)
以前に、「やまぎりのブログ」の「やまぎり」さんが、同じ30㎝鏡で果敢に挑戦し、ほぼ捉えている記事を見ていたので、これは是非見ておかなければと思っていました。
秋も深まり、ようやく観望適期が巡ってきたので、満を持しての挑戦です。
秋も深まり、ようやく観望適期が巡ってきたので、満を持しての挑戦です。
10/11-12のライブスタック③
秋田県田沢湖高原、標高720m地点。久しぶりの澄んだ空。微風。
望遠鏡「SkyWatcher Quattro300P」、CMOSカメラ「ZWO ASI585MC」、「有線化ASIAIR」でのライブスタックです。
〔Abell370〕
くじら座
距離:Abell370=約50億光年
引き伸ばされて見える銀河の中で最も明るいもの=66.7億光年(「やまぎりのブログ」参照)
距離:Abell370=約50億光年
引き伸ばされて見える銀河の中で最も明るいもの=66.7億光年(「やまぎりのブログ」参照)
Abell370は、くじら座の北東部、M77(くじら座A)の南南西1°43分に位置する銀河団です。秋田でも南中時高度が48°と、そこそこ高い所まで昇ってくれます。
ただし、かなり暗くて、ASIAIRの露光2秒や5秒のプレビューでは、よく見えず、ネットで画像検索して、その星の配置を頼りに構図決めしなければなりませんでした。
取り敢えず、スタック開始。
ただし、かなり暗くて、ASIAIRの露光2秒や5秒のプレビューでは、よく見えず、ネットで画像検索して、その星の配置を頼りに構図決めしなければなりませんでした。
取り敢えず、スタック開始。
(ライブスタック総露光20分経過)
ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット) 15秒×206
画像処理後「画像」
ズームイン画像です。人工衛星が掠めました。
総露光10分辺りから、引き伸ばされた銀河=やまぎりさんが言うところの「ぴよ~ん」が、矢印の先に薄々見えてきていました。20分経過のこの画像では、かなりの確度をもって見えていると言っていいのではないかと思います。
(総露光48分経過)総露光10分辺りから、引き伸ばされた銀河=やまぎりさんが言うところの「ぴよ~ん」が、矢印の先に薄々見えてきていました。20分経過のこの画像では、かなりの確度をもって見えていると言っていいのではないかと思います。
ほぼ、捉えているなと確信しました。
ここまで写るとは思っておらず、興奮しました。
ここまで写るとは思っておらず、興奮しました。
ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット) 15秒×206
全体の画角の中では、銀河団は、ほぼ芥子粒です。さらに、ターゲット近くを人工衛星が掠めるオマケ付き。
15秒×206フレームまでライブスタックしたのですが、165フレーム以降は、斜鏡が曇ってボケていたので、画像処理では除外しました。したがって、実質、総露光約40分にボケ画像が加味されたスタック画像となります。
(ズームイン)
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中央のAbell370は、本当に、小さな粒々です。右上、左下にもAbell370程ではないものの銀河の集積らしきものが見えています。
でも、これらの光は、我々の太陽が輝き始める3~4億年も前に発せられた光なんですよね。それより前の光も多数含まれています。
この圧倒的スケールには、感動というより、それを通り越して、むしろ哲学的・観念的なものを感じてしまいます。そして、途轍もない過去と現在が、今ここで、何の違和感もなく同居していることに、ちょっと気味悪さも感じます。
Abell370は、いま、どんな姿をしているんでしょう。それが分かるのは、60億年後位でしょうか?
でも、これらの光は、我々の太陽が輝き始める3~4億年も前に発せられた光なんですよね。それより前の光も多数含まれています。
この圧倒的スケールには、感動というより、それを通り越して、むしろ哲学的・観念的なものを感じてしまいます。そして、途轍もない過去と現在が、今ここで、何の違和感もなく同居していることに、ちょっと気味悪さも感じます。
Abell370は、いま、どんな姿をしているんでしょう。それが分かるのは、60億年後位でしょうか?
【Abell370】 2024.10.12 00:47-02:02 (ASIAIRライブスタックDark,Flat,Bias補正)
秋田県仙北市 田沢湖高原
SkyWatcher Quattro300P
SkyWatcherコマコレクター(F4) +IDAS NGS1(48mm) +ZWO ASI585MC(Gain280 輝度?)
SkyWatcher EQ8-R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
画像処理:15秒×137=34分15秒,PixInsight(WBPP=Dark・Flat・Bias補正,BXT),FlatAide Pro,RawTherapee(黒レベル,彩度他),DeNoise AI,PhotoshopCC(ハイパス,カラーバランス,彩度)
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