ということで、この日は鳥海高原に出掛けました。
それにしても、薄明終了が21:03、薄明開始が翌2:14と、とても夜が短い!早く夏至が過ぎてほしいと願っています。
また、この夜は、超薄雲がベールのようにかかった空で、かみのけ座の散開星団Mel 111もハッキリと見えず、東から登ってきた天の川もボンヤリしていました。
高度が低い銀河は狙えないなと思いながらも、西に傾いた銀河密集地帯へ。行くしかないでしょ。
久し振りの晴れなのに、なんてこった。ですね。
06/07-08のライブスタック①
秋田県鳥海高原、標高450m地点。時折、弱風。ごく薄い雲が懸かっていて、あまりよろしくない空。望遠鏡「SkyWatcher BKP250/F1000」、CMOSカメラ「ZWO ASI585MC」、「有線化ASIAIR」でのライブスタックです。
〔M85,NGC4394〕
かみのけ座
距離:M85(右)=6,030万光年
NGC4394(左)=5,480万光年
かみのけ座
距離:M85(右)=6,030万光年
NGC4394(左)=5,480万光年
ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット) 10秒×206
画像処理後「画像」
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【M85,NGC4394】 2024.06.07 22:32-23:32 (ASIAIRライブスタックDark,Flat,Bias補正)
この両銀河は、マルカリアンチェーン西端から真北に約5°20′の所に位置しています。
右側のM85は、楕円銀河のように見えますが、レンズ状銀河で、濃淡のある構造が見えています。
見かけの大きさは、淡い所まで含めると約8分といった所で、外周に腕の痕跡が拡散していることから、思いのほか大きいです。
左側のNGC4394は、大きさ3.5分の円形をした棒渦巻銀河です。まん丸という形状は珍しく、中心部の構造もよく見えています。
この領域を視ようと思ったのは、NGC4394が面白い形をしているからなのですが、おまけと思っていたM85が大きくて、複雑な構造をしていたので、ちょっと得した気分になりました。
ところで、この対象は、ライブスタック開始時点の高度が39°、終了時点では28°になっていました。空の条件が良くない中だったので、ちょっと残念でした。月の時期や悪天候で動けないでいるうちに、季節がどんどん進んでいきます。まだまだリストには積み残しがドッサリ・・・
また、ピントも少し外しているようです。近くにある、しし座の尻尾の星「デネボラ」でピントを合わせてから、この対象にもっていったのですが、導入途中でドローチューブが少し動いてしまったようです。
EAFを付けていてドローチューブの固定ネジが使えないため、時折、こういうことが起きます。何らかの対応を考えなければなりません。
この日、SkyWatcher「EQ8-R」を、初めて投入しました。
私は、大口径志向・遠征派なのですが、架台部分においては、行き着く所まで行ってしまった感じです。
これまで使ってきたEQ6Rも精度的には十分なのですが、今後の展開と、より高い安定性を求めてEQ8-Rを導入しました。
赤道儀本体、ピラー三脚、バランスウエイト・・・ それぞれが、かなりの重さです。
自動車に積んで走行したら、覿面に走りが重たくなりました。
当記事のM85が、EQ8-Rでの追尾初っ端だったのですが、PHD2が架台の挙動をよく学習していなかったからなのか、鏡筒・ウエイトのバランスが取れていなかったからなのか、この対象の(画像処理で使える)フレーム歩留まりは52%と、かなり悪かったです。
秋田県由利本荘市 南由利原
SkyWatcher BKP250/F1000
SkyWatcherコマコレクター(×0.86) +IDAS NGS1(48mm) +ZWO ASI585MC(Gain280 輝度?)
SkyWatcher EQ8-R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
画像処理:10秒×118=19分40秒,PixInsight(WBPP=Dark・Flat・Bias補正,BXT),FlatAide Pro,RawTherapee(黒レベル,彩度他),DeNoise AI,PhotoshopCC(ハイパス,カラーバランス,彩度)
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この両銀河は、マルカリアンチェーン西端から真北に約5°20′の所に位置しています。
右側のM85は、楕円銀河のように見えますが、レンズ状銀河で、濃淡のある構造が見えています。
見かけの大きさは、淡い所まで含めると約8分といった所で、外周に腕の痕跡が拡散していることから、思いのほか大きいです。
左側のNGC4394は、大きさ3.5分の円形をした棒渦巻銀河です。まん丸という形状は珍しく、中心部の構造もよく見えています。
この領域を視ようと思ったのは、NGC4394が面白い形をしているからなのですが、おまけと思っていたM85が大きくて、複雑な構造をしていたので、ちょっと得した気分になりました。
ところで、この対象は、ライブスタック開始時点の高度が39°、終了時点では28°になっていました。空の条件が良くない中だったので、ちょっと残念でした。月の時期や悪天候で動けないでいるうちに、季節がどんどん進んでいきます。まだまだリストには積み残しがドッサリ・・・
また、ピントも少し外しているようです。近くにある、しし座の尻尾の星「デネボラ」でピントを合わせてから、この対象にもっていったのですが、導入途中でドローチューブが少し動いてしまったようです。
EAFを付けていてドローチューブの固定ネジが使えないため、時折、こういうことが起きます。何らかの対応を考えなければなりません。
「EQ8-R」の導入
ところで(その2)です。この日、SkyWatcher「EQ8-R」を、初めて投入しました。
私は、大口径志向・遠征派なのですが、架台部分においては、行き着く所まで行ってしまった感じです。
これまで使ってきたEQ6Rも精度的には十分なのですが、今後の展開と、より高い安定性を求めてEQ8-Rを導入しました。
赤道儀本体、ピラー三脚、バランスウエイト・・・ それぞれが、かなりの重さです。
自動車に積んで走行したら、覿面に走りが重たくなりました。
当記事のM85が、EQ8-Rでの追尾初っ端だったのですが、PHD2が架台の挙動をよく学習していなかったからなのか、鏡筒・ウエイトのバランスが取れていなかったからなのか、この対象の(画像処理で使える)フレーム歩留まりは52%と、かなり悪かったです。
この後の対象では、凄く安定(歩留まり約90%)していたのですが、今後、ソフト的な調整や試行錯誤が必要となるようです。



