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2024年07月11日 05:00

ライブスタックの一夜①(2024/06/04・その一部始終・時系列記録)

ひと月以上前になりますが、6月4日、鳥海高原に遠征しました。6月の新月期、最初の観望でした。
当日は、晴れ予報にも拘わらず、夕方からずっと雲が懸かっていて、結果として短時間の観望となりました。
当記事は、その日の出発からセットアップ、ライブスタックまでを時系列順に記録したものです。(分割して3記事程度になる予定です)

ご覧いただいた中で、間違っている点や、もっと効率的な方法などがありましたら、是非、お知らせください
そうしたことについて、情報共有ができれば、私だけでなく、多くの方々が、より充実した天文ライフを送れるのではないかと思います。よろしくお願いします。


 光軸調整とカメラ・コマコレの仕込み 
遠征は、夕方に出発することが多いので、だいたい、その日の午後に「反射望遠鏡の光軸調整」と「カメラ・コマコレの仕込み」を行っています。光軸をキッチリ合わせると、気合が入り、夜に向けて期待が膨らんできます。

光軸調整は、「望遠鏡付属の31.7mmアイピースホルダー」に「AstroStreet ニュートン望遠鏡用ロングタイプ 光軸修正アイピース 31.7mm径 コリメーション・アイピース」を差し込んで行っています。

(2年前にAmazonで買った時は2,900円弱だったのに、今、4,180円になっていてビックリ)

なお、「31.7mmアイピースホルダー」は、時々、中心がズレている物があったりするので、注意が必要です。使っていく中で、光軸調整結果と焦点内外像が一致する物を見つけて、それを固定化して使用しています。
また、ドローチューブの引き出し量を、いつものピント位置の辺りにして、光軸調整することも大事だと思います。引き出し量を合焦位置と甚だしく違えて光軸調整すると、ドローチューブの取付角度がそこまで精度が良くないせいか、観望時に光軸がズレていることが多いです。(各コマコレ等で、ドローチューブの引き出し量が、かなり違うので要注意です)

光軸調整では、斜鏡はネジをきつく締めていることから、いじることが、ほとんどなく、主鏡の軸調整が主です。
自動車で運搬することにより、振動で光軸が狂うことが懸念されますが、「あら?ズレてる」と感じたのは、光軸調整が出来なかった、2泊3日の宮城遠征2日目くらいです。

なお、「SkyWatcher BKP250/F1000」に附属する純正の2インチ・スリーブ止め具は、なぜかバランスが悪くなるネジ2点止めで、更には径の遊びが有り過ぎて、各種2インチ・スリーブ(コマコレクター等)を差し込んで固定しようとすると、スリーブがネジで押し込まれた分だけ、傾いてしまいます。結果として、ある方向の星像が伸びてしまうということが、かなりの頻度で起きます。
このため、私は、保有する「SVBONY SV503」の接眼部の2インチ止め具を外して、「BKP250/F1000」のドローチューブに捻じ込んで使用しています。径の遊びが少なく、直接ネジが当たらない、面での3点締め付け式なので、純正品よりは良い結果が得られています。
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「カメラ・コマコレの仕込み」とは、コマコレにフィルター、CMOSカメラを装着することなのですが、私は、自宅で、それを望遠鏡の接眼部に差し込んで、固定し、組み上げてしまいます。
遠征先で、暗い中、望遠鏡にカメラ、コマコレを装着するのは心許ないし、塵・埃が入るのを嫌ってのことです。
なお、組み込み時に、毎回、コマコレ、フィルター、CMOSカメラに埃が付いてないか確認し、必要に応じて、ブロワー・専用クロスで埃を除いています。
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写真を見てもらえば分かると思いますが、SkyWatcherコマコレクター(×0.86) のバックフォーカスは、コマコレM48ネジ基部から55㎜となっているので、「M48x0.75 延長チューブ」、「48mm-42mm アダプター リング」を使って調整しています。
また、あまり良くない事と思われますが、フィルターも間に直に捻じ込んで入れています。(メーカー、販売店さんは絶対推奨しないと思います)
SkyWatcherのコマコレの接続は、M48なので、2インチフィルターを入れるとなると、一度、チューブを膨らませて、それにフィルターを装着し、その先で、再びM48に萎めなければなりません。あまりにも煩雑で、そのようなアダプターも持っていないので、直捻じ込みしているという訳です。
少し前まで手動フィルターホイールを使っていましたが、一夜のうちにフィルター交換することがほぼ無く(フィルターを変えることにより再度ピント合わせをしなければならず、加えてフラットを撮り直す必要もあり、面倒なためです)、また、フィルター板を手で回す部分が開口していて、埃が入るので、最近は、ホイールを使わなくなりました。
このことで、フィルターが歪んで、星像が崩れるということは経験していません。

もう一つ、コマコレの斜鏡側にフィルターを装着することもできるのですが、ケラレや変な反射が起きそうで、その方法は採っていません。
(以前、294MCProでライブスタックをしている頃に、周辺減光が気になっていて、そのことが影響しています。現在、主として使っている585MCだと、周辺減光の影響が無いので、実は斜鏡側のネジに捻じ込む方法でいいのかも知れません。)

このようにすると、組み込み後は、開放部分が、コマコレの斜鏡側レンズだけになるので、埃の付着が、かなり軽減されます。


 機材の自動車への積込み 
望遠鏡等の機材の積込みに当たっては、出来る限り部品点数を少なくするように心掛けています。使う「かも」、というものは、初めから持って行きません。
保有する自動車が、プリウスなので、車内容積が限られるためです。
遠征地では、皆さん、立派な箱・ボックスに機材を格納されているのを目にしますが、私の場合は、機材を、ほぼ「裸」で車に積み込んでいます。ワイルド過ぎますが、箱に入れた途端に積み込みが困難になるためです。
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積み込む物は、頭の中でブロックとして捉えている次の6つです。
①赤道儀、バランスウエイト、延長シャフト《トランク》
②赤道儀の三脚、折りたたみテーブル、折りたたみ椅子《後左座席足元》
③ボータブル電源(2個)《後右座席足元》
④ガイド鏡、ASIAIR、ノートPC、各ケーブル、バーティノフマスク、フード、レンチ等が入った段ボール箱《後右座席》
⑤フラット板(LEDトレース板)《後中央足元》
⑥25㎝反射望遠鏡(下に緩衝材を敷いています)《後左座席》
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ちょっと、夜逃げ様ですが、仕方なし。


 出 発 
積込み完了後、早めに夕食を摂り、17:30に出発です。
この日の観望地は、鳥海高原・矢島スキー場。片道約75㎞、所要時間1時間30分です。
振動で望遠鏡の光軸が狂ってしまうのが一番恐いので、道路の穴に嵌らないよう、ソロリ、ソロリと車を走らせます。
それにしても、予報に反して、なかなか晴れてこんな~。

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出発までで1記事って、おかしいだろうと突っ込まれそうですが
夜のライブスタックに至るプロセスは長いのです。
それと、あまりに記事が長くなりそうなので、分割しました。
「ライブスタックの一夜②」につづく。







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