この日は、海沿いが快晴予報だったので、鳥海高原に出掛けました。
観望場所は、とても広い駐車場なのですが、到着時に風があったので、風除けのため建物の近くに陣取りました。
駐車場の一番奥に先客がいて、後で御挨拶に伺ったら、埼玉から来られた方でした。秋田県内の撮影スポットや温泉などを、地元の私よりもよく知っていて、ビックリしました。
また、全天カメラでの撮影もされていて、今回の観望地は遠く離れた横手盆地(東)からの光害があると見せていただきました。参考になりました。
お名前も聞かずに別れたのですが、もし当記事をご覧いただけたならコメントいただけると有り難いです。
さて、この夜は、前半に風があり、さらには22時過ぎに、星屋さんではない2台の車が現れて、ヘッドライトを照射され続け、ライブスタックを中断するといったことがあり、何やら不穏な空気が・・・
極め付けは、ごく薄い雲があったのか、空・大気の状態があまり良くなかったのか分かりませんが、星がゲンナリするほど肥大気味でした。
結局、ピンボケを疑い、何度もピント合わせをして、それで却ってピントを外すというドツボに嵌りました。
画像処理時に確認したら、星が真ん丸なのに膨らんでいるというフレームが、結構ありました。前後のフレームは、星が小さくなっていたので、いつもとは違う特異な夜だったようです。
ということで、良像が見込めないので、3対象目で諦め、晴れているのに、さっさと撤収しました。
薄明開始まで粘りに粘る私にしては、珍しいことです。
05/03-04のライブスタック①
秋田県鳥海高原、標高450m地点。前半弱風、後半微風。いい星空に見えたが、気流のせいか星が肥大気味な夜。望遠鏡「SkyWatcher BKP250/F1000」、CMOSカメラ「ZWO ASI585MC」、「有線化ASIAIR」でのライブスタックです。
〔NGC4435(The Eyes),NGC4438(The Eyes),NGC4425〕
おとめ座
距離:NGC4435(上方の銀河)=6,690万光年
NGC4438(NGC4435の左下)=4,700万光年
NGC4425(右下)=5,480万光年
距離:NGC4435(上方の銀河)=6,690万光年
NGC4438(NGC4435の左下)=4,700万光年
NGC4425(右下)=5,480万光年
秋田県由利本荘市 南由利原
SkyWatcher BKP250/F1000
SkyWatcherコマコレクター(×0.86) +IDAS NGS1(48mm) +ZWO ASI585MC(Gain280 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
画像処理:10秒×185=30分50秒,PixInsight(WBPP=Dark・Flat・Bias補正,BXT),FlatAide Pro,RawTherapee(黒レベル,彩度他),DeNoise AI,PhotoshopCC(ハイパス,カラーバランス,彩度)
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この日のスタートは、「マルカリアンチェーン内にある『アレ』です」
そう、マルカリアンチェーンの連なりの中で、酷く歪んだ形をしていて異彩を放ち、一番目立つ銀河NGC4438です。(中央少し上の、見かけが約9分のレンズ銀河がNGC4438です)
天文界隈の多くの人が『アレね!』と思うこの銀河をASI585MCでクローズアップしてみました。
何しろ、銀河ディスク面から垂直方向に流れた、この腕の乱れ具合は、一度見たら忘れられません。
そして、ライブスタックでも色が出ていたのですが、青味を帯びていて美しい。(思い入れが強過ぎて、青色を殺さないよう、かつ綺麗方向で画像処理してみました。)
なお、相互作用の相方は、まさかの、少し上にある、これまたレンズ銀河のNGC4435ではなく、20分程西に位置する巨大な楕円銀河M86なのだそうです。
M86とこの銀河が、Hαフィラメントで繋がっていることが分かり、相互作用の相手方として特定されたようです。
※まだまだ見ておくべき銀河が、たくさんあるのに、しし座、こじし座などは、夜半前に西に傾くようになってしまいました。一抹の寂しさ・・・


