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2024年04月29日 05:00

★04/07-08 25cm鏡LiveStack ①~SW・×0.86コマコレでNGC4527・NGC4536

4月上旬の秋田は晴天率が高く、計7回遠征しました。
その中盤、4月7日は、風の影響が軽減される内陸を選択。奥羽脊梁山脈中の田沢湖高原へ出掛けました。
なお、この日は、新コマコレの投入、機材からの光漏れ対策など、幾つかの新たな試みを行いました。

まずは、ライブスタックの結果から


 04/07-08のライブスタック① 
秋田県田沢湖高原、標高720m地点。やや靄がかかっていて、地平近くの星が見えない空。前半は風が強く、1/3のフレームがボツ。その後、徐々に風が弱くなり、歩留まり80%まで改善。
望遠鏡「SkyWatcher BKP250/F1000」、CMOSカメラ「ZWO ASI585MC」、「有線化ASIAIR」でのライブスタックです。

                                                                           
〔NGC4527,NGC4536〕
おとめ座
距離:NGC4527(上)=8,290万光年
NGC4536(下)=5,350万光年

ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット)  10秒×226
スクリーンショット 2024-04-07 234852
この両銀河は、おとめ座の東部、M61の東南東約3.5°の所にあります。
上のNGC4527は、見かけが4.5分の中間棒渦巻銀河です。
一方、下のNGC4536も、中間棒渦巻銀河で、Stellariumでは見かけが4.5分となっていますが、見た感じでは、6~7分あるようです。どちらも、活動銀河に分類されています。
NGC4527は、銀河全体が褐色となっているところが特徴です。また、暗黒帯が微細で、クッキリしているところが見どころです。
NGC4536は、二本の腕が緩く弧を描ていて、面白い形状をしています。また、渦状腕は銀河面の垂直方向にも広がっていて、面になっているように見えます。暗黒帯の他にポツポツと赤、青の領域も見えています。
画像処理後「画像」
20240407 02NGC4527NGC4536
NGC4527,NGC4536 2024.04.07  22:43-23:46 (ASIAIRライブスタックDark,Flat,Bias補正
秋田県仙北市 田沢湖高原
SkyWatcher BKP250/F1000
SkyWatcherコマコレクター(×0.86)  +IDAS NGS1(48mm)  +ZWO ASI585MC(Gain280 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
画像処理:10秒×162=27分00秒,PixInsight(WBPP=Dark・Flat・Bias補正,BXT),FlatAide ProRawTherapee(黒レベル,彩度他)DeNoise AIPhotoshopCC(ハイパス,カラーバランス)
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今回、この領域に望遠鏡を向けたのは、下のNGC4536の珍しい形状に惹かれたためでした。
実は、上のNGC4527はノーマークだったのです。
観望リストには、NGC4536を形が面白いと記し、中央下寄りにあるNGC4533を含めて、3つの銀河を同一画角に収めればよいと記しているのみでした。
ライブスタックを開始して直ぐに、NGC4536のピョンと跳ねた渦状腕が見えたのは想定内でしたが、同時に、NGC4527の太くて複雑な暗黒帯が浮かび上がってきて、とにかくビックリしました。
「うひょー!」

例えれば、「大好きな彼女と御飯の約束をしていて、彼女から友達を連れて行っていい?と訊かれて、何の気なしに「いいよー」と言っていたら、彼女が連れてきた友達が、とてもエキゾチックで超美人だった」という感じ。(ちょっと例えが不適当かもしれません)
それくらい、綺麗な銀河で、インパクトがありました。


 Sky Watcher  コマコレクター(×0.86)について 
今回、初めて「コマコレクター(×0.86)」を使ってみました。
いつもの「コマコレクター(F4) 」との主観的な比較をしてみます。

・F値が「4」から「3.45」になったことにより、明るくなった
スタック画像を見ていて、確かに明るいと感じました。また、それに伴って、幾分色も乗ってきたように思えました。
画像処理時にも、同様に感じました。

・星像がシャープになった
画角が少し広がるので、当然のことながら、相対的に星像が小さくなります。
焦点距離1,000mmの望遠鏡に小センサーのASI585MCの組み合わせは、ほぼ限界を攻めたものなので、風が強かったり、ピントが甘かったりすると、星が肥大してゲンナリすることが多々あります。
「コマコレクター(×0.86)」で焦点距離を860mmにすると、星像にも、ちょっとばかり余裕ができる感じです。
また、コマ収差等については、1/1.2インチセンサーなので、全く問題ありませんでした。


このコマコレ、というか、このコマコレがセットで付いてくる「Sky Watcher Quattro150P」は、1年ほど前に購入していました。
15cm鏡は、GINJI-150FNが有ったのですが、主鏡部分の固定がボルト・ナット式となっていて、主鏡面の掃除をしようとすると、斜鏡スパイダーを外した上で、主鏡脇の僅かな隙間にある小っちゃいナットを着脱する必要があります。
こりゃダメだなと思い、直ぐさまQuattro150Pを購入しました。
その後、25cm鏡での銀河のクローズアップに没入していたため、焦点距離600mmの出番がなく、付属のコマコレ含めて、放置されていました。
今回、少しだけ広い画角で視たい対象があったので、×0.86倍となる、このコマコレを投入したという訳です。

使ってみて
「こりゃ、私の望遠鏡システムの『ゲームチェンジャー』になるかも知れない」という感想を持ちました。
今記事のライブスタック画像は、画として、既にいい線まで達していると思います。
こんなに明るくて、シャープなコマコレなのに、何で今まで使わなかったんだろう?
「コマコレ(F4) 」に戻れないかもしれない。


「シュミット」さんのHPでは、「コマコレクター(×0.86)」が依然としてQuattro150Pの付属品となっています。
でも、ニュートン式反射望遠鏡は、どこのメーカーの物でも、どんな口径でも、仕組み・構造がほぼ同じなので、F4・F5辺りでは、汎用的に使えると思います。
HPの商品ページ内には「APS-C センサー以下のフォーマットでの写真撮影に適しています」と書かれています。それは織り込み済みとして呑めば、ニュートン鏡の保有者にとって、このコマコレは百利あって一害なしの品です。なので、単体販売した方が良いのになあと思います。


「★04/07-08 25cm鏡LiveStack ②」に続きます。







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