そんな中、4月4日は、日没後の「Pons-Brooks彗星」を狙い、田沢湖高原に出掛けました。
しかし、彗星は雲の切れ間に少し見えただけで、まともな画像が得られませんでした。
その後、銀河観望を目論み、雲切れを待ちましたが、なかなか晴れません。予報では晴れだったんですがね。内陸は、雲が引っかかって、雲が抜けまでに、予想以上に時間を要します。
それでも、粘りに粘り、午前2時過ぎからの晴れ上がり後に、銀河2対象を観望することが出来ました。
04/04-05のライブスタック①
秋田県田沢湖高原、標高720m地点。午前2時過ぎに晴れ上がり、時間経過とともに透明度が増していった空。微風。望遠鏡「SkyWatcher BKP250/F1000」、CMOSカメラ「ZWO ASI585MC」、「有線化ASIAIR」でのライブスタックです。
〔M94(Croc's Eye Galaxy)〕
りょうけん座
距離:1,600万光年
距離:1,600万光年
秋田県仙北市 田沢湖高原
SkyWatcher BKP250/F1000
SkyWatcherコマコレクター(F4) +IDAS NGS1(48mm) +ZWO ASI585MC(Gain280 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
画像処理:10秒×132=22分00秒,PixInsight(WBPP=Dark・Flat・Bias補正,BXT),FlatAide Pro,RawTherapee(黒レベル,彩度),DeNoise AI,PhotoshopCC(ハイパス,カラーバランス)
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言わずと知れた、りょうけん座のM94は、見かけの大きさが11分の渦巻銀河です。
可視光では、輝度が平均的であるため、渦状腕が明瞭ではありませんが、二本の腕の繋がりが、なんとなく分かります。
また、バルジを取り囲む青いスターバーストリングと、外周のかなり離れた所にある本当に淡いリングが特徴的です。
しかし、そのように見えるのは可視光で見た場合であって、多波長でスキャンすると、スターバーストリングから最外周の淡いリング状の部分まで、渦状腕がしっかりと巻いている様子が見えてくるのだそうです。
ところで、この銀河の画像処理は、結構難易度が高いです。
中心部が極端に明る過ぎ、銀河のディスク面は異常なほど濃淡に乏しいためです。加えて、最外周のリングは淡過ぎます。
そういう意味においては、M94は、挑み甲斐のある銀河と言えます。
今回は、外周のリングを捉えたくて観望対象に選んだのですが、もう一息といった感じです。
なお、青いスターバーストリングですが、私の今の簡便な画像処理フローでは、いくらか青味を出すところまではいけるのですが、粒状にすることが出来ず、面状になっています。ここら辺も、どうにかしたい所です。


