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2024年03月19日 05:00

★03/09-10 25cm鏡LiveStack ④~M87の中心から噴出するジェットを視る


の続きです。

 03/09-10のライブスタック④ 
太平洋に突き出た宮城県神割崎。予報より早く21時頃から晴れて、薄明開始まで快晴が続く。弱風だが、時々ガイドに影響を来す風が吹く。いつもより透明度が高く、光害が軽減された空。
望遠鏡「SkyWatcher BKP250/F1000」、CMOSカメラ「ZWO ASI585MC」、「有線化ASIAIR」でのライブスタックです。

                                                                         
〔M87(Arp152),NGC4476,NGC4478他〕
おとめ座
距離:M87(中段左)=6,000万光年
NGC4476(中段右端)=1億0,310万光年
NGC4478
(中段右)=7,600万光年

ライブスタック画像(ASIAIR画面のスクリーンショット) 
スクリーンショット 2024-03-10 043100
M87は、おとめ座の北西端に位置する楕円銀河です。その大きさから、おとめ座銀河団の中心的な銀河となっていて、北西側1°には、マルカリアン・チェーンがあります。
見かけの大きさは、撮像では10.5分程ありますが、実際は、もっと遠くまで広がりがあるようです。
この銀河は、大きさが、天の川銀河の約1.3倍と言われており、その中に数兆個の恒星があるとのことです。天の川銀河が数千億個の恒星で形成されていることから考えると、この銀河が如何に巨大であるかが分かります。
まあ、普通の渦巻銀河は平面の銀河デスク上に、殆どの星が配置されているのに対し、楕円銀河は全方位に満遍なく星が散らばっているので、論理的に考えれば、星数の多さは納得できます。
ここまで大きくなるには、かなりの数の銀河の合体があったはずで、右側のNGC4476とNGC4478も、奥の方から弧を描いてM87に引き寄せられているように見えます。

画像処理後「画像」
20240310 04M87
M87(Arp152),NGC4476,NGC4478他 2024.03.10  03:46-04:29(ASIAIRライブスタックDark,Flat,Bias補正
宮城県石巻市 神割崎
SkyWatcher BKP250/F1000
SkyWatcherコマコレクター(F4)  +IDAS NGS1(48mm)  +ZWO ASI585MC(Gain280 輝度?)
SkyWatcher EQ6R,オートガイドSkyWatcher EVOGUIDE 50EDII+ZWO ASI120MM-MINI
画像処理:10秒×131=21分50秒,PixInsight(WBPP=Dark・Flat・Bias補正,BXT),FlatAide ProRawTherapee(黒レベル,彩度)DeNoise AIPhotoshopCC(ハイパス,カラーバランス)
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ところで、ほぼ銀河だけを追いかけている私でも、特徴がなく、変化に乏しい楕円銀河は、敬遠しています。
また、今回、画像処理をして解ったのですが、ライブスタックの短時間露光では、楕円銀河の淡い部分が粒立ってしまったり、変にムラになったりして、渦巻銀河より処理が難しいと感じました。
そんな、「実は難物な楕円銀河」なのですが、M87だけは特別です。
なぜなら、この楕円銀河は、銀河の中心核からジェット(ガス流)を噴出しているからです。アープ・アトラスでは、「ジェットを噴出する銀河」として、Arp152と附番されています。
このジェットは、7~8,000光年の長さを持っていて、小口径望遠鏡でも確認できるということなので、今回、初めて、この銀河に望遠鏡を向けてみました。
ライブスタック時点で、ヒストグラムの中間スライドバーを右に動かし、暗くすると、ジェットが見えてきました。
画像処理後の画像についても、ジェットは見えていて、さらにレベル補正で暗くすると、青みを帯びた拠れたジェットがハッキリしてきます。ブラックホールの桁外れのエネルギーを感じます。
と、いうことで、レベル補正をして銀河核附近を拡大したのが、次の2画像です。
スクリーンショット 2024-03-17 215850
こんなのが夜空の片隅にゴロゴロ隠れているから、観望は止められない。ああ~面白い。


「★03/09-10 25cm鏡LiveStack ⑤」に続きます。







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