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研究室のハンガーラックを自作する

研究室の引越しからもう7年

2017年の終わりに今いる18号館北棟4階に移ってから7年が過ぎました。

引っ越し当初からじゅうぶんな本棚がありましたが、2年前に大量の廃棄本をもらったために追加の棚を自作したり、スキャナ台として自作のテーブルを増やしたり、ペタペタして寒々しい床に注文したフロアシートを貼り付けたり、最近ではベッドにもなるソファを作ったりと、この部屋は常にDIYとともにありました。

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この部屋に移る際に他の先生からもらったのが、大きなロッカーでした。

幅50cm、奥行き55cm、高さ185cmくらいの大きさなので服やカバンのほか、掃除道具などを詰め込んでも全然余裕がありました。

収納力があるのはありがたかったのですが、大きな問題はニオイでした。

なぜか中に入れているものに、みな同じように埃っぽい匂いがついてしまうのでした。

学内で着るためにパーカーや薄手のダウンなどをしまっていましたが、服は言うまでもなく、雑巾やゴミ袋やストックしていた食器洗いスポンジなどもみな同じ匂いになります。一体何が悪いのか? 何度か掃除をしたり、ゴミを捨てたりしましたが、匂いを根絶することはできませんでした。金属製の冷たい質感や、ぶつかった時にバンと音が出るところなども嫌だったので、自作してみることにしました。

 

サイズはこのまま、しかし材料はどうするか

6年ほど前から自宅や研究室で各種の本棚を作ってきた実績があるので、どのくらいのサイズのものを作るか、どんな感じで作業をするめるかというイメージはすぐに得られたのですが、どんな材料で作るかを長い期間悩みました。

というのも、日頃本棚作りで使用している2x4や1x6などの集成材は、硬くて加工しやすいものの歪みやねじれが多く、また重くなりがちです。逆に軽い材料を使うと強度不足でぐらついたりしてしまいます。

先日ソファを作った後にもっといろいろ作ってみたいと自作熱が再燃しました。いろいろなWebサイトや動画を参照しながら、ランバーコア材をメインで使うことに決めました。売っているサイズが90cmx180cmくらいなので、ちょうど二等分し、間にハンガーを掛ける棒や棚板をつけて、ロッカーのように扉をつけない形にすれば簡単に作れるとわかりました。

ということで10月ごろにだいたい設計図がまとまったので、学園祭休みのころに木材を買いに行き、作業を始めました。

 

セダンでの車載の限界に挑戦

今回の作業で一番苦労したのは木材の搬送でした。ホームセンターでランバーコア材を買って、その場で二等分に切ってもらい車に積み込みました。ふだん長い木材を運ぶ時は、リアシートを倒し、トランクから運転席の肘掛けあたりに押し込むように載せています。2m 40cmくらい(8フィート)の木材なら特に問題なく運べます。

しかしなぜか1m80cmの板が入りません。問題は幅でした。幅45cmの板を立てた状態で差し込もうとすると、トランクの高さが合わず、斜めにしてしまうと助手席にぶつかってしまいます。もしかして無理なのか?と心配しましたが、助手席を思いっきり倒したところなんとか詰め込むことができました。(わかりにくい説明になりましたが、写真で状況がご理解いただけるのではないかと思います)。

 

木の加工と塗装

自宅に余っていた2x4材と2cm程度の板を加工して棚板を用意し、本棚づくりと同じようにポケットホールジグでネジ穴を開け、塗装をしました。

またランバーコア材は木口をトリマーで削って丸くなるように加工しました。

今回は研究室の他の自作家具と合わせられるように濃いめの色にしたかったので、下地のオイルステインも仕上げのブライワックスも濃い目の色を使いました。

棚板はロックペイントのオイルステインを塗りました。すぐ乾くので便利ですが、匂いが強く、屋外でないと危険です。

側板のランバーコア材は木口をトリマーで丸めて、ワトコオイルを下地にしてブライワックスで仕上げました。いい具合にツヤツヤになりました。

 

搬入と組み立て

一週間くらい放置して塗料が乾燥したら、いよいよ搬入です。三連休の終わりに台車で木材を運び込んで研究室で組み立て作業をしました。

研究室DIYでいつも気を使うのが駐車場から研究室までの木材の搬入です。いつもは5分程度で移動できる道のりですが、大きな木材を運ぶときは慎重にゆっくり移動します。

いつも作っている本棚に比べればパーツはだいぶ少ないので組み立てはすぐに完了しました。床に寝かせた状態でネジを打ち込み、完成してから持ち上げて所定の位置に移動します。やや重いけどまだ一人でも動かせる重さで安心しました。

 

完成!

できあがりました! さっそく上下の段に掃除道具、ハンガーにジャケット類を掛けてみました。こうしてみると、もう少しハンガーを掛ける棒の高さや棚板の高さを調整したほうがいいと思えたのでさっそく修正しました。こういうときすぐに作り直せるのが自作家具の利点です。

こちらが修正版です。ハンガー掛けを5cmくらい上に移し、逆に足元の棚板を10cmくらい下げました。こうするとジャケット類とともにカバンを置いたりできます。また、掃除道具は箱に入れて天板の上にまとめました。

2年くらい前から気になっていたロッカーをやっと自作することができました。

今回は初めてランバーコア材を使ってみましたが、2x材等に比べて歪みが少なく加工しやすいので今後も機会があれば使ってみたいと思いました。



 




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