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自転車で不便な大学探訪 第2期

 

不便な大学探訪 シーズン2!

 

以前大阪周辺の不便な大学を自転車で回って比較したことがありました。

schlossbaerental.hatenablog.com

大阪教育大学旧大阪外大などの有名どころから、関西大学高槻キャンパスのようにごくわずかな関係者にしか知られていないであろう大学まで自宅からロードバイクに乗って行ってみることで〈不便さ〉を実感してきました。

分かりやすく不便な大学はおさえたものの、とにかく関西圏は大学が多い割にどこも等しく不便です。ロードバイクを楽しむうちにサイクリングのテーマとして各地の不便そうな大学を訪れてきました。今回は、この2年ほどで探訪したいくつかの大学を紹介します。

 

相愛大学 市内ではおそらく最強レベルの不便さ

知人が非常勤で通っていてとても不便だったと話していたのを思い出し、2023年の夏に訪問しました。

大阪の西の方は港や埋立地が広がっています。私も近所なのでしばしばサイクリングで淀川河口の北港マリーナや舞洲に出かけていました。

相愛大学があるのは大阪市港区の南港ポートタウンという埋立地です。

鉄道以外の交通手段がほぼない

こうして地図を見ると、普段私がよく出かける舞洲からは、夢洲を経由してすぐ近くに見えます。しかし夢洲はつい最近まで自動車以外の交通手段がまったくなく、また夢洲からポートタウンへも自動車専用海底トンネルを通るほかありませんでした。市内中心部から向かうには、車か地下鉄中央線(ポートライナー乗り換え)以外の手段がないのです。

では、自転車でどうやって向かえばいいか? 答えは南側から回り込むということです。福島の自宅からまず大正区に渡ります。大正区を南北に縦断し、ループ状になった木津川大橋で住之江区に渡り、さらに平林大橋で南港に渡り、もう一度今度は北へと運河を渡ってやっとポートタウンに上陸できます。

高いところに橋があるため、ループ状の道路を上って行かなくてはなりません。

自転車・歩行者の場合は階段を上がって側道を進みます。

ポートタウン内には大規模な住宅が広がっていますが、基本的に周囲は倉庫や工場などが立ち並ぶ工業地帯です。何度も渡る橋も歩行者・自転車は階段で側道に登らないといけないなど大変不便でした。

やっとのことで相愛大学前に到着。


埋立地というイメージにそぐわない美しい緑地の中にあります。大きな道路からも少し離れていて静かな環境といえるでしょう。

 

80年代で時間が止まっている街

大学の写真を撮った後、すこし周辺の様子を見てみました。大学の近くには最寄り駅のポートタウン東駅、そして西側にはポートタウン西駅があります。近隣にある団地住民のための駅なのでしょうが、駅前の売店がなんとも昔風で気になりました。

ポートタウン西駅。電話ボックスがあります。

売店と喫茶店があります。

これは隣のポートタウン東駅前の売店です。

なんというか町全体が一昔前というか、ちょうど私が子供時代に見たつくば万博ごろの雰囲気です。

この案内板のパイプを曲げたデザインがいかにも80年代ごろの近未来ふうです。

調べてみると南港ポートタウンは77年に町開き、そして86年に完成しているということで、まさにつくば万博(1985年)の時代に作られた町だったことがわかりました。

開設からすでに40年が過ぎ、団地に住む人も世代交代が進んでいるでしょうが、町全体に流れる時間の早さが外の世界と違っているように感じる不思議な体験でした。

 

大阪工業大学 ちょっと遠くにあって目立つ建物

京阪電車からちらっと見える国会議事堂のような建物がずっと気になっていました。大学らしいということは知っていたのですが、どの大学なのか、どうやっていけばいいのかは知らないまま10年以上たっていました。

地図で確認してみるとふだん練習コースとしてよく走りに来ている淀川左岸からそれほど遠くないので、ちょっと見に行ってみました。

自宅から淀川サイクリングロードを京都方面へ進み、樟葉駅手前で河川敷を離れ、船橋川に沿って坂道を上って行きます。しばらく走ると大きなショッピングモールや物流倉庫などが並ぶ国道1号線にぶつかります。このあたりまで来るとだいぶ町外れまで来たように思えます。さらに住宅街を進んだところに突如国会議事堂っぽい建物が見えます。

道を間違えて裏手に出てしまいました。広大な駐車場が設けられています。

こちらが正面。かなり大きな建物です。

国会議事堂のような巨大な校舎はたしかに見事なのですが、周囲は駐車場と運動場しかないので、あまり大学のようには見えません。休日なのでほとんど誰もいなかったのですが、ふだんはもっと賑やかなのでしょう。

周囲に送電線以外の大きな建物がないのでとても目立ちます。

摂南大学 

大阪工業大学のついでに訪れてみました。大阪工業大からは坂を下ってもう一度上ってとだいたい10分くらいの距離でした。

こちらはスクールバスが発着していて、休日だけど学生や教職員が来ている様子でした。

両大学とも京阪沿線の街にありますが、駅からはちょっと距離があるので不便な大学といえるのでは、と思っていましたが、よく見るとJR学研都市線の松井山手駅からだとまあまあ近くてさほど不便とは言えないようです。

 

 

関西学院大学三田キャンパス 不便な場所にあるけどやはり関学!

昨年の夏休みの終わりに、せっかくだから遠出をしてみようと思い立って、関西学院大学三田キャンパスに行ってみました。以前知人が非常勤講師を務めていたものの、通勤が不便すぎて学期途中で退職したと話していました。それほど不便な大学ってどんなところなのだろうと気になったのでした。

 

最寄り駅からかなり遠い

三田キャンパスがある三田市(さんだし)は大阪から北西に進んだ宝塚市の先にあります。電車や高速道路を使えば1時間もかからない距離ですが、ロードバイクで行くのは大変でした。

国道176号線一本で行けるのですが、とにかく交通量が多く危険です。なるべく176号ではなく旧道や生活道路を使って峠を越えようとしたのですが、道に迷って体力を消耗しました。

西宮名塩駅前。このあと本格的な峠に入るのですが、危険な道ばかりで疲れました。

三田市に入ると交通量は減り、周囲も田畑や里山が広がる風景になります。

美しい風景を楽しみながら三田市中心部を越えると里山の向こうにニュータウンが見えてきます。JR福知山線から少し離れた山の上にウッディタウンという住宅街が広がっています。このニュータウンの北端に関学三田キャンパスがあります。最寄駅は神戸電鉄ウッディタウン中央駅なのですが、そこからさらに2.5kmほど離れています。学生の多くはJR新三田駅を利用するのでしょう。新三田駅前には巨大なバスターミナルがありました。駅からキャンパスまではバスで20分ほどだそうですが、距離はかなり離れています。自転車での移動も起伏がある地形なので私のようなガチ勢以外はわざわざ選択しないでしょう。

自宅から2時間くらいかかってようやく大学前にたどりつきました。かなり暑い日だったので苦しみましたが、大学周辺の美しい風景にすっかり癒されました。

三田キャンパス前の交差点。坂を上り切ったところにあります。

校門前。奥には美しい校舎が並んでいました。

 

三田でも変わらぬ関学らしさ

三田キャンパスは関西学院大学のなかでも新しい校舎ですが、西宮の有名な美しい建築群とよく似た様式で作られています。遠隔地のキャンパスなのに同じ関学らしさが貫かれているのは素晴らしいと思いました。ついでに言えば校門の正面には高校があって、関学ふうの建物なので三田キャンパスの付属校か?と思ったら兵庫県立高校でした。

関学のすてきっぽさとニュータウンのブランディングとが合致したまちづくりとでも言えるでしょうか。

自宅から片道50km以上ほとんど登りの道を進んでくたくたになったので、帰りは新三田駅から輪行で戻りました。

日曜日の夕方の上り列車ということでとても空いていました。

高野山大学 不便な大学界の最高峰!

つい先日、大学巡りを始めてからずっと行ってみたかった念願の高野山大学を訪れることができました。

おもえば前回の大阪南部の大学探訪(2022年夏、大阪芸術大学)に行った時、さらに府県境を越えて高野山まで行こうという野心を抱いていましたが、熱中症のため大阪府から出ることすらできずにリタイヤしたのでした。

やはり大阪の自宅から自走で向かうのは時間的、体力的に難しそうなので、今回は和歌山県九度山町まで車で出かけ、道の駅からグラベルロードバイクで高野山に登ってみました。

前後輪を外して車に積み込み、駐車場で組み立てます。

高野街道 京大坂道をゆく

高野山は六甲山と並び関西の人気サイクリングコースです。しかしただ坂を登るだけではつまらないと考え、今回は高野山参拝の旧道として知られる京大坂道を通ってみることにしました。

未舗装路や悪路にも対応できるようグラベルバイクを選択し、スマホには地理院地図を表示できるようにしました。Googleマップと異なり、地理院地図には等高線や高度が表示されるし、国道・県道だけでなく、林道や登山道も表示できるからです。

こちらが地理院地図です。拡大してより詳しくみることも当然できます。

メインのルートである国道370号から別れ、軽自動車くらいしか通れない道を登っていきます。上り坂がかなり急で、途中足をついたり休憩したりしながら進みました。

山奥にもかかわらずところどころ人家や集落があります。

廃校を利用したカフェがあり、お客さんもきているようでした。

廃校カフェの裏手には急な坂道があり、紀伊神谷駅へと通じていました。

落車したらきっと骨折するだろうというとんでもない急坂を降りました。
こんな寒い日にこんな山奥に来る人間などいるはずがないと思っていましたが、旅行者らしき人がいて驚きました。

紀伊神谷駅から再び山を登っていくと極楽橋駅に出ます。ここで高野山参拝客はケーブルカーに乗り換えます。京大坂道はケーブルカーの下をくぐって、さらに急になった道を上って行きます。

 

あまりにも険しすぎる道

このあたりから玉砂利をしきつめたような石畳が敷かれており、さらに大量の落ち葉と雪のため、ほぼバイクに乗ることはできず徒歩で登っていきました。

この日は雪こそ降っていませんでしたが、山に入ってからずっと濃い霧が立ちこめていました。最初は高強度なヒルクライムで汗だくになっていましたが、だんだん汗も冷えるほど寒いことに気づいてきました。明らかに真冬に来るような場所ではありません。

右側に写っているように残りの距離が表示されます。残り1000メートルを切ってから、いよいよ路面の雪が深くなってきました。もちろん押し歩きですが、足を取られないように気をつけました。

ケーブルカーの終点から出るバス専用道に合流すると路上は深さ10cm近い雪で覆われていました。ほぼ平坦なので自転車に乗りましたが、わだちから外れるとすぐに転倒しそうになります。

ついに高野山の入り口に到着しました。

ゆるやかに門前町のほうへ下って行く道ですが、溶けた雪に覆われていてとても危険です。

女人堂。

案内板を確認しました。よく知らなかったのですが、金剛峰寺のほかにたくさんのお寺があるのですね。

真言宗の総本山、金剛峰寺の入り口です。しかし霧が濃くて先が全く見えません。

すでに午後二時を回っていました。山頂の気温と汗冷えのためどんどん体温が下がって行きそうだったので、いそいで食堂にかけこみ、カレーうどんをいただきました。
こんなにおいしいカレーうどんは久しぶりでした。

 

いよいよ最高峰の高野山大学へ

寒さと路面の雪のため、高野山を観光することはあきらめ、本来の目的地へ急ぎました。

金剛峰寺から5分ほどで高野山大学前に着きました。しかし駐車場しか見えません。日曜日ですが出勤している教職員の方がいるみたいです。(一体どこから通勤されているのでしょう?一番近い町でも麓から最低1時間はかかるはずなので、車でも過酷な通勤だろうと思います)。

学生も多くは近隣に下宿しているのでしょうか。公共交通機関を使って通学しようにもふもとの町からはかなり時間がかかります。自家用車の場合も雪で道が閉ざされてしまうこともありそうです。

やっとこの写真が撮れました。

「検索しても出ない答えがここにある」というすてきなコピーです。

平日は市民や観光客に開放されており、学食も利用できるそうです。残念ながら日曜日だし視界も悪くて何も見られませんでしたが、また暖かい季節に再訪できればと思います。

高野山のシンボル、大門。前回訪れたときとまったく雰囲気が違っていて驚きます。

大門前の看板には気温2.2℃の表示。寒すぎます。

さて、もう2時半をすぎているので急いで下山します。

深い霧の中、急な道を下って行きます。

370号線は車がけっこう通るので後方に常に注意していました。

はなさかドライブインの交差点を直進。大阪方面へは左折してかつらぎ町方面へ行くのが近道ですが、今回は九度山町方面へ降りて行きます。

上古沢駅近くのかじかドライブイン。人家が増えて霧もいつのまにかなくなり、だいぶ気温も高くなりましたが、一時間近い山下りで手や足先が冷えきっていました。

ちょうど一時間くらいでなんとかスタート地点の柿の里九度山に戻れました。

干し柿をお土産に買ってゆっくり車で帰宅しました。

 

輪行ツーリングで不便な大学をめざす

これまでは自宅から自走にこだわっていましたが、今回の高野山大学訪問のように、自転車を積んで移動し、割りと近いところから大学を目指すというのも一つの楽しみ方だと気づきました。

輪行は慣れてしまえば簡単なので、今後はこれまで以上に遠方の大学にも手軽に出かけられそうです。不便な大学探訪はまだまだ続きます。

 

 




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