
2024年11月に、HP ProDesk 400 G4 DM(2019年発売)の整備済中古PCを買いました。
これまで記事①~⑤で、性能などを紹介してきました。
あと1回、BIOSのアップデート関係の記事を載せるかもしれません。
今回は購入時の注意点という事で、私が思っていることをまとめておきたいと思います。
- 当然、買えるなら高性能な新品を
- 最新でも、N100、N95は最速ではない
- どちらを買うか?
- どちらにしてもメモリはできれば16GB
- SSDはできればNVMe
- 中古の場合、CPUは第8世代以降が必須!
- まとめ
当然、買えるなら高性能な新品を
当たり前の話ではありますがお金が出せるのであれば、最新のPCを買った方が良いと思います。
今回購入のHP ProDesk 400 G4 DMと、2024年購入の MINISFORUM UM773 Lite のスペックを比較します。
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型番 :HP ProDesk 400 G4 DM(2019年発売)
CPU :intel Core i5-8500T(6コア/6スレッド)
メモリ:16GB(DDR4-2666)
SSD :512GB(PCIe)
OS :Windows11 Pro
GPU :Intel UHD Graphics 630(CPU内蔵)
サイズ:177x175x34.2mm / 1.25kg
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型番 :MINISFORUM UM773 Lite(2024年発売)
CPU :AMD Ryzen 7 7735HS(8コア/16スレッド、Zen3+)
メモリ:32GB(DDR5-4800)
SSD :1TB(PCIe Gen4)
OS :Windows11 Home
GPU :Radeon 680M Graphics(CPU内蔵、RDNA2)
サイズ:幅127×奥行き128×高さ47mm / 約600g
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CPUにAMD Ryzen 7 7735HS を積んだ UM773 Lite はさすがに速く非常にサクサクと動作します。内蔵グラフィックも大きく進化しているので軽めのゲームなら十分動作します。
一方、HP ProDesk 400 G4もブラウザや少ないデータの表計算ソフトを使っている程度であれば、ほとんどストレスはありません。
ただ、単独で使っているとあまり感じませんが、UM773 Lite を使った直後に使うと HP ProDesk 400 G4は、ブラウザのタグを開くときやソフトウェアを起動などにちょっとしたもたつきを感じることがあります。
また、内蔵グラフィックは非常に弱いので、ゲームなどの動作は、ほぼ現実的ではないと考えた方が良いと思います。
結局出せるお金との相談という事になってくるのですが、あくまでも支出を抑えたい場合には、整備済みの中古という選択肢も「有り」だとは思います。
(ただし、後述するように正しく選ぶ必要があると思います)
最新でも、N100、N95は最速ではない
ただし、最新のCPUだからといって必ずしも最速ではない事は知っておく必要があると思います。
intelのCoreシリーズや、AMDのRyzenシリーズなどであれば、程度の差こそあれ最新のものであればそれなりの速度はあると思います。
ただし、お値段もそれなりにはします。
新品なのにやけに安く売っているPC(ノートPCなら5万円以下、ミニPCなら3万円以下くらい)のCPUは、Coreシリーズではなく、intel N100, N95, N97 あたりです。
これらのCPUはCoreシリーズから高性能なPコアを外し、省電力用のEコアのみの4コア4スレッドで構成されたCPUで、性能はかなり落ちます。
私の買った中古PCのCPU intel Core i5-8500T(6コア/6スレッド)(2019年発売)よりも性能はやや下です。
この記事シリーズ③の「ベンチマーク」の「PCMark10」の値と ⬇️
こちらの「PC Watch」の記事にある、N100, N95搭載PCの「PCMark10」の値を ⬇️
比べてみると、
Core i5-8500T:
Overall:3548, Essentilas:7365, Productivity:5432, Digital Content Creation:3030
intel N100:
Overall:3010, Essentilas:6733, Productivity:4399, Digital Content Creation:2486
intel N95:
Overall:3115, Essentilas:6914, Productivity:4672, Digital Content Creation:2540
となっています。
1割~2割程度ではありますが、すべての項目で古い intel Core i5-8500T の方が N100, N95を上回っています。
とはいえ、この程度の差は体感ではほとんどわからないだろうと思います。
(私は、N100, N95 は使っていませんが、データを見る限り)
どちらを買うか?
ミニPCやコンパクトなデスクトップであれば、新品の N100, N95搭載のPCと、中古整備済みの intel Core i5-8500T程度のCPU搭載のPCは、3万円前後と、ほとんど同じくらいの価格で売られています。
CPUの性能だけで言えば、前項に書いたように大した差は無く、どちらを買ってもそれほど変わりはないと思います。
だとすると、
・新品か中古か?
・聞いたこともない中国メーカーの新品か、HPなどの大手メーカーの中古か?
という選択になってくると思います。
「他人が使ったものなんか絶対に嫌!」という人もいるでしょうし、たとえ中古でも大手メーカーに信頼を寄せる人もいるでしょう。
ここは本当に人それぞれの選択になると思います。
どちらにしてもメモリはできれば16GB
私は16GBと32GBのPCしか使っていませんが、上でリンクした「PC Watch」の記事などを見ても、8GBでは色々と苦しい場面が出てくるようです。
とはいえ、ブラウザを使ったり、ブログを書いたりする程度であれば8GBでも使えないわけではなさそうです。
価格と自分の使用状況を考えて選ぶしかないわけですが、可能であれば16GBをお勧めしておきます。
SSDはできればNVMe
いまだに、メインのストレージがSATA接続のSSDになっているノートPCやミニPCがあるようですが、できれば新しいNVMeの方が良いと思います。
ただ、ベンチマークをとると両者には大きな差が出ますが、OSやアプリの起動などの体感に近いと言われているランダムリードのデータや「PCMark10」の値ではそれほど差は出ないようなので、SATAでは絶対にダメという事もないのでしょうが、あえて選ぶ必要もないと思います。
容量は、256GB以上がお勧めです。128GBだとOfficeなどの大きいソフトを入れるとすぐに残量が少なくなる可能性があります。
残量があまりに少なくなると、Windows11の動作にも影響が出てくる可能性があります。
中古の場合、CPUは第8世代以降が必須!
速くないとはいえ最新の N100, N95ならば問題はありませんが、中古の場合はCPUの選択が一番重要になってきます。
ここまでの他の条件は「人それぞれ」とか「できれば」とか言ってきましたが、中古のPCを買う時、CPUは「必ず」第8世代以降(Core ix 8000番台~)(AMDなら Ryzen 2000シリーズ以降)を強くお勧めします!
なぜならWindows11に正式に対応しているのは、この条件をクリアしたCPUだけだからです。
(その他にも、メモリ量等いくつか条件はありますが、このCPUの条件が一番のネックになります)
(AMDのRyzen搭載の中古PCは少ないので、この先は "Intel Coreシリーズ" 中心で話を進めます)
第8世代より前のCPUでも、裏ワザを使えばWindows11はインストールできるようで、Microsoftも禁止しているわけではありません。
ただし、今後OSの更新ができなくなったり、トラブルがあった時の再インストールが大変だったりする可能性があると思います。
今でも通販サイトなどを見ると、第8世代より前のCPU(Core ix 7000番台, 6000番台)を積んだノートPCにWindows11をインストールしたものが販売されていますが、全くお勧めしません。
わざわざ苦労したいというのなら別ですが、個人的には絶対にやめた方が良いと思います。
(Linuxをインストールしようなどと考えている人なら問題ないでしょうが、そんな人はこの記事を読んでいないでしょう)
まとめ
新品のN100, N95との比較も含め、中古PCの選択のポイントを書いてきました。
ご異論のある方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでも現時点での私の知識の範囲での、私の意見ですのでご了承ください。
今、Amazonで「中古 ノートPC」で検索してみました。
Windows11に正式対応していない古いCPU(Core ix 7000番台(第7世代), 6000番台(第6世代))を積んだノートPCが、まだまだたくさん売られています。
(第5世代やCeleronまで売ってました。うぅん、ちょっとひどくないですか・・)
これらの古いCPUのノートPCは、1万円くらいから3万円くらいまでの価格で販売されていますが、よく探せば数千円から1万円くらいの差で第8世代以降(Core ix 8000番台~)のCPU搭載のノートPCが見つかります。
Windows10のサポート終了は、今年(2025年)10月です。
Windows10はその時点からサポートが無くなります。
使えなくなるわけではありませんが、Windows10のままネットワークにつないで使うのには大きなリスクが伴い始めるという事になります。
古いCPU搭載のPCでもWindows11をインストール済みであればとりあえずは使えるでしょうが、前述したように何かあった時には不安が残ります。
ちょうど昨年(2024年)から、第8世代CPU搭載のPCが5年経過のリースバックで出回り始めています。
中古PCを買うなら、わずかな金額の差に惑わされず、第8世代以降のCPUを積んだPCを強くお勧めします!
正確な知識を持つか持たないかで、後々大きな差になってくると思います。
記事① ② ④ へのリンク ⬇️