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読書「リラの花咲くけものみち」 藤岡陽子 著

リラの花咲くけものみち 表紙


藤岡陽子著 「リラの花咲くけものみち(光文社)を読みました。

2023/7/20発売という事で、かなり最近の藤岡陽子氏の長編小説です。
先日ドラマの紹介をしたばかりですが、 ⬇️

www.nhk.jp

現時点(2月13日)では、全3回のうち2回が終わったところです。

普通に考えれば15日(土)に放送されるドラマの最終回を見てから、小説を読めば良いのでしょうが、結局我慢しきれず最終回を待たずに小説を読んでしまいました・・・🙄

原作を知らないドラマの途中で、原作を最後まで読むという、自分でも過去に経験のないことをしてしまい、小説を読んでいる途中も「この場面はドラマで見たんだっけ?このセリフは?」と、何とも不思議な感覚を味わいました。

結果論ですが、いやな体験にはならず、今はドラマの最終回がどう描かれるかを楽しみにしているという状況です。

 

話がそれました。小説の話に戻ります。

「リラの花咲くけものみち」は、大筋としては、母親の病死と父親の再婚によって引きこもりになっていた少女が、祖母や友人に助けられながら獣医師を目指して成長していくという物語です。

私は、お涙頂戴の感動ものは大嫌いで「号泣必至!」とか「主人公の少女が余命半年の難病に・・」とかいう小説は絶対に読まないのですが、この「リラの花咲くけものみち」は素直に感動しました。
(まあ、はなから「号泣必至」とかうたっている小説ではありませんが・・・)

主人公の少女が大学に入学するところから始まり、獣医学を学んでいく中で生命と向き合い葛藤しながらも、祖母の愛情や同級生・先輩らの友情に支えられながら成長していく姿がみずみずしく描かれています。

ただし、単に優しいだけの物語ではなく、具体的な動物の治療や死と向き合う場面なども多く描かれているので、そういう表現が苦手な方にはお勧めできないかなと思います。

著者の藤岡陽子氏は、自身が看護師であるせいもあってか、ベタに感情を盛り上げるような表現はせず、生命や自然を現実的に見つめて、冷静な文章を書かれる作家さんだと思います。
そういう点も私の好みに合ったのだろうと思っています。


1年前に紹介した「いつまでも白い羽根」も、少女が看護師になるまでの成長物語でしたが、こちらの小説には悪意のある人間がいたり、ちょっと嫌なエピソードもありました ⬇️

 

それに比べると、この「リラの花咲くけものみち」はあまり嫌な感情を持つ場面は少なく、どちらかというと主人公のことを心配しながら感情移入して読み進んでいける小説だと思います。

ベタでは全くありませんが、ジワリと泣けます(号泣必至とは言いませんが 😁)。

動物が好きな人、鳥が好きな人、自然が好きな人、北海道が好きな人、思春期(元思春期やこれから思春期も含め)の子供のいる人、人間の成長する姿が好きな人、
強く、お勧めします 😃

 

★★

2025年2月13日現在、Kindle Unlimited で読むことができます。
まだ文庫化されていないので、普通に買うと1,870円です。
ドラマが終わったら(2月15日)このセールも終わるような気がしていますがどうでしょうか?。会員の人は今のうちかも。

 

 




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