2019年に参加して楽しかったので、またいつかと思っていましたが、久々にやって来ることができました。早春の長閑な吉備路を皆で賑やかに巡る変則周回コースに、沢山の方の応援が揃って、“そうじゃ!こういう大会が好きなんじゃ!”と思える楽しい時間でした。




あの日も行く先々でパンをいただいていたのですが、今回は大幅にご当地メニューが増えていました。そして提供のペース配分など考えていないとしか思えない勢いで、序盤から豪華な「食べ物」が総力戦を仕掛けてきます(超褒めています)。表示も「給食」や「フード」ではなく、「食べ物」というのがまたそそります。




いただいただけでも、少なくとも、華やき、セロリの漬物、赤おにシフォン、フレンチトースト・抹茶あんぱん、若鶏のからあげ、チーちく、豚汁、糖質0g麺、ミニチュッピーパン、干し梅、苺、そうじゃ果実のコンポート、ちょっこもんチョコ、スパイスキーマのプーリー、というすさまじさ。更に33km過ぎの名物私設エイドでは、7年前にスルーしてしまったカレーもいただき、宿願を果たしました。終了後もぜんざい、甘酒、ABCスープ、いなり寿司でお腹いっぱいです。







コースは変則周回コースで、コースマップを見ただけでは勿論、走っていてもなかなか位置が分かりません。不思議な感じすらしますが、気付けばフルの距離を走っているので面白いものです。勿論備中国分寺五重塔も少なくとも二回(注意していれば三回)見ることができます。




走りは、もう完全に距離走の位置づけで、最後上げることもせずに淡々と走りました。大会の魅力である応援とエイド、コースは十分に堪能できたので、これ以上は望みません(3時間19分台。151bpm, 198spm, ストライド1.07m, 上下動比5.0%, 上下動5.6cm, 左右接地時間バランス48.6%:51.4%, 接地時間249ms, エボライドスピード3)。








パンわーるど総社を自称する総社市。パンの製造出荷額が岡山県下No.1ということで、パン活も楽しいです。今回のパン活ではこちらのサイトにお世話になったのですが、素晴らしい情報量です。岡山にはおいしそうなベーカリーが多過ぎて、一生かかっても回れないのではと思います。







翌日は倉敷観光で、朝の静かな美観地区を巡ったり、井上家住宅、倉紡記念館、倉敷市立自然史博物館を見学したりできました。勿論憧れのかっぱさんのデミカツに、パン活も楽しみましたので、正に食い倒れの遠征となりました。







種目も多く、それゆえにエイドやコースで混雑するのは確かです。だが、それがよい。そういうことも含めて笑って受け入れられるのが、ご当地大会らしくて素敵じゃないですか。記録を狙える大都会の大会もよいのですが、時には記録など全く意識の外において自由に楽しめる大会で、応援を受けながら肩ひじ張らず笑顔で走るのもよいものです。きっと応援して下さっている方にとっても楽しいはずですし、実際、リピーターも多いのではないでしょうか。こういう大会があることを、多くの方にお伝えできれば嬉しいです。なお、私が会得したそうじゃ吉備路マラソンの攻略法といえば、“食べ物は一周目で全部取れ”くらいしかありませんが。




総社の皆様、この度は温かく明るい応援で支えていただきありがとうございました!不思議なご縁も感じますし、パンもおいしいので、また遊びに行かせていただきたいと思います!




2019年の大運動会感も楽しい思い出です。タイムはほとんど変わりませんが、食事と写真は今回の方が大いに力を発揮しています。
おかやまマラソンも2025年にして初参加を果たしました。給食攻勢で普通のエイドが途中から無くなるという信じ難い程のおもてなしぶりです。
早春の里山を駆ける空気は、丹波篠山ABCマラソンが似ているように感じました。老舗の人気大会ですので、是非一度はご参加を。
続きのページには、ほぼ完食したエイドやコース、そして明るい吉備路の応援だけでなく、パン活や観光のあれこれなども写真満載で詳しく残しています。楽しさが伝わり、“やってよかった”、“今度出てみようかな”と思っていただけると最高です。
コメント、スター、↓のバナークリック、SNSなど何でもよいので読者の存在をお知らせいただけますと、私が“まだいけるじゃろ”横断幕を掲げます。
次回予告は“春高楼の~名水の~”です。難コースな上に、遅いと帰りの飛行機に間に合わないというスリル満点の弾丸ツアーです。
前日
大阪から岡山・総社へ
7:50くらいに起床し、バランスディスク片足立ちやダイアゴナルを軽くやってから、これまた軽く30分ジョグしました。朝食は豚バラ、白菜、葱、人参の酒蒸しに鹿児島黒酢ポン酢というオーソドックスなものです。肉と野菜で、遠征では不足しがちなビタミンを摂っておきます。

金夜は穴水町ふるさと納税返礼品のジビエいのししカレーを牛こま野菜炒めにかけるという贅沢なものでした。こちらのカレーは猪肉がごろりと入っていておいしいのです。風味も独特で、各地のカレーを食べ比べるのも楽しいものです。トマトとアボカドのサラダも身体によさそうです。


新大阪から岡山まではバリ得こだまで5,000円。倉敷で荷物を預けてから総社に行っておくというプランです。移動は以下の流れでした。
新大阪10:37発→岡山11:43着
岡山12:04発→倉敷12:20着
倉敷12:58発→総社13:10着


移動中読書は、先週と同じくYuval Noah Harari "Nexus"を読んでいますが、何せ岡山が近過ぎてほとんど進みませんでした。民主主義は真実を決めるための仕組みではなく、どうしてもぶつかる利害を調整してどうにかやっていくためのものであるというのは、改めて意識しないといけない点です。言われればわかっているよという割に、結構忘れてしまうことだと思います。
熊本で買った鷲田清一先生の『オノマトペの現象学』は考えたことのなかった音の持つ力について気付くきっかけになり、かなり興味深いです。心理学も哲学も、皆が密かに感じている生きづらさを少しでも和らげるために、触れておきたい分野です。
総社観光
前日受付はなく、参加賞タオルもプログラムも事前郵送です。遠征組からすると参加し易くなりました。しかしここはパンわーるど総社。日曜お休みのお店もあるため、土曜にも来るしかありません。総じておいしさと量に合わないくらいお手頃価格のパンが多く、パン好き歓喜の街です。しかし食べ過ぎてしまって大変なことになりかねないリスクもあります。


折角ですので会場の方まで歩いて、懐かしい気持ちになってきました。“そういえば最後はここを走って、こういう景色で終わったんだった”、“この広場もあの日と変わらないな”といった感情が去来します。参加者が多くて混むことが予想されますので、会場で大体の動線や荷物預け場所などを確認しておくと、当日余裕を持って動けます。










今年もそうじゃまる得サービスの店ということで、多くのお店が協賛して下さっています。前回もこんなに地域で応援してくれる街なのだと感心したことを覚えています。なお、和食たにもとさんはお昼の営業をやめていたので、天ぷらは食べられませんでしたが、その分沢山パンを食べられるようになったと前向きに捉えます。


パン活
- ベーカリートングウさん
総社駅のすぐ目の前にお店を構え、昭和3年(1928年)から営業されている老舗中の老舗です。学校給食のパンも製造されてきたそうで、お店にも若者から年配の方まで次々とお客さんが訪れていました。日月お休みですので、土曜しかチャンスがありません。


正に総社のソウルフードということで、パンも迷いますが、定番中の定番、油パン(上あん)は絶対に買わなくてはなりません。この手のパンはミスるとベトベトしてしまうものですが、生地のもっちり・しっとり具合が別格なのです。そして程よく温かく、餡の甘さとシナモンの香りが加わり、“この味を思い出せてよかった”と思いました。

総社には、かつてのB級グルメブーム華やかなりし頃に生まれた総社ドッグというものがあるのですが、今や完全に日常に定着して特に何も言わなくなったようです。総社駅前ドッグも買うしかありませんが、ケチャップも卵もソーセージも、全てが懐かしい味でした。力餅あんぱんもあまりに惹かれたので買いましたが、餅と餡、デニッシュ生地がやけにマッチしていました。


- エビスパンさん
駅から逆方向に離れていて少し行きにくい(しかも総社は小路が入り組んでいてすぐ迷う)のですが、7年前においしかったので再訪したかったのです。“油っこくない、甘すぎない、パンの種類が少ないのないないづくし”、“だれかお店に来て話し相手になって下さい!!”というメッセージも素敵です。お店の前には16年目であることを告げるボードも。


実際マラソンのことなど楽しくお話しさせていただき、やはりいいお店だと再確認しました。全粒粉入りベーグルもどきはチーズの羽までしっかり香ばしく、レーズンパンはよつ葉バターがものすごくたっぷり入った贅沢な逸品です。クリームパンは記憶の通り驚きの柔らかさとそれによく合う甘さで嬉しくなります。いちじくとナッツのパンも我慢できないおいしさです。




これだけ買ったので結構いっただろうと思いきや、まさかの570円。570円以上買うとグリッシーニをいただけるということで狙ったみたいになりましたが、どれも安過ぎます。ここで一人で600円買おうと思うとかなり難しいのではないでしょうか。とにかくありがとうございます。


- アンブロシアさん
駅に応援の書を掲げて下さっていた総社南高校の生徒さんに大人気のじゃみサンドを味わうことができます。他にも気になるパンはあったものの、ここは体育会系とある上トンカツ&コロッケでいくしかないでしょう。



こちらはパン二つ分くらいあるのではというボリュームで、普通の人ならこれ一つで満腹になるかもしれません。カツも分厚くておいしく、今思い出しても一個で全て解決するのではという程の満足度でした。

- パティスリー&ブーランジェリー杏さん
日曜お休みですので、土曜のうちに訪問しました。スタート地点のすぐ傍にあるお店です。パンは売り切れていたのか、メインのケーキや焼き菓子などのみになっていましたが、どう見てもおいしそうなのできびさんぽの白桃と杏を選びました。マラソン出ますとお伝えすると、矢喰いの岩(メレンゲ菓子)をサービスしていただけました。二つしか買っていないのに恐縮です。



きびさんぽ杏は食べ歩きには勿体ないくらいで、おいしい珈琲やココアと一緒にいただくと更に光を放つでしょう。白桃は家で大事にいただきます。


- Patisserie Coa(パティスリー コア)さん
常盤通りにある洋菓子屋さんで、パンも思った以上に種類がありました。店員さんはエイドの給水ボランティアで参加されるということで、ランナーとしてとても嬉しかったです。場所的には川の方と仰っていたので、会って分かることはまずないにせよ、お礼はしっかり言おうと思いました。



ダマンドショコラはさくさくのデニッシュ生地の味わいにココアパウダーもかかった、洋菓子屋さんならではのアレンジが素晴らしかったです。クリームチーズレーズンは明日にとっておきました。

お宿・夕食
倉敷駅前ユニバーサルホテルさんにしました。朝夕食無料、大浴場サウナありで二泊10,400円です。更に連泊で清掃不要というと200円キャッシュバック。この信じられないくらいの安さは、出た瞬間予約できたのだと思います。

美観地区のすぐ横ですので、観光にも最高の立地です。部屋も十分な広さで申し分なし。お風呂は、水風呂こそありませんが、ゆっくりお湯に浸かれると回復が進みます。




夕食は日替わりとカレーから選べて、日替わりの一口ヒレカツはなかなかおいしかったです。サラダバーもあり、こうした普通の食事ができることは、とても助かります。

夕方に45分スロージョグの途中で買ったご当地牛乳とヨーグルトを飲んで就寝です。流石に今日は食べ過ぎました。



レース当日
レース前
前日は眠かったので朝もゆっくり眠り、6:50頃に起床しました。この時間にようやく起きている時点で倉敷8:07発→総社8:19の便に乗るしかないのですが、結論を先に書いておくとこれで全く困ることはありませんでした。もう一本早いと、10kmの部の方がメインになるのかなと思います。
朝食バイキングでは玉子焼きも食べられてよかったです。魚はついつい食べてしまいましたが、やはり中盤くらいまでにおいが気になりました。Patisserie Coaさんのクリームチーズレーズンも噛み応えがあり、うまみが増しておいしかったです。



部屋でテーピングやワセリンもしっかり済ませて出発です。8:07の便は車両数を増やしていただいており、十分乗れました(しかも座れました)。一番前の車両に乗ったところ、総社駅の階段から近かったので正解でした。

総社駅から会場までは案内のスタッフさんも立っていて下さり、スムーズです。事前に書かれているとおり大体徒歩20分程です。

吉備路アリーナで出店の様子を確認し、シューズを履き替え、アミノバイタルも飲んでおきます。今日の金沢スイーツは別所の小豆かすていらで、最後に食べることでしばらく甘みに浸ることができました。


手荷物預けは何となく武道館の方に行ったものの、男子更衣室に近い多目的広場の方が便利と判断しました。トイレもこちらの方が空いていました(宿で行ったので利用はせず)。


スタート地点までは少し歩きますが、整列も緩やかなので問題ありません。ただ、スタートブロックの入口が分かりにくく(間違えたのかな)、フルAブロックまでなかなか辿り着きませんでした。別にタイムを狙うわけではないのですが、走り慣れていない方に囲まれるとお互い危ないですので。


【ちょっと真面目な内容】
練習
熊本城マラソンも終わり、速く走る理由も一切なくなったので、この一週間はランオフとスロージョグの組み合わせでした。かつての連戦の時の調整はこんなもんだったと思います。
日:熊本城マラソン3時間1分台
月:観光スロージョグ10.3km
火:オフ
水:夜スロージョグ43分(5.4km, ボメロ)懸垂、懸垂逆上がり
木:スロージョグ39分(Zone1, 5km,ハイパースピード4、梅観賞)、夜スロージョグ60分(7.9km, ボメロ)
金:スロージョグ45分(6.1km, ズームフライ5黄緑)
土:有酸素ジョグ30分(Zone1, 5.4km, ライトレーサー6)、夜スロージョグ45分(5.7km, ハイパースピード4)
シューズ
エボライドスピード3さんにしました。毎度カーボンプレートはどうなのかと思うので、時々はプレートなしでも走るようにしたいところです。薄底のターサーRP3もそろそろ履きたいのですが、やはり足裏的にきついかもと考えたため、今回は見送りました。


装備
明るい色にしようということで、くすのきカントリーマラソンTシャツに愛媛マラソンキャップにしました。ミズノマルチポケットパンツとザムストハイソックスのみのストロングスタイル。テーピングもニチバンです。貼り方がまずく、皮膚が張ってしまった結果、少し擦れましたが許容範囲です。

ゼッケン留めは大会限定のチュッピ―モデルです。弘前・白神アップルマラソンや丹波篠山ABCマラソンもそうですが、地方のよき大会だと記念に買う確率が高いです。別の大会に出る時に思い出せるのが嬉しいので。

持ち物
速く走る気は一切ありませんし、それ以上にエイドが充実しているので、手ぶらでもいいくらいの勢いです。暑いといっても春先のジョグなら大丈夫なはずです。一応ジェルフラスクにアミノバイタルを溶かし、上市トレイルでもらったシンシュウエナジーのジェルと混ぜました。

レース
序盤~前半
- 序盤(第一エイドから「食べ物」)
スタートロスは22秒。AブロックとBブロックの境目くらいだったのですが、3時間30分のペーサーさんがすぐ近くにおられました。まずは直線をひた走りますが、中央分離帯がありますので、引っ掛からないように注意が必要です。フルは左、ハーフは右のレーンを走りますが、1kmを過ぎたくらいでしょうか、やがて中央分離帯もなくなり入り交じります。集団で走ると給食が取りにくいので、2kmくらいでは3時間30分の集団より前に出ていたはずです。

サンロード吉備路の先の右手には作山古墳(全国で10番目の規模。吉備地方では造山古墳に次ぐ二番目)があるのですが、古墳とは大抵目立たない(というか横から見てもわからない)ものですので、案の定気付かずでした。むしろ早くも折り返してくるランナーの集団に気を取られていました。20分先にスタートした5kmの皆様ですね。

左折して、備中国分寺五重塔を仰ぎ見ながら走ります。この景色を見ると、“そうそう、総社といえばこれだよな”という気持ちになり笑みがこぼれます。山手福山合戦太鼓さんの応援も、あの日と同じで元気が出ます。激しく打ち鳴らすというよりは、一定のリズムで着々と音を連ねる感じでした。二周目もよろしくお願いします。



この少し後に最初のエイドがあるのですが、「水」などの表示の先に「食べ物」の文字が見え、いきなり華やきが登場します。“えっ?早過ぎるのでは?”と思いましたが、二周目に残っている保証はないので、ありがたくいただきました。ちなみに、案の定二周目では華やきの姿は見られなかったので、とにかく一期一会で全部いただいていく姿勢が勝負を分けます。なおコメダ羊羹ではなくヤマザキようかんでしたが、こちらも美味しかったです。

このエイドの後は軽く上って下ります。応援の方も多く、笑顔がこぼれていますので、走っていても明るい気持ちになります。距離表示を見ながら、二周目で通る時には+24kmくらいだということを把握しておきます。

この通りはざっくり二回上りがあると覚えておけばOKです。6km辺りの一回目、7km手前のセブンイレブンからの二回目です。どちらも騒ぐ程の坂ではなく、余程の速さで突っ込まなければゼーハーまではならないかと思いますが、ある程度心の準備をしておいて損はありません。

二回目の坂は、新庄下上り坂という所だと思いますが、こちらでは倉敷翠松高校サッカー部の生徒さんが坂の上で待っていて下さるので、特に二周目(30km付近)は力になります。

上り切って下りに切り替わる頃に7km。まだ日陰も割とありますし、風も涼しいので楽です。手元33:11くらいでした。


- 前半(「食べ物」チャンスは一度だけ)
橋を渡り左折してすぐの場所にエイドがあります。こちらではセロリの漬物をいただきました。これはかなり塩味が利いていて、ご飯又は水が欲しくなりますが、生憎水は十分に取れませんでした。セロリの香りは爽やかで(強いものではなく)、ご当地の特産品を知ることができました。


足守川沿いを進んでいくと、バンドの演奏が聞こえて来ます。Cinemaさん、ゆがみんさんということで、一周目と二周目で入れ替わっていました。一周目では女性バンドの熱唱が力になりました。

岡山JCTの高架を抜けて少し行った所には、大規模私設エイドがあります。そう、7年前もこちらにあったはずです。一周目はドリンクをありがたくいただき、二周目に備えてフルーツの存在などをインプットします。

次のエイドでも蒟蒻ゼリーをいただき、何とか絞り出しながらむせないように味わいます。この辺りでは何度かスマホがうまく起動せず、かなり力の入った応援をしていただきながらミスショットもあったのですが、岡山自動車道沿いの少年野球チームのハイタッチは撮影することができました。川崎医療福祉大学や岡山大学の学生さんの応援があったはずです。


岡山自動車道を左に据えてしばらく進むと、フルとハーフの分岐が近いことを示す表示が出現します。二周目では通らないルートになりますので、ここから先は応援もエイドも取りこぼしが許されません。気持ちを引き締めます。

雪舟生誕地公園は二度通るのですが、往路で赤おにシフォン、フレンチトースト・抹茶あんぱんの全てが登場してしまいます。“復路で取ればいいかも”などという甘い考えは今すぐに捨てましょう。しかし三つ全部取ってしまうと罪悪感もありますし、コップの操作も難しくなります。一つは口に咥える→持ち替えて全て撮影する→一つ食べてコップを重ねる、というステップを踏む必要があります。赤おにシフォンはふわふわ、フレンチトーストは香りからして魅惑的、抹茶あんぱんも間違いのない味わいです。



忘れていましたが、テクノパーク総社への道は地味に上っていました。折り返して来るハーフの選手が結構な勢いで走っていますし。しかし上りはそこまで長くはなく、テクノパーク総社の折り返し地点では、環太平洋大学サッカー部の皆様が大声で応援して下さります。周りのランナーさんも明らかに元気を取り戻していました。7年前もこの応援はよく覚えています。


下っていくハーフの皆様とは一旦お別れし、フルは少し上ります。日陰なので気分的には楽です。ここを下った辺りで14kmになります。



中盤
- 中盤①(チーちく、唐揚げ、豚汁)
旧国道429号の途中では少し上りがあったと思います。エイドに向けた右折の前で下っていましたので。このエイドでは紀文のチーちくがふるまわれるのですが、覗いてみるとちくわの向こうも見えます。“端の方だからチーズがはみ出たのかな”と思いつつ口に含むと、チーズがたっぷり練り込まれていて見事な味わいでした。

この辺りはサイクリングロードになっていたりで、大規模大会では出会うことのない細い道に入っていくこともあります。整備された公園では、すぐ近くで応援も受けられますし、太鼓で盛り立てて下さる方々もいて、やはり楽しいです。備中国分寺は前方にあるはずですが、狙わないと分かりませんね。

16.4kmの第三関門を抜けるとまたもエイドが。そしてまたもチーちくが。“今さっき食べたばかりです”などと言えるはずもなく受け取り、更に目を引く巨大な若鶏の唐揚げもいただきます。セロリの漬物よろしくご飯がほしくなりますが、ここも落ち着いて食べるしかありません。唐揚げはパンチが利いていましたし、沿道の皆様にも笑っていただけたのでよかったです。しかしまだ中間点にも達していないのにこのふるまい攻勢は大丈夫なのでしょうか。

唐揚げを食べながら右折し、最初の大きな通りに戻って来ます。今回は事前にかなり細かくコースを確認していたので、前から走って来るのが5kmの選手だということも分かりました。それにしても種目が多い分にぎやかでよいことです。

何となく市街地に帰れるのかなという甘い願望空しく、フルは右折して、いかにも吉備路らしい風景の中へと誘われます。ここもちょいちょい曲がりながら進むと、民家の間を走るエリアになり、神社の近くでご家族で応援して下さる方もおられたりで楽しいです。


総社東小学校の所を右折するとすぐにエイドです。こちらには豚汁がありましたので、こぼす可能性を考慮して、止まっていただくことにしました。言うまでもなく、ここを走り去ると後悔するはずです。味噌と野菜の味が身に沁み、また活力が得られます。テーブルの裏にコースアウトして写真を撮っていると、笑っていただけました。


長閑な道の途中にも、応援して下さる方が沢山です。今日は余力もあるので、笑顔で声援にお応えしながら走る時間が長かったです。フィギュアスケートや歌舞伎でもそうですが、見ている方に伝えるためには、かなりオーバーなくらいの笑顔を心掛けて丁度いいくらいだと思います。

中間点で手元1:38:38でした。このまま行けば3時間20分は余裕で切れそうです。しかし後半はエイドの難易度が爆上がりすることを忘れていました。


- 中盤②(止まってでも全ての「食べ物」を)
22kmくらいで雪舟生誕地公園に戻ってきます。ここでハーフ組と合流しますが、彼らは2時間以上かけて楽しく走るスタイルですので、エイドでは悉く止まって行列を作ります。これはもうそういうものとして織り込み済みですので、私も行列に加わり、糖質0g麺をいただきました。記録のかかる公認大会なら遅い人が道を譲るべきでしょうが、非公認のファンラン大会であれば経験値の少ない方が楽しめるようにすることが大事です。暑さも不安ですので、この先ハーフ組と分かれるまでのエイドは全てガッツリ止まっています(言うても合計4回なので大したことありません)。



左折してすぐの場所には岡山ダイハツさんのエイドが。こちらではミニチュッピーパン、干し梅に加えてロールケーキまでいただいてしまいました。甘くておいしく、チュッピーの愛らしさも力になります。


大通りで一つ歩道橋を下り、流れで左の方の道に入ります。南溝手の歩道橋の上からも応援していただけますし、本物のコントラバスの演奏もあります。応援旗に「頑張れマラソん」と書いて下さっているのも嬉しいですね。走っていても、旗を振って下さる方がいっぱいで元気が出ました。


続いてのエイドではそうじゃ果実のコンポートをいただきました。二周目はなかったと思いますので、ハーフ組と列をなしてでも一周目で取る必要があります。冬桃がたりコンポートということで、桃王国岡山の味を堪能します。

25kmで左折し、少し行った所でハーフと分岐します。“次にここに来た時には右折できるのだな”とイメージを得た所で二周目に突入です。二周目に入るとしばらくは静かに進むのかと思いきや、前方からはフル一周目の方々が走って来ます。初参加時は誰が走って来たのかわからず面喰いましたが、マジックのように幻惑されるコース設定は面白いと思います。



応援を受けながら左折し、二度目の備中国分寺五重塔です。今回は先程とは違う位置から撮影しました。28kmで手元2:12:06でした。このまま行けば3時間19分台でしょうか。



後半~終盤
- 後半(ついにあの私設エイドで)
二周目も福山合戦太鼓さんの演舞で元気に走っていきます。太鼓の響きは勿論のこと、皆様の笑顔が素敵です。直後のエイドでは、ヤマザキの羊羹しか見えなかったのですが、“一周目でいただいていますので”などと口にできるはずもなく、結局手渡していただきました。軽い下りで食べる流れも定着しています。7年前にパンを食べまくった際も、この下りで食べていたなと思い出していました。



岡山市に入って少し行くと一つ目の上りです。30km地点では下りに入っていますので、その少し前くらいからですね。


そして1kmも行かないうちにセブンイレブンからの上りに突入します。一周目でも書きましたが、坂の上では倉敷翠松高校サッカー部の応援が待っていてくれるので、頑張れますし見せ場でもあります。力んでは駄目なのですが、笑顔で余力を見せながら走ると、喜んでいただけます。




坂の上で下りになる頃に31kmです。下りは前方に伸びていく道と田畑が気持ちよい場所です。足守川の流れもおだやかで、青空をきれいに映していました。


次のエイドでは、昨日お会いしたPatisserie Coaの店員さんがおられるのを認識したので、“昨日はありがとうございました”と言いましたが、まあ分からなかったでしょうね。まさか全身オレンジで走っているとは思わなかったでしょうし。二周目はセロリの漬物ではなく、ちょっこもんチョコをいただきました。造山古墳蘇生会さんが販売されているもので、何やら特徴的な模様が刻まれているなと思って後で調べたところ、「直弧文」(※直線と円弧から成る特殊な文様)ということです。また一つマラソンを通して新たな知識に出会えました。チョコも食べ応えがあっておいしかったです。

二周目もギターの音にテンションを上げて高架を潜り、33kmを過ぎた辺りで、ついにあの大規模私設エイドが。コーラとミカンとキウイはいただこうと準備していましたが、カレーもぜんざいもあるということで、全ておいしくいただきました。7年前はビビってカレーをスルーしてしまい、“次こそは必ず”と誓いを立てていたのでした。7年前からの宿願を達し、親切な皆様の記念撮影をさせていただき、これでまた吉備路に新たな思い出を刻めました。本当にありがとうございます。






更にテンションの高い着ぐるみさんや物凄い勢いでポーズを決めて下さる方の応援などが続き、この辺りはむっちゃ楽しかったです。普段は静かな場所でしょうし、単独で走ると退屈に感じるかもしれませんが、この応援があれば楽しく走れてしまいます。皆様の支えがあってこそ、ランナーは走ることができるのです。




小さな橋を渡り、岡山自動車道に沿って進み、一周目では雪舟生誕地公園に折れた道を直進します。この辺りで35kmです。


- 終盤(最後の最後まで「食べ物」を)
岡山ダイハツさんのエイドではまたもロールケーキをいただきます。やはりミニチュッピ―パンは完売でしたので、一周目で取ってよかったと安堵します。この辺りもまた混んで来たなと思っていたのですが、少し先で5時間30分のペーサーさん(一周目)に追いついたので状況を理解しました。しかしこれで間に合うのでしょうか。


ハイタッチ手袋での応援も、歩道橋の上からの声も一周目の記憶と重ねながら走れるのが周回コースのよいところです。コントラバス演奏は『サライ』でした。ここで背中に何やら文字を沢山書いた方がおられたので、よく見ると、“今日完走したらフル320回目!”ということで、度肝を抜かれました。“私も140回目ですけど、320なんてすご過ぎます!”などと話しかけ、本当にすごい方にお会いできたことにしばらく興奮していました。どうか無事に完走されていますように。


今日は走り的に頑張る気は一切なく、とにかく完食が目標でしたので、多少の停止も厭わず苺もいただきました。総社の苺は甘みがしっかりしているとのことで、この後しばらくは苺の香りと甘さで口の中がいっぱいでよかったです。

38.5kmの関門でいよいよ終わりが近づきます。左折して少し南下し、フル一周目組と分かれて右折します。市役所通りに入ってからが意外と長く感じました。ランナー的には大きな目標物がある所で曲がれるよう願うのですが、青山を過ぎても市役所まではなかなか着きません。真面目に走っているとかなり険しい表情になりそうな展開です。
しかしこの直線でも沿道応援ライブがあり、“私が初めてこの大会で応援したのは7歳の時でした!”といった声も聞こえてきたので、“やはりこうして長年続き、地域に定着した大会はいいものだな”と思いました。

エイドでは赤米クッキーが出るはずだったのですが、見当たらず。しかしパイナップルがいただけたので甘みに気分も上がります。


そして最後の最後、左折直前のエイドではスパイスキーマのプーリーがふるまわれますので、ここも絶対に外せません。タイムは今更どうでもよいので確実にゲットします。左折して備中温羅太鼓さんの演奏を見届けてから、落ち着いていただきました。ここでしか食べられない味ですから、ありがたみが違います。しかし流石にこの距離でここまで食べ続けたので、かなりお腹が重くはありました。


最後は中央文化筋を会場の方へと直進します。今回はスパートをかけないことにしていましたし、4:30/km付近は出ていたので、前足を乗り越える感覚の確認に徹しました。会場前でロータリーを回り、後はフィニッシュゲートを通るのみ。7年前もこのゲートだったことを思い出しながら、応援の声を聞き届け、笑顔で締め括らせていただきました。


アフター
レース後
会場
フィニッシュ後はお水をいただけますので、持参したマイカップで5,6杯はいただきました。アミノバイタル粉とアミノプロテインも即摂取しています。動線に沿って進むと、完走証の発行に続いて、ぜんざい、甘酒がふるまわれます。ABCスープ、いなり寿司も後でいただきました。


ABCスープはその由来を聞いたところ、マカロニがアルファベットになっているとのことでした。岡山全体ではどうかわからないが、総社では学校給食で出ているとのことで、“大阪だから知りませんでした”などと談笑しました。

着替える前に下関海響マラソンブースに立ち寄ったところ、くすのきカントリーマラソンTシャツを分かっていただけました。あのよき大会が終了したことは惜しいですが、向津具ダブルフルや防府もある山口はすごいので、また走りにいきたいと思います。

おかやまマラソンブースはおかやまマラソンTシャツに着替えてからお邪魔し、昨年のエイドのお土産攻勢を称賛させていただきました。しまだ大井川マラソンは金沢マラソンと被っているので永久に出られないのですが、それも含めて談笑して楽しかったです。

手荷物預かりは男性更衣室の位置を考えて広場の方を選んだのですが、ご当地グルメブースの長蛇の列が行く手を阻んでいます。しかし皆様親切に通していただき、割とスムーズに手荷物預かりテントに到着することができました。ありがとうございます。

更衣室は時間的にまだかなり空いていたので、落ち着いて着替えることができました。無理はしなかったので、どこかが攣りそうになることもなく、ゼッケン留めを見失うこともありませんでした。お腹いっぱいでしたが、プロテインを飲み、イオンのプロテインバー2本(たんぱく質25gと15g)を食べていっぷくです(別腹なのかな)。
エボライドスピード3さんは、特に目立った損傷もなく、普段の練習と変わらない感じで走れました。プレートなしでも程よい厚さで走り易いのかもしれません。ナゴヤアドベンチャーマラソンと沖縄100kを走ったとはいえ、今日でまだ248kmですので、色々な場面で活躍してもらえそうです。



ステージでは丁度岡山の星である黒田朝日選手、然選手のご兄弟が登場し、大勢の観客が尊敬の視線を注いでいました。原監督も電話で登場し、やたらとすごい演出でした。普通にてんまやの西村美月選手(招待選手)がテーブルで食事をしておられたり(お声がけは自重しました)と、岡山の地方大会ならではの豪華過ぎる時間でした。




折角ですのでメインアリーナの方にある観光協会などのブースにも寄り、他所ではあまり買えない総社土産やクッキーを買ったりしました。観光案内の冊子もかなり読み易くて面白いです。あと、私はエントリー時にチュッピ―ビブス留めを購入していましたが、当日でもいくつかは買えるようでしたので、買い忘れた方は是非。



しばらく5時間付近のランナーさんを応援していましたが、やはり笑顔で帰って来られる姿は見ていて嬉しくなります。走っている時とはまた違う感情が湧きますし、このゆったりした空気の中でこそ、皆様幸せそうに走っておられるのだと感じていました。


パン活(二日目)
- ナンバベーカリーさん
駅へのバスには乗らず、パン屋さんを巡ります。昨日はお腹いっぱいで買えなかったのですが、今日はほぼ完売で、エイドと同じく出会った瞬間買っておくべきだったと思い知りました。


それでもパン・ド・ロデヴは外はパリパリ、中はしっとりもっちりで、ストレートにパンの味わいを楽しめておいしかったです。

- アンブロシアさん(再訪)
貴重な機会ですので今日もじゃみサンドを買い求めます。メンチカツサンドも抜群のおいしさかつ食べ応えで、マラソン後には最高です。昨日のじゃみサンドもおいしかったとお伝えできてよかったです。

- エビスパンさん(再訪)
今日は売り切れているパンも多かったのですが、カフェオレクリームパン、あんぱんを購入できました。570円に達していないにもかかわらず、またもグリッシーニをサービスしていただき恐縮です。私のことも覚えていて下さり、昨日に続いてマラソンの話をして、17年目も頑張って下さいとお伝えしました。またお会いできますように。


8番らーめんさんが閉店してしまったことに寂しさを覚えつつ、15:51総社発の電車で倉敷に戻り、部屋で荷物の整理や振り返りも済ませます。お風呂は18時前位だったと思いますが、丁度空いているタイミングでしたので、お湯にゆっくり浸かり、ストレッチや歩行、シャワーでの交替浴など、リカバリーに努めます。

夕食は18:30頃にいただきましたが、日替わりのアジフライがおいしかったです。コインランドリーも台数が多く、乾燥機もしっかり機能してくれ、時間はかなり有効に使えました。

デザートにエビスパンさんの柔らかいあんぱんを食べ、牛乳とヨーグルトを飲んで全身満足です。可能な限りの振り返りを済ませ、23:30頃に寝ました。


翌日
朝の倉敷美観地区
別大や熊本城の後とは異なり、割とすぐに眠れました。6:10頃に起床し、ストレッチなどしつつ明るくなるのを待ちます。金沢もそうですが、観光地で歴史のある建物や町並みを見たければお店が開く前、理想的には日の出直後を狙うのが鉄則です。これがやりたいばかりに日曜の観光も抑えました。スロージョグで止まりながら存分に巡ってきました(48分で6.31kmでした)。




まだ目覚める前の美観地区は、それは静かで落ち着いた姿でした。倉敷川もそのまま見えます。人が多くて賑わっている時間もそれはそれでよいのですが、その様子はいつでも見られるので、やはり可能であれば朝一の表情も見ておきたいところです。




阿知神社も7時の時点で参道を下りて来られる方もいたことから、篤く敬われているのが分かります。いつも通り、昨日の無事のお礼とこれからのことをお祈りすることができました。






朝食は宿で玉子焼きと納豆、野菜少々を食べた後で、パン活で仕入れたパンと牛乳、ヨーグルトでおいしく仕上げました。

美観地区など建物見学
朝のうちに美しい姿を観賞しましたし、夕暮れの時間帯も初日に見ています。建物の外は堪能したということで、歴史的建造物の見学に勤しみます。




- 井上家住宅
1721年に基礎が築かれて以来早300余年、倉敷市倉敷川畔伝統的建造物群保存地区の中でも最も古いと言われる建物で、国指定重要文化財にも指定されています。令和4年に足かけ10年に及ぶ保存修理工事も完了し、江戸時代の商家に詰まった技術と歴史を感じられます。

ご親切にも当主のご家族の方が建物の解説をして下さるのですが、この解説がまた非常に分かり易くて面白いのです。蔀戸・摺揚戸や雨戸も実際に動かしていただけるとよくわかりますし、至る所にある収納も教えていただけなくては気付きません(勝手に触るなんて恐ろしくてとんでもない)。掛け軸や襖画、坪庭の見所なども、解説ありだとより記憶に残ります。





- 倉紡記念館
明治の富国強兵政策の中で重点的に強化された繊維業。倉敷の地で時代の先を見据えて倉敷紡績を立ち上げ、日本の産業を引っ張ったのが、現在のクラボウです。記念館はアイビースクエアという明治創業期に建設された工場敷地内にあり、この一帯を歩くだけでもテンションが上がります。




展示は明治、大正、昭和、現在と時代を追って説明されており、大原孫三郎による労働理想主義の実現や戦時中の繊維産業の苦境、戦後の技術の発展と事業の多角化などについて知ることができます。


自分はあまり職業に対して憧れがない方なのですが、“地元の誇りであるこの企業で頑張るぞ”という熱い思いを持った方々が沢山おられ、そのことはきっと幸せなことだったのだろうなと考えたりしていました。


- 倉敷市立自然史博物館
近場で行くところがなくなれば行くべき場所は博物館です。わずか150円で土地の成り立ちや植生が学べますし、混雑しておらず座って休んだりもできますので、観光的には定番です。基本的に子供の学習用に作られている施設も多いのですが、実際私も知らないことばかりですので、知識レベルとしても丁度よかったりします。

瀬戸内海の底からもナウマンゾウの化石が出ていること、(どこも大抵そうですが)岡山・倉敷の岩も様々な種類が入り交じっていること、言われてみれば中国山地にもツキノワグマがいること等、簡単ながらイメージを掴むことができました。







お昼
倉敷で大人気の有名店、かっぱさんです。月曜は通常お休みですが、祝日はやっているということで楽しみにしていました。お店の前の名簿は9時から記帳できるのですが、私が9:30頃に行ったところ、既にかなり埋まっており、22番目でした。

お昼の部は11:20からですが、(11:50頃にお店の前に行ってみると、)私の名前があるブロックは12:00頃~に分類されていましたので、丁度よかったくらいです。12時頃にお店の前でメニューを渡していただき、名代とんていを選択します。その後お店に入るまでに10分程待ち、店内でもそれなりに時間が過ぎ、料理が揃ったのは12:45くらいでした。丁度眠い時間なので、うとうとしていました。

待望のとんかつは、食べる前からおいしいくらいの勢いですが、お肉も衣も分厚いのですが、驚く程歯ざわりがよいザクザクの衣と蕩けるように消えるお肉に感激します。ここに伝統のデミソースが加わりますので、もう完璧です。ご飯との相性も良すぎるので、セットにすることを強く推奨します(単品でもおいしいですけど)。最後の一口まで、一切飽きが来ず、最初と同じくらいの喜びを以て味わうことができます。

パン活@倉敷
- boulangerie mugiさん
美観地区の通りにあるお店で、朝早くから開いています。朝はシンプルなパンがメインで、昼になると甘いパンも増えるようでした。


朝はサワードゥナチュラルチーズと塩スコーンにしました。前者はチーズのうまみと塩味がしっかりしており、しっとりしたクラムによく合います。後者は甘いイメージのあるスコーンに塩が加わることで、全体に引き締まり、より味が分かるようになります。どちらも焼き立てでまだ温かく、一層おいしかったです。


昼に食べた全粒粉倉敷有機しいたけ・チーズ・ハーブ&スパイスは、やはり倉敷産の食材というのが嬉しいですし、味つけも私好みです。オレンジ・レーズン・チェリー・パイナップル・レモン・ショコラノワールは、柔らかな食感だけでもおいしいですが、ショコラがどっしり入ったエリアはまた格別でした。


- 倉敷ねぼけ堂一久さん
倉敷駅からすぐの老舗で、元々は和菓子屋さんでした。朝は空いていなかったため13時過ぎに伺うと"OPEN"の札が掛かっており一安心。お店に入って間もなく、店長さんが私の着ていたアシックスのウィンドブレーカーに気づかれ、そこからあれこれと楽しくお話しさせていただきました。おかやまマラソンは意外と雨が多いこと、高校時代自転車競技部でインターハイに出場されたこと、昔大阪に住んでおられた時期もあったことなど、それはもう幅広に。



とにかく懐が深いといいますかサービス精神旺盛なお方で、お店の奥の厨房、窯まで見せていただけて大変面白かったです。60年以上前の窯はもしかすると磁器向けだったのかもしれないことや、季節によって違った苦労と工夫があること、クリームパンは先代のお父様から受け継いだ味であることなど、多々伺えました。

40年以上のロングセラーである看板商品のクリームパンは長年愛されてきた理由もよくわかる優しい味と食感でした。くるみレーズンは、一口目から行き当たる程レーズンがたっぷり詰まっていて、予想以上のクオリティでした。お怪我をなされているそうですが、是非これからも自転車に乗りつつ、元気にお店を続けていただきたいと思います。ありがとうございました。



ピーターパンさんは朝早くやっていると調べていたのですが、今日はお休みだったようです。ブーランジェリーつむぎさんは日祝お休み。ベーカリーイッカクさんは14時過ぎには完売でした。倉敷についてはあまりしっかり調べていなかったので、こんなもんです。知らない街を散歩するだけでも楽しいので、私的にはOKです。




やることもなくなったので、
倉敷16:39発→岡山16:57着
岡山17:36発→新大阪18:46着(ひかり)
で帰りました。やはり岡山は近くて移動が楽なので、また遊びに来たいと思います。親切な方も多くていい土地ですし。その節はよろしくお願いいたします。
最後に
ついつい真面目に走ってしまう人には見えない世界、とまで言うと大げさですが、タイムも順位も気にすることなく、準備して下さった方のご期待に応えて楽しく走るというのもまたよいものです。そうじゃ吉備路マラソンは、そういうことも可能にしてくれる大会だと思います。二度目の参加で改めてよくわかりました。
とにかく大規模化して観光客を呼び込むような一大イベントもよいのですが、そこまで外からの参加者に頼らずとも、地元中心で皆が笑顔で集まれる大会があることは、とても大事なことだと思います。タイムだけが、知名度だけが大会の価値を決めるものではありません。色々な大会があった方が楽しいですし、そうあるべきだと思います。
素敵な大会を続けていただき、今回も笑顔で楽しく迎えて下さった総社の皆様に改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
ここまでご覧いただきありがとうございます。