長引く怪我でこの11か月は満足のいく練習が積めませんでした。更に2026年に入ってからは体調不良により一週間のランオフ。到底PBなど望める状態ではなかったのですが、別府・大分の皆様の最高の応援のお陰で、今までの経験も全て出し尽くしてグロス2:57:49で終われました。やはり別大は特別な力が出る舞台です。一緒に走って下さったランナーの皆様もありがとうございました。今日この走りができたことは、過去にも未来にもつながりますし、本当に嬉しかったです。
初サブスリーだった2023年はネット前半1:29:31、後半1:28:04、今回はネット前半1:29:29、後半1:27:58という、自分でも驚く程の一致を見せる鉄壁のペース配分でした。基本的に7km毎に大体の目安を確認するくらいですので、今回ほぼ同じくらいで走れたことは、経験の賜物だと思っています。

今年はどれくらい走れるか自信がなかったのですが、その中でも、“やれることをやり切れば、全力を尽くして走り切れば、必ず新しい自分に出会える”と腹を括り、できることは全てやり尽くしました。過去の自分のタイムや、まして他人と比較しても意味がありません。今日この時にできることをやったかだけが問題なのです。これは毎年読んでいる室伏広治さんの『ゾーンの入り方』に教わったことです。




スイミーさん(id:suimie-suimie)の“抑えて抑えて出し切って”を何度も自分に言い聞かせて、35kmまで余力を残すように心がけたことと、昨年翌朝に別大国道を走ってみたことから、過去の別大で一番景色を見渡すことができました。二階堂焼酎の看板も、別府タワーも、上人ヶ浜も、イケメン団扇も、西大分のパチスロ看板も、OPAMも、今まで気づいていたものからはっきりとは見えていなかったものまで、目で捕らえるだけの落ち着きはありました。
走っている中では特に大きな声援がはっきりと聞こえてきて、力を沢山いただきました。“いけるぞ!”“粘れる!”“あと5km!”、その一つ一つが耳に届き心を揺さぶり、前に進む力となりました。35kmで折り返してからも予想していた程強い逆風が吹き付けるでもなかったことから、そう落とさずに進むことができました。40kmまで来てサブスリーは確実だと思った時はふっと笑顔になりました。それだけ不安な時間だったのです。
私にとって全力を出すとは、42.195kmで力を使い切れる走りをすることです。これまで、全力を出して願った結果を掴んだこと、出しても臨んだ結果に届かなかったこと、出そうとしても出せなかったこと、出しているふりをして後悔したこと、それら全てを籠めた力を使い切ることができ、フィニッシュの瞬間は心の底からの喜びを噛み締めることができました。(160bpm※手首計測で序盤180オーバーの明らかな誤計測ありなので信頼性薄め, 199spm, ストライド1.20m, 上下動比4.7%, 上下動5.9cm, 左右接地時間バランス48.8%:51.2%, 接地時間225sm, METASPEED EDGE TOKYO)

打ち上げも、別府でスイミーさん、ハッサクさん(id:ha8ssa3ku9)と共に色々なお話しができて本当に楽しかったです。いつも一人で走っている私ですが、こうして全国で頑張っている方に直にお会いできると、多くのものが伝わって来て、また頑張ろうという気持ちになります。歓待していただきありがとうございました。
観光も、パン活(前日9個、翌日10個)、西野食堂さんのとり天定食、グリルみつばさんのビーフカツなど思う存分好きなものをいただきました(スイーツもありますよ)。レース後は不老湯さんで心身を休め、翌日初めての湯布院でも温泉を楽しんで参りました。別府タワーから眺める翌日のコースの姿は、何度見ても感慨深いものです。













いつでも思い描いたような結果が出せるわけではありません。それでも、今できるだけのことを精一杯やったということは、必ず自分の成長につながります。過去の経験は今日の42.195kmにつながっていましたし、今回全力を出したという経験が、また新たな自分へと結びついていくのです。そしてその経験は、支えて下さる方、それぞれに頑張っている方、ほんの少しでも応援して下さる方の存在があってこそ生まれるもので、独りでは得られないものだと思います。この経験と喜びは、一生胸に残る、そんな一日になりました。

別府・大分の皆様、今年も全力で臨める特別な舞台を作り上げていただきありがとうございました!来年はもっと速く走れるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします!
昨年の別大は自己ベストを更新できました。あの時も嬉しかったですが、今年も負けないくらい充たされた気持ちでいます。
昨年はまさかの即日定員でエントリーできなかった富士登山競走。今年こそは。
大田原マラソンも素晴らしい運営で、シリアスランナーを支えて下さります。かの地でも快走できる強さが欲しいです。
続きのページには、コースの写真(翌日や昨年までにレース後に撮ったもの)や準備、考えたことなども含めて克明に書いています。自分が今年走っている正にその間、ラップタイムも景色も極めて参考になりました。
コメント、スター、↓のバナークリック、SNSなど、何でもいいので読者の存在をお知らせいただけますと、私が一生懸命走ります。
次回予告は、“火の国でいきなり団子を”です。
前日
伊丹から大分へ
ゆっくり眠り7時30分頃に起床しました。心拍数43bpmと平常通り、体重は63.5kgでした。バランスディスク片足立ちとダイアゴナルで軽く体を伸ばしてから朝食です。豚バラ、白菜、人参、大根、ほうれん草の酒蒸しに鹿児島黒酢ポン酢をかけていただきました。卵、チーズ、納豆も食べて完璧です。たんぱく質とビタミンは取れたので、後は炭水化物主体でよいはずです。

金朝は鹿児島産のブリ金沢大野の白糀漬けのレンジ酒蒸しにすまし汁(加賀屋のふりかけ入り)でした。金夜は豚バラ、卵、人参、しめじ、ほうれん草の炒めにふぐのこ塩(白山美川名物と珠洲の塩のコラボ)、アボカド、サニーレタス、チーズのサラダでした。デザートは那智勝浦町ふるさと納税でいただいたじゃばらカップケーキを軽く温め、佐渡市ふるさと納税の佐渡バターを塗っていただくという贅沢なものになりました。

風邪で体調を崩して以降、プロテインバーなどをそれまでより多く食べるようになりましたが、意外と体重は軽いままでした。食事自体は大きく変えることはなく、食欲も完全に戻っています。


もたついているうちに出発は遅くなりましたが、9時前に家を出て10時頃には保安検査を終了していますので、やはり伊丹は素晴らしいです。伊丹空港では雪が舞っており、珍しいこともあるものだと思いました。

伊丹10:30発→大分11:30着のJALです。往復セイバーで19,594円とお安いですが、やはり8月中には購入していました。20分程遅延したものの、大分空港でバスは待っていて下さったので、スムーズに移動できました。補助席もフルに使っての満席状態でした。


やはりバスは60分程かかるのですが、今年はラッピングなのか外がほとんど見えない仕様になっていたので、ろくな写真は撮れません。しかし目で見る分には大体問題なかったので、亀川から先はコースを思い出し、そしてイメージしながら進みました。



移動中読書は、今年も室伏広治さん『ゾーンの入り方』です。とにかく、自分が今できることをやり切ることが、必ず次につながるのです。毎年別大の前日には読み返しています。結果が出なかったとしても、全力で挑んだのであれば、何も恥ずかしいことはない。また大きく頷いて進めばいい。そうした勇気が湧いて来る一冊です。
もう一冊はYuval Noah Harari "Nexus"でした。邦訳の文庫版がなかなか出ないなと思っていたところ、洋書が目についたので買ってみました。時間はかかりますが、英語の勉強にもなりますし、何より中身が気になるのでいずれ読み終えることができることでしょう。確かに、情報を集めれば集める程客観的な事実に近づくというわけではなく、人が連携して何かをなすためには、別の要素があるということは成程と思います(in-formation)。
前日受付
今年も先に宿で荷物の大半を預かっていただいてから、パン活に勤しみました。今年は会場がべっぷアリーナになり、ビーコンプラザより近くなったので歩ける距離でしたが、上り坂ということも考えて別府駅からシャトルバスに乗りました。


14時50分頃に到着したため、既に第一陣は過ぎ去っており、スムーズに受付を済ませることができました。食事スペースも探せば座れるレベルでしたので、遅めに行くのもありです。ただし、あんこ入りつき餅は完売でした。まあ自分が買えなかった残念感よりも、復活して下さった嬉しさが勝ったのでOKです。



胡麻団子は三つもあり、温かくておいしかったです。地獄蒸し卵も塩まで付いていてバッチリでした。



今年はセールのTシャツやトートバッグをグッと我慢しました。ミズノの試し履きもいぶすきで経験済みなのでよしとします。受付自体は18時までのはずなのですが、15時27分くらいに蛍の光が流れてきて、“15時30分で打ち切るとは別大らしいな”と感心しました。


今年はグローバルタワー展望台からの確認もなく、別府公園を通って駅まで歩きました。マルミヤストアさんで耶馬渓牛乳とチーズを買ってチェックインし、明日の持ち物や装備の支度をしました。



別府観光
パン活
- 友永パン屋さん
13時20分過ぎという時間帯だったからか例年以上の大行列でした。駐車場の中の方まで列が伸びており、30分くらい待ったと思います。実は突っ立っていなくても、先に番号札をもらってさえいれば、少し離れた所にいてもよいということを忘れていましたが。



名物のあんぱん(こしあん)、昨年買えなかった黒豆パン、チョコレートパン、あんフランス(つぶあん)の四つです。特に、温かいパンはこんなにしっとり柔らかくてよいのかというくらいで、実においしいのです。しかもお安いので、そりゃ大人気になりますよ。




- 福禄さん
こちらはイートインというか、パン食べ放題コースもあるようで、お客さんが好みのパンを繰り返し選んでおられました。カレーパンは正に今食べたいカレーの味でよかったです。クリームチーズ入りふんわりパンはコーンフレークでコーティングされていて相性もよく、チーズたっぷりなのが嬉しいです。




- オニパンカフェさん
べっぷ駅市場がリニューアルされた関係か、外の移動販売車になっていましたが、再訪出来てよかったです。クレセントが二つしか残っていなかったのですが、おいしくいただくことができて満足です。ポイントカードも一つ積み上げることができました。


- パンとエスプレッソとさん
別府公園の近くにあるお店です。基本はレストランのような感じですが、パンのみ購入もできます。15時40分くらいなので流石にほぼ売り切れでしたが、台湾ルーローム―を選択。しっかりした味と栄養の具材が、柔らくて味のある生地と合っていておいしかったです。高級食パン系路線なのかしら。



- リトルマーメイドさん
全国チェーンですが、相性もよくゲン担ぎ的にいただいています。15時過ぎでもかなり売れており、翌朝用のくるみ塩パンも完売直前でしたが、何とか買えました。モハベレーズンパンは大粒の甘みもさることながら、香りが違いました。


夕食
昨年、一昨年もお世話になった西野食堂さんにしました。昨年までの経験を踏まえ、17時の開店直後にお邪魔したところ、一番乗りでした。勿論店長のワンオペは健在でしたので、“こんな早く来るとは思わなかったよ”、“マラソン?昼はめちゃくちゃ多くて大変だったから、10人くらい断ったよ”などと朗らかな会話が楽しかったです。そうこうしているうちに他のお客さんも来られて、全員とり天定食だったので効率はよかったと思います。帰る頃には“注文ちょっと待って!”といういつもの展開になっているのも面白みがあります。

とり天定食はお肉が柔らかくていくつでも食べられそうな勢いです。甘いたれも、からしもどちらもいけます。お味噌汁にしても一つ一つ注文を受けてから用意して下さるので、出来立てのうまみと温かさが違います。そしてボリュームは満点で、(この4時間程食べ続けていることもあり、)流石の私も満腹になりました。

トキハの本屋でご当地本を見ていると、油屋熊八翁を描いた小説『万事オーライ』(植松三十里先生著)が。別府観光の父ですから、気にならないわけがありません。他にきな粉と飲むヨーグルトを買って宿に帰りました。


お宿
今年もアークイン松美さんです。昨年帰る際に、予約はいつからですかとお尋ねしたところ、今でもいけるということでしたので、一年前に予約できるという幸運に恵まれました。今年からは2/15以降ネットか電話でとのことでした。

予約時には価格などの話も一切なかったのでおいくらなのかは当日までのお楽しみです。二泊10,500円と受付で聞いた時は申し訳ないくらいに思いました。冷蔵庫もフル活用できるので、ご当地牛乳も買い放題です。部屋も広くて快適です。別府北浜からもすぐで立地も素晴らしいです。

耶馬渓牛乳、飲むヨーグルト、炭酸水を飲んで打ち止めです。たとえ体重が2kg増えても65.5kgだと思うと何でも食べられる気になります。読書に没頭してしまった結果、消灯は23:20くらいになりました。

レース当日
レース前
強気の8:30起床です。夜中に一度トイレに起きましたが、基本的にはよく眠れました。心拍数42bpmは最近にしては高めですが、許容範囲です。Body Batteryは94まで戻ったので上出来です。何と言っても9時間寝ているのが自信になります。足底はベッドから起きた際の歩き出しでは痛みますが、ここ数か月では一番いい状態でした。
朝食は例年通り、クルミ塩パン(ロレーヌ岩塩)、ゆで卵(ただしコンビニではなく、ランナーの広場で買った地獄蒸し)、チーズ、プロテインバー一本(いぶすきのジャンケンで川内優輝選手にいただいたもの)です。時間があったので、パンは下まで降りてトースターで温めました。当然おいしさがアップして元気も出ました。

食後も穏やかな気持ちで、お腹も目覚めてくれました。シャワーも浴び、ドリンクを調合し、装備も全て整えます。会場では椅子や丁度いい段差があるとは限らないのでテーピングとソックスを丁寧に装着できるので、やはり宿で着替えるのが一番です。
別府北浜までは歩いてすぐなので、10分もかかりません。昨年はカテゴリー3で9:00発でしたが、今年はカテゴリー2の一番遅い便9:50になったので、とてもゆっくりできて嬉しい限りです。あまり早く着いてしまっても、寒い中テントの中でじっとしているだけですから、遅い時間の方が助かります。しかし、バス待ちの列はそれなりに長く(それでも台数がすごく多いので困らないのがすごい)、到着後もなかなかバスから降りられないので、早い時間のバスにもそれなりのメリットはあると知りました。



別府北浜から会場のうみたまごまでは、バスなら10分もかかりません。座れなかったのを幸いに、一番前で立ちながらコースの確認をします。ここで大体のランドマークを確かめ、“別大国道に入ってからは意外と近い”ということを感じておくだけでも大きなメリットがあります。
結局会場に着いてからも暇なのですが、今年は昨年・一昨年とは異なり晴れていたので、空いていたベンチに座ってぼんやりしていました。カイロを使う必要もない程度の気温でしたので、ストーブのある更衣室にも入りませんでした。カテゴリー1、2の選手のウォーミングアップでは、色々な動的ストレッチが面白かったです。自分も何か取り入れることで怪我防止につながらないかなと思うところです。




11時頃に金沢の越山甘清堂さんの能登大納言かすていらを食べて心を充たします。普段使いのカステラにしては小さくて高級なのですが、特に小豆の味がよかったです。能登の復興も願っています。


吹奏楽では定番のランナー、負けないでに加えて、GET WILDまでかかり、テンションが上がりました。アミノバイタルを飲み、着替えを済ませて荷物を預かっていただいてから、折角だからとウォーミングアップゾーンを走ってみることにしました。キロ6で1km程軽く走り、動きと脱力感を確認した程度ですが、これをやっておいたのはよかったです。

走っていると、後ろから来たスイミーさんが声をかけて下さりました。その様子を見て、“この人は今日やる気だ”と思いましたし、“おそらくPBを更新するだろう”とも思いました。そして自信がなかった自分にとって、ここでお会いできたことで勇気を与えていただきました。
最後にトイレも念のために行き、鼻もかんで万全の状態でプレラインナップへ。少し前の方にスイミーさんの背中が見えたので、“抑えて抑えて出し切る”ということをもう一度確認し、握手をしてスタートに向かいました。
カテゴリー2になるとスタートまで近いので、カテゴリー3のように後ろの方からやって来る必要はないということも知りました。
今年は一体どれくらい走れるのか分かりません。足底腱膜炎は11か月程痛いままですし、風邪もひいたので2026年に入ってからまともな体調だった日は数日しかありません。いぶすきも遅かったですし、瀬戸内海タートル・フルマラソンに至ってはDNSです。しかし過去がどうあれ、今この時にやれることをやるしかありませんので、既に開き直っていました。どんな結果になろうと受け入れるのみです。いよいよ号砲です。
【当日までの準備】
練習
1月はいぶすき菜の花マラソンに出場するも足裏も期待した程よくなく、更には14日(水)の朝には食あたりと風邪のコンボで嘔吐までして2026年は散々でした。翌週の瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会は直前まで迷ったもののDNSにしました。真面目な話、体調の悪いまま強行出場してご迷惑をかけるのも駄目ですし、自分がコーチだったらここは絶対に強く止めるだろうということを考えての判断でした。
16日(金)にどうにかキロ6で少し走ったのを最後に、そこから丸一週間は完全に走りませんでした。風邪と一緒に足裏も治ってくれればと考えてのことですが、願った程は回復しませんでした。
一週間完全に休んで意外だったのは、体重が一気に減ったことでした。63.3kgまで落ち、例年より2kgは軽いです。吐いて以来ナッツを食べなくなり、一日辺り1,000kcal以上減っているので当たり前ですが、ここまで変わるものとは知りませんでした。
24日(土)にようやく走ってみたところ、あれだけ休んだ割には案外走れて、これも驚きました。体重が減ったのもありますし、走らなかったとはいえ平熱で怠さもなかったので、ダメージは少なかったのかもしれません。25日(日)は金沢で雪かきをしていたのでオフ。最終週は本来負荷を落とすべきなのですが、速い動きを確かめたかったので、ジョグは速めでやりました。ここまで来ると完全に脱力して巧緻性に全てを賭けるというスタンスで、集中して走りました。
夜中に咳が出たりした前週までとは異なり、安静時心拍数も40台中盤以下に落ち着き始め、体調自体は上向いていました。
土:有酸素ジョグ71分(Zone3, 14.3km, ハイパースピード4)
日:オフ(雪かき)
月:有酸素ジョグ40分(Zone3, 8.11km,ライトレーサー6)、夜スロージョグ36分(4.5km、ライトレーサー4)
火:有酸素ジョグ61分(Zone3,12.5km, エボライドスピード3)
水:有酸素ジョグ60分(Zone3,12.3km, ターサーRP3)
木:レースペーススタート走1km×3(4:11, 4:11, 4:00, METASPEED EDGE TOKYO)
金:有酸素ジョグ45 分(Zone1, 7.5km,ハイパースピード4)
土:オフ
体重が減った結果、VO2Maxと予想タイムは昨年よりよい数値が表示されました。ガーミンさんはネタですけどね。



シューズ
勿論META SPEED EDGE TOKYOさんです。練習以外では金沢マラソンで一度履いたのみですので、反発も当然強いです。軽いので脚も回り易く、自分の走りとの相性もよいので、最善の選択だと思います。


装備・持ち物
ウェアはNIKEタンクトップ(背中が開いていて肩が動かしやすいのと白が好み)、2XUライトスピード(筋肉のブレ軽減、着圧で疲労抑制。気温に応じた快適なフィット感)、ミズノ360°マルチポケットパンツ(ジェルフラスコ二つを前のポケットに収納)、ザムストソックス(三回目くらいで穴はまだ空いていない)、ニューハレ踵二重です。キャップは、今年はasicsのものにしました。フィット感がよかったためです。

気温は低くないので、日差しは暑く感じるだろうと手袋、アームウォーマーもなしです。心拍ベルトは圧迫感があるので今年もなしです。ランニングダイナミクスポッドは気にならないので装着します。
持ち物はジェルフラスコ二つのみ。青にはマグオン二つ、、黄緑にはコーダカフェイン入り二つを入れ、アミノバイタル1/2と経口補水液(1/4袋)と混ぜました。十分飲みやすく、元気が出ました。Power Maximize Repairという貼る栄養補給も使いました。二枚貼っただけですが、効き目があった気もします。

足底の痛みを和らげるために、各地の大会でもらいまくっているリソビーム(試供品)を貼りました。左3つ、右1つでしたが、ここ数週間日常生活でも貼ってみて効果を実感していましたので、レースでも頼ることにしました。
レース
序盤~前半
- 序盤(焦らず抑えて入るのみ)
今年は中央辺りのスタートになりました。スタートロスは22秒だったようですが、勿論終了後に知ったに過ぎません。どれくらい走れるかは分かりませんが、とにかく大きな流れに乗るのみです。すぐにカテゴリー2の選手に随分と抜かれますが、他人のペースや順位など一切気にしません。

入りの3kmくらいはガーミンを確認して、体感とのずれの目安を知るようにします。1kmは4:22で、“昨年よりは遅いが、まあ当然だろう”という感じでした。サブスリーを初めて達成した時からそうですが、基本は7kmを30分で走るイメージでただ脱力しながら走るのみです。最初“遅いかも”と思っても、終わってみれば自己ベストということもありますので、細かなラップに動揺しないことです。

今年はこれまでの記憶もあり、二階堂焼酎の看板もよく見えました。別府市街もどんどん近づいて来ますし、4kmもいかないうちに市街地に入ることを確認しておくと、復路のうみたまごまでの道も気楽に臨めます。

最初の5kmで飛ばすとつりリスクが高まるので、今年も焦りません。今年はおそらく太鼓はなかったと思いますが、それでも別大ランナーを応援して下さる皆様の熱い声が飛び交い、誰だって気分が昂揚します。




6kmの給水は混むので、例年パスするのですが、今年は取れそうだったので取ってみました。2.5kmごとに給水があるので、一度や二度取れなくても問題ないというのが別大のすごいところです。

天気予報通り折り返しまでは基本的に向かい風でした。それでも別大は同じくらいのペースで走っている方が沢山いるので、(特にまだ元気な前半は、)お互い風から護り合っていると思います。ここで“逆風だから……。”と弱気にならなくて済むのも、別大ならではです。


7kmで手元29:40くらいだったと思います。思ったよりもしっかり走れており、体感的に最後まで持つかもしれないと思いました。いや、そもそも最後まで持つ体感で走っているのですから、足裏がおかしくなりさえしなければいけるのです。

- 前半(毎回落ちる区間なので落ち着いて)
8.5kmの給水は、昨年までより奥の方に移動していたような気がしました。大体折り返してきたトップ集団の姿に気を取られて見落としそうになるのがいつもの展開なので。まあ単に自分が遅かったからかもしれません。今後も、上人ヶ浜交差点では注意したいと思います。



亀川バイパス新川橋は、やはり往路は下り、復路が上りです。高低図とはイメージが違うので、次も覚えておきたいところです。亀川漁港前で折り返してすぐ10km。手元42:25で、“きれいに4:15/kmなのかな”と思いました。復路の上りは、できるだけ傾斜の緩やかなラインを意識しました。



11kmの給水は毎度ゴミ箱までの距離が短いのですが、ある程度予想しておくことによりシュートを間に合わせました。私自身のこだわりでコップはゴミ箱に入れることを信念としているのですが、それくらいの余力を持って走っていることが、結果的によいのかもしれません。
折り返してからは基本順風が続くはずですので、力まないようにだけすればペースも上がるはずです。細かくガーミンを見るようなことはせず、ただ自分の身体の動きと、沿道の声援を感じ、ランドマークを確認しながら走っていくのみです。昨年までの振り返りで、別府交通センターから別府タワーまでは少し距離があると覚えています。地図を見ると、大体2kmくらいあるようです。
別府交通センター辺りで14km。手元59分40秒弱だったと思います。大体7km30分で、入りの7kmよりラップが落ちています。しかし本当に毎年この7kmは遅くなり、そして次とその次で盛り返しているので、ここで焦ることは全くありません。


中盤
- 中盤①(順風続きでも抑えて抑えて)
15kmではまだ別府タワーではないということも記憶通りです。別府北浜を通過してから歩道橋をいくつか(なかよし、浜町、浜脇)通過します。




別大国道に入る少し前で、“ここから大体3kmくらいでうみたまごだ、案外近いぞ”と昨年思ったことも、高崎山の方へ向かう道で怯む必要がないと思ったことも、全て復習済みです。

次は、歩道橋をたった一つ通るだけで、すぐにうみたまごの青い橋脚が見えてきます。あそこまで行けば20kmです。左手の美しい別府湾を見ながら進んでいけば、割とすぐに辿り着きます。20kmで手元1:24:29だったようです。





21kmははっきりとは覚えていませんが、1時間28分台後半で、予想より早くて計算が合わなかったのは覚えています。この7kmは例年通り上がっていると分かりました。
中間点の田ノ浦ビーチでは手元1:29:29でした。後半は折り返してからの逆風で落ちるかもしれませんが、2022年の神戸はネット3:00:01だったものの逆風の後半でも落ちなかった経験があるので、今日もいけるはずだと感じました。

- 中盤②(バンクの傾斜もいつかは終わる。ここも抑えて)
中間点を過ぎるとバンクの傾斜が強くなることも、昨年レース翌日に確認済みです。バス停の目標も確実に見ていきますし、中間点直後の給水はゴミ箱が近くて入れにくいことも知っています。落ち着いて対処することもできましたし、たのうららには昨年と同じ応援メッセージが掲げられていることもしっかり見届けました。





この辺りでは、怪我がある中、自分がどれくらい走れるものかという不安もありました。そこで、不意に、石川の誇る横綱大の里関が、休場してもおかしくない左肩の状態でも場所を務め、14日目には安青錦関を吹っ飛ばすくらいの相撲を取っていた姿を思い出し、“あれ程の状態でも逃げずに戦うのだから、自分の痛みなど話にならない”と奮い立っていました。
バンクの傾斜は二度目の給水の後くらいから不意に落ち着き、走り易くなってきます。記憶の通り、前方の工場の煙突から立ち上る白煙を見ながら、大分が近づいていることに励まされます。25km辺りの西大分駅の下りでも落ち着いており、パチスロの台数を誇る看板を認識しながら走っていました。




大分市街地に入ってから28kmまでが意外と長く感じるのもよく知っていますが、ここは沿道の応援が一気に増えるので、また力をいただけます。走っていて記憶が更新されたのは、OPAMの渡り廊下までが意外と遠く、なかなか軽く左折するところが巡ってこないということでした。この辺りで27kmだと思うので、当然ではありますが。

その先は少し信号を行ったところで左折し、予想通り向かい風になります。ここで心折れているようでは駄目です。周囲には諦めずに走っておられる方が沢山おられるので、追突しないように気を付けながら、風を凌ぎ、ペースが合わなければ前に出ます。ここの直線は短いので、耐える時間はそう長くはありません。

パチスロのカーブを曲がった所で28km。昨年の記憶も呼び起こされます。手元1:58:30くらいだったはずです。“7kmを30分で2セット、スタートロスが30秒あっても195mに1分残せる”、そう考えました。ここまできたからにはやってみせるしかありません。


後半~終盤
- 後半(折り返しまでひたすら抑えて)
右折すれば大分川を渡る弁天大橋はすぐに見えます。毎年書いている通りです。少し上った橋の手前の方で29km、ここでも思った程風が強くなく、別府湾や大分川を見渡す心の余裕もありました。“大分の方は、この河川敷で風が強い日も練習されているのだ”と考えていました。




力まずに下り、“そろそろトップの選手がフィニッシュする頃だ”と思っていると、花火が上がります。ここで2時間5分台(実際は2時間6分台で、時計を見間違えた模様)だったので、“大会記録が出る程の気象条件なのだ。よし、自分も頑張ろう”といつも通りのポジティブ思考になれました。

30kmの通過は手元2:06:52。自分の過去の参照タイムは、グロス2:56:40だった2年前の2:06:00、ジャスト4:12/kmペースです。“あの日はスパートをかける余力があり、今日はどうなるか分からないけど、それでもここで1分弱の差なら悪くない。サブスリーも十分手が届く”と自信も生まれます。
ここから35kmで折り返すまでは毎年スピードが上がるので、恐れることはありません。基本的に順風でしたから、落ちて来る方にぶつからないように集中して走ります。周りもカテゴリー3の緑ナンバーカードからカテゴリー2の白ナンバーカードの方が増えてきました。所々路面が悪い箇所もあるので、足元も注意です。おそらく日本製鉄さんの辺りで一か所走路右側の方にでこぼこがあり、バランスを崩しかけたので、来年はより注意して走りたいと思います。
ジェルフラスクもそれまではおおよそ30分に一度摂って、28kmで青一本を飲み切り、ここからは2kmでも3kmでも欲した時に飲んで脳を元気にします。32kmでガーミンさんのラップを見ると4:06でしたので、“昨年程上がっていないけど、最後ばてたあの時よりも遥かに余力があるので大丈夫”だと心の余裕がありました。給水も確実にこなします。給水でコップを取る時は、今回も全て“ありがとうございます”と言いました。
小さなフェイントの橋が見えて来たことも分かり、ここで油断せず、本当の橋(三海橋)を見据えます。ここでも上げません。“抑えて抑えて出し切る”の“抑えて”を可能な限り後ろに持って行くことにします。
何度も書いていますが、私にとって“全力を出す”とは、最初から突っ込んで耐えることではなく、“42.195km終わった時点で、これまでに蓄えたものを燃やし尽くした状態にある”ということなのです。室伏広治さんの、" Hay is in the barn."(納屋には藁がたっぷり入っている。あとは使うだけだ)なのです。過去のレースでも、全力を出そうと走った結果、望んだタイムであったことも、そうでなかったこともあります。全力を出せたことも、出そうとしたつもりが間違った力尽き方をしたことも何度もあります。それらの全てが、今の走りにつながっていると感じました。
少し行ってから三佐田交差点の第2折り返しを回り35km。手元2:27:53。ここで32分残せましたので、まず間に合うはずです。いよいよ終盤です。

- 終盤(この道のりで見えたもの)
折り返し前から薄々感じていましたが、この辺りではどちらかというと横風に近かったので、折り返した後も強い逆風というわけではなくホッとしました。一つ目の橋はそれなりに上りますし、橋の上では風も感じます。しかしここでガーミンさんのラップは4:08で、案外このままいけそうだと感じました。きつくなりそうな時こそ全身脱力で、巧緻性を信じます。ペースを落とすのではなく、力みを抜くことで走り続けられる動きを探ります。結果的に落ちるかどうかは気にしません。全ては体感です。時計ではありません。
給水は二度目の橋の上りの途中にあり、取りにくいこともよく承知しています。全て覚えているので、ここも落ち着いて対処します。去年はここでかなり苦しくなりましたが、今年は左足脛辺りに少しつりそうな気配があるものの、“昨年に比べると余力がある。全体としても数分遅いのだから当然だ。やはり抑えてよかった”と考えていました。
最も風が強いといわれるこの2km程は気持ちを引き締め、日岡交差点で左折します。一旦風も気にならなくなり、残り5kmの表示を見ます。周囲も苦しくなってきているのが伝わってきますし、それでも前を向いて進もうとしてくることも分かります。“別大は、必ず近くに同じように考えて走っている人がいて、力を借りられる”ということも、過去5回の参加でよく知っています。このことも自分の支えになりました。
右折して柳通りに入ります。応援もラストに向けて力がこもりますし、前日までに清掃活動をして下さっていることを知っているため、感謝の気持ちも強くなります。少々逆風だったと思いますが、脱力を意識して走っているとガーミンが4:09だったので、“落ちてもいないし、頑張って上げる必要もない”と落ち着いた気持ちで走っていました。昨年スルーした38.5kmの給水も確実にこなします。コップの潰し方もミスなく(三日月型にして端から流し込む)、一度も顔にかかることがありませんでした。
左に折れて少し行き、またすぐに右折すれば、目の前には平和市民公園の高架。ここで40kmです。ここでふっと笑顔になりました。ここに至るまでも声援に応える中で笑顔になることはありましたが、それとは別の、“ここまでやってきてよかった”という安堵の笑みでした。ふっと、何かが抜けるような感覚がありました。長引く怪我はいつまでも治らず、挙句体調も崩して思った練習もできず、それでもこれまでに積み重ねたものは自分をここまで連れて来てくれたことが、心に響いたのだと思います。
後はつるやゴルフの看板が見えることを心待ちに少し進み、いよいよ視界に捉えて、あそこで大分川の右折だと前を目指します。41kmの給水は接触が怖いので今年もパスします。大分川沿いの右折も接触と脚攣りに注意して、大きめに余裕を持って曲がります。右折してラスト1kmです。



競技場の照明が見えているもののなかなか遠く感じるのですが、緑のフェンスまで行けば入口は目の前ですから、不安になる必要はありません。声援も近く、そして力強く感じるラストの道のりです。もう間に合うと分かっていますので、満たされた気持ちで走っていきます。




競技場に入る前の時計は2:56:12だったと思います。もしかすると57分台で終われるかもしれないと思ったので、計算するわけではないものの、最後もリズムよく上げていきます。このトラックの周回も過去に様々な思いを持って走ったことを想起し、ラスト200m。もう57分台は間違いありません。これまでに全力を出したこと、出そうとしても出せなかったこと、その経験が今につながり、また新たな経験となって次に続いていることが、本当に嬉しかったです。全力を出そうとしたかどうかは、自分だけにしか分かりません。タイムは自己ベストではないものの、今できる自分の最大限を出し切ったことに深い喜びを感じながら、笑顔とガッツポーズでフィニッシュしました。
アフター
レース後
会場
満たされた気持ちで歩いていると、丁度男子の表彰式が始まるところで、上位陣の順位を知りました。名だたるトップ選手たちの姿を憧れの眼差しで眺め、ギリギリでサブスリーを達成できるかの瀬戸際で奮闘するランナーさんに念を送ります。その瞬間を見届けてから、完走タオル、水(高級品の日田天領水)とスポドリを受け取り、即座にアミノプロテインとアミノバイタルを摂取します。そこまで強い痛みもなく歩けていることに安堵しました。
METASPEED EDGE TOKYOさんは流石の反発と軽さでした。後半は194spmくらいまで回転が落ちたものの、全体では199spmで、昨年の194spmよりも高く維持できました。昨年は自分でもピッチが落ちている自覚があり、その後の怪我につながったことから、今年はピッチを更に意識していきたいと思います。シューズ自体のダメージは、踵が多少減ったものの、走りが大きく崩れている時ほどの損傷はなくて済みました。風向きが変わろうが終盤になろうがペースを維持できましたし、自分には合っているシューズだと思います。




競技場を出るところでチップを返却し、荷物受け取りの体育館に入ります。過去数回のように足裏が痛くて着替えができないということもなく、割とスムーズに片付けも終わりました。私より10分近く先にフィニッシュしていたスイミーさんと合流し、お互いの健闘を称え合い、また喜び合いました。またもPB更新で2時間48分台ですから、すご過ぎます。
今年は競技場に戻って一緒に記念撮影できました。シャトルバスが混むので、あまり余韻に浸っていられないのが別大らしいといえばらしいです。今年も長蛇の列で、乗車するまでに20分くらいかかった(16:15頃に乗車)と思いますが、この間にプロテインバー2本とプロテインを摂取してリカバリーに努めます。終了後にトイレに行かなかったのですが、結局17時頃に宿に着くまで特に問題はありませんでした。


別府北浜行きのバスは、中盤のコースを復習できますし、思い出せるのがよいです。バスの降車場から宿までは近いので、足が痛くても平気です。今年もフロントの方に笑顔で結果を報告することができ、労っていただけました。道具を整理し、シャワーを浴びて温まり、耶馬渓牛乳、チーズでたんぱく質を補充しておきます。




打ち上げ
ハッサクさんにお店を予約していただき、スイミーさんにはわざわざ別府まで来ていただくという甘やかされぶりは我ながらどうかと思うものの、ご厚意に甘えて楽しい時間を過ごさせていただきました。それにしても大分は魚も鶏肉も大変おいしく、たまりませんね。写真を撮ろうという発想を挟む隙も無いまま、大喜びでいただきました。ランニングのことなど尽きない話もあり、別大に出るようになったことも、ブログを続けてきたことも、不思議でありながら素晴らしいご縁に恵まれたなと感じていました。
不老泉さん
折角なので今年も駅チカの不老泉さんへ。別大のプログラムの最後のページには、一部の市営温泉の無料券がついていますので、こちらを使いました。

昨年の記憶とは異なり、お湯の出るシャワーも完備されており、とても便利で快適でした。そして温泉に無心で浸かる時間は至福のもので、心がほぐれていきました。

コインランドリーグロリア中央町店さんで洗濯しました。洗濯300円(※洗剤持参要)、乾燥機100円(12分)で便利でした。ホテルにもコインランドリーはあるのですが、乾燥機はこちらの方が強力そうでしたので、今年も帰り道に寄っておきました。旅の律速と言えば洗濯乾燥です。ここが駄目でもあと二件は候補があるので、どこかでは洗えると思います。

宿に戻り、耶馬渓牛乳とヨーグルトを飲み、今日一日のことを思い出しながら、安堵の気持ちと、これからのことも考えます。それは今日やり切ったという思いであったり、次はどんな練習をしようかというワクワク感であったり、明日の観光はどこにいこうかなという遊びのことだったりします。しかしこの先がどうなろうとも、今日この時は充実した、幸せな時間でしたので、これ以上望む必要もないのです。
翌日
観光スロージョグ
昨年より早く消灯したものの、昨年以上に色々なことを考えたり、また意識に浮かんできたりで、なかなか寝付けませんでした。まあそういうこともありますので、横になっているしかありません。46bpmは少し高め、枯渇していたBody Batteryは+54だったので、眠れていない割には回復していることになっています。腿前は正座をするには硬くなっており、背中も怠いですが、全身に強い筋肉痛はありません。足底は流石に走る前よりは悪化していますが、数日前と比べてそう変わらないくらいの痛みでした。7時過ぎに起床し、耶馬渓牛乳を飲んで出発です。
昨年の大きな反省として、なまじダメージが少なく回復も早いことから、調子に乗ってあまり休まなかったことが挙げられます。全身が等しく元気というわけではなく、どうやら足底は他の部位に比べて弱かったようで、回復が全然間に合っていないのだろうと思います。というわけで、今後はメニューの組み方を工夫してみようと考えています。
折角なので、今回は別府観光センター辺りまでの景色を確認しておくことにします(写真はレースパートに載せました)。勿論そちらの方にあるパン屋さんも目的地に加えます。ライトレーサー4で48:30、6km程のスロージョグになりました。


いつも走って通り過ぎるだけで中に入ったことのなかった的ヶ浜公園やも、ゆっくり歩けてよかったです。




別府タワー
昨年は上る時間がなかったので、チェックアウト後お昼前の時間に行ってきました。展望台のみの800円のチケットにしましたが、芸能人のアートに心惹かれる方は、追加で500円払えば2階のミュージアムも見学できます。
この展望台から、亀川の方へと伸びている道を眺め、別府湾を見て、更に大分方面への道を望みます。そして昨日の自分が走っていく姿を想像し、また、走っていた時の視界と回想を重ね合わせます。“あの先まで、あんな気持ちで走っていき、最後まで色々な感情を抱いたな”ということを何んとなく思い出すだけですが、こういう自分だけの時間を持つことができるのも、別大マラソンを走らせていただいたからこそです。改めて感謝の気持ちが湧いてきます。




パン活
- natural bakery cram ナチュラルベーカリー クラムさん
大阪・別府フェリーの乗り場の向かいで、朝7時からオープンしています。やたらとうまそうなパンがずらりと並んでおり、お客さんも次々来店します。



クワトロチーズはたっぷりのチーズにアクセントの蜂蜜がたまりません。北海道ポテトと炭火焼チキンピザは、チーズマヨとの相性が素晴らし過ぎます。


- グルマンさん
餅が浜のマルショクの交差点から少し線路側に入った所にあります。8:30の開店直後に訪問したのですが、焼き上がってくるパンの魅力的なこと。迷いながら選んだビーフシチューは、一口食べて只者ではないと感じました。温かさもあり、トマトの味がよく分かり、とてもおいしかったです。無花果ベーグルもしっとりもっちりで、こちらもまたリピートせねばと思う次第です。




- 友永パン屋さん(再訪)
やっぱバターフランスうまいっすよねということで土曜に続いてやってきました。バターが入っているだけなのに、何故こんなにもうまいのでしょうか。ザラメもいい仕事をします。今年はワンちゃんも顔が歪んでおらず、普通に可愛いです(歪んでいるのもリアルで好きですが)。温かく柔らかな生地に程よい甘さのカスタードクリームがよく合います。



オニパンカフェさん(再訪)
土曜はほぼ完売だったため、再挑戦するしかありません。12時過ぎに行くとまだまだパンがあり、存分に選べました。

フルーツミックスはまた食べたいと思っていたので、このクリームチーズと果実の散りばめられた柔らかな生地を再度味わえてよかったです。チョコデニッシュもなかなかどうして見逃せない食感と程よいあまさでした。ポイントカードも6回分貯めたので、ついに10%引きの特典が授けられるようになりました。毎年マラソンの時に来ていますとお伝えすると喜んでいただけました。


グリルみつばさん
毎年レース翌日のご褒美はここと決めています。昨年11:13頃に並んだものの早過ぎたので、11:20頃にしてみました。最初の組で入れましたし、丁度よかったです。

例年みつばランチをいただいているのですが、いつも気になっていたビーフカツ単品にチャレンジしました。極上のフィレ肉に自家製パン粉で揚げられているのですが、もうステーキそのものと言っていい程、厚みがありながらも絶妙の柔らかさに焼き上がったお肉から溢れ出るうまみといったらありません。デミグラスソースも老舗の秘伝の味です。目を閉じて香りも味わう至福の一時でした。今年もごちそうさまでした。また来年もよろしくお願いいたします。


湯布院観光
名前は知っていても未踏の地だった湯布院。別府から1時間程度で行けると知ったので、12:40のバスに乗って目指します。バスは一応10分前に並ぶことで一人席を確保できました。移動中はあまりに眠くて寝ていたのですが、ふと目を覚ますと随分と山の中に来ていて、間近で見る由布岳の大きさにしばし見とれます。土が露出しているわけではなく、すすきのような草に覆われており、この色になっているようです。まだまだ自分の知らない景色があることに、新たな驚きがありました。こういう景色の中をウルトラで走ってみたいものです。

ほぼ定刻通りに湯布院バスセンターに到着。日乃新さんはお土産も揃いますし、300円のコインロッカーもあり大変便利です。気温も低く汗もかかなさそう(というか湯布院は寒い)でしたので、スロージョグで軽く観光して、しっかり身体を冷やしてから温泉に入るプランで行きました。それにしても観光客が多く、人気ぶりが見てとれます。歩きや休憩も挟みながらライトレーサー4で40:30、5km程のスロージョグで終わりました。









事前調べもないまま、どうやら近場で歩いて行けそうというだけの理由で行ってみました。早朝の朝霧が立ち上る姿は幻想的とのことです。人が多いとはいえそう困るほどではなく、池の周りを巡り、天祖神社にもお参りできました。昨日も素晴らしい時間を過ごさせていただきありがとうございました。




なお、この辺りには完全に地元の方専用の温泉施設があり、“外来者不可”、“のぞき禁止”といった立札もあり、あらぬ疑いをかけられては困るので、そそくさと立ち去りました。こういう文化があるのも、個人的には好きです。





- パングランマさん
観光客が多過ぎる通りから少し離れたところにありますが、道中案内表示が姿を見せてくれて和みます。どんなおばあさんがお店を切り盛りしているのかと店内に入ると、優しそうなおじさんが。別大マラソンの話をして、楽しく過ごしました。カフェもあるので、寒い日はこちらで一休みするのもよさそうです。


生ハム&チーズはハムとチーズだけでなくブラックペッパーが効いていて、かなりのうまさでした。シナモンロールは、レーズンも含めて定番でありながら、定番の枠に収まらないおいしさで、買ってよかったです。


- ゆふふさん
駅前の通りにあり、ロールケーキとプリンが目を引きますので、誰しも吸い込まれることでしょう。かなり売り切れが近い状態でしたが、湯布院たまごロールは何とか買えました。素材がよいので驚くこともないのかもしれませんが、やはり驚きの柔らかさで蕩けるような食感で、甘さも更に引き立ちます。


- ゆふいん山水館さん
日帰り入浴は1,000円でフェイスタオル付。露天風呂では由布岳が望めるのですが、木の都合か雪のせいか、“多分あれだろうな”という程度に窺えるに止まりました。しかしこの冷たい空気と舞い散る雪の中、湯布院で温泉に浸かれることの味わいは格別なものです。水風呂も自然の力で非常に冷たく、温かい内風呂、温い薬湯もあり、のんびりと休むことができました。リッチな湯治です。

湯布院バスターミナル17:20発→大分空港18:15の直行便で移動です。乗れなかったらどうしようという懸念があったので、事前に係員さんに聞いたところ、そんなに混んでいないので大丈夫というご回答でした。現に余裕を持って座れましたし、帰れないということには普通はならなそうです。バスの中でうとうとする時間はまた気持ちのいいものでした。


大分空港では、今年も別大の歴史を紹介するパネルを見て、やはり走らせていただけることへの感謝の気持ちと、来年も納得できる走りを、という気持ちが強くなりました。流石にもうこれ以上食べなくてもよいと感じたので、特に何も食べず、大分19:15発→伊丹20:20着(10分程遅延)の便で余裕の帰阪です。

最後に
全力は自分一人で出せるものではなく、周囲に支えて下さる方や、熱い思いを持った方がいて初めて形になるものだと、今回改めて実感しました。もう138回目のフルマラソンにもなるのに、知らなかったり、忘れていたりすることが沢山あります。また新たな自分に出会えたのも、別大という最高の舞台があったからこそです。“何故別大だと力が出るのか”と問われれば、昨年までと同じく"別大だから"と答えるしかありません。
今年一年間の自分の取り組みで見直すべき点も見えましたし、また、今年の別大で経験したものが私を一つ前に進ませてくれたと思います。来年はきっと、その日までに積み重ねたものを余すところなく発揮し、納得のいく走りと結果を手にしたいと思います。
こんなブログで恐縮ですが、今年も変わらず最高の応援で支えて下さった別府・大分の皆様に重ねてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。関わって下さった方に、この歓びが伝わりますように。
ここまでご覧いただきありがとうございます。