1km毎に景色だけでなく天気も変わる大荒れの空模様でしたが、それでも指宿の皆様は変わらず、いや、例年以上の温かさでもって応援して下さり、本当に感謝しきりです。8回連続の参加で、また指宿の新たな面を見ると共に、帰って来たという懐かしさすら感じる場所になりました。
写真だけ見ると結構天気がよさそうですが、それは雨風が強まっている中ではとても写真など撮れる状態ではないからであって、実際は(風の強さもあり)昨年以上に寒かったです。それでもこんなに応援していただけるんですよ。奇跡といってもよいくらいです。虹も皆様の気合で架かったのではと思っています。








これだけ寒いと普通は私設エイドなどやめておこうと思うはずですが、そこは指宿の皆様の歓待魂がすご過ぎて、今年もみかん、スイートポテト、湯豆腐、スープ、豚汁、乳酸菌飲料、苺、鰹の腹皮、スナップえんどう、徳光すいか、きなこもち、南瓜の天ぷら、いぶすき路、焼き立てピザ等々、ランナーを喜ばせよう、力づけようという心意気に溢れていました。そして皆様が実に楽しそうに迎えて下さるのです。












川内優輝選手が書いておられる通り、“最後のランナーまで応援する”という常識では考えられないことをスタンダードにして実現してしまう指宿の皆様は本当にすごいです。
#いぶすき菜の花マラソン を先頭で走っていた時、周回コースなので参加しているランナーのほとんどは前の方の速いランナーを除いて、私の姿を1回も見ることはありませんでした。
— 川内 優輝 Yuki Kawauchi (@kawauchi2019) 2026年1月12日
さらに私は必死過ぎて沿道の素晴らしい応援に応える余裕もほとんどありませんでした。… pic.twitter.com/2OwRTSvVCp
コースは厳しいアップダウンが多く、その分日常では絶対に味わえないような素晴らしい自然に浸れます。菜の花咲く池田湖、聳え立つ開聞岳、奇岩竹山、山川の海など、別に速く走るだけがマラソンの喜びではないということが実感できる場面ばかりです。




走りは、雨風に加えて鼻風邪もあり、足裏の様子も期待した程よくはなかったため、無理せず走りました。タイムは昨年より7分以上遅く、ここ数年では飛び抜けて悪いのですが、それがどうしたというのでしょう。心拍数が低過ぎる点をどう見るかは自分次第です。(139bpm, 188spm, ストライド1.15m, 上下動比5.3%, 上下動6.4cm, 左右接地時間バランス47.5%:52.5%, 接地時間238ms, マジックスピード5)




観光は初めての場所に行こうと、翌日はフラワーパークかごしまを訪れ、更に日本最南端の始発・終着駅の枕崎まで行く大移動でした(※枕崎→鹿児島中央はバスで帰れます)。指宿でもお気に入りの和菓子や定食、おいしいドーナツなども楽しみ、枕崎では鰹を、鹿児島中央では黒豚をいただき、鹿児島はうまいものだらけだと改めて思い知りました。














毎年指宿にやって来ては職場で宣伝している成果もあり、会社の後輩が指宿観光に出かけてくれたりと、嬉しいこともありました。恒例の瀬古利彦さん、M高史さんも揃ってのトークショーもオフレコいっぱいでしたし、川内選手との記念撮影でも力をいただけますので、ランナーの皆様も、やはり現地に来るしかないですね。そしてあの砂蒸しのと応援の魅力に飲み込まれましょう。









指宿の皆様、今年も大変なコンディションの中、最初から最後まで応援していただきありがとうございました!来年も走らせていただきますので、よろしくお願いいたします!
前回大会は雨でしたが、寒さをものともせず応援は健在でした。JR最南端の西大山駅と開聞岳の姿もよかったです。
日本最南端の始発・終着駅枕崎と友好都市である稚内市。日本最北端わっかない平和マラソンも超魅力的な大会です。わっかない牛乳と出汁之介が光ります。
いぶすきが好きな方なら向津具も好きになると思います。更にハードですが記憶に残る旅ができます。
続きのページには、コースの見所やエイドの様子、観光・移動などできるだけ詳しく書いていますので、よろしければ写真だけでも見てやって下さい。多分、楽しさが伝わると思います。
コメント、スター、↓のバナークリック、SNSなど何でもよいので読者の存在をお知らせいただけますと、私がレトロジカルな言い回しに終始します。
次は瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会の予定でしたが、水曜に体調を崩して以来どうしても心身の状態が戻らないのでDNSにしました。熱は出ず、食欲も金夜には戻ったのですが、更に悪化した場合辛過ぎると断念しました。土曜も数時間迷い、駅まで行ったものの、また来年タイミングが合えば行こうと諦めました。このまま別大ですが、一年間やってきたことが出るだけですので、どうなろうと受け入れるのみです。
前日
毎年恒例の鹿児島へ
大阪から鹿児島中央へ
6時半過ぎに目覚められ、まずは一安心です。朝は時間がないだろうと、金夜は多めに食べておきました。サーモン、アボカド、モッツアレラチーズ、サラダ菜に珠洲の塩を、ヤマト醤油味噌さんの金沢白糀の味噌汁と静岡で買ったがごめ昆布入りスープを合わせるなど、贅沢にいただきました。ちなみに、炒めでも汁物でもお酢を一滴垂らすと舌の感度が上がると聞いたので、最近はほんの少し加えています(今川酢さんの米酢を愛用しています)。

金沢が寒すぎて鼻風邪を引いたこともあり、今週はカロリー多めにしっかり食べました。風邪自体は重症にならなければデトックス効果もあるので、いいタイミングだったと思います。それにしてもやたらとお腹が空くので、回復を錦の御旗として別所のかすていらも家でゆっくり味わいました。

飛行機は、伊丹9:15発→鹿児島10:40着です。スーパーバリュー75Kで12,540円と昨年より高かったです。帰りはスカイマークで8,900円ですから、許容範囲かなと思います。遠征は交通費と宿代が肝です。前日の就寝がとても遅くなったため眠すぎ、機内サービスのドリンクもいただかず終いでした。途中何度か覚醒はしましたが、基本眠りの中にいました。

鹿児島空港はおそらく(新千歳空港に次いで)一番多く利用している目的地の空港ではないかと思います。年に一度は確実に行きますので、少なくとも羽田よりは遥かに使っています。
鹿児島空港には定刻より少し早く到着。10:40のバスは無理でしたが、55分発のバスに余裕で乗ることができました。ただし座席は満席でした。左は眩しいので、右側に乗った方がよいですね。

移動中読書は、麻田雅文先生の『日ソ戦争-帝国日本最後の戦い』でした。第二次世界大戦最後の全面戦争でありながら、不勉強でほとんど実態を知らなかったため、稚内に行った際に購入した次第です。戦闘自体もそうですが、都市での略奪や残虐な行為は読んでいて辛いですし、終戦間際の混乱に乗じて占領を試みたソ連の思惑など、集団となった人間の恐ろしさに暗い気持ちになります。今も後を引く北方領土問題の根っこについても記述されており、一度は読むべき本だと思いました。
お昼
鹿児島中央で昼食と言えばサフランさんです。創業昭和56年ですから、人生の先輩になります。老舗の味は是非とも楽しみたいところですし、年が年だけに、今時の若者向けの味付けより伝統の味の方が幸せになれるのです。私のブログを見た方が詰めかけたのか(※そんなわけない)行列ができていましたが、店内の数名で来られているお客さんが抜けるだけで一気に進むので、そこまで待ち時間は長くありません。


今年も勿論極上黒豚カツカレー(サラダセット)にしました。カレーの香りと丁度いい辛さ、そしてこの大きさの豚カツはスプーンで切れる柔らかさ。このおいしさは病みつきになりますし、是非多くの方に知っていただきたいです。

今回はお店が混んでいて金沢土産をお渡しするタイミングを逸したのが心残りですが、また来年も来ますので、どうかお元気でいてほしいと思っています。
うつわマーケット
お豆富sweets emifullさんは、指宿のお店ということでご挨拶させていただきました。池田湖の先の豆腐エイドでお世話になっている方々だということですので、ここでお会いできて嬉しかったです。豆腐カスタードシュークリームも、おめかしドーナツ塩キャラメルナッツも、お豆腐の香りと普通のドーナツとは異なる食感が、またおいしかったです。



指宿
鹿児島中央から指宿へ
今回も指宿で前泊と後泊できますので、前日に指宿入りします。13:02鹿児島中央発→14:17指宿着で移動です。10分前位に並んだので、流石に座ることができました。前日の寝不足がまだ尾を引いていたので、ここでも半分以上は眠っていました。車窓からの美しい錦江湾を時々見ながら、戻って来たという気持ちになります。




会場(参加賞受け取り)
先に宿にチェックインしてから、コース最終盤のイメージを確認しつつ歩きで行ってきました。近くはないものの、明日の最後に生きるので、歩いておいて損はありません。






参加賞はTシャツ、日本の誇る鰹節、ボディメンテに前日限定の菜の花漬けです。なのはなマラソンTシャツは白にプリントが入ったものが多いので、この色は珍しいです。


いぶすきさんぽのアプリを入れていると、500円のクーポンがもらえるのですが、私の古いスマホは容量が常時ほぼマックスなのでダウンロードできず諦めました。昨年ダウンロードした分も、他の圧があって削除していましたし、勿体ないことをしました……。



ミズノシューズ試し履き
ついにミズノさんが本気でモデルチェンジをしたHYPERWARPシリーズが試着できるとあっては試すしかありません。しかもレースで履いて走ってもよいとのこと。まあ先着ですので、おそらく7時前には出払ってしまいそうですが。

HYPERWARP ELITEとリベリオンに近いPROを履いて少しだけその辺を走ってみましたが、前者の方が私の好みでした。厚底ではあるのですが、まだ薄底の感覚にも近く、脚が回り易いです。しかし公式HPを見てみると、このモデルはストライド型らしいので、長い距離を走ると辛くなるのかもしれません。レスポンスもよく、走り易そうに感じましたが。
後者はリベリオンの系譜ということもあって少し沈み込む感じがあり、苦手そうです。どちらもアッパーのフィット感はとてもよく、快適に走れそうです。流石はミズノさんという完成度の高さでしたので、後は嶋津雄大選手以外のトップ選手が着用して結果を残し続ければ、市民ランナーの間でもそれなりに人気が出そうに思います。
パン活・スイーツ活
- ドーナツ道夏さん
以前ガルデさんがあった場所に新たなお店が誕生していました。これは入るしかありません。おそらく看板商品と思われるあん道夏にしましたが、求肥入りのあんドーナツでとても満足度の高い味わいでした。小麦もこだわりがありますし、まだ気になる味もあるので、来年も行こうと思います。



- 新和堂さん
マラソンコース最終盤にあっていつも気になっていたのですが、マラソン後はどうしてもふるまいで食べ過ぎて満腹なので、今日はチャンス到来です。折角ですので旗も出ている苺大福を選択。大粒でジューシーな苺に和菓子屋さんのおいしいお餅と餡が絡み合いますので、うまいに決まっています。買えてよかったです。


- 鳥越屋さん
大会会場に出店しておられることが多く、過去にこちらで出会ったいぶすき路はお気に入りです。シナモン香るお芋饅頭で、確か昭和34年の内閣総理大臣賞を受賞しているはずです。お土産にも丁度いいですし、自分用も買って早速食べました。また、よもぎ餅も見落とせないおいしさと香りで、毎回買ってしまいます。おすすめです。



- イーストスクエアさん
店名が出ていたわけではないのですが、オクラ蜜わらび餅といえばこちらのはずです。就労継続支援事業を行っておられ、お店の方も医療法人のロゴが入ったウェアを着ておられました。

このわらび餅自体も美味しいのですが、何と言っても特筆すべきはオクラ蜜の驚異の粘り具合です。容器から絞り出しても、また吸い込まれて戻っていきますから。おくらシフォンもよいのですが、迷ったらこのわらび餅を選んでほしいと思います。

なお、bagel.mさんは15時頃で既に完売でした。やはり私のブログを読まれた方が押し掛けたに違いありません(※そんなわけない)。


夕食
昨年、一昨年とお邪魔した丸福さんにしました。今年は唐揚げ定食にしましたが、期待以上にサクッと揚がっており、お肉もジューシーでした。“明日マラソンなんです”と昨年と同じようなやりとりをし、笑顔で応援していただけたので、何と言うかとても安心しました。やはり前日にこちらに来てよかったです。どうかこれからもお元気で。また来ますね。


温泉
村之湯温泉さんに初挑戦です。マラソン当日なら100円ですが、レース後は砂むしに行って時間がないので、もう割引なしでOKです。

当然中の写真は無いので、ネットで検索していただきたいと思いますが、「鄙びた」という言葉を超えるくらい明治15年の創業以来紡いできた歴史を感じます。ガラッと開ければ脱衣所と一体になった浴場が即見える点は、別府のいくつかの温泉と同じです。

勿論シャワーなどありませんので、二つある湯舟からお湯を掬って、持参したボディソープを使って身体を洗ってから入浴します。温泉はほどよい温度で、血行もよくなりそうです。そして鹿児島の温泉といえばご一緒したおっちゃんが気さくに話しかけて下さるのも魅力です。湯舟の温度調節から菜の花マラソンのことまであれこれとお話しできて、最後は応援していただきながら送り出していただけました。ありがとうございます。
お宿
三年連続で指宿静香さんにお世話になりました。オーナーさんとは最早顔なじみになっており、“電話してくれたら何とかするよ”と仰っていただいたので、予約サイト関係なしに電話してみたところ本当に確保していただけました。今年は勿論金沢土産を持参しました。
今回は新たに購入した建物をリノベーションしたということで、駅からも近くて便利な場所でした。トイレもシャワーもきれいでしたし、エアコンも新しいです。

人が押し寄せるこの週末の指宿に一泊5,500円で泊めていただけるとは大助かりです。鹿児島中央泊ならもっとする上に早朝出発で滞在時間も短いので、何かと厳しいです。

20時には大きな音が鳴り響き、“桜島が噴火したのかな”と思ったのですが、指宿港でいぶすき菜の花マラソン歓迎花火を打ち上げていると分かり一安心です。丁度タイヨーさんの駐車場からはよく見え、数分間のこのタイミングに巡り合えてラッキーでした。
タイヨーさんで買ったご当地牛乳とヨーグルトなどを食べ、23時過ぎには消灯しました。もう眠くて眠くて。



レース当日
レース前
オーナーのご厚意により車で送っていただけるとのことでしたので、安心して7時過ぎまで寝ていました。7時間半寝た割には、心拍数が高めだったせいかBody Battery的にはもう一つでした。そこまで寒くなく、暖房なしで結構眠れたと思ったのですが。
朝食はいこもち、ゆで卵、チーズ、レタスくらいです。前日にカレーを沢山食べる川内優輝選手でも、朝食は軽めということです。、今日の金沢スイーツはロンシャンさんのシェフのポテトでした。しっとり柔らかな食感と甘さが際立つ銘品です。


うまいことお腹も目覚めてくれて8時25分くらいには会場に到着しました。先に二階に荷物を置きに行き、アミノ酸も飲んだ後で貴重品預けに行きました。
会場からスタート地点まではそこそこ離れているのですが、公園の中を通っていくと比較的スムーズかと思います。瀬古さんが箱根駅伝の恨み言で盛り上げておられる声や、43回連続出場のお二人を称える声も聞こえて来ます。
8時51分くらいにはスタートブロックに入っていたと思います。寒くはありましたが、一応雨は止んでくれていましたので、この先も大丈夫かなと思っていました。しかし風はビュービュー吹いています。川内優輝選手から、“下りでブレーキをかけ過ぎないように”といったアドバイスと共に、今日も最後尾からスタートされるというアナウンスもありました。

【ちょっとだけ真面目な話】
練習
年末から継続して練習を積めました。年明けからのメニューは以下のとおりです。今回も無調整でいきました。
年末年始は寒い上に栄養バランス的にも少し劣るので、風邪は引きやすい条件が揃っています。3日(土)から8日(木)くらいまでは鼻も出ますし睡眠の質も悪かったようです(ガーミンさん調べ)。しかし大事なレース直前に重い風邪に罹る可能性を下げるためには、この時期に軽めの風邪でデトックスを図る方がおそらくよいです。
元日:有酸素ジョグ21.9km(128分、6:00 /km、Zone1 ライトレーサー5 ※兼六園中断、金沢マラソンコース終盤、犀川など)
金:有酸素ジョグ21.9km雪(125分、5:42 /km Zone1 FujiSpeed3)
土:有酸素ジョグ23.3km雪(128分、5:29 /km Zone2 FujiSpeed3)
日:レースペースインターバル1,000m*13本雪(4:04km/h マジックスピード3 ※11本目からきつかった)
月曜:有酸素ジョグ44分(Zone3 ハイパースピード4)、夜スロージョグ50分(5.9km ライトレーサー4)
火曜:有酸素ジョグ43分(8.6km, Zone3 ソーティマジックLT2)、夜トレッドミル60分(10km, 1%)
水曜:有酸素ジョグ63分(12.5km, Zone3 ライトレーサー6)
木曜:閾値走10km(40:26 ターサーRP3)、夜スロージョグ41分(5km, エアロ20R)、懸垂逆上がり、懸垂
金曜:有酸素ジョグ63分(11.9km,、Zone2 マジックスピード5テスト)
土曜:オフ
シューズ
マジックスピード5さんを初起用です。4は分厚過ぎて失格になるのですが(指宿は何故か厚さ測定がある)、5は薄くなったので堂々と使用できます。レース後の厚さ測定も目視だけで終わりました(雨風で寒かったからかもしれませんが)。


装備
上はアンダーアーマーノースリーブ水色です。asicsのタイツは対面販売でMを買ったはずが、何も考えずにタグを切ってから見るとSでショックを受けました。まあこういうこともあります。ウエストは細いので別に問題ないのですが、丈が明らかに短いので、サポート効果はもう一つだったかもしれません。

収納力抜群のミズノ360°マルチポケットパンツ、テーピング、ザムストハイソックスはいつも通りです。手袋はTIGORA。キャップはasics製のものですが、フィット感もよく、強風でも飛ばされる感じがなかったので、今後もかなり活用すると思います。
持ち物は昨年と同じくアミノバイタルを水で溶かしたジェルフラスコ一つのみです。エイドで沢山食べられるので、これでも余ります。
今回痛かったのは、ワセリンをいつもと違う所に入れていたため、レース前に発掘できなかったことです。この寒さでワセリンなしは流石の私でも辛いです。まあ教訓は得られたので前向きにいきたいと思います。
レース
序盤~前半
- 序盤(雨と風と虹の指宿)
M高史さん、川内優輝選手、瀬古さんの写真も撮りつつスタートします。スタート直後から1kmいかないうちに雨風が強まり、いきなり走りにくいコンディションです。応援が多くて嬉しいのですが、スマホで写真を少々などという余裕がありません。


いぶすきはいつも立ち上がりが遅いのですが、まあ同じくらいだろうと思っていました。ブラッセだいわの少し先の跨線橋の上で2kmですが、ここで10分くらいかかっていたので、“今日は更に遅そうだ”と思いました。

跨線橋を下った後、左手のバンド演奏で送り出していただけます。毎年このエリアの応援は多くて嬉しいです。雨も収まり青空も見え、更に虹まで出ていましたので、“今度こそ雨も過ぎたのかな”などと都合のよいことを考えます。


農免道路の二段階の坂から、菜の花マラソンがらしさを発揮します。信号の先から上りが始まり、オクラの里看板からは二段目です。


右折して少し下りになるので休めることは休めますが、この先に更にもう二段階の上りがあります。前半は特に、一度上ったくらいで気を抜くと二度目が堪えると思います。

ここからの眺めがよいことはお馴染みですが、今年は想像以上にはっきりと虹が、それも端から端まで見られました。虹の根っこが見えることはなかなか無いので、これは貴重な瞬間になりました。指宿のなせる業です。


毎年最初のエイドまでがやや長いのですが、今年は6km過ぎで給水があって助かりました。寒くても小まめに水分を取っておくことは大事ですので。
今年も左折する場所でバンド演奏が聞こえて来ます。私が通った時はTRAIN-TRAINでした。足元に注意しながらその姿も見届けます。7kmで33分くらいだったと思います。


- 前半(お待たせしましたの池田湖到着)
最初のエイドは8km過ぎですので、指宿スカイラインへの道を左折→いくらか上り→下りに切り替わってようやくお目見えとなります。

エイドの後も池田湖の気配など感じられず、これでもかと上らされます。油断すると挫けるので、“エイドの後には坂がある”が合言葉です。ここは少々長くとも、スズキの看板が見えるまでは待つしかありません。

昨年もいた着ぐるみコンビは今年も雨の中待っていてくれましたが、写真は間に合いませんでした。指の感覚が無さ過ぎて、スマホ操作自体だけでなく、腰のポケットへの出し入れにもかなり気を遣います。
“豚汁エイドはここではなかったかな”と思いつつ、下りに入り、“今度こそ池田湖へ”と期待してしまいますが、当然のようにここももう一上りあります。県道28号線をひた走るので、一度Googleストリートビューなどで景色を見ておくとよさそうです。
10km手前に公設エイドがあり、バナナも提供されるのですが、ビール瓶のケースのようなものの上に置いてあって高さが足りないため、走りながら取るのは不可能です。止まれば行けますが。
本物の池田湖への下りに入ってからはスピードを出せそうですが、今年も落ち着いてみかんをいただきました。甘みに元気をいただいた上で、種を何とか落とさずにポケットにねじ込みます。“確か昨年はここで川内さんに抜かれたはず”と考えていました。


池田湖へと下っていく道では菜の花畑と、曇り空でありながらも輝く池田湖の色が見えてきます。天気がよければ開聞岳も完璧に見えるのですが、霧がかかっていてここからはよく見えませんでした。
池田湖周辺は、いつも変わらず沿道を埋めて下さる方でいっぱいです。開聞岳は万全とはいえなくとも、池田湖と菜の花、明るい笑顔の応援があればそれ以上のものはありません。



こちらではスイートポテトをいただき、開封と乾燥材落下回避にかなりの神経を使ったものの、やはりスルーしなくてよかったと思うおいしさでした。

今年は風が強過ぎたのか、カヌーからの応援が無かったのですが、あの天候では無理だと思います。木陰の中を行く景色は気持ちよくて好きです。ここを通る度に田沢湖マラソンを思い出しますが、昨年再訪できたのでより楽しめました。

池田湖からも下りたいところですが、やはり上ります。下りに慣れた後だと何となく長く感じます。ピッチを落とさず、無理のない範囲で進めば上出来だと思います。そう悪くないペースで上っているつもりでしたが、後ろから猛烈な勢いで迫って来る方が。誰かと思えば川内優輝選手でした。丁度14kmの上りで抜かれました。


中盤
- 中盤①(開聞岳から汁物エイドへ)
池田湖エリアが終わり、ここからは開聞岳無我けて下っていく展開になります。見通しもよく、開聞岳の巨大さを体感できることでしょう。これぞ薩摩富士です。

15kmで公設エイドがあり、毎年お茶をいただいています。更にここだけではなく少し行った所でおなじみ永谷豆腐店さんの私設エイドがあります。ここは毎回結構奥の方にあるため、事前に態勢を整えておかないとピットインできません。バンドの演奏が合図です。今年もモンパチの曲でした。

意気揚々と駆け込んだのですが、いつもと違って豆腐が並んでいません。“間違えたかな?”と思ったのですが、わざわざお鍋から熱々の湯豆腐を出してきていただき、醤油もかけていただけました。スルッと食べられますし、いいお味です。しっかりお礼をお伝えし、笑顔で送り出していただきました。調べてみるとお店は山川の方にあるようですので、わざわざここまで来て準備して下さっているのですね。感謝し切りです。

唐船峡そうめん流しは行ったことが無いので、いつか行きたいなと思いながら直進していきます。ここはとても走り易い上に順風でしたので、誰しも楽に感じたと思います。太鼓の応援も響いてきますし、大きなキャラクターの着ぐるみなども飾ってあります。枚聞(ひらきき)神社の周辺もいつも大勢の方がいて下さります。信号の手前の私設エイドでもお水をいただきました。




今年も信号にはかからずに済みました。タイミングが悪いとそれなりに待つことになりますが、その場合も笑って過ごすしかありません。左折したところの踊りも晴れ間を突いて復活していたので、明るい気持ちになりました。昨年は雨で見られませんでしたから。

跨線橋から開聞岳を仰ぎ、ここからしばし上りです。今年は強い順風だったので、傾斜がそれ程でもないこともあり、苦労せずに上れました。フラットになれば仮設トイレが見えて来て、その先の私設エイドではコンソメスープ(オニオンスープだったかも)がふるまわれるのも定番です。身体も指も温まりました。


レトロピカルな木々と有機物の香りの中、“豚汁まであと500m”“豚汁まであと300m”の表示が続きます。歩道に乗り上げ、ガス屋とゆかいななかまたちのエイドで具沢山の豚汁を。ここも是非とも寄るべき私設エイドの一つです。


21kmと中間点はうっすらと上りながらの通過です。毎年ここは右手から応援して下さる方がおられます。前半で1時間37分30秒くらいだったと思います。


- 中盤②(究極の私設エイド、常磐建設さん)
中間点過ぎでは毎年“乳酸菌飲料あるよ!”と手渡していただけます。そろそろお店で買わないと悪い気がしてきました。ここで飲んだ後に容器を捨てる場所がないのではと懸念する必要はありません。その先に公設エイドがあり、ゴミ箱も沢山あるので大丈夫です。安心して受け取りましょう。


この先フラワーパークまでの道のりは、基本フラットで走り易いです。ただ、フラワーパークに至る前に、一度左に折れながらグッと上る箇所がありました。ここさえ耐えれば、少し進んでフラワーパークの三差路になります。

左折してのフラワーパーク前の下りは、走り易いですし、応援も多くて楽しい場所です。運が良ければ犬を連れている方も(今年もおられました)。少しフラットになったところでも毎年大きな音で曲が流れているのですが、今年は何故か学園天国でした。私よりも上の世代を意識した選曲で、そういう時代もあったのかと思いながら走っていました。



ここまでくれば26kmの常盤建設さんエイドまで2kmもありません。徳光(とっこう)公民館への道も上りにしても緩やかな部類です。左手に病院を見て少し行く頃には、クレーンにはためく黄色のフラッグが目に飛び込んできます。

右折する前から香ばしい薫りと煙が辺りに充ち、全国でも指折りの大規模私設エイドが展開されています。左は走っている人でも取り易いよう、子供たちが苺やみかんを手渡してくれます。香ばしくてうまみも光る鰹の腹皮も堪能させていただきました。これは本当にうまいのです。更に右は踊りで盛り上げて下さり、とにかく活気があります。



このエイドのコツは、左のラインだけで満足せずに更に奥まで踏み入ることです。今回もそこまで歩を進めたことで、おなじみのスナップえんどうだけでなく、徳光スイカもどどんといただいてしまいました。勢いよく焼き上げておられる様子も見られますので、是非走り去らずに楽しんでいきたいところです。



このエイドからもそのまま走ってしまってはいけません。何故ならすぐそこでお餅を焼いて下さるエイドがあるからです。今年はきな粉餅を紙皿で各自贅沢にいただくスタイルで、しっかりまぶしていただきました。更に南瓜の天ぷらまでご用意いただき、満面の笑みで頬ぼりました。この頃にはまた雨風が強まり、私設エイドは本当に大変だったことと思います。ありがとうございます。この1kmは7分を超えています。



ここからは急坂を下るので楽なのかと思いきや、次は二段階の上り返しです。ここは予期していないと結構きついと思います。ポイントは、一段階では終わらず、二段階になっていることです。辛いことは辛いですが、ここさえ上り切れば、次はしばらく休めます。きついと言っても1kmも続きませんから、耐えましょう。

右折して指宿サイダーをいただいたのはよかったのですが、ここで雨風が強まり、かなり走りにくい状態に。いつもなら快調にスピードも上がり、奇岩竹山を望みながら悠々と走って行けるのですが、強い横風で身体も持って行かれそうになりますし、眼鏡も左がひどく濡れています。到底正しいフォームで走れるはずもなく、「しばらく休める」と書いておいて早々にその希望は砕かれました。
28kmの通過は覚えていませんが、“これは3時間15分すら駄目かもしれない”と思ったはずです。


後半~終盤
- 後半(風光明媚な山川を)
ヘルシーランドの下からはまず一度上ります。2分続くかどうかくらいで、そこまで長くありません。30kmの給水は、直後に計測マットの都合上走路が狭くなっていて取りにくいので、今回もパスしました。私設エイドで沢山いただいていますので、水分不足はありません。



30.6kmくらいからもう一度上ります。一度目の上りが落ち着いてから、間で3分以上休めます。休んでいる時に休んでいることを認識できていれば、二段目の上りもそう辛くはありませんが、ずっと上っている気分でいると、坂の最後の方で苦しくなると思います。道路標識が見えるところまで行けば、31kmで右折して一気に下りに切り替わります。

右折したところではいつも右手の畑から何らかの歌が流れているのですが、どういうコンセプトなのか依然謎のままです。次回こそは正体を突き止めたいと思います。並んでいる黄色いコーンが希望の証です。

鳥越のバス停を過ぎて左折した後の海が素晴らしくきれいなことも、初参加時から変わらない喜びをもたらしてくれます。この景色は何度見ても最高ですので、是非多くの方に知っていただきたいです。



海が見えなくなってからの山川への下りは、コースで一番急ではないでしょうか。まあ常盤建設さんの後も同じくらいですかね。
温かな応援を受けながら坂を下ってエイドで給水し、左折して進んでいきます。流石にこの天候では次の右折の手前のおじいちゃんおばあちゃんの応援は無理でしたが、それでもしかと気持ちは伝わってきました。
山川港の鰹オブジェもしっかり撮っておきます。ちなみに、このオブジェについては、後で川内優輝選手とM高史さんが言及していました。瀬古さんは“俺、知らない”と仰っていましたが。トンネルも毎回特別な旅をしている気分になります。


この辺りは毎年やや逆風のイメージですので、そのつもりで走ります。ただ、途中山がいい具合に風を遮ってくれたのか、あまり風を感じずに済むところもありました。JRの高架を潜らずに右折して少し行った所で、日本最南端の有人駅、山川駅エイドに到着です。

35kmは2時間43分台くらいだったかと思います。全然スピードが上がらず、4:30/kmでいったとしても3時間15分かかると考えたはずです。

- 終盤(坂を上って最後は笑顔に)
ここからのシーサイドコースは煌めく海が右手に望めて、真っすぐに走れる喜びを感じます。上りは36kmからなので、1kmはしっかりと力を蓄えることができます。

バス停と36kmの表示を過ぎて少し行ってから、山川のあの坂が待っています。何度来ても結構な角度で長いので、記憶に残ること間違いなしです。最初の目標物は道路上の工作物ですが、やはり2分くらいは上っていました。


気持ち的には三段階くらいでいきたいところですが、JRの高架はすぐですので、ここで終わってほしいという気持ちにもなります。しかしそこから更に2分くらい耐えていれば、フェニックスホテル、お宿やまびこの看板、シルバー人材センター、そして頂上の医療センターと一つずつクリアしていくことができるはずです。下りになり始めて少し行った所で37kmですから、700mくらいは上るつもりでいればよいのでしょう。


あとは落ち着いて右折し、海へと下っていきます。エイドでは、昨年お菓子を取り逃したため、最後のテーブルで待っていて下さる方の前でしっかり減速していただきました。昨日も食べたいぶすき路だったと思います。またしても贅沢なものをいただいてしまったことに感謝です。

38kmで菜の花と海を見届けて左折し、砂むし会館通へ入ります。松吟さんは今年も旅館の前で応援して下さりました。実は砂蒸し温泉砂楽さんも、この通りに入ってすぐの場所にあります。ほぼ端っこです。



残りは4km程度なので気楽なものですが、今日は強めの向かい風が。これはかなり落ちているだろうなと思ってガーミンさんを見ると、意外とキロ4分20秒台だったので、割と悪くはないと知ります。エンドレス負けないでに笑顔をいただき、ドラモリ、小田屋さんの前も余り気負わずに走っていきました。


どうせ遅いからMR.JAMESさんで何かいただこうかと考えていたのですが、残念ながらまだテント設営中でした。神社を過ぎて少し行けば40kmです。既に3時間5分台ですから、今日の風と頑張り具合だと3時間15分も切れなさそうです。



しかしタイムが悪いこと自体は、走っている間も(終わった後もですが、)思ったほど悔しくありませんでした。それよりも今大体4:15/km近くでそれ程痛みもなく走れていることや、沿道の応援が嬉しくて、ただフィニッシュ地点を目指していました。ロッキーのテーマも演奏していただいているのに、下を向いてどうするというのでしょう。


白水館が見えるともう41kmですし、スタートへの道も通過して会場へと向かっていきます。あと300mの声が飛んだ時に、頑張ればネット3時間14分を切れるかもしれないと分かったので、最後だけは積極的に上げました。



競技場で大きなフラッグを振っていただけるのもやはり嬉しかったですし、これまで7回走っているからこその喜びがあります。最後の直線でもいつもの黄色いブルゾンを着た皆様が拍手で、何ならハイタッチくらいの勢いで迎えて下さります。色々あるのがマラソンだよなと思いながら、いつも以上に表情豊かないぶすき菜の花マラソンを笑顔で完走しました。

アフター
レース後
会場
笑顔でタオルを渡していただき、水はマイカップでいただきました。指が冷たすぎたのでアミノプロテインとアミノバイタル粉は歯で開けました。

丁度茶ぶしをいただいている頃に雨風が強まり、走っている方・応援している方には辛い状況になっていました。昨年も“走っている人は実はそこまで寒くないものの、応援の方は本当に大変ですから”というやり取りを重ねつつ、ご厚意に甘えて茶ぶしはおかわりしました。それにしてもどうやってこのおいしい茶ぶしを作っているのでしょうか。レシピを聞くのを忘れてしまったのが惜しいです。

マジックスピード5さんはかなり走り易かったです。爪が当たることもなく、レスポンスも良い感じでしたので、今後も沢山使うことになりそうです。ピッチが出なかったのは体調と風の問題かなと思いますので、シューズには何の不満もありません。



体育館内での表彰式を聞きながらゆっくり着替えます。館内には雨が止むまで待機していました。外は明らかに寒そうですので。指が温まって落ち着いてから、プロテインと、プロテインバー三本を摂取しました。寒さへの不安からか、いつもより沢山食べたくなりました。
幸い雨も収まってくれたようだったので、ふるまいのおにぎり、そば、ぜんざいもまとめていただくことができました。おにぎりはイケダパンさんのものだったのですね。今年もおいしくたらふくいただきました。蒸しいもだけは離れた場所(体育館出口横)にありますので、忘れないようにしましょう。


おくらバーガーは魚肉のカツにオクラがたっぷり入っているもので、ご当地のありがたみを感じます。うぐいすパンもコーヒーと共にいただき、来年もまた来ますという話もできました。学校給食でもお馴染み、大正創業の山崎パンさんのチーズパンは懐かしい定番の味でしたし、イングリッシュマフィンもチーズとベーコンで栄養補給に大活躍です。





今年も川内優輝選手
恒例の瀬古利彦さん、M高史さんとのステージは14時からで、今年もこの頃には雨が収まっていました。この大会ならではの、贅沢過ぎる至近距離トークです。
川内選手は天候も考慮していつもより長めの時間走ることになるからと、カレーを4杯ではなく5杯にされたそうです。それでも腹八分目だとか。長い距離を走れるようになるためには、距離よりも時間で区切った練習をする方がよいなど、質問にも丁寧に答えておられました。
早稲田OBの瀬古さんは今年も絶好調で、もう“箱根駅伝の結果がああであってくれてよかったのでは”と思うくらいでした。瀬古さんが“現状維持”を叫んだ結果、早稲田の順位も同じになったということも含めて出来過ぎです。大迫選手とのエピソードはオフレコですし、やはり現地で聞くしかありません。

ステージの後のじゃんけん大会は、2,3人に1人当たるくらいの倍率で、私も現状打破プロテインバーをいただいてしまいました。その後は川内選手とも記念撮影をしていただけ、“私も怪我をしていますが、頑張ります”とお伝えして力をいただきました。


沿道応援
拍手したり声をかけたりしつつ帰路を行きます。今日は昨年以上に天気が変わり、12時30分頃には強く降りましたし、この時間でも時々雨が降ったりもしました。走り続けていられればまだ温まりますが、歩くことが多い方は、コース上にいる時間が長いこともあり、より厳しい条件だと思います。それでもラスト1kmともなると、それぞれに充実した様子を漲らせながら走っていかれる方も多く、やはりマラソンでも何でも、最後まで自力でやり遂げることが自分自身を充たしてくれるものなのだと改めて感じました。
40km過ぎの吹奏楽は、やはりロッキーのテーマだったのですが、それまで歩いていた人も不思議とまた走り出すようになる様子が見られました。不思議でも何でもないのかもしれませんが。この応援は本当に力になります。

MR. JAMESさんのエイドではまた沢山の温かい飲み物や食べ物がふるまわれていました。通りがかったタイミングでは焼き立てピザが登場し、私も厚かましくもいただいてしまいました。歩かなくてはならないくらい疲れてしまっている方も、ここまで辿り着けば最後までいけると思います。


小田屋さんにも寄ってお菓子を買えましたし、エンドレス負けないでの皆様にもご挨拶できました。単に走るだけではなく、ここまで全てできてこそ、私にとってのいぶすき菜の花マラソンです。




砂蒸し会館砂楽
川内優輝選手も大絶賛の砂蒸し風呂。昨年の値上げによりタオル持参でも1,500円となっていますが、この特別な体験は他では得られません。17時前に行くも整理券発行後30分待ちというのはなかなかですが、それくらいの時間はレースのデータを見てあれこれ考えているうちに過ぎ去ってしまいます。

今年も推奨時間の上限である15分程埋まっていました。治したい箇所に圧と熱を加えたいので、足多めをリクエストしました。足首の血管が脈打っていることを感じられるのがたまらないです。地面からの熱で背中もしっかり温められ、寒い日は特に気持ちいいです。水風呂で交替浴もしつこく繰り返し、すっきりしました。
なお、ここでロッカーの上にタオルを置き忘れてしまい、後で取りに来る羽目になりました……。今年は迂闊なことが多いです。


夕食
川いださんに行ってみると19時頃にはやっていないということでした。電話して確認するべきでした。コインランドリーで洗濯している時間と、タオル回収の時間(上述。コインランドリーで気づく痛い展開)が膨らんだため、お店での食事は断念しました。

タイヨーさんで野菜巻、なすの煮びたしを購入し、レタス、チーズと共に食べました。蒸しいもも半分のつもりがおいしくくて一本食べ切ってしまいました。小田屋さんのこれもちで一日を締め括ります。きんつばほどがっちりと固めてはおらず、食感は珍しいように感じましたし、またおいしさを知ることができました。


翌日
いぶすきスロージョグ
暗いうちに起きても仕方ないのでとにかく長く寝ていました。始発で枕崎に行くプランもあったのですが、7:30に着いたところでできることもあまりなさそうですし、5時起きは身体に悪そうですので、午後に短時間のみの滞在で我慢することにします。その分指宿でまだ行っていないところにも行きたいところです。
荷物をまとめているうちに遅くなりましたが、7:40頃に出発し、スロージョグでマラソンの記憶を辿ったりします。指宿港の公園エリアは工事中でしたが、海岸に入れる場所もありました。山川の方の朝日が美しく、これだけでも行った甲斐がありました。


そのまま砂むし温泉通りを進み、38kmの菜の花畑をゆっくり見ておきます。いつも(写真を撮ってはいるものの)サッと曲がってしまいますので。



36kmからの上りの終点も確認できましたし、指宿市考古博物館時遊館Coccoはしむれと橋牟礼川遺跡も通ることができ、昨年の楽しい学びの時間も想起しました。7kmで55分強でした。




フラワーパークかごしま
いつも菜の花マラソンの途中(23kmくらい)で通っているものの、中に入ったことがないので気になっていました。指宿駅9:10発のバスに乗ってヘルシーランドたまて箱温泉で降車したい気持ちをグッと堪えてトータル40分くらいです(700円)。バスはコースを逆に巡るので、36kmの例の坂、山川駅、山川支所、海を望みながらの鳥越、ヘルシーランド、常磐建設さん、徳光と、景色や坂の具合を確かめることができます。



フラワーパークかごしまに着くと、10:20から園内バスツアーがあるとのことで、そちらに乗ってみることにしました。コインロッカー(100円リターナブル式)もあり、重い荷物も無理に背負う必要がありません。バスの時間までに売店やバスが行かないジャングルエリアを軽く見ておきました。




バスは私だけだと寂しいのですが、菜の花マラソンに参加されたご家族も乗っておられ、運転手さんの洒落を交えたトークに応えながらの楽しい時間になりました。パンジーとビオラの違い(大きさ)、山茶花と椿の散り片の差(はらはらと落ちるか花ごと落ちるか)、シクラメンの和名(豚のまんじゅう)といった豆知識や、レモンローズマリーの香りを嗅がせていただいたり、一番眺望のいい場所での土地の解説などの地理的な話、私実際に確認してみましたといったネタ(千成バナナが1100数十本あったなど)等々面白かったです。





そしてやはりその道の方の解説があると、観光にも奥行きが出ます。温室や蝶の館など、“後で行ってみてください”という数か所に行く時間がなかったのが残念ですが、次は長崎鼻とセットでゆっくり回ってみたいと思います。おくらチップスを買ったところ、売店のお母さまにも労っていただき、来年も走ることを約束してきました。


真冬ということもあり咲いている花が少ないのですが、3月4月になるとそれはもう本当にすごいらしいので、是非春に訪れてみてください。年間パスポートは2回来れば元が取れます。


JR最南端の始発駅、枕崎へ
折角行くなら絞っていけばよいのにという気はしましたが、昨年日本最北端の地稚内を訪れたこのタイミングでどうしても行きたくなったので予定に入れました。11:30指宿発に乗ればよいので、指宿市内観光を増やす手もありましたが、フラワーパークから西大山までは3kmくらいですので、荷物があっても歩けると判断しました。バスは本数が少なく、JRとの乗り継ぎを考えると到底回れません。


重い荷物を背負いながらも長閑な道を行き、36分くらいで西大山に到着。かいもん市場久太郎さんで知覧茶クリーム大福を購入し、11:54西大山発に乗車しました。JR日本最南端の駅ですので、ここから列車に乗る人より出発する列車と開聞岳のコラボを撮りたい人の方が多い気がします。私は昨年、朝日に染まる開聞岳を見ていますので、今日は既に充たされていました。




指宿枕崎線でこの先に進むのは初めてです。東開聞駅の先の跨線橋はおなじみで、“ここを8回も渡っているのか”と上からの眺めとリンクさせていました。最初の方開聞岳が見えることと、海側ということを考えると、左側の座席に座れるとなおよいかと思います。


枕崎観光
ついに本土最南端の始発・終着駅枕崎へとやって来ました。宗谷本線稚内駅から実に3,099.5kmもの線路が続いているのです。鉄道に詳しくない私のような者でも胸熱です。勿論このためだけに来たと思しき同乗者の方も何名かおられました。






駅を出て右の観光案内センターで電動アシスト付き自転車(2時間500円)をお借りし、帰りのバス停と時刻を確認してから観光に出発です。職員さんがご親切な方で、火之神公園までは五差路を右斜めに行って三差路を右折、橋を渡ってから左折ということを教えていただきました。


- 枕崎お魚センター
時間がタイトでも鰹は絶対に食べたかったので、寄り道しました。建物内に枕崎みなと食堂があるのですが、こちらで枕崎鰹船人めし(鰹二倍)をいただきました。釣った鰹を船上で豪快に食べる漁師めしをイメージした逸品で、だし汁をかけていただきます。ちなみに鰹節とだし汁はおかわり自由です。



うまみの宝庫というべき味わいで、原点が一番ということを改めて思い知らされます。鰹の鮮度も言うまでもなく突出していますし、枕崎まで来てよかったと思うこと間違いなしです。普段はゆっくり食べる私ですが、この一皿はどんどん食べてしまいました。



お土産に鰹の腹皮を購入しました。昨年上司にお渡ししたところ、自ら購入されるくらい気に入っていただけました。ご当地メニューの普及に貢献できてよかったです。

- 火之神公園
夕日に浮かぶ立神岩が有名な枕崎を代表する観光スポットです。駅からは4km程度ですので、割とすぐに行けます。火之神ロードは海岸線沿いで見晴らしがよく快適ですし、進む中で立神岩がその姿を現した瞬間は“おお、あれが!”と嬉しくなります。ただし火之神ロードは街灯がなさそうでしたので、夜は恐るべき暗さになると思いますし、観光案内所の自転車も17時頃には返却しなくてはならないため、公共交通オンリーの場合、日中しかないと思います。






戦艦大和の沈没地点から北側約200kmの場所に建てられた平和祈念展望台からは東シナ海の沈没地点も望めます。かなり高さがあっても、打ち寄せる波の音は大きいものでした。稚内で樺太からの引き揚げの歴史を知ったこと、沖縄平和祈念公園から見た海岸のことなどを思い出しました。悲しくて重い過去が多過ぎます。




公園内にいくつかある展望スポットからは、立神岩だけでなく、巨大な開聞岳もはっきりと見えました。海に浮かんでいるようなその姿はまたよかったです。





観光案内所の職員さんに自転車をお返しする際に話をすると、昨年8月に稚内に行かれたとのことで、枕崎から稚内に行くガッツに驚きました。やはりかの地は枕崎の方からすると訪れるべき地なのかもしれません。“8月は暑かった……。”とのことでしたが。


15時枕崎駅前のバスで移動です。やはり新千円札は両替できないのですが、1,680円を現金で持っていたので大丈夫でした。鹿児島中央には定刻通り16:30着で驚きました。バスは渋滞して遅延するものだとばかり思っていたので。
鹿児島中央
うつわ市が最終日で、お豆富sweets emifullさんもおられましたので、菜の花マラソンのお礼をお伝えできました。商品は完売ということで喜ばしいことです。来年も菜の花マラソンで豆腐をいただくことも宣言してきました。
大学の先輩がお時間を作って下さったので、川久さんにお誘いし、上黒豚ロースかつ定食をいただきました。味とうまさは毎年書いている通りで、極厚の柔らかなお肉と脂がほどけるように溶けるのが最高です。遠くで暮らすようになり会える機会も限られますから、近況などを伺いながら懐かしい気持ちになれたのは、鹿児島旅行の締め括りとしてこれ以上ないものでした。いつもありがとうございます。


鹿児島中央19:00のバスで移動し、鹿児島20:55発→神戸22:00着のスカイマークです。とても遅い時間の便になりましたが、今回は観光に重点を置いたので、これでよいのです。最終的には飛行機が33分遅延し、ポートライナーも地下鉄もギリギリの乗継になりましたが、終電で帰ることができました。奇しくも日本最北端わっかない平和マラソンと同じ展開となり、ちょっとしたつながりがまた記憶に刻まれました。

最後に
2017年以来出場し続けている菜の花マラソン。その魅力は毎回走っても尽きることがなく、書いても書いても書き切れません。決して近くはない所まで毎年出掛けていること自体が、その楽しさの証明になっていると思います。
菜の花マラソンも、金沢マラソンや黒部名水マラソンと同様に人生の一部になっていますので、おそらく走っている限りは参加し続けるのでしょう。それだけ素晴らしい大会、そして優しくて明るい指宿の皆様とのご縁に恵まれたことはありがたいことです。
指宿の皆様、今年も新年早々素敵な時間を作り上げて下さり本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ここまでご覧いただきありがとうございます。