7年前に不甲斐ない走りをして以来、再度出なくてはと願っていましたが、そのあまりの完成度の高さと大会を支えて下さる方の熱意は、再び走ってやはり突出していると実感しました。クラシカルなマラソンの醍醐味に浸れる稀有な存在で、マラソンファンに選ばれる大会です。“この大会は日本になくてはならない”と断言できます。
出れば分かりますが、多くの方が仰る通り、とことんランナーファーストで配慮が行き届いており、送迎バス、会場の配置、コース誘導、フィニッシュ後の動線、ふるまいなど、ここまでスムーズなことがあるのだろうかと思う完成度なのです。(私は利用しなかったものの)スペシャルドリンクを複数設置できるサービスもあり、その配置も絶妙です。大会規模も適正で、ランナーが気持ちよく走れるようにというコンセプトが明確です。




コースは、7年前とは変わっていたこともあり、おそらく楽になっていたとは思います。あの一生忘れられない、JAなすの湯津上ライスセンターの所で左折するシーンもありませんでしたし(少し手前になっていました)。奇跡的にほぼ風も吹かず、那須おろしのない大田原マラソンがあるのかというくらいでした。景色はあまり変わらず、最大の見どころは彩りの時期を過ぎた田畑や土です。花が咲いているわけでも、緑が揺れるわけでもありませんが、それもまた味があります。都会の真ん中を走る大会もあれば、海沿いを走る大会もあり、ひたすら内陸部を走る大会もある方が、面白いじゃありませんか。




そんな自然満喫コースの中でも、ここぞという所では応援して下さる皆様から大いに力を分けていただけます。スタート直後の市街地もにぎやかですし、ちょっと単調になってきたなという場面でもお一人で応援してくださったり、終盤の勝負所では太鼓で盛り上げて下さったり。エイドや打ち切りポイントでは沢山の学生さんがエールを送って下さり、これで力が湧いてこないランナーなどいないでしょう。








走りは、無調整ながら前半抑えたこともあって、全体に余力がありました。後半上り基調のコースでネガティブスプリット(1時間34分20秒、1時間32分29秒)も決められましたし、40km以降も久々の9分切りでしたので、手応えを感じると共に、やっと戻って来たことに安堵も覚えました。(150bpm, 202spm, ストライド1.12m, 上下動比4.8%, 上下動5.7cm, 左右接地時間バランス47.6%:52.4%, 接地時間225ms, METASPEED EDGE+)




先週の神戸マラソンで人類史上初65歳以上の女性サブスリーを達成した弓削田眞理子大先生も3時間30分のペースランナーとして降臨されており、私に限らず、皆大いに発奮したこと間違いなしです。「63歳でサブスリーをして以来、いっぱい悔しい思いをし、いっぱいケガもしました。疲労骨折は3回、その他にも腸脛靭帯やヒザ。けれど、負荷が大きいスピード練習ができなくなっても、まだまだ探せばできる練習はいっぱいあるはず!!」とは、尊敬と希望しかありません。
弓削田さんなら、“あなた、まだ若いんだから2時間30分くらい切らなきゃ駄目よ!”とか無茶苦茶なことを仰りかねませんが、自分はこれからも長く楽しく走り続けることを、自分への挑戦状として胸にしまっておきたいと思います。まあ私が24年後にサブスリーを出すことは絶対に無理ですけどね。

観光も、街灯が少ないので夜に出歩くことは困難ですが、乃木神社、烏ヶ森公園、千本松牧場といった名所を巡ることができました。千本松牧場はソフトクリームといい、動物たちとのふれあいといい、特によかったです。パン活もしっかりと楽しめましたし、夕食をいただいたお店でも応援したいただけたりで、とてもいい旅行になりました。











大田原の皆様、ランナーファーストの完成形ともいえる素晴らしい大会を支えて下さってありがとうございました!経済効果のような直接的な数字は見えにくくとも、全国のランナーの敬意の宛先となり、暮らしておられる方が“この街にはあの大田原マラソンがある!”という誇りを抱けることは、何物にも代え難いものだと確信しています。この大会をまた走れる日を楽しみにしています!




前回参加時の記事もあります。怪我までして翌日の日光観光も大苦戦という歴史ですが、その日があったからこそ今があるのです。
市民ランナーも出られるシリアス大会といえば別大ですね。やはり特別な大会は空気が違います。ここ三年はいい結果を出せていますので、来年も頑張りたいところです。
残念ながら終了してしまいましたが、はが路ふれあいマラソンも滅茶苦茶いい大会でした。栃木の誇る苺も大量にいただけますし、お囃子が多くて、正によきご当地大会でした。
続きのページには、コースのポイントとなる写真だけでなく、関西からの移動、宿、食事、勿論観光情報などまで、これ以上ないくらい詳しく書いています。写真だけでもスクロールしていただけますと、楽しさが伝わると思います。
コメント、スター、↓のバナークリック、SNSなど何でもよいので読者の存在をお知らせいただけますと、私が唐辛子大量消費レシピを開発します。
次回予告は“そんな都会でアドベンチャー!?”です。
前日
西那須野へと大移動(新幹線乗継)
金夜は準備などで遅くなり結局寝不足ですが、7時には起きて散歩がてらヨーグルトを買いにスーパーへ。朝食はサーモン、スモークチーズ、サニーレタスのサラダに、山代温泉ゆせん玉子、スギヨビタミンちくわ、ひきわり納豆、ヨーグルトです。珠洲の塩、濁りりんご酢も愛用しています。

新大阪09:30発→東京11:57着のぞみ自由席です。新大阪始発の便なので、少し早くに並んだことで何とか座れました。立っている方もおられたので、やはり自由席はリスキーだと思います。
移動中は睡眠不足を補うべく1時間程眠り、浜名湖くらいからは起きていたのですが、やはり富士山が見えると胸が熱くなります。あの真夏の岩肌を上っていくのだという、離れた場所から見ると信じられないものです。何度山頂に立っても満足はしないのでしょうが、“もう一度”を少しでも積み重ねることで、満たされる度合いは増すはずです。
東京12:12発→宇都宮13:04着やまびこ自由席(4,490円)の予定だったのですが、東海道新幹線が珍しく11分遅延し、“お乗り換えのお時間が少々短くなっております”という呑気なアナウンスがそぐわないくらいギリギリでした。更にICカードは一度改札の外に出る必要がある上に東京駅の人の多さに完全にアウト、だと思ったのですが、東北新幹線も5分遅延していたので何とか間に合いました。なお、宇都宮13:21発→西那須野14:02着は定刻通りに乗れました。




移動中読書はセネカ『生の短さについて』でした。“我々にはわずかな時間しかないのではなく、多くの時間を浪費するのである”という序盤の言葉からグサグサ刺さり、かの“ただちに生きよ”というフレーズもあって、様々な桎梏に囚われた自分の人生を悔やむことになります。“二千年前から阿諛追従などにあくせくするなんて今と変わらんやないか”と思うこと間違いなしです。ストア派の哲人のような生き方はできませんが、本当の意味で自分の人生を生きられるようにはしたいと思います。
もう一冊、『漱石文明論集』から『現代日本の開化』と『私の個人主義』も久々に読みました。“技術が進歩しても心配事は増えるばかりで、そんなに幸せになっていないなんて百数十年前と変わらんやないか”と思うこと確実ですが、そこから内発的でない日本の開化の知らなければよかったような現実(涙を飲んで上滑りに滑っていくしかないこと)を突きつけられます。権力と金力を手にする者が持つべき道徳と国家の道徳の話もそうですが、正に今でも聞くべき講演だと再認識しました。学生の頃から、時々読みたくなる話なのです。
西那須野観光
まずは西那須野観光協会さんの観光自転車貸し出し手続きを取ります。何と無料なのですが、“この近辺以外乗っちゃダメ”とか“観光地は具体的に記載せよ”とか細かいルールがあって色々疑問に思いました。よっぽど断ろうかとも思いましたが、まあこれはこれでネタになる(し、他に選択肢もない)ので、“どのみち行こうと思っていた乃木神社に寄ればOKなんだろう”と解釈し、諸々書いてお借りしました。

自転車は変速機こそないものの、しっかり整備されていて乗り易かったです。ヘルメットも当然のようにセットで貸し出されたので、張り切って被って観光開始です。



大山参道
この時期にこの近辺の観光と言えば、外せません。紅葉の名所で、正に見頃です。入口の方は既に紅葉も終わっていましたが、進んでいくととてもきれいに色づいた木々もありました。陽の光を受けている姿もよいのですが、逆光になって光が透過している色は一層きれいでした。



乃木神社
乃木希典将軍が亡くなった後に、悲しみに暮れた地元住民の方々の寄付により創建された神社です。こちらで今日まで元気でいられたことのお礼と明日の無事をお願いしてきました。豊かな水流の音が印象に残っています。



アニメキャラ化されたパネルがあったりもしましたが、今は何かと寛容になったものだと思います。丁度夏目漱石のことを考えていた日でしたので、『こころ』を思い出す時間でもありました。


パン活
- シェレンバウム西那須野店さん
新製品のオトンヌにしたのですが、赤ワインで捏ね上げたのがよいのか、ずっしりとした重さを感じさせるまでに詰まったいちじくやクランベリーとよく合ってとてもおいしかったです。幸先のよい一つ目になりました。




- パン屋malcoさん
営業時間は土曜日10時30分~17時00分、日月休みですので、初日に行くしかありません。馴染み易そうなパンがお手頃価格で並んでおり、連日通ってもよさそうです。



ぜいたくドックボロネーゼは、卵がとろっとかかっていることで、味が一層うまく絡んでいました。おいもSUNは“いも増し!”とある通りたっぷりの甘露煮が入っていて大満足です。


- SHŌPAIN ARTISAN BAKEHOUSEさん
日月もオープンしていますが、宿の近くでしたので土曜日も行ってみました。クリームパンの程よい甘さと生地の柔らかさは特筆すべきもので、ザラメもまたいいアクセントになっています。



- 小麦工房パリジェンヌさん
こちらも日月休みということで行っておきました。チーズフランスはクリームチーズともう一種類チーズが入っていて、食べ応えもあります。私はチーズ大好きですから、この手のパンを買っておけば間違いありません。クリームチーズデニッシュは、カスタードクリームとクリームチーズもさることながら、デニッシュ生地がサックリ香ばしいのが高評価です。




温泉
乃木温泉ゆの郷さんにお邪魔しました。たったの450円で入れるということで、地元のお年寄りの方も多数利用されているようです。ロッカーの並びや洗い場の狭さはネックですが、水素イオン濃度が高い美人の湯ということで、じっくり温まって足裏もほぐせましたので、とてもよかったです。やはり寒い季節は温泉が一層魅力を増します。

夕食
西那須野駅前の小料理さらさんにしました。夜も食事のみでもOKというのがありがたいです。唐揚げ定食にしたのですが、唐揚げに限らず一品一品お味がよく、気分も上がりました。アジフライも気になりまくりです。

おかみさんもとてもフレンドリーにお話ししていただき、大田原マラソンのことも長年の歴史も含めて教えていただきました。18時前にお邪魔したのですが、この時間にやって来るお客さんは大田原マラソン関係者が多く、“明日頑張りましょう”という話をしたりで、地方の伝統大会ならではのよさも感じました。

お宿
ビジネスホテルにし那須さんです。駅から少々歩くものの、和室素泊まり二泊で何と8,600円と良心的過ぎます。和室は一般的なホテルより狭くはあるのですが、私は狭い空間が好きなので、むしろ嬉しいくらいです。大浴場も広くはないのですが、空いている時間に当たれば快適そのもの。部屋数が多く、小学生の野球チームと保護者の皆さんも泊まっていました。大きな通りの傍なのに、夜も割と静かです。


ヨークベニマルさんで買ったご当地牛乳、チョコ生フランス、会津の雪ヨーグルトを食べて就寝です。那須塩原まで来るとほぼ福島ですから、会津のべこの乳製品も普通に手に入るのですね。



レース当日
レース前
西那須野駅から会場は近いので、最悪9時の最終便でも間に合うだろうとギリギリまで寝る選択をしました。二度寝を経て7時20分頃にようやくもぞもぞと起床し、楽しみな朝食を迎えます。昨日小麦工房パリジェンヌさんで買った森の恵みは、食感も私好みで噛めば噛むほどうまいものでした。マジックパールはヨークベニマルで買えましたし、バッチリです。腹持ちのことを考えて会場到着後、9時くらいにプロテインバーを一本食べています。

部屋でドリンクの調合やテーピングも丁寧に済ませ、8時20分頃に出発です。腸は目覚めずとも一日特に問題ありませんでした。てくてく歩いて西那須野駅の東口に8時38分頃に到着。無料送迎バスがしっかりスタンバイしていて、ものすごくスムーズに乗車できました。


車内でも、スタッフさんがスペシャルドリンク受付の案内や、計測チップを忘れた場合の説明などをして下さり、こういうところからして配慮が行き届いていることに強く感心しました。
バスの移動も恐るべきスムーズさで10分程度で会場に到着。下りた場所が既に県北体育館の入口横ですから本当に楽です。あまりに時間があるので、出店も先に見て回れるくらいです。ついうっかり過去大会Tシャツを買ってしまいました。Lサイズが一つだけあったので……。



体育館入口前ではスペシャルドリンクの受付と輸送の準備が行われており、運営の熱意が伝わってきました。私は混んでいると走りながら探すのが無理そうという理由で、8つしかないゼネラルで全てを賄う選択をしたのですが、結構沢山のランナーが利用されていたようです。

貴重品預かりもあるのですが、便利そうなので、300基以上あるコインロッカー(100円は返却されるのでご安心を)を利用しました。荷物も全部入れられてとても便利です。鍵を手首につけるのは邪魔といえばそうかもしれませんが、この便利さには抗えません。上着を脱ぐだけですので軽く着替えて外に出ます。
過去大会の旗も並んでいて、特別な大会のオーラがあります。少し横に逸れたところでは栃木のマラソン大会のブースがあり、何故か握力測定があったので、やってみたところ54.6kg(右)でした。正確な測り方ではないとは思いますが、今でも力が強いということでちょっと嬉しかったです。


何から何までランナーファーストということは既に伝わっているかと思いますが、アップも競技場の中でできますので、早くから身体を動かしている方も多かったです。私も軽く一周して、フィニッシュをイメージしつつ気分を高めていました。体育館の出口でも給水がありますし、陸上競技場に入ってからも給水があります。先ほども書きましたが、ゼネラル給水は8か所しかないので、走る前にも多めに飲んでおきました。

整列もそこまでピリピリした空気でもなく、滞りもストレスもなく並べます。動的ストレッチをしていると、グラウンドにあの弓削田眞理子大先生が。先週の神戸マラソンで人類史上初、65歳以上女性のサブスリーを達成した弓削田先生は、今日も3時間30分のペースランナーとして降臨しておられました。スタート前のご挨拶でも、“サブスリー、やりました!今日は先週の神戸よりコンディションが間違いなくいいから、皆できる!”と活力に満ちたメッセージを放たれ、ランナーの士気も上がりに上がりました。

大会のあまりの完成度に褒めるところが多過ぎてここまでの文字数がかなりのものになっていますが、ようやくスタートです。Aブロックということで結構前の方からの出発となりました。

【ちょっと真面目な内容】
練習
おかやまでスパートをかけた影響か前週より踵の痛みが長引き、金曜も閾値走近くを希望しながらペース走に。“また悪化したのか”と少々凹んだものの、土曜に金沢から能美の銭湯まで走って気分転換でき、日曜に犀川を走っていると時々キロ5付近が出るようになり、希望を感じました。
月曜からはジョグで自然とキロ5分を切る時間も増え、水曜の7kmは久々に閾値走が成立しました。まだ起床時は痛いのですが、走りに使うバネは格段に戻ってきたことは嬉しかったです。怪我をしていると、楽しいはずの毎日の練習が辛いものになってしまいますので。
日曜:おかやまマラソン(3時間17分台)
月曜:オフ
火曜:スロージョグ62分(7.4km ボメロ18)
水曜:有酸素ジョグ50分(9.2km Zone2 ハイパースピード4)夜スロージョグ53分(6.6km, ボメロ18)、
木曜:有酸素ジョグ61分(11.4km Zone2,3 ライトレーサー6)夜スロージョグ31分(3.5km, ボメロ18)
金曜:ペース走9km(38:10 ターサーRP3)
土曜:有酸素ジョグ80分(14.8km Zone1,2 ズームフライ5黒)有酸素ジョグ75分(13.3km Zone1,2 ズームフライ5黒)
日曜:有酸素ジョグ125分(24.2km Zone2,3 ライトレーサー5)
月曜:有酸素ジョグ43分(8.5km Zone2,3 ハイパースピード4)、夜トレッドミル45分(7.5km 1%)
火曜:有酸素ジョグ60分(12km Zone3 ライトレーサー6)
水曜:閾値走7km(28:08 ターサーRP3)、夜スロージョグ45分(5.5km, ボメロ18, 懸垂逆上がり、懸垂)、
木曜:有酸素ジョグ61分(12.2km Zone3 エボライドスピード3)夜スロージョグ31分(3.5km, ボメロ18)
金曜:スロージョグ60分、45分
土曜:オフ


シューズ
今回も本気のMETASPEED EDGE+さんです。過去フルでは4度お世話になっており(別大2回は共に自己ベスト、金沢1回、北海道1回)、本気で走るならこのシューズがEDGE TOKYOの二択です。


装備
本気のナイキノースリーブ白、ミズノマルチポケットパンツ、2XUハーフタイツ、ザムストハイソックス、ニューハレ踵二重です。一日曇天という最高のマラソン日和でしたので、キャップは使用しませんでした。走る方角的にも、前半の方が日差しは気になるはずです。

持ち物
気温が低いとはいえ給水は8か所しかないので不安はあります。スペシャルドリンクは上手く取れる自信がないので利用しませんでした。持ち物をどうするか以前にゼネラル給水の位置、特に後半は覚えておくことが大事かと思います。21km台、27km台、32km台、38km台と予習しておきました。
マグオンはおかやまマラソンの天満屋さんブースで買ったものです。ご利益は勿論気合も入ります。いつもならアミノ酸を溶かすのですが、ぼんやりしていたので、一つにはアミノプロテインを入れてしまい、まあええかとそのまま溶かして混ぜました。

レース
序盤~前半
- 序盤:市街地は焦らず温存
トラックを回り、競技場から飛び出してから、尚も会場の周りをぐるりと回ります。早い段階でサブスリーのペーサーさんも遠くに消えていきましたし、周りの方も積極的に行く作戦の方が多かったようです(5kmまでに498人に抜かれていますね)が、私は状態が状態ですので無理なくピッチだけ刻むことにします。そもそもスロースターターの私にとっては、前半下り基調というコースは、後半に勝負をかけられるという意味で有利だと考えていました。


初めて走った時に感じたことも思い出しながら、淡々と長閑な道を行きます。前日夜にもコース動画をしっかり見ていたので、“右折してからしばらく直線が続き、途中に給水がある”ということも分かっています。貴重な水ですので、焦らずにコップを上手く三日月型に潰してこぼさずいただきます。



- 前半:緩やかな下りの長閑な道
基本的に景色はあまり変わらないというかランドマークも決めにくいのですが、動画ではこの白壁の大邸宅とその先の木々が印象的でしたので、予習と重なる光景に“おっ、見たことあるぞ”とちょっとした喜びを見出しながら進めました。

11kmを過ぎたくらいの、左手がちょっと土手のようになっている所で左折することも、動画で予習済みです。コース上の応援は、コーナーは特に多いので、中盤以降の曲がるポイントを覚えておくと励みになります。バンバンクラブの皆様は、全体で少なくとも3回はお見掛けしました。


スペシャルドリンクは使わなかったのですが、走りながら見る限りは、末尾の番号ごとに分けているだけでなく、その中でも概ね番号順に並べてあるようでした。スペシャルを設置している方も自分の番号以外ではテーブルから離れるようにしていたので、走りながらでも見極めて取れそうな気もしました。周囲のランナーさんも全体的にマナーへの意識の高い方が多いように感じました。
スペシャルの後にはゼネラルがあることが多いので、そこを励みに走ります。スペシャルのタイミングで自分のジェルフラスクから糖質を取るくらいで大体大丈夫そうです。ゼネラルで取れるのは実際コップ1つか2つです。

14kmでも特に景色が大きく変わることなく淡々と進むのみです。手元1時間2分31秒程でした。心拍数は146bpmと負荷は軽いです。ゆるやかに下っているだけのことはあります。


中盤
- 中盤①:箒川を二度渡って中間点へ
15.6kmの打ち切りポイントの後にはスポンジポイントがあります。田沢湖マラソンのようにスポンジだけでなく水があるのかと思いきや、文字通りスポンジのみでした。でも冷静に考えると、コップがあっても頭から被ることもよくあるので、スポンジでも大して変わらないともいえます。少しリフレッシュできたので、終盤のスポンジも取ろうと考えました。
その少し先には明らかな下りがあり、下った先には期待通りに田畑が広がっています。箒川を渡る橋を越え、少し行くと短い上りがあります。“ここがライスラインか”と思いながら上るのですが、そのまま上り続けるわけではなく割とすぐに左折します。ピッチを上げて股関節の筋肉を使うと比較的楽に感じました。




左折すると大きなお寺(おそらく金剛寿院)があったり、応援が近かったりで、また気分も前向きになります。18.2km給水もこの直線です。再びの箒川も、“確か7年前にもこの景色を見たはずだ”と考えながら走っていました。あの日も怪我を押しての強行出場でしたが、前半は割と余裕を感じながら走っていたはずです。



この辺りでは少し落ちていたのかもしれません。20.4kmスペシャルドリンクの前に随分大きな集団に飲み込まれました。人間心理からして、“下りで貯金を作りたい”と思うためなのか、この直線は全体的に上げている方が多い印象でした。“次の給水は取りにくいかも”と思ったもののどうすることもできませんので、そのまま流れに任せるしかありません。

21kmで手元1時間33分52秒程。心拍数は145bpmと落ち着いています。中間点はグロス1時間34分28秒でした。後半少し落ちても、粘れば3時間10分はギリ切れそうです。

- 中盤②:あのライスセンターから上りの後半へ
お馴染みとなった田畑の中を進みます。鉄塔を目印にしようにも区別がつかないので、目標がありません。途中の焚火や肥料の臭いは覚えていますが、それらを嗅いで頑張るぞというのも少し違う気はします(農家さんに感謝はしますが、ランドマークにはなりませんので)。しかし23kmが近づく辺りになると、右手の奥の方に、切り立った屋根の工場が見えてきます。そう、忘れもしないあのJAなすの湯津上ライスセンターです。大体あそこまで行く頃には24kmも過ぎていると分かります。

この変わらない景色の中でも、応援して下さる方がいて下さり、走っていて笑顔になれます。一人で応援するのは特に大変だと思いますので、こういう時こそ笑顔でお応えします。もうすぐコース最低点ですので、下りボーナスもあと少しです。

ついにJAなすの湯津上ライスセンターが間違えようのないくらいはっきり見える位置まで来ました。新コースになり、あの建物に至る前に左折することに一種の感慨を覚えます。確かに左折していく点は同じですが、北風の上り道に吸い込まれていくような悲壮感はなかったのです。今回コース上で一番驚いた瞬間でした。

軽く上りながら曲がる所で右のシューズがずれた感じがありましたが、その先走りながら調整します。25kmの計測点では、係のおじさんから“ここから上り!頑張って!”といったエールも飛びます。そう、ここからは上りなのです。前回は那須おろしに怖気づいて牽制し合って前にも出ず、だらだらと進んでしまった道です。今回は違う展開にしたいと思っていましたので、気を引き締めます。
26.3kmの打ち切りポイントでは沢山の高校生たちが明るく応援して下さり、力をいただきます。少し前に、“4:35/kmくらいになっているのかな”とガーミンさんのラップを見ると案外下りと変わらなかったこととも相まって、何となくこのままいけそうな気がしてきました。何より、今日は風が全然強くありません。そよ風か、無風くらいの感覚でした。

27km過ぎくらいに、セブンイレブン2km先看板があります。予習していないと気にもかけないと思いますが、動画で見た30km手前のセブンイレブンのことだと分かったため、この2kmをしっかり走ればよいのだと気持ちも保てます。27.7km給水も覚えていたので、前回と比べて落ち着きぶりも全然違います。

28kmで手元2時間5分16秒程。キロ4分30秒なら残り1時間4分程ですので、大きく落ちなければ3時間10分は切れそうです。


後半~終盤
- 後半:32km給水後の坂と熱い応援
29kmを過ぎていよいよセブンイレブンが見えてきました。バンバンクラブさんの声援も大きく、気持ちも上がります。コーナーでは唐辛子(参加賞でいただいた栞にあるキャラ)の着ぐるみやありがとうの旗にメッセージが続き、動画では知ることのできなかった生の応援も広がっています。




30kmのマットを過ぎて少し行くと、ほんのりとしかしはっきりとした下りがあり、のびのびと走れます。左手に広がるのはおなじみの田畑ですが、この辺りは体感よりもペースが上がっていたようです。ピッチも22kmの199spmを最後に、その後は201spm以上は出ていました。

次の目標は32.3kmのゼネラル給水です。ゼネラル給水のすぐ後には、動画で頑張りどころと紹介されている上り坂が待っています。この順番をインプット済みだったことで、給水までの時間も落ち着いて進めました。おかやまマラソンではラーメン広場で一服してからペースが上がったことも思い出し、謎の自信も感じていました。

そしていよいよ上りに差し掛かろうという場所では、与一太鼓の演奏が力強くランナーの背中を押してくれます。地面から響いて来る振動も脚をより回してくれるように感じました。ここ一番ではこうした応援が待っていてくれるのが大田原マラソンです。


この坂は動画でイメージしていた程の急坂ではなく、ピッチを落とさず淡々と粘れば、2分も経たないうちに平坦になります。“弓削田さんならこんな坂はものともしないはずだ”とレジェンドの存在も思いました。丁度33kmの距離表示がある所がピークで、両側に壁が聳えています。この先は少し下りになって休めますし、更にもう一段、かなり本格的な下りもあります。


34kmを過ぎて蛇尾川を渡る際にも少し上ります。“さびがわと読むのか”などと考えられるくらい余裕があり、ここもピッチを上げて股関節で上ります。上りの技術は上手くなってきたかもしれません。上った先には34.4kmのスポンジポイント。こちらでもお礼を言いながら二ついただき、頭から冷却を試みました。

すっかり忘れていましたが、折り返してくるランナーさんを見て、35km手前の折り返し地点が近いことをようやく認識します。折り返しまで300m, 200m, 100mといった表示もあり、安定して走れている感覚がありました。

折り返して35km。グロス2時間36分23秒。3時間8分台だった金沢マラソンより早くフィニッシュできそうな展開になってきました。


- 終盤:市街地の応援から笑顔の競技場へ
35.7kmの宇田川小学校前打ち切りポイントでも、“頑張れー!”の大声援が飛びます。この青いヤッケのデザインは、時計と弓が組み合わさっていて凝っていますね。行く先々でこのウェアを着た多くの方に助けていただいたのだと改めて実感します。


終盤になってくると応援も益々力がこもり、太鼓と笛でも鼓舞していただけました。全体には上っているのでしょうが、それを感じないくらいに身体も動いていたので、“7年前に不貞腐れてジョグして終わった自分を超えられそうだ”という確信も出てきました。


38kmでもピッチは落ちず、自然とかなりの人数を抜いていることも分かりました。ここでも最後の38.8km給水を目指して走っているので、集中できていました。8か所しか給水が無いと聞くと“少ないのでは?”と思いがちですが、実際は、ないならないで何とかなるものです。多過ぎると不必要に不安になってしまっているのかもしれません。

39km過ぎで左折して市街地に入る前に、動画で目印にしていた建物が工事中という事実を知りましたが、後は次の目印、靴流通センターを狙うばかりです。あそこまで行けば40kmで、スパートに入れます。


40kmを通過する時、今日は9分を切ろうと決めました。おかやまマラソンの9分1秒はちょっとがっかりしましたので。ここまで来ればバランスは多少崩れてもよいので、大きなフォームに切り替え、地面からの反発を強く受けながら進みます。次なる目印のマクド左折を目指しながら。

キロ4近くまで上げると流石に首筋が硬くなるようなきつさもあったので、何度か力を調整して落ち着くようにしました。東武が見えていて、“あっちまで行くのだろうか”と思っているうちにマクドに至り一安心。左折して41kmと残り1km表示を見れば、後は右折一度で並木道と競技場です。初挑戦時にジョグで終わった惨めな自分とは違うことに喜びを覚えていました。

競技場の前に帰って来ると、最後まで応援の方が沢山待っていて下さります。トラックを一周する間も、ダッシュはしないまでもスピードは出ていて、ようやく後半上げる得意の展開ができるようになってきたことが嬉しかったです。スタンドの吹奏楽はサライで、ちょっと珍しいなと思いながら、最後の直線を気持ちよく走らせていただきました。




アフター
レース後
会場
フィニッシュ後のゼーハーもなく、踵は痛むにせよここ数回と比べてもましだったので、安堵しながら完走メダルとボディメンテゼリー、ドリンクをいただきました。即アミノ酸、アミノプロテインと共に摂取すると共に飲み干し、リカバリーに入ります。大田原木材のメダルは温かみもあり、この特別な大会でいただいたものですので、また心にも残る素敵なものになりました。


ドリンクももらったしこれで終わりかなと思っていると、ランチパック、野菜ジュース、水、ヤクルトと次々に食料をいただきました。勿論即座に平らげてどんどん回復します。ランチパックも色々な味がありますし、パンも柔らかいのでおいしいですよね。


味噌汁無料サービスもありましたが、13時22分頃でも列が長かったので、一旦着替えを優先しました。14時7分頃になると列は更に長くなっていましたが、捌きが上手いので10分もしないうちにありつけました。更に14時38分頃ともなると、ほぼ並ばずにいただける状態になっていました。大田原産の白美人葱をふんだんに使ったお味噌汁は、滋味も感じられおいしかったです。また七味とよく合いまして。




更衣室は体育館サブアリーナで、人が少ないからかかなり広々と使えました。床にシートが敷いてあるわけではないので、汚さないように気を遣いますが、幸い今日はずぶ濡れということもないので問題ありませんでした。プロテインとプロテインバーは、着替えてから外で落ち着いて食べました。
フル5本目のMETASPEED EDGE+さんは流石の活躍ぶりで、終盤でもよく脚が回り、かつ進んでくれました。まだまだ反発も十分です。2XUタイツとのコンビという贅沢装備ということもありますが、やはりこのシューズは素晴らしいです。右踵がかなり減ってしまったので悩みますが、あと二本くらいはタイムを狙わないフルで起用したいところです。



折角出店も沢山ありますので、大田原氏のお土産コーナーでは与一くんクリアファイルと、きゃら蕗の佃煮を買いました。更に完走芋も購入し、大田原マラソンの思い出を増やします。



ランニンググッズの方は、昨日夕食を取った小料理さらさんでお会いしていましたので、これもご縁だからとトレランにも使えそうなザックを購入しました。これは早速翌日の観光にも大活躍でした。神奈川から来られていて、関東や東海の大会で旅行がてら出店しているとのことですので、またお会いできればと思います。次は磐田で、来年には岐阜清流ハーフと仰っていたと思います。

なお、走る前からいいにおいを放ちまくっていたけんちんうどんは割と早くに完売していましたので、食べたい方は早めに狙って下さい。地酒の試飲・販売もありましたので、酒豪の方も是非。
制限時間4時間の大会だけあって撤収も早く、多くのスタッフさんが手際よく片付けて下さっていました。この景色をまた見られてよかったと、もう一度競技場の方も見届けてから、バス乗り場へと向かいました。バスも最終が15時なのでそうのんびりもしていられません。


帰りのバスでは、“ランネットの大会レポは全て見ています。参考になると共に励みになりますので是非投稿して下さい”といったアナウンスもありました。私は大会レポも、ブログの超簡略版を欠かさず投稿していますが、中にはこのブログまでご覧になって下さる気の長い大会関係者の方もおられるかもしれません。“いつも以上に失礼のない表現を心掛けねば”と思いました。
西那須野巡り
バスを降りてひとまず宿に帰ります。道具を整理したところで、“日が暮れる前に烏ヶ森公園に行ってみよう”と思い立ち、スロージョグで出掛けました。しかしながら日没は早いので、“目で見る分にはきれいだけど、写真には写らない”というよくある展開になりました。


本当は日帰り温泉くらいまで走れればよいのですが、如何せんこの地域は街灯が少なくて道が暗いのです。走るのはおろか歩くのも怖いことがままあります。自動車社会なのでそれで困る人はほとんどいないのでしょう。スロージョグはキロ9分くらいで4km程走り、夕食や買い物をして帰って来ました。
パン活
- SHŌPAIN ARTISAN BAKEHOUSEさん
昨日に引き続き訪問し、フルーツカントリーは、フルーツいっぱいの生地がもっちり柔らかいことに加え、クランベリーやイチジクの果汁の力で更にしっとりもっちりした食感になり、大変おいしかったです。

- パン工房パリジャン西那須野店さん
和菓子もパンも作っておられるお店で、かなり目移りします。ヴィエノワズリーは生クリームと栗餡がたっぷりで、甘党としてはたまらないですね。城鍬舞はリッチな最中で、見逃すことはできませんでした。




夕食
とんかつ高田さんにお邪魔しました。夜は17時から営業されており、17時10分過ぎに伺ったところ、待ち時間なしで座れました。古き良き食堂の空気で、活気があるので、私のようにこういうお店が好きな人にはたまりません。

こちらではロースカツ定食をいただきました。エビフライを付けるのが王道のようですが、私は海老があまり好きではないので、ここは自らの欲望を優先させました。厚みのある豚カツはサクッとした歯触りに中も柔らかく、満足感がありました。走った後はこうした料理でお腹と心を充たすのが一番好きです。

宿の大浴場でじっくり足裏をほぐし、洗濯乾燥も20時には済ませ(運よく空いていたのと、乾燥機がガス式で15分一発でほぼ乾いたのが大きい)、諸々振り返ってから23時半頃に消灯しました。
翌日
7時過ぎまでしっかり眠りました。フルを走っても全身が興奮して眠れないといったこともなく、普通に強めの練習をした日とそう変わりません。踵の硬さと痛みも許容範囲です。牛乳を飲んでから軽くスロージョグで周辺観光に出かけます。
烏ヶ森公園
昨日は日没サスペンデッドでしたから、“朝はさぞ美しかろう”と出直しました。青空を映す湖面には烏ではなく鴨が浮かんでおり、桜の名所の姿も思い浮かべながらゆっくりしました。



遊歩道も整備されており、短いながらも急坂のトレイルになっていたりで、いい気分転換にもなりました。那須の山々も望める場所もあります。公園の外には桜並木が、そこを抜けると那須開墾社第二農場跡があり、マラソン以外でもやはり畑の姿を楽しむことができます。徐々に畑が好きになってきました。





キロ8分15秒くらいで39分走ってから宿にて朝食です。ご当地感一切なしのメニューになりました。

千本松牧場
地図を見ていると宿から6km弱と走っていける距離に牧場がある事実に気づきましたので、行くしかありません。街灯など一切ない道のりだということに感心しながら、畑と那須連山と秋空の道を行きます。今日は晴れて暑く感じたので、一日ずれたらキツかっただろうなと思いました。


行きは上り基調ということもあり、なかなか進みませんが、バイパスを過ぎて少し行った所で待望の牧場が。手前にある千本松大師堂にもお参りしておきます。




牧場は入口から野菜の直売所やショップ、マルシェ、ソフトクリームなどのお店も続きますし、アーチェリーやカートといった子供向けのアトラクション、広々とした芝生、乗馬体験や馬車などまであり、見て回る所が実に多いです。松方正義公が1893年に大農場を開いて以来、自然との共生の理念に基づく発展を遂げ、地域に愛され続けているのがよく分かります。






勿論ソフトクリームをいただきましたが、これが本当に濃厚でおいしいのです。牧場のソフトクリームはいつ食べても衝撃を受けますが、こういう機会でもないとなかなか来ることのできない遠方の牧場ですから、一層喜びも増します。


ショップには千本松牛乳もあり、ご当地牛乳を正にご当地で堪能できました。低温殺菌牛乳はすっきりしていてたまらないおいしさです。チーズ、チーズケーキにヨーグルトなど、乳製品好きにはたまらない超充実の品揃えでしたが、ザックの容量的にあまり買えないので、泣く泣く見送りました。しかし那須高原牛乳パンは買えましたし、ふっくらボリューミーでおいしくいただけたのでよかったです。




牧場の醍醐味は動物を間近に見られることですので、ふれあい広場にも当然入ります。入って早々ホル太郎さんという一部の人には間違いなく響くであろう牛さんがおられたので、間近で見学させていただきました。まだ1歳にもなっていないのに、しっかりした体格です。




更にウサギ小屋ではその辺に寝そべっているウサギを撫でたりもできますし、接写も可能です。ジャンボウサギは眠っていましたが、他にも羊や山羊がいて、えさやりもできます。更には山羊をお散歩させることもできたりと、ふれあい型の牧場体験はとてもよいものだと思いました。ご家族で遊びに来られている方も多く、こうした経験を小さい時にしておくと、一生の宝物になるだろうなと思いました。






少し奥に進むと、放牧場もあり、緑の牧草と那須連山が望めます。やはり乳牛もこうした豊かな自然の中でのびのびと育てられないと気の毒です。一消費者としてはできるだけ沢山よいものを買って、酪農家さんにも牛さんにもよい環境が実現されることを望みたいところです。



色々見ていた結果、那須野が原公園や温泉に行く時間は無くなったので、疎水の道を通って西那須野まで直帰しました。他にも気になる場所はあるので、また次回以降チャンスがあればと思います。


帰りは下りでペースが上がり、数分の余裕が生じましたので、またもSHŌPAIN ARTISAN BAKEHOUSEさんに立ち寄り、焦がしバタードーナツと抹茶ロールを購入しました。ドーナツは初日から気になっていましたが、食べ易いお味でよかったです。抹茶ロールは見た目通りにボリューミーで、折り重なったクラムの層が大変よい味わいでした。


宿でお礼を言って荷物をピックアップ後、西那須野13:32発→宇都宮14:14着で問題なく移動し、宇都宮駅でお土産を買い足したところまではよかったのですが、宇都宮14:35発→東京15:24着やまびこ自由席は座れず、ケチったことを後悔しました。仙台から来るわけですからそりゃそうですよね。更に1号車は特に座席数が少ないため、立つスペースも限られ、大宮で人が下りるまでキツかったです。次は指定席か、自由席で立つにしても1号車以外にしたいところです。


最後は15:57東京発→19:51新大阪EX早得3こだまグリーン(13,870円)で優雅に移動です。やはり帰りはこれに限ります。富士山は17時頃ともなるとその陰しか見えませんでしたが、その比類なき存在感は、どの姿でもよいものです。車内では城鍬舞のどっしりとした餡に満たされながら、大阪へと帰りました。

最後に
自分にとってはこのままでは終われない大会の一つとしてずっと引っ掛かっていたのですが、今回過去の自分をあらゆる面で上回ることができ、心が満たされました。これも偏に素晴らしい運営で支えて下さった皆様のお陰です。
繰り返しになりますが、この大会の完成度は本当に高く、私なんぞが言うまでもなく全国に誇るべきものです。それだけに開催は本当にご苦労も多いことと思いますが、是非とも伝統の誇りとランナーの強い希望を受けて、これからも続けていただきたいと願っています。マラソン大会の意義は色々ありますが、その土地で暮らしておられる方が“やってよかった”と思えることが何より大切です。この大会には、間違いなくそれだけの力があります。
今大会に関わって下さった大田原の皆様に重ねてお礼を申し上げます。素晴らしい時間を作っていただき、本当にありがとうございました。また大田原マラソンでお会いできますように。
ここまでご覧いただきありがとうございます。