この暑過ぎる夏に何とかそれなりの距離を走る手立てはないものかと、釧路湿原マラソン30kmを検討するもこの時期の航空券と宿代はとてつもない高さなので断念。日本海メロンマラソンのハーフは、暑さが恐ろしい上に男鹿の交通の便を考えるとやはり無理。よくよく見ると、12kmとはいえクロカンの大会がまだ涼しそうな白馬で開催されるとのことなので、“翌朝にロング走を組み合わせて一人合宿にしよう”と思い立ちました。結果、行って本当によかったです。
日中日差しが出ると相当暑いのですが、雲が出ている時間や日陰は大阪とは全く違います。何より朝晩の涼しさは感激するレベルで、最低気温が20℃を切ってくれるなんて親切の極みでしょう。そして雄大な北アルプスは一日を通して美しく、夜は満天の星空が輝きます。姫川の清らかな流れも、里の緑も、夏ならではの輝きを放っており、単調な毎日の中では忘れてしまう理想的な日本の夏がそこにあります。








大会は地域密着で家族でご参加される方も多い、よき大会です。そして大学生や高校生が沢山参加していることもあって全体にレベルが高いと思います。12kmの部は8:30スタートでまだそこまで暑くなく、木陰の多いコースを気持ちよく走ることができます。当然アップダウンも多いのですが、各人が目的に応じて走れる、夏の貴重な大会です。(54分台, 151bpm, 189spm, 1.16m, 5.4%, 6.6cm, 49.0%:51.0%, 254msタクミセン9)






翌朝は6時前にスタートして青木湖まで行き、折角なので一周して帰ってきました。大阪で夏にこの距離・時間を走ろうと思うと相当の覚悟が要りますが、8時台で日が出てもまだ涼しい白馬なら、割と気軽に走れます。勿論、初めて見る景色とまだ見ぬ景色が、胸を躍らせてくれますので、楽しさが違います。(28.22km, 150分, 5:19/km, 123bpm, 186spm, 1.00m, 6.0%, 6.2cm, 49.0%:51.0%, 265ms, ズームフライ6白黒)




白馬はスキー客が多いからか食べ物も充実していて、私好みの洋食ガッツリ系であったり、落ち着いたお店の絶品焼きチーズカレーであったり、やたらおいしい豚カツであったり、自家製燻製ベーコンであったり、うまいものが沢山あります。とにかく一度では回り切れません。




長野オリンピックの感動を思い出せる(しかしそれ以上に物理的な恐怖も勝る)白馬ジャンプ台も外せませんし、温泉も沢山あります。夏の暑さと都会の喧騒から離れられる白馬への旅行は文句なしにお勧めです。大会を開催して下さり、旅行者を温かく迎えて下さった白馬の皆様にお礼を申し上げます。人生の喜びを確かに、そして直接に感じられる白馬には、また遊びに行きたいです。






大町アルプスマラソンも、エイドではリンゴが、フィニッシュ後にはキノコ汁がふるまわれる地域の魅力溢れる大会です。また出たいです。
間違えて大糸線に乗ってしまってあわやDNSとなりかけたのもいい思い出です。柏崎潮風マラソンもめっちゃいい大会です。
涼しい場所での森林浴といえば千歳JAL。前半上りますが、クロカン程きついことはありません。
続きのページには、素晴らしい白馬の自然、グルメ・観光情報に移動のあれこれなど、とことん書いています。白馬の魅力が伝わるとすごく嬉しいです。
コメント、スター、↓のバナークリック、SNSなど何でもよいので読者の存在をお知らせいただけますと、私がヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男Ⅲ世とおおまぴょんの間に挟まれます。
次回予告は、“道マラ。それは夏休みの宿題”です。自信はありませんが、涼しくなってくれる可能性も期待しつつ、できるだけの調整はしたいと思います。参加される皆様、頑張りましょう。
前日
金沢から出発
金夜に金沢に移動しておくいつものパターンです。暑くてろくに眠れませんでしたが、土朝は金沢をスロージョグで巡り回復を図ります。




先週お店の前を通って知ったのですが、何度もおはぎや季節の和菓子をいただいていた戸水屋さんの廃業があまりにショックでした。1848(嘉永元)年創業ですから、180年近くも前からあの場所で営業されていたのです。一つの長い歴史が終わってしまい、寂しくなります。今まで楽しい記憶を与えていただきありがとうございました。どうぞお身体を大切にされてください。あの味は忘れません。


満天の湯さんで朝風呂をキメてさっぱりしてから朝食。鯛の刺身、山代温泉湯せん卵、金城納豆90g、レタスにヨーグルトです。今川酢さんのりんご酢が切れたので、ゆず香へとシフトしています。こちらもゆずの香りが素晴らしいです。

のんびりし過ぎて結局ギリギリになったものの、晴れていて自転車が使えたこともあり、予定通り金沢10:58発→糸魚川11:47着のはくたかに乗ることができました。自由席でも一号車なら余裕で座れました。



糸魚川から白馬へは大糸線増便バスを利用したのですが、北陸新幹線との接続が完璧ということもあり、大変便利でした。基本的に土日祝のみの運行のようですが、待ち時間も少なく寝ていけるので楽々です。糸魚川11:55発→白馬13:30着の便で到着です。






白馬一日目
白馬といえども日中は暑いだろうと覚悟はしていましたが、金沢と変わらない暑さでした。荷物も重いですし、遠くのパン屋さんまで歩くことは無理と判断し、ハピア A・コープ白馬店さんで買い物しつつチェックイン時間を待つことにします。こちらで地元のパン屋さんの商品を買えたのでラッキーでした。



パン活・スイーツ活
- パンとお菓子の工房あーるさん
酵母の研究に力を入れているパン屋さんということで、ライ麦パン(レーズン酵母)にしました。こちらが大変香しく、復路を開けた瞬間から確かな香りに支配されます。食べ応えもあり、とてもおいしいパンでした。


- 白馬の酵母パン koubo-nikkiさん
こちらも人気のお店で、クランベリーくるみのパンにしました。やはり大変おいしかったので、何とかお店に行きたいところです。

- OTTO donuts hakubaさん
長野産小麦粉を使ったドーナツが人気のお店です。黒豆きな粉なども気になったのですが、一番人気のプレーンオールドファッションにしました。”味がよい”という一言に尽き、よくある甘過ぎてデカいものよりも圧倒的に私好みでした。毎日食べても大丈夫な、しつこくないお味なのです。お店の方もとっても明るく、こちらに寄ってよかったです。




とにかく暑いので、宿にチェックイン後は扇風機を回して畳の上でゴロゴロしながら本を読んでいました。大学時代に戻ったようで、何とも懐かしい感じのする時間でした。夕立は雷を伴う激しいものでしたが、お陰で雨が止んだ後は22℃程となり、信じられないくらい涼しかったです。


移動中&部屋読書は、五木寛之さんと気功家の望月勇さんの対談、『気の発見』でした。松任の平書店さんで買ったものです。どうやら「気」というものがあるらしく、それは科学的思考では割り切れないもののようですが、もしこのことをもっとよく知っていればと思うこともありました。気分が塞ぐ時は、枝が雪にしなっている状態と同じで、ある時どさっと下に落ちるまでにたわみ、折れずにいられるという考え方も身に染みます。
角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシック『近松門左衛門』も読んでいます。曽根崎心中の内容を知らずに大阪に住んできましたが、ようやく筋を知りました。しかし私には人の心が無いので、“人の出会いは確率の問題であり、特に若いうちは視野も狭いので、とにかく生き延びることが大切なのに”と思ってしまいます。時代が違うと、もうこうするしかなかったのだろうとも思いますが。『出世景清』もすごい話でした。
あと、先週はついにガルシア=マルケス『百年の孤独』を読んだのですが、事前に『ガルシア=マルケス中短篇傑作選』を読んでいたので、世界観や登場人物(ちょい役など)が重なる部分があり、思った程苦戦せずに済みました。丸腰で臨むと、あまりの登場人物の多さと同じ名前の繰り返しに話についていけなくなると思います。ネタバレは避けますが、先の展開が読めないまま進み、最後の最後にそうなるのか、という大作です。
夕食
来夢来人さんにしました。日月休みですので土曜のこのタイミングしかありません。迷いつつもA定食(ハンバーグ、エビフライ、唐揚げ)にしたところ、ボリュームも味も素晴らしかったです。唐揚げの大きさとスパイシーさも、デミグラスソースも、立派なエビフライも揃って大満足です。




帰りはお隣のデリシアさんで牛乳やヨーグルトなどを仕入れて帰りました。


お宿
ロッジヴィラ八方さんです。気さくなオーナーさんが明るく迎えて下さりました。ランニングのことにも詳しく、クロスカントリーだけでなく翌日のロング走の時も応援して下さり、話も盛り上がりました。



昭和の建物で部屋のトイレは和式ですが、私は全パターンに対応できるので大丈夫です(二つしか知りません)。エアコンが無いことに一抹の不安を感じましたが、風を通せばそう暑くありませんし、何より夜の涼しさを知ると、“これはエアコンいらんわ”と納得します。2泊11,000円はお値打ちです。
レース当日
レース前
23時前消灯6時起床です。とても涼しくてよく眠れました。朝食はゆで卵とチーズ、牛乳のみです。テーピングなども施してから出発です。


スタートは8:30なので、白馬駅7:10発→スノーハープ7:25のシャトルバスにしました。一本逃すと8:05会場着から受付→アップほぼなしで整列といういつもの展開ですので、今日は早く動きます。それより何より、今回はナンバーカードや計測タグなど一式の入った封筒を忘れてしまったため、救済策があるのかも相談しなくてはなりません。

駅までは15分あれば着くと前日に歩いて確かめていますので、余裕を持って到着しました。バスは定刻通り出発です。自家用車での参加者が多いのか、この便は全員普通に座れました。

10分強で会場に到着し、階段を上って受付へ。初めてトラブルデスクのお世話になったのですが、1,000円で計測タグの再発行が受けられ、晴れてレースに参加できることになりました。ポカミスマンにも救いはあるものですね。ありがとうございます。



参加賞は大会オリジナルキャップで、シンプルなデザインが私好みです。アミノバイタルゼリーと各種割引券も付いていてなかなか豪華です。


更衣室は建物二階でした。行ってみると割と空いていたのでさくっとナンバーカードを付けて上だけ着替えて準備完了です。曇りだったので、一時間は持つだろうとキャップ不要と判断しました。15分軽くジョグでアップして整列します。



整列は一人ずつ番号を読んで順に並ぶという手の込んだものでした。しかし全体で三列くらいなのであまり変わらないような。アミノバイタルゼリーを飲み、村長さんが随分若い方だと知ったところでスタートです。

【ちょっと真面目な話】
練習
足裏は良くなったかと思えばイマイチな日もありますが、全体としては回復基調と言ってよさそうです。最近は足首回しをすると調子がいいということに気づきました。マッサージガンやボメロ18を買ってみたり、思いついたことは試しています。練習自体は継続できているので大丈夫だとは思います。
土曜:牛松山バーティカル
日曜:有酸素ジョグ106分(21.2km、ズームフライ5黒)
月曜:スロージョグ36分
火曜:朝:閾値走10km(41:42、タクミセン9。少し涼しい) 夜トレッドミル45分(3.5%, 10km/h)
水曜:有酸素ジョグ51分(9.8km、ズームフライ5黄緑。小雨)
木曜:有酸素ジョグ70分(14.1km、エアロ20R。雨)
金曜:有酸素ジョグ70分(14km、ハイパースピード4)
土曜:有酸素ジョグ112分(21.1km、ライトレーサー5)
日曜:朝:閾値走8km(32:42、タクミセン9) 夜:スロージョグ36分
月曜:有酸素ジョグ117分(21.3km、ズームフライ5黒)
火曜:スロージョグ41分(5.3km)
水曜:有酸素ジョグ61分(11.1km、ボメロ18)
木曜:有酸素ジョグ75分(14.4km、ハイパースピード4)
金曜:有酸素ジョグ36分(7.1km、エアロ20R)
土曜:スロージョグ65分
シューズ
タクミセン9さんにしました。クロスカントリーがどういう世界かは分からないものの、まあ外すことはないだろうと。軽くて反発もよいので使い易いシューズです。


ウェア
暑いかもしれませんのでアンダーアーマーノースリーブとミズノマルチポケットパンツにしました。ソックスはTabioレーシングプロ五本指です。
持ち物は終了後用にアミノプロテインとアミノ酸、マイカップを持ったのみです。一時間以内で終わるはずですし給水もあるので、これで問題ありませんでした。

レース
一周目
まずは芝の上を気持ちよく走ります。ここで頑張れるはずもないので結構置いて行かれた感じでした。そのすぐ後に上りがあるのですが、ここはコース内で一番急でなかなか進みません。開始500mまでで早速クロカンの洗礼を受けます。

その後は軽いアップダウンが続いたかと思うと、1kmを過ぎて大きく下ります。走りにくいくらいの傾斜で、全然加速できませんでした。既にどこを走っているのかわからなくなってきましたが、数百m行くと坂を下ってスタート会場の方に戻ってきます。応援も多くなり、楽しい場所です。

どう交差しているのかよく分からないまま、少し上ると給水所が見えてきます。シャワーもかけていただき涼しいです。ここで大体2km。その先の下りは走り易い傾斜ですし、左手の緑も鮮やかで、流石は白馬だと唸るところです。
監視員さんの前を過ぎると少し上り、一旦落ち着いたかと思うと2.7kmくらいから少し長めの上りになります。いくらかしんどくなって来た頃にテントが見えて来て、3km手前で給水です。一周目は取れませんでしたが、木陰が多くて涼しいので問題ありません。

3kmを過ぎてから左に旋回しながら緩やかに上り、少し行って折り返し。折り返した後に戻ってから左折して不整地に突入。微妙に上って折り返し。ここから下って会場に戻り、漸く一周となります。クロカンは景色が変わるので飽きないといえばそうなのですが、距離感がまだ掴めず、“1kmの間に色々なことが起きるものなのだな”と感じました。スロースターターで一周18分25秒くらいだったので、まずまずだと思いました。

二周目
一周目でコースのことも大体分かりましたが、どれくらいの力加減で行けば丁度いいのかは掴めません。結果、無理のないペースで行くしかないということになります。


正直足裏の具合も芳しくなく、また、翌日も長い距離を走る予定だったので、タイム度外視でできるだけ芝の上を走ったり、ゼーハーなることもないようにしました。離される人には離されますし、抜かれる人には抜かれます。たまに抜くこともありますが、結果として順番が変わったというだけで、特に戦う気もありません。この一周は17分54秒でした。
三周目
余力があると言っても、当然上りの後は呼吸が荒くなりますし、三周目ともなると暑さも感じますので、少々ダレました。最初の上りはかなり減速しましたし。

2km過ぎの給水は余裕を持って取れましたし、その先もそこまで苦しくはありません。“あまり追い込めていないけど、こんなもんかな”という感じでした。

3km手前の坂もそう頑張らずに上り、その先も淡々と走っていたところ、頑張っている方に抜かれました。まあ私は性格的に力を振り絞って走ることはできませんし、元々ゼーハーなるレースでは勝ち目はないので、道を譲り、特に追うこともしませんでした。

二周目の途中辺りからは完全に晴れてしまい、会場エリアは日差しをもろに受けていましたが、それでも大阪や金沢より断然涼しいことに感謝しつつ、芝生の上を淡々と走ってそのままフィニッシュしました。一周18分10秒で、トータル54分台でした。


アフター(白馬観光二日目)
会場
罪滅ぼしのマイカップで冷えたドリンクをお代わりし、アミノ酸とアミノプロテインを摂取してからすぐに更衣室に入りましたが、汗が止まりません。汗が引くまでもう少し外で待った方がよかったかもしれません。しかし水シャワーでずぶ濡れになってしまうと流石に館内に入るのは気が引けるので、これでギリギリ許容範囲内の行動だったとは思います。ボディシートは5枚消費し、うちわで仰ぎまくっているうちに多少改善しました。



外ではふるまいのきゅうりをいただき、瑞々しさに夏を感じます。おいもKOKOさんのつぼ焼き芋なるものもあったので、冷たい方をいただきました。シャーベット状になっていてとてもおいしかったです。




既にかなり暑くなっていましたが、親子の部や小学生の部もあり、皆さん楽しそうに走っておられました。大規模な大会も楽しさは沢山ありますが、こうして家族や地域で参加する大会があることはとてもいいことだなと思いながら見ていました。


白馬駅行きのシャトルバスは11:05からで時間があったため、日陰でマッサージガンを当てたりストレッチをしたりしてゆっくり過ごせました。曇りや日陰で直射日光が遮られるとかなり快適です。白馬駅には11時20分には無事に送り届けていただきました。

お昼
グリルこうやさんにお邪魔しました。宿の目の前にある人気店ですので、お昼に寄りました。大人がゆっくり静かに過ごせるようにということで、至る所に配慮が見られます。お店の雰囲気もとてもよく、静かで居心地のいい場所でした。開店直後に伺ったところ、待たずに入れてラッキーです。




人気メニューの一つ、焼きチーズカレーがまたとんでもなくおいしかったです。食べる前の見た目、香りからしてとことん食欲をそそりますし、口にするとチーズのコクが広がり、牛肉との相性も素晴らしいです。お店のゆったりとした空気も含めて是非ともおすすめしたい名店です。


白馬ジャンプ競技場
プログラムにリフト無料券が付いていたので行くしかありません。宿でウェアの下洗いなどを済ませてから、徒歩で移動しました。少し遠回りしてしまいましたが、八方エリアからは普通に歩ける距離(1km強)です。


意気揚々とリフトに乗り込みましたが、毎度ながら後ろを見るのが怖いですね。バランスを崩して落ちたらどうしようと思うとまた動きがぎこちなくなって危険度が上がります。




ノーマルヒルとラージヒルの間にあるタワーに到着し、展望塔から白馬の街を見下ろします。これだけで満足して帰ればよかったのでしょうが、折角だからとラージヒルのスタート地点まで行ってみることにしました。

いい年したおじさんのコメントとしてはどうかと思いますが、もうホント怖かったですね。階段が鉄骨で足元が透け透け、しかもまっすぐ前に長いので怖さしかありません。フッと気が遠くなった時には命の保証はありません。もう手すりをがっちり握りましたね。


腰が引けながらようやっとたどり着いた景色は得難いものでしたが、ここでも最前列では手すりをがっちり掴んでいました。こんな所から飛び立つことなんて絶対にできません。




下りの階段も大変恐ろしかったのですが、何とか足元の正にその場のみを注視することにより無事に帰ってきました。懲りないのでノーマルヒルのスタート地点も行きましたが、階段がらせん状だったのでそう怖くはありませんでした。


長野五輪の展示もあり、“大ジャンプだ原田!”に大興奮した中学生の頃の自分を思い出したりもしました。もうこの先の人生で何かを見てそこまで熱くなることはないでしょうが、あの感情は今でも自分の中に生きているのだ、あの時見ていたよかったと感じました。






リフトで下界に降り立ち、下からジャンプ台を眺めましたが、やはり信じ難い高さと角度です。勇気とか度胸とかそういう問題じゃないような。観客席をぎっしりと埋めた方々や大会を支えた方々にとっては、27年前のあの日々は、きっと大切な思い出となっていることでしょう。



白馬八方温泉 八方の湯さん
八方尾根はフォッサマグナ西側、糸魚川-静岡構造線に位置しており、その蛇紋岩と熱水が反応してできた温泉が白馬八方温泉とのことです。こちらも大会の参加賞で100円割引券が付いていましたので寄ってきました。八方温泉のど真ん中という便利な立地です。タオルさえ持って行けば大丈夫です。


ロッカーやシャワーの数は多く、客数が多い割に上手く捌けていた印象です。強アルカリ性の温泉でお肌も潤います。水風呂やサウナはありませんが、露天風呂と内湯で十分に回復できます。

お休み処では温泉饅頭も気になりましたが、ここは味噌くるみにしました。甘じょっぱさがよかったです。

夕食
とんかつ専門店つむぎさんにしました。17:30の開店前に到着し、一番乗りで特選ロースかつ定食を選択しました。このカツはこだわりが詰まっており、お肉の鮮度、揚げ具合、パン粉、クリスタルソルトの全てがハイクオリティでした。正に“一口食べれば分かる”逸品です。本当においしい豚カツは脂が溶けるように消え、そして甘いのですが、正にそのお味でした。



料理は完璧でしたが、BGMにはこだわりがないのか正直うるさかったのが残念です。鹿児島の名店川久さんもそうですが、おいしいトンカツ屋さんにはBGMの呪いでもかかっているのでしょうか。よっぽど言おうかと思いましたが、まあ次に来る可能性の低い私が言ったところでと思ったので飲み込みました。豚カツ自体は極上ですし、また食べたいとは思います。
まだ食べたくはありましたが、部屋でヨーグルトを食べて打ち止めです。眠かったのと翌日の予定もあるので22時に消灯しました。都会のせせこましい生活だと、PCやスマホを見ているうちに遅くなりがちですが、白馬に来ればそれらがいかに無駄なことかよく分かります。早寝早起きに勝る喜びはありません。

翌日
朝練(有酸素ジョグで青木湖往復)
前半(上り基調で青木湖へ)
明るくなった5時には目覚めました。涼しい中で7時間眠れたのでバッチリです。水分をたっぷり取り、経口補水液も準備し、マッサージもしてから出発です。ウェアは事故防止のためにピンクの黒部名水マラソンTシャツ、もしもの時のお金も持ち運べるミズノマルチポケットパンツ、サポートのあるショートソックスです。シューズは走行距離270km程のズームフライ6です。

まだ早い時間なのにオーナーさんが見送って下さりました。“2時間で20kmちょいくらいです”とお伝えして出かけました。シューズは何かと聞かれて会話が成立するのはランナー同士ならではですが、珍しいことです。
最初から両踵の調子がよろしくなく、下りなのにキロ6以上かかり、その後もなかなか上がらないので、そういうものと割り切って走ります。ピッチを長時間刻むだけでもいい練習になりますので。日が高くなる前は山の影も多く、快適でした。右手にはこれぞ白馬というべき北アルプスが聳えます。こんな中を走れるだけでも幸せなことです。






8km程で昨日のスノーハープの入口に至り、結構近かったと知りました。この先青木湖に向けて上りが続き、ペースも落ちます。木陰が多いことを励みに上り切り、トンネルを抜けるともう青木湖です。大体10kmくらいでした。湖面のすぐ傍まで行ける場所はなかなか見つからないものの、少し離れた場所からでもその水面と山々の作る光景は心奪われるものでした。







後半(下り基調でペースアップ)
そのまま簗場駅(やなば。読めない)まで行こうかとも思ったのですが、折角なので青木湖を一周するのもよかろうと周回にしました。西側も思ったよりは木陰が多くて快適でした。スピードは上がらないながらも、一周約7kmという丁度いい長さのコースを、次々に変わる景色を楽しみながら走りました。







一周してトンネルを抜けると、急な下りで休めます。この時点で残り10kmもなく、55分くらいと思えば気楽なものです。下りは思った程上がらなかった代わりに、平地になってからはキロ5を切るようになり、陽向でも怯むことなく走れたのはよかったです。全体に下り基調だったのでしょうし、帰路は道が分かるので余計な心配をしなくて済むのも大きいとは思います。










最後は上りになりますが、それ程落ちずにキロ5は切っていたのでまずまずです。折角なのでキリよく150分まで続けることにして、最後は地味な折り返しも入れてローソンで終了しました。

炭酸水をがぶ飲みしつつ宿に帰り、シャワーを浴びます。大阪の朝練だと汗が止まらないこともよくありますが、すぐに汗も引きました。やはり気温も負担も全然違います。


プロテインバーを食べてから、朝食はゆで卵、チーズ、ヨーグルト、おやき風パン(なす)をしっかりと食べました。大町市のベーカリーセブンさんのおやき風パンは茄子がたっぷり入っていておいしかったです。地域で30年以上愛されているヒット商品というのも納得です。


白馬観光(三日目)
お昼
グリンデルさんにお邪魔しました。月曜11時30分~13時55分のこのタイミングしかありません。15分前から外で待っていましたが、次々と訪れるお客さんですぐにいっぱいに。流石は地元の人気店です。常連さんは日替わりを頼む傾向がありそうでしたが、ここは名物のベーコンステーキ定食にしました。



厚みのある自家製燻製ベーコンは、うまみが違います。やはり噛む前から香りが既においしいですし、噛み締めるとジュワッと濃厚な味が広がり、ご飯がとにかくよく進みます。やはり大満足で、白馬のレストランのレベルの高さには感服するばかりです。


大出公園
桜の名所として名高い公園で、駅からも遠くないので行ってみました。展望台は少し上っただけなのに、姫川の流れる姿と音と共に白馬三山が目に飛び込んで来る絶景で、こんなにきれいな景色があるものかと思うくらいでした。絵画のような光景は、正に理想郷です。


大出吊橋を渡り、古民家風の建物や水車小屋を巡り、遊歩道を歩く、こういう経験がしたくて仕方がないのです。都会の窮屈な生活なんて吹き飛ぶくらいの、本当に美しい世界でした。





白馬姫川温泉天神の湯さん
天神坂を上った先にあるので少々思い切りが要りますが、丁度私が入った時間だけは人がおらず、貸し切り状態でした。露天風呂は、北アルプスのパノラマを前に温泉に浸かれるという贅沢極まりないものです。内湯も温めでのんびりと全身をほぐせました。


当然温泉から撮影はできませんが、天神坂の途中でこの眺めですから、更に景色がよいということは想像に難くないことと思います。





最後は駅前でお土産を買い、おやきを食べて大糸線で白馬を後にしました。定番の野沢菜おやきはおいしかったです。大糸線は姫川沿いを日本海へと下っていき、景色も見応えがあります。写真は悉く失敗(ガラスの反射の都合上)に終わりましたが、十分この目で見られました。







ハピアさんで買った白馬の酵母パンkoubo-nikkiさんのクリームチーズクランベリーパンをおいしくいただき、旅を締め括りました。


最後に
フルやウルトラにこだわると遠征の選択肢が限られてしまいますし、身体への負担も大きくなりがちです。夏はそもそも大会自体が少ないです。そこで発想を転換して、“二日でまとまった負荷をかけつつ観光も楽しむ”というスタンスで探すと、魅力的なプランを組むことも可能だと分かりました。また企画しようかな。
大会は地元の皆様の熱意のこもった、そしてレベルの高いよき大会ですし、行く先々で皆様が親切にして下さります。白馬の大自然を全身で感じられることも、他に代えがたい喜びです。今回白馬に行くことができて本当によかったです。白馬遠征はお勧めですので、チャンスがありましたら是非!
歓迎して下さった白馬の皆様に、改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
ここまでご覧いただきありがとうございました。