今年は日程の都合上富山マラソンに出られず寂しさもあったのですが、富山駅から30分の上市町(あのムヒの池田模範堂さんのお膝元)で面白そうな大会があるので超軽い気持ちで参加してみることにしました。そして、“トレイルってこんなに楽しかったのか!”と目を開かれて帰ってきました。
とにかくエイドが素晴らし過ぎて感激します。ウォーターステーションといえば常温の水が入ったタンクが置いてあるだけでも文句は言えないのですが、この大会ではキンキンに冷えたコーラにドリンク、被り水もあり、この時点で衝撃を受けます。更にエイドステーションとなるとそうめん、スイカ、冷凍パイナップル、きゅうり、パラチノースおはぎ、クロモジ水、梅シロップといった豪華極まりないメニューが加わり、喜びが剣岳並に跳ね上がります。






ショートの制限時間は6時間、累積標高662mで難しい下りが長時間続くこともなく、初心者でも楽しく歩いて帰って来れます。完走率は98.2%で、大成功といえるのではないでしょうか。一応ランニングシューズでもどうにかなりますが、滑る場面もありますので、初心者こそトレランシューズをお勧めします。暑いことは暑いのですが、全体に曇っている時間が長かったですし、トレイルは日陰も多いので、危険な程ではなかったと思います。そして期待通りの絶景もランナーを待っています。






イベントとしてもとても力が入っており、今年はゲストランナーであの鏑木毅さんがロングの部に参加されておりました。前日には憧れの鏑木さんとも記念撮影していただけ、参加して本当によかったです。中能登トレジャートレイルでもお会いできることを楽しみにしています。磯野あずささんも駆けつけて下さり、富山にこのお方ありだと改めて感じました。来年の黒部もよろしくお願いいたします。


“トレイルで記録を狙ったり練習効果を求めて追い込んだりできるのはごく一部の人のみ”という真理に気づいたので、今回はトレイルという観光を楽しむことにしました。“富山で休もう。”と言われるくらいですから。登山道の散策なんて絵に描いたような観光コースですよ。完璧なマーキングや送迎、極上のエイドなど徹底的なサポートも受けられてこんなにうまい話はありません。というわけで、しっかり滝にも打たれてきました。


上りのトレイルはほとんど歩き、下りのトレイルも怖々進み、先述の通り滝行にも励んでグロス3時間29分台でした(心拍数130bpm)。




レース後は富山で黒部トンテキを食し、いなり鉱泉さんでリカバリーして、富岩運河環水公園を訪れることもできました。最後は上市産の里芋を使用したジェラートで締め括り、楽しい週末となりました。




上市町の皆様、この度はトレイルの楽しさを教えていただける無比な大会を開催していただきありがとうございました!滝と剣岳を求めて、また遊びに行きたいと思います!




富山マラソンは三度走らせていただきました。富山には思い入れがありますので、また必ず参加するつもりです。
私が初めて鏑木毅さんを間近で見たのは中能登トレジャートレイルでした。今年もまたあの大会でお会いできるのが楽しみです。石川の復興につながりますように。
フルマラソンで森林セラピーといえば千歳JALでしょう。また出ようと思っています。
続きのページには、コース上の見所、大会の様子、移動などについて例によって細かく書いています。大会に関わって下さった方に喜びが伝わると嬉しいです。
コメント、スター、↓のバナークリック、SNSなど何でもよいので読者の存在をお知らせいただけますと、私が滝にも負けない煩悩を育みます。
次回予告は“暑い京都でバーティカル”です。
前日
初めての上市へ
金沢から富山まで
例によって金曜の夜に金沢に移動しました。金沢駅からはいつも通りシェアバイクです。そして今回も089の金箔モデルを借りることができました。縁起ものです。金沢の夜はここ数日の大阪より明らかに涼しく、夜も窓を開けて扇風機を回すのみで普通に眠れました。


二度寝を決めて7時頃に起床し、普段通りに走りました。曇っていてくれたので、日陰が多くない道のりでもそうきつくはなかったです。犀川ではできるだけ芝生を走り、足だけでなく精神的にもリラックスできました。折角だからと大桑ぐるぐる広場で折り返して西武緑地公園まで行ってしまいましたが、金沢マラソンのことをイメージできたのでよかったです。110分で20km強でした。




遠征先では栄養が偏ることも見越し、朝はしっかり食べました。能登もち豚肩ロースを白菜と人参で酒蒸しにしてたっぷり野菜を摂取します。デザートに今庄そば饅頭もいただき、南越前花はす早朝マラソン大会の記憶も確かめます。



ぐずぐずしているうちに雨が降り出し自転車は使えなくなったのでバスを待ったのですが、遅れてきた上に満員で乗れないということで、金沢13:05発→上市15:01着のプランは崩れました。でもまあバスはこういうこともあるので気を取り直し、大通りから別のバスに乗ることで、金沢13:42発→上市16:01着には間に合いました。


移動中読書は『ガルシア=マルケス中短編傑作選』の残りでした。『純真なエレンディラと邪悪な祖母の信じがたくも痛ましい物語』はあまり読みたくないので避けていましたが、悲惨さの中に神話性が混じっている感じで、覚悟していたより憂鬱にならずに済みました。『光は水に似る』はごく短いですが、かなり印象に残ります。どちらも結末がすごいです。
久々の『本当に役に立つ栄養学』は、腸内細菌叢や酵素の話を再読して認識を新たにしました。酵素は体内で合成されるたんぱく質(それも触媒として機能するもの)であって、食べてどうこうというものではないのでした。
富山から上市へ
富山駅では乗り換え待ちが37分あったので、アルビスでさわやの昆布アンパンを買いました。以前もいただいたと思います(金沢のアルビスで買ったのかも)。こんぶの味がしっかりしており、流石は富山だと思い知らされます。


富山駅からは富山地方鉄道で移動します。何と終点は宇奈月温泉で、途中黒部も経由していくということを初めて知りました。そしてこちらもよく揺れましたね。えちぜん鉄道三国線や北陸鉄道石川線もよく揺れますが、これぞローカル線の醍醐味という感じがして私的にはテンションが上がります。





ジョルダンによると上市駅には16:01着のはずが数分早く着きました。駅の前には会場へのシャトルバスが待っていて下さり、スムーズです。しかしこの時間から会場に向かう人は基本的におらず(前日受付は16時までの予定)“ダメ元で行ってみよう”というスタンスの私を搭載したのみという状況でした。巡回バスなので私がいてもいなくても変わらないのですが。






上市にて
会場・前日受付
わずか10分ばかりで会場まで無事に送り届けていただき、おずおずと建物内の受付へと伺うと、笑顔で対応して下さりました。ありがたい限りです。やけに豪華な参加賞もいただきましたが、中でも池田模範堂さんの学習帳が記念になってよかったです。あのムヒの歴史を知ることができました。名前の由来は“無比”だったんですね。大の里関の“唯一無二”だったら“ムニ”になっていましたね。醤油と味噌(合計1kg)は一人で使い切れる量ではないため、職場で誰かに引き取ってもらうように計らいます。


力が入っているといえば、ゲストがすごいのです。私は到着が遅かったためほとんど見られませんでしたが、トークショーなどもあり、盛り上がっていました。そしてゲストとの撮影会ということで、この機を逃すまいと鏑木毅さんの列に並びました。単純に緊張します。『極限のトレイルラン アルプス激走100マイル』をかざし“何度も読んでいます!”とお伝えしたところ、“懐かしい!”と笑っていただけました。中能登トレジャートレイルもよろしくお願いしますとお伝えし、握手もしていただけました。鏑木さんの手はとても力強くて温かかったです。

会場にはトレラングッズや上市のお店も出店しており、見て回るのも楽しかったです。花月堂さんのおやきもちは普段常温とのことですが、今日は暑さ対策で冷やしていただき、よもぎの味も冴えてまたおいしかったです。トレランシューズについて教えていただいたり、プロテインバー(比較的溶けにくそうなもの)を買ったりと、フル活用させていただきました。トレランシューズは欲しくもありましたが、年に1本くらいなので悩ましいところです。




帰りのバスは16:38とHPにありましたが、実はもう少し後に変更になり、インスタでは告知されていたそうです。しかし私はインスタアカウントを持っていないので知る由もなく、“まあそのうち来るだろう”と傘を差しつつ呑気に待っていました。しばし待っただけで来てくれましたので、全く問題なしです。送迎バスの中ではレースレポ動画が流れており、普段全くyoutubeを見ない私にとっては新鮮でよかったです。この先も多分見ないと思いますし、自分が投稿することもないのですが、トレイルのようなコースの予習には特に有用なように感じました。
パン活
- サンタエンジェルさん
上市駅構内にある渋い存在ですが、買ったパンはいずれも辺りでした。抹茶オレはお勧め商品だけあって甘さと抹茶の味がよくなじんだよきパンでした。チョコデニッシュもベーシックながら買って間違いのない味です。




夕食
適当に歩いているうちに辿り着いた上市ショッピングタウンパルで買い物をしている間に夕立ちに見舞われ、雨宿り後に定食屋まで行くのも遅くなるので、お惣菜で済ませました。海鮮ばらちらし鮨、おくらのおひたし、ぶり天(金沢じんずし)とフードロスの削減に貢献しつつおいしくいただきました。ゆで卵とチーズ、牛乳も揃って盤石です。




上市パルは、鶴来のレッツと似た空気で、もう一回り大きくした感じです(つるぎつながり)。本屋さん(BOOKSなかださん)もあったので、応援のためにも購入し、荷物を増やしました。

お宿
ゲストハウスmetateさんです。大会HPで紹介されている中で最も上市駅から近いということでこちらにしました。ドミトリータイプで6,600円。設備がきれいですしオーナーの方もご親切でとてもいいお宿です。食器類だけでなく調理器具も揃っていますので、長期滞在もよさそうです。





レース当日
レース前
23時過ぎ消灯6時20分起床です。ロングの方も静かに出発していただいたこともあって何度も目覚めるということもなく、総じてよく眠れました。当然ながら同じフロアにはもう誰もいません。
前日買っておいたゆで卵、牛乳、ベースブレッドシナモン(エコ活動に協力)を食べます。ベースブレッドは初めて食べましたが、思ったよりおいしかったです。レンジで軽く温めると更においしくなりました。

装備と持ち物を整えて7:08くらいに宿を出て、5分程で上市駅に到着。この時間に上市駅から乗るのは自分だけだったので、7:18にはバスは出発しました。いつもの癖でギリギリに来ていたらと思うと背筋が凍る思いです。

会場には7:25には到着しました。準備はできているのでスタートまで時間があります。シューズを履き替え、持ち物の最終点検をしてから、建物内の荷物置き場スペースに荷物を置きます。後は会場内をうろうろしていました。


やはり会場は立派で、体育館や広場だけでなく野球場やグラウンドなどもあります。表彰台やスタート付近で記念撮影をされる方、越中すえ太鼓の演奏などでにぎやかでした。楽しい空気に充ちています。




朝から日差しが強いものの、おそらく昨年の37℃よりはましだろうと気楽に構えていました。ハリー杉山さんまで来られていて並の大会とは気合の入れ具合が違います。町長さんもノリノリで、お祭り感が楽しかったです。


【ちょっと真面目な話】
練習
土日に効果的な練習ができないことから、平日はしっかりめに走りました。
日曜:南越前町花はす早朝マラソン大会:グロス42分台
月曜:スロージョグ41分、懸垂逆上がり
火曜:朝:有酸素ジョグ72分(14.2km、ハイパースピード4)、夜:トレッドミル45分(15%, 6km/h)
水曜:有酸素ジョグ62分(12.2km、ズームフライ5黄緑)
木曜:有酸素ジョグ60分(12km、ズームフライ5黒)
金曜:閾値走7km(28:26、タクミセン9)
土曜:有酸素ジョグ110分(20.2km、ライトレーサー5)
装備
基本的にウルトラ仕様にしました。アンダーアーマー半袖、アームカバー、TIGORAキャップ、サンシェード、ミズノマルチポケットパンツ、asicsインナーマッスルタイツ、ニチバンテーピングです。
実家にあった古いザムストハイソックスを適当に掴んで持ってきたところ、踵が破れているビンテージものだったので、ユニクロの五本指ソックスと重ね履きにしました。どうかと思ったものの、走ってみて特に困ったことはなく、むしろアリだと思いました。

ボトルの持ち運びのためにミズノウエストポーチと武庫川ユリカモメウルトラ70kmリュックも使いました。シューズはミズノのウェーブダイチです。トレランシューズはこれしか持っていません。


持ち物
マイカップは必携品です。水分1リットルも必携なので、スクイズボトル二本に分けました。一本はウエストポーチに差し、もう一本はリュックに入れます。腰のボトルには経口補水液パウダー一袋を溶かしました。結局背中の水はお守り替わりで、最後まで腰のボトルに補充し続けることで事足りました。
アミノ酸は途中で飲めるように二つ。大体4時間かかるという想定です。終了後用のアミノプロテイン、アミノバイタルも勿論持参します。

レース
序盤~前半
- 序盤(里を飛び出しトレイルへ)
スタートから一切速く走るつもりもなく、4時くらい余裕で動き続けられるであろうペースで進んでいきます。左折してからしばらくは木陰があって助かります。道路を横断すると鮮やかな緑の田んぼと降り注ぐ日差しに夏を感じます。こういう景色もよいものです。


田んぼ道の真ん中には富山といえばこのお方、磯野あずささんが待っていて下さりました。黒部名水マラソンもいつも盛り上げていただいています。実は同い年なんですが、世界で活躍されてきた方に応援していただけるとまた元気が出ます。

緩やかに上って右折し、また日陰が多くなります。この辺りでサンシェードは腰のポケットに押し込み、たまに日差しが出た時にはキャップの向きで調整することにします。

この先はしばらく上りになりますが、大した傾斜でも長さでもありませんし、何よりペースが遅いので特に問題なく上ります。須山神社の石段で渋滞するので、ここで一休みです。高度計は130mくらいでした。

その先のトレイルは、走ろうと思えばいくらかは走れるくらいの傾斜と足場でも、前が詰まっているので堂々と歩いて休めます。“トレイルでも追い込みたい”というような邪念があれば苛立つかもしれませんが、今日は森林セラピーが主目的ですのでしっかり休みます。昨日の雨の影響でところどころ泥濘になっていたり、細い流れが生じていたりもしました。


一旦舗装路に出てから淡々と上り、程よい頃合いで林道入口ウォーターステーションに到着します。水しかなくてもおかしくない名前ですが、何とキンキンに冷えたコーラが。ありがたく頂戴し、回復します。ここに至るまでに経口補水液も150mlくらいは飲んでいたので、スポドリをボトルに入れていただき混ぜました。



- 前半(真言密教の総本山、大岩山日石寺!)
この先はしばらく比較的緩やかな上りになるため、ほとんどの人は走っていました。生駒ボルダーくらいのイメージです。木々の間から街並みが見え、結構上って来たのだなと感じます。高度計は280mくらいでした。



下りに切り替わってからも日陰も多く走り易かったです。それでも今日は一切無理しないので、下りで飛ばす人には普通に抜かれます。応援の方もいて下さり、笑顔になります。少し行くと日陰のない道路に出て、橋を渡ります。




大岩山日石寺が近づくと、太鼓の音が聞こえて来ます。この分ならエイドが近いと励みになり、その先の割と急な上りも淡々と上りました。途中で放水して下さっている男性がおられたため、背中にも水をかけていただきました。冷却効果抜群です。

お寺の敷地まであと少しというところで、傾斜が急になったので歩きました。別にタイムや順位を競っている訳ではないため、歩きたい時は歩けばよいのです。そこから2分程は結構な急坂でした。



坂の上には結願之鐘があり、前の方も撞いていたので、自分も軽めに撞いてみました。全く腰が入っていないこともあり、低めの音が小さく響いただけでしたが、楽しく完走できるよう願いをかけました。この後はお寺の境内なのでウォーキング区間になります。



一旦階段を下りて坂を上ると、そこには六本滝が。“シューズが濡れたら走りにくくなるかも”などとせこいことを考えることもなく、いざ滝行に臨みます。降り注ぐ滝を受け止めながら手を合わせ、煩悩を打ち払い、頭も全身もしっかりと冷やされました。撮影して下さったスタッフさん、ありがとうございました。


ここにはエイドもあるので、冷えに冷えたコーラをいただくと共にそうめんもいただきました。生姜の香りも利いていて実においしかったです。やはり水がいい土地だと仕上がりが違います。梅干しもいただき、パワードリンクも補充しました。




越中すえ太鼓の皆様も、スタートに続いて力強く応援して下さります。すぐに出発するのも惜しいので、そこら中を見て回ったりして時を過ごしました。気づけばキロ18:19を記録していましたが、観光なのでこれで合っています。



中盤
- 中盤①(城ヶ平山頂からの絶景)
階段を下りてウォーキング区間は終了し、ここからは林道を上ります。上りにしてはそうきつくなく、その気になれば走れる区間も長かったと思います。抜いた方がよさそうな時は、お声がけして抜きました。トレイルは特に、無言で抜くのは危ないので。一般の登山者の方にもご挨拶しながら、道を譲っていただいたことのお礼もお伝えします。



渋滞と言いつつも基本的には流れていたのですが、城ヶ平山頂が近づいてきた頃に一度完全に止まる場所がありました。上に行ってみれば分かるのですが、岩の大きさや角度的に止まらざるを得ないようになっています。これはどうしようもありません。その先少しは岩登りに近い感じで、ロープを掴んだりしながら上りました。こういう道も、通る人がいるからこそ整備されるので、トレイルの大会も一つのきっかけになるのだろうと思いました。

かなりしっかりした階段もありつつ、急に行く先が明るくなってきます。山頂に出る時はこういうものです。城ヶ平山頂からは富山平野が左手に、今日は霞んでいたものの剣岳や立山連峰が右手に望め、その絶景に心を奪われます。トレイルはこういう経験ができるのだと、忘れていた記憶も戻ります。





- 中盤②(豪華にも程がある白萩南部公民館エイド)
ここで大体1時間46分くらいでした。そこからは下りが多く、怪我だけしないように注意します。そこまで後ろの方にご迷惑もおかけしていなかったと思いますが、やはり遅いです。たまに上りになると盛り返す展開で、やはり富士登山競走で培った力は身体が覚えているのだと思いました。

途中「頑張れば あなたも行ける 展望台」という看板があったので“コースアウトしてみようかな”と右を見てみたところ、しっかりと×が掲げられており、人間心理を捉えた完璧なマーキングに感心します。


垰山の頂上に至り、そろそろ何か食べたくなってきました。このエリアはエイドの間隔が結構空くので、水分補給は大事です。所々景色も開けて気持ちがいいのですが、私のトレイルの技能では足元が怖くてそうそう写真を撮ることもできません。現にこの区間の下りでは2回程尻餅をつきましたが、スピードが出ていないので掌の軽い擦り傷で済みました。





舗装路に出て下り、“ハゲ山終わったよ!”という声をいただきながら、フラットな道を行きます。ロングの部の方とも合流し、“すごい人達がいるものだ”と素直に感心します。右折して軽く上ってエイドに入り、通過チェックも受けます。


こちらの白萩南部公民館エイドがまたとことん素晴らしく、ボトルにパラチノース水を補充し、とことん冷えたコーラをいただく(開栓時に泡が弾けて飛び散るのもまた笑えます)だけでなく、スイカ、冷凍パイナップル、きゅうり、梅干し、パラチノースおはぎ(黒ゴマ、昆布)、など宝の山でした。こんぶおはぎは富山マラソンで洗礼を受けたのですが、慣れてくるとおいしさが分かってきます。




更にクロモジ水や梅シロップまであり、様々な味覚と嗅覚が刺激されて満足感に浸ります。出発前にはまたも被り水と放水が待ち構えており、暑さも忘れて生き返ります。小学生のチアリーディングの応援まであり、地域全体で協力して下さる、なんとよい大会なのかとしみじみ思いました。




後半~終盤
- 後半(上市川第一ダムとまさかの上り)
スライドしてから右折し、しばらくロードの下りが続きます。ここも全く飛ばさず、抜かれることもありました。上市川の橋を渡り、気持ちよく下っていきます。途中でトンネルがあり、暗くて足元が見えなかったものの、ひんやりした空気は心地よかったです。



トンネルを抜けて少し進むと左手に上市川第一ダムが見えてきます。全然予習していなかったので新鮮です。




どこまで近づくのだろうと思いながら景色を楽しんでいると、短いトンネルを抜けてダムの上を走ることができました。“ダムだけあって高さがあるなあ”と当たり前のことを思いながら渡っていきました。




右折して後は下って終わりかなと思っていたところで、何やら不穏な矢印に出くわし、左手の上りへと誘われます。“まあすぐに終わるだろう”と思いつつ上っていきますが、期待とは裏腹にそこそこ長く感じます。“後は下りだけ”と思っていると堪えると思いますが、実際ここはほとんどの方が歩いていました。私はここまで散々歩いて元気ですし、終盤のこういう展開は得意ですので、問題なくエイドまで走り通しました。時間にして7分程度、高度は80mくらいでした。


こちらのウォーターステーションでも究極に冷えたコーラとスポドリをいただき、梅干しでミネラルを補給しました。被り水も冷たくてすっきりします。


- 終盤(緑の里へ戻る道)
ロードの下りを少し行ったところでトレイルに入り、下ることになります。結構ぬかるんでいる箇所も多く、トレイルシューズでないとかなり滑っただろうと思います。実際、“ランニングシューズは無理!笑”と仰っている方もいて、こちらも笑いながらゆっくり進みました。
ロードに出たなと思っていたら序盤に通った須山神社に至り、ようやく戻って来たことを認識します(予習してなさ過ぎ)。ここでも民家からの放水があり、身体を冷ましていただけました。眩しいくらいの緑の田んぼ道を下っていきます。磯野あずささんはまたも立っていて下さったので、“黒部もいつもありがとうございます!”とお伝えでき、声も届いていた様子でした。



終盤のロードになると、トレイル寄りのランナーの方は全体にピッチが上がっていないように感じました。別に競り合う気もないのですが、ここでも何人か抜いたと思います。

丸山総合公園に戻って来て、“どこがゴールかいまいちわからんな~”と思いつつも、前にいる人を猛追していきます。あと10mくらいあればきれいに差せたはずですが、(思ったよりゲートが近くて)中途半端にゴールシーンの邪魔をしてしまう形になりました。何かすみません。でも、とっても楽しかったです。

アフター
会場
終了後すぐに記録証を渡していただけました。タイムも順位も実感がありませんが、滝行とエイド完食を果たし、観光という目標を達成したのでこれでよいのです。ここでも給水はたっぷり飲めましたし、最後の最後まで凍るようなコーラを用意していただき最高でした。
即アミノプロテイン、アミノバイタルを摂取し、荷物を受け取ってからすぐにプロテインを飲み、昨日買ったプロテインバーも食べます。表面がチョコなのでもっと溶けるかと危惧しましたが、キャラメルっぽい感じで粘る設計になっていました。流石はトレランに推奨される補給食です。
日陰で手早くシャツを替えてから更衣室に移動し、残りの着替えも済ませました。テントは日向にある割に危険な暑さというわけでもなく、それ程混んでもおらず助かりました。

被り水コーナーも設けられており、ブラシも置いてあったので、シューズの泥も落としておきました。水を含んだシューズはまた一段と重くなりましたが、洗うなら早い方がよいです。長年の使用により大分痛んではいますが、まだ活躍してくれそうです。



いくつか出店も見たのですが、とにかく混む前に離脱した方がよいので、12:40過ぎのシャトルバスで上市駅まで移動しました。13:00の電車に間に合ってよかったです。




一瞬の隙を突いて駅の観光案内所でお土産を買おうとしたのですが、手頃なお菓子がなく残念です。しかしつるぎくんのクリアファイルは買えたので、上市に来たのだという思い出の一つの縁は手にすることができました。


富山地方鉄道は日曜の昼でもかなり混んでおり、地域の皆様の貴重な足として活躍していることがわかりました。


富山駅周辺
まずはアルビスさんで炭酸水とみかさ山(魚津産加積りんご)を買い、小腹を充たします。貴重なりんごと言われればスルーなどできません。魚津のりんごもいいですね。CiCビルで200円のコインロッカーに荷物を放り込むのもおなじみの手法です。



八角(はちかく)さん
マリエ富山においしそうな看板が。よくよく考えると黒部ポークをがっつり食べたことがないと気づいたので、吸い寄せられていきました。
リブローストンテキ定食にしたのですが、“これぞ黒部!”といううまみ、程よい脂と噛み応えが食欲を加速させ、満足感を増幅します。キャベツと共に濃厚ソースと絡めて食べるとまたおいしいですね。気持ちよく平げて大満足です。


いなり鉱泉さん
かなざわおふろ旅マイスターとして前々から気になっていた存在でした。少し距離がありましたが富山駅から歩いて到着し、レトロ感のある建物に感心します。





お風呂がまた種類豊富で、炭酸泉、薬湯、ジャグジー、露天風呂、ジェットバスにとても冷たくて気持ちのいい水風呂まであり、リカバリーにも大活躍でした。利用しなかったもののサウナまであって500円は安過ぎます。更に今日はサービスデーということで飲み物を一本サービスしていただけました。はるばる行ってよかったです。

富岩運河環水公園
今年も歩くことができてよかったです。立山連峰は見えませんでしたが、この水辺を歩くことが大事なのです。夏ということもあり、噴水は高く太く立ち上り、子供たちに降り注いでいました。夕方の風は少し涼しくなり、街の一日の火照りを冷ましていくようでした。そして富山マラソンも一度は速く走ってみたい気がしました。




上市のお菓子は時間的に見つけられず黒部のお菓子をお土産に選んだのですが、上市産の里芋を使ったジェラートはCiCで買えたので、こちらで締め括りました。アイスの色も質感も里芋ですし、食感も味わいもやはり素材の味と個性がしっかり活かされていてとてもおいしかったです。


帰宅後、荷物を整理し、マカダミアナッツ、アボカド、チーズ、納豆、ヨーグルトなどを食べ、洗濯乾燥を終えてから就寝です。森林セラピーと滝行で気持ちも入れ替わり、心地よい疲労感に包まれながら熟睡しました。
最後に
トレイル経験がほとんどなく、大会参加にも二の足を踏んでいましたが、今回は本当に楽しい時間を過ごすことができました。一切の高望みを捨てて観光に専念すると割り切ったこともありますが、何よりも“ここまでしなくても”と思うくらいのエイドや誘導など、上市の皆様のこの大会に懸ける思いが素晴らしく、ランナーは誰しも満足したことと思います。
ロングはきつそうですが、ショートであればトレイル初心者でも完走できますので、デビューにはおすすめです。観光的にも滝行という思い出ができましたし、あのムヒの池田模範堂さんや里芋といった上市の盟主・名産も知ることができました。
長い時間をかけて準備していただき、素敵過ぎる大会を支えて下さった上市の皆様に改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
ここまでご覧いただきありがとうございます。