非公認の記録会にもかかわらず、何と住友電工陸上競技部の村本一樹選手、熊谷拓馬選手、中村祐紀選手、上田颯汰選手がペーサーを務めて下さるという仰天の大会でした。トラックを走るとはどういうことかを学ばせていただけるこれ以上ない機会です。MGCも走られたトップ選手にこれ以上ない形で応援していただけるなんて、僥倖でしかありません。
きしろスタジアムは明石駅からもすぐですし、陸上競技場貸し切りで更衣室、ロッカーもあります。参加賞でOS-1とゼリー、レッドブル、選べるランニンググッズまでいただけて、これで参加費2,000円とは申し訳ないくらいです。種目も5,000m以外に1,000mやリレーがあり、ご家族で参加されている方も多かったです。アナウンスや会場の雰囲気も程よく私好みでしたし、給水も含めて運営は実に行き届いていました。




終盤たれてタイムは19:16と遅かったのですが、珍しく足底腱膜炎の症状があり今週は負荷を落とすべきこと、VO2Max寄りの練習をしていないこと、5kmの距離感を忘れていることを考えると、まあこんなものだろうと思います。フォーム的にはもうすこしダイナミックにした方が5kmには適していたでしょうが、10km寄りのコンパクトな動きでそれなりに余裕を感じながら走れる時間も長かったので、収穫もありました。(163bpm, 199spm, ストライド1.33m, 上下動比4.2%, 上下動5.9cm, 左右接地時間バランス48.9%:51.1%, 接地時間232ms, ソーティマジックRP6)
観光もいう程できなかったのですが、3年半ぶりの明石公園を巡ったり、大蔵海岸を散歩したり、龍の湯さんで明石海峡大橋を望みつつ温泉を楽しんだりできたので、なかなかよかったです。近場でいい時間を過ごせました。





大会関係者の皆様、子供から大人までそれぞれの目的を持って楽しめるよき大会を開催していただきありがとうございました!
コロナの時期の貴重なフルマラソン大会もここでした。上りが21回訪れるのは堪えましたが。
三重櫓の一つは福山城の伏見櫓です。コースも走り易く、地域密着型のいい大会です。
姫路城マラソンもそろそろもう一度出たい気がします。当時はすぐに帰って来てしまい、姫路城にも上れませんでしたし……。
続きのページには、ほとんど付け加えることもありませんが、移動やレース中のこと、観光のことをいくらか書いています。
コメント、スター、↓のバナークリック、SNSなど、何でもいいので読者の存在をお知らせいただけると、私が辰巳櫓と坤(ひつじさる)櫓の間に佇みます。
次回予告は、“さあ、一緒にムカつこう!”です。
レース前
大阪から明石へ
5,000m二組は9:30スタートですので、9時くらいに着けばいいかと大阪梅田7:42発→山陽明石8:46着の阪神で移動しました。6:50くらいに起きてカフェオレを飲み、テーピングと着替え、トイレを済ませて出発です。
移動中(+週末)読書は、ドナルド・キーン・センター柏崎で買った『石川啄木』でした。貧困の中、心に響く短歌を残して夭逝した天才というくらいのイメージしかなかったのですが、性格破綻者としかいえないような面も多分にあり、“人間とはかくも調和しないような性質が一人の中に同居しながら平然と生きているものだ”と改めてモームの教えを実感しました。詩に対しての鋭敏な感性や考え方は彼ならではなのだと思います。
個人的には、マラソンで巡った各地の思い出と重なったのも面白かったです。盛岡の石川啄木新婚の家(新郎の啄木現れず)、函館の4か月の成功(でも大火には異常に冷淡)、野口雨情との交友(親交、破綻、回復)、そして立待岬の墓所。こうして記憶がつながることがたまにあり、旅ランしていてよかったと思う次第です。そしてここまで史料を集めて研究されたキーン先生の偉大さに深い感慨を覚えます。
会場
会場は明石駅から歩いてすぐです。近いこともあり油断してのんびりしていたところ、結局到着が9時過ぎになりました。いやだって明石城ですから観光したいじゃありませんか。




受付ではOS-1とOS-1ゼリーをいただけ、更にランニンググッズも選べるということで、暑さ対策のネックタオルにしました。


トラックは滅多に来ないので、空気が新鮮です。そういえばコロナで大会が開催されない時期もこうしてトラックでは走らせていただけたなと思い出したりもしました。
更衣室もあったので利用しました。着替えはほぼないのですが、なんやかんやともたつきます。その結果、毎度学習能力がなくてあれですが、アップの時間は5分半ほどしか取れずでした。それもスロージョグでシューズの感覚を確かめた程度です。フルならそれで全然よいのですが、10kmよりも更に速く入らなくてはいけない5kmでこれはないでしょう。もう少し頭を使いましょう。
【ちょっと真面目な話】
練習
当然ながら今回は無調整で、前日は2時間5分で25km走っています。今日は心肺にそこそこの負荷をかけられればOKです。
シューズ
折角のタータンですから、ソーティマジックRP6の感覚を楽しむことにしました。静岡マラソンの時に協賛セールで購入した新品です。


ウェア
ふくい桜マラソンTシャツ(セーレンさんのTシャツの着心地がよいため)と普通のランパン、タビオレーシングプロ五本指にニチバンの非伸縮性テーピングです。
レース
この大会は周回ごとに記録を取ってくれるので、振り返るにも参考になります。49,92,89,92,93,91,93,90,90,93,94,96,94でした。入りは混雑していましたし、そもそも少し後ろからスタートしたのでこんなものでしょう。
その後は流れに任せて呼吸が苦しくならない程度の感覚で走っていたのですが、丁度ペースメーカーの上田選手が近くにおられたので、少し後ろからバネのある走りを観察しながらついていきました。達人の後ろにいると何も考えなくてよいからか、とても楽でした。そしてソーティも軽い上によく進むので、走り易くて快適でした。
楽なのはよいのですが、何となく前が詰まってきたので、残り6周くらいで自然と前に出ることになりました。多分19:30くらいで走っておられたのだと思います。一応ここから2周は90秒だったようです。トラックは公園内の木陰と異なり少々暑く感じましたが、それでも丁度いいくらいの風が吹いて身体を冷ましてくれましたので、辛い程の暑さではありませんでした。9時台は快適な方だったと思います。
“残り4周を90秒で行けばギリ19分を切れるかな”と思いましたが、どんどん苦しくなるのも嫌ですし誰かと張り合う気も無いので、頑張りが利きません。足裏はそこまで痛くないものの心配ではあるので、残り1,000mの声にも特に反応できず、淡々と走っていました。
最後の方は落ちていることを認識し、諦めの境地に益々深く入っていきました。最後の直線も誰かに追われている感じもなかったので、上げることもなくスッと終わり。こういう場面で頑張ればレベルアップできるのでしょうが、私には根性がないのでしゃあないのです。
アフター
明石公園
特に出し切ることもなく、“こんなもんか。仕方がない”と思いつつ、給水所でお水とレッドブルをいただきます。荷物も取り出し、プロテイン、プロテインバー、アミノプロテイン、アミノ酸を摂取します。普段の練習と変わらない負荷ですが、食事まで間が空くので、食べられるものは食べます。

折角明石公園まで来たわけですから、観光がてらスロージョグで公園内外をうろうろしてきました。“この坂を21回も上ったのか”とか思いながら。明石城の辰巳櫓と坤櫓は日本に現存する数少ない三重櫓(12基しかないそうです)のうち二つを一度に見られる贅沢なロケーションです。










明石観光
パン&デリ・de mage(デ マージ)さん
“ベーグルは焼き立てがおいしい”ということで、すぐ食べる場合はその場で温めていただけます。ただでさえおいしいラムレーズンクリームチーズが表面の香ばしさとカリっと感も復活し、言うことありません。卵焼きとハムのサンドイッチも、具材は勿論のことパンがとてもおいしく、小麦へのこだわりが感じられます。前回もこちらでパンを買ったことを思い出しながら、おいしくいただきました。




龍の湯さん
明石海峡大橋を眺めながらの露天風呂、樽風呂、水風呂、サウナなど、あらゆる願いがかなう銭湯です。HPを見るとランステとしての利用にも協力されているそうで、更に好感度がアップしました。明石海峡大橋の方へ向かう数隻の船をぼんやりと眺めながら、風で火照った身体を冷ましている時間は至福でした。

駅前でおいしい牛乳を飲んだり、大蔵海岸を眺めながら歩いたり、スポーツデポさんで酷暑対策グッズを購入したりしてから、朝霧15:06発のJRで元町まで移動し、阪神に乗り換えて帰りました。洗濯したり買い物したりと、それなりに忙しく過ごしつつ、やはり近いので大体のことはきっちり終えることができました。








最後に
久しぶり過ぎるトラックレースで、タイムも体調もイマイチでしたが、豪華なゲストペースランナーの皆様と見事なまでにストレスフリーな運営の皆様のお陰で、楽しくかつ収穫のある時間になりました。
フルはゼーハーならず疲労耐性とランニングエコノミーで何とかなる部分が大きいとは思いますが、苦手な短い距離も強化できると尚よさそうに思います。でもまあ得手不得手もありますし、10kmをコンスタントに走れる方が自分にとっては効きが大きそうですので、考えながらやっていきたいと思います。トラックはトラックで面白いということにも気づけましたし、魅力も感じています。
楽しい一日を支えて下さった関係者の皆様に改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
ここまでご覧いただきありがとうございます。