2019年以来2度目の参加となりましたが、SAGAアリーナも完成していたこともあり、“どうしてこうなった”レベルのすんごい大会になっていました。市民マラソン大会の会場に、あんな贅沢な場所を使わせていただいてよいのでしょうか。気合が入り過ぎで圧倒されます。初フル完走を目指す方からシリアスランナーまで、間違いなくあらゆる方におすすめできる大会です。




全国屈指のフラットコースを自称する大会ですが、私の知る限りここよりフラットなロードのフルマラソン大会はありません。途中“あそこを上るのかな”と思わせておいて、なかなか上らせてもらえない展開には笑みすらこぼれます。佐賀市の中心部、佐賀城址を巡り、長閑な田園風景に多布施川沿いを駆ける、魅力たっぷりの旅路です。気温が低ければ記録を狙うことができます。





応援も、伝統芸能の浮立(ふりゅう)、中学生の吹奏楽、太鼓で盛り上げていただける上に、佐賀といえばバルーンということで、遠くからでもよく見えるその姿に感心しながら走っていました。多布施川沿いでも桜色の風船で迎えて下さり、開花にはまだ少しだけ早い枝と蕾だけでなく、素敵な笑顔の桜を見られました。





2019年は真面目に走ってしまって楽しむ余裕のなかったご当地給食も完食させていただきました。苺、抹茶ゼリー、神埼そうめんは止まって味わい、丸ぼうろ、小城羊羹もおいしくいただき、ブラックモンブランは溶ける前に確実に口に収めました。私設エイドでコーラをいただいたり、フィニッシュ後のふるまいも続々と手渡されたりと、至れり尽くせりです。






走りは、名物給食が登場しない前半は普通に走り、後半いっぷくしている間に置いて行かれてからは成り行き任せでした。向かい風でサボってしまい後半上がらず、40km以降も9分5秒かかり少し凹みました。
最高気温は4月下旬並みの24℃だったそうですが、午前中は20℃くらいまでで収まってくれましたし、日差しはあるものの風も吹いていたので、思ったよりは暑くなかったです。体感的には、涼しい時の黒部くらいで、北海道マラソンのようにスタート時点で30℃でもなければ、会津磐梯山ウルトラのように熱風が吹いてくるわけでもありません。ついでに言うなら想像上の鹿児島マラソンよりずっと涼しかったと思います。まあ私の力なんてこんなもんですよ。というわけで、すぐに切り替えました。(グロス3時間2分台, 167bpm※誤計測区間多し, 192spm, ストライド1.22m, 上下動比4.9%, 上下動6.3cm, 左右接地時間バランス48.0%:52.0%, 接地時間225ms, ヴェイパーNEXT%2コバルト)




折角の佐賀ですので、観光にも力を入れました。佐賀城本丸歴史館や長崎街道で江戸時代(太平の世から激動の幕末まで)、明治維新において佐賀が果たした役割を学んだり、バルーンミュージアムでシシリアンライス(フライトシミュレーターは惨敗)、県庁展望レストランでは佐賀牛ハンバーグを夕暮れの中、会話するかのように味わったりと食も堪能しました。勿論パン活も欠かしませんし、おじさんホイホイのロマンシング佐賀ものも買わざるを得ません。








翌日は唐津を回り、日本三大松原最後の砦だった虹の松原を鏡山展望台から眺めることができました。いかしゅうまいも食べましたし、広い佐賀にはまだまだ行くべきところが沢山あるなと感じました。





佐賀の皆様、記録と記憶の二兎を追える素晴らしい大会で、温かく支えていただきありがとうございました!これからも素敵なこの大会と、全国から集まるランナーをよろしくお願いいたします!
2019年に謎の好記録を残せたのも佐賀の皆様のお陰です。古い記事なので文章に限らず改善の余地が大いにあります。
桜が咲く頃にマラソンは暑いというジレンマがありますが、ふくい桜マラソンも是非とも参加したいところです。昨年のエイドは規格外でした。
スーパーアリーナといえばさいたまマラソンです。こちらも大規模大会でありながら地域色もあって好きな大会です。
続きのページには、コース、応援、エイドといった大会の様子は勿論のこと、観光情報についてもそれはそれは詳細に残していますので、楽しさが伝わると嬉しいです。
コメント、スター、↓のバナークリック、SNSなど、何でもよいので読者の存在をお知らせいただけますと、私がねんがんのアイスソードをてにいれます。
次回予告は“誘惑だらけのさくらエイド!”です。折角気温が下がりそうですが、はよ走れるわけなどなし。
前日
佐賀へ
6:10に起床し、レタス、チーズ、納豆、ヨーグルト、プロテインバー一本を食べます。昼以降に沢山食べるので、朝はできれば軽くアップをしておきたいところです。これくらい食べられればOKです。金夜は、キャベツ、小松菜、人参、水菜と豚バラの酒蒸しにチーズを乗せてレモンと塩、ブラックペッパーでいただきました。

07:34新大阪発→10:11博多着のひかりです(バリ得11,300円)。山陽新幹線のひかりは本数が少ないのですが、運よく席を確保できました。途中岡山で下りる方もそれなりにいましたが、博多までほぼ満席だったと思います。福山、広島、新下関、小倉といった場所を通る度に、各地の大会での楽しい思い出が甦る幸せ者です。


10:26博多発→11:02鳥栖着の快速も普通に座れ、11:22鳥栖発→11:47佐賀着も問題なしでした。鳥栖駅のホームにある立ち食いうどんは有名らしく(特に鹿児島線のホームが評判だったかな)、お客さんが駆け込んでいる様子も見られました。


移動中読書は、河出文庫古典新訳コレクションの百人一首を半分程。子供の頃にはイメージができなかったことも、これだけ全国を回り人生経験も積んだ今であればこそ分かるようになっていますので、新たな感覚が湧き出てきてとても充たされる部分があります。「いつ見きとてか」など、口に出して読んでみるとその小気味よさがわかるといったことも、解説を聞いて初めて気づきます。いくつになっても発見だらけです。
もう一冊、スタインベック『ハツカネズミと人間』も読みました。最後はやっぱり……。と思いましたが、こうならざるを得なかったのでしょう。ささやかな夢を抱いて生きることすら難しいが、それでもどうにか生きているのだと感じました。
佐賀観光
立ち上がり・街中散策
6年ぶりの佐賀駅ですが、今回は佐賀に前泊するので楽しみです。駅北口では総合案内のテントが出ていたので、桜のシールに決意のほどを書きました。


立ち上がりのミッションとして、サイクルセンター七田さんで自転車をお借りします。18:30まで借りられてたったの600円です。観光地だったら一日5,000円とかあるご時世に何と良心的な。しかも貸し出し手続きも連絡先と名前を書くだけで免許証のコピーすらなし。優し過ぎるのでは……。


白山(しらやま)アーケードは赤いカーペットが敷かれており、自転車で通ってよいものか迷います。東側に抜けてみると、細い道にさっぱりした建物や観光客にも喜ばれそうなお店があるエリアになっていました。




大会会場
折角自転車が手に入ったので、下見に行きました。2019年は補助競技場でのフィニッシュだったのですが、今回はどでかいSAGAスタで終われるということで、実際にその場を見て感銘を受けました。“こんなにすごいところでフィニッシュできるのか!”と。これは当日いきなり見ては面喰いますし、一度だけでは勿体ないので、現地で予習しておいて正解でした。






スタート地点も見てきましたが、本当に力が入っているなとわかる規模でした。案内も大きくて分かり易いです。


佐賀城本丸歴史館
10代藩主鍋島直正が再建した佐賀城本丸御殿の一部を復元した建物内に多くの史料があります。この建物自体が時代考証の結果蘇った貴重な史料であることは言うまでもありませんが、畳敷きの廊下の奥行や、御座間・堪忍所なども歩いて往時を感じられます。





佐賀城の遺構も見られますし、佐賀藩が辿った歴史、幕末から維新にかけて果たした役割、江藤新平といった偉人の功績なども詳しいです。


入場料はなんと無料です。寄付金という形で訪問者の善意に委ねられています(気持ち程度入れました)。そしてこの寄付金は所得控除の対象になるらしく、希望すれば受付で領収証も発行していただけるとのことです。


このところ遠征先ではお城ばかり訪れている気がします。お城とマラソンという今まで誰も思いつかなかった組み合わせで大ブレイクする日が来るかもしれません。きゃっするさばとかいかがでしょう(二番煎じも甚だしい)。





佐賀県庁展望ホール(SAGA360)
360度ぐるりと回って佐賀の街を一望できます。佐賀城が北の山麓まで2里、南の海まで1里の位置にあったという解説を読んだばかりなので、“なるほど”と思います。見学したての佐賀城跡も上から眺められ、より記憶に残ります。



やや霞んでいたため有明海がばっちり見えたわけではないのですが、それでもまたここに立つことができ、佐賀がどういう場所にあるのかをしっかりと感じられたのはよかったです。明日はこのすぐ下を走るのだという確認もできる楽しみもあります。




展望ホールは広く、自分としては石川県庁の展望台を思い出す時間でもありました。

ランナーズナイト
丁度16時頃に到着するや黄色い歓声が(私にではない)。三津家さんのステージが始まるところでした。暑いけれどもベストを目指すというお言葉にこちらもなんかできそうな気になってきました。荒天だと応援の方が大変というのは全く同感で、応援される方にとっては今回くらいの気候がよかったのだろうと思います。でも走るには暑いですよね。

お楽しみ抽選会も豪華で、かなりの数の商品がふるまわれました。勿論私はかすることもないのですが、三津家さんのサイン入りシューズやTシャツから始まり、佐賀牛、苺、佐賀のお酒、まるぼうろ、佐賀海苔、佐賀牛カレーなど“いったいいつ終わるのだろう”というくらい続々と銘品が登場しました。

終了後は三津家さんとの撮影タイムで、あまりに人が多過ぎたので、握手や会話は無理という制限がかかる程の盛況ぶりでした。


私としては気になっていたシシリアンナちゃんのお姿を撮影できたことで満足です。シシリアンライスをかぶっているのがミソです。






パン活
お昼過ぎでほぼ売り切れ状態でしたが、豆とクリームチーズのベーグル、レーズンパンをゲットできました。天然酵母にこだわりを持つお店のようで、パンの柔らかさとしっとり感がとてもよかったです。率直に言ってかなりうまいです。


お店のご主人もさが桜マラソンを走られるとのことで、“暑いですよね~”などと言いつつ、健闘を誓い合いました。前日に佐賀に来ておくとこういう楽しみもありますね。普段は日曜も営業されているはずなのに、“23日休業”と書いてあった理由が分かりました。


- 石窯パン工房クスクスさん
1954年創業の老舗(江頭製パン所)で、駐車場には次々とお客さんの車が。店内もパンの種類が多く、選ぶ楽しみも大きいです。しかも意外にお求めやすい価格帯ですので、人も殺到します。




ピロシキはゆで卵が入っている時点で嬉しいのに、肉汁ととろみの具がまたよいです。はちみつチーズは我慢できずに買ってしまい、“我慢しなくてよかった”と納得のおいしさでした。ベリー大福もその名の通り大福が入っていますのでとびきりのスイーツとして君臨します。



- 76pain(ナナロクパン)本店さん
女性が喜びそうなお洒落なお店とラインナップですので、私も大いに喜びました(※おじさんです)。



ねぎは、キャッチ―な名前ですが、葱だけでなくベーコン、マスタード、チーズもうまみがあり、かなりおすすめです。カカオドショコラもチョコがおいしいですから、まず間違いない味で誰が食べても高評価です。


福岡精肉デリカさんの佐賀牛カレーパンも食べたかったのですが、きっちり完売していました。これでこそ人気商品ということで、逆に満ち足りた気持ちになりました。金土限定なのでチャンスは次回以降です。

夕食
(事前調査である程度嫌な予感はしていましたが、)定食屋さんは米がないとか予約で全滅でした。居酒屋に行く気はなく、これ以上探すのも疲れると判断し、A-CORPとスモモベーカリーさんで食材を揃えて部屋で食べる選択をしました。


鯖の煮つけ、卯の花、ゆで卵、チーズ、チーズフランス、さつまいものパン、あんくまのアップルパイ(神埼市)というかなり豪華な食卓となりました。

駅のトンカツ屋さんは席数が少なく、17:50頃から20分程待ってみましたが駄目でした。お料理千代さんは予約で満席でした。



お宿
タップステイホテルさんです。一泊9,800円と私にしては高過ぎるのですが、後泊で希釈することで衝撃を和らげました。駅からすぐの立地に加え、部屋がものすごく広く、各部屋に電子レンジがついていたり、テレビがないかと思いきやプロジェクターだったりと、何かとハイエンドでした。完全無人なので、自力でチェックインする必要があります。





ご当地牛乳とアミノ酸を飲んでから23:30頃消灯です。
レース当日
レース前
6:20起床です。朝食はそら豆さんのおいしいレーズンパンとゆで卵、チーズ、牛乳です。

ドリンクを調合し、テーピングを施し、ソックスも中でテーピングが捻れないように丁寧に履きます。会場でバタバタするのはよくないので、ウェアは身に着けていきます。
宿を出たのは7:29です。途中、レース後に泊まるホテルサンシティ2号館さんに立ち寄り、荷物を預かっていただけました。早い時間なのにありがとうございます。ここでかなり身軽になりましたし、会場までの道中にあったのが最高でした。


SAGAサンライズパークには7;52頃に着きましたが、男性の入口は二階で、階段には列ができています。“巨大施設にありがちなことだな”と思いつつ、エレベーターで二階に上がるも、上もかなりの行列。一瞬“入れるんかいな”と思ったのですが、ここは(手荷物検査とナンバーカード裏面確認がある割に)かなりスムーズに流れていて、館内には割とすぐに入れました。


知っている人なら誰しも、“さいたまスーパーアリーナやないか!”と思うような重厚感と構造でした。荷物は袋に入れて会場内に置いておくスタイル(スタッフの方が巡回してはいる)で、貴重品は一階で別途預かっていただけます。しかし一階で並ぶのは時間がかかりますし、これだけ荷物がある中で自分のものが標的になる可能性は極めて低いので、手荷物の中に残しておいてもよい気がしました。


8:26にはSブロックに入り、結構前の方に行けました。シューズがずれると攣るので、しっかりとひもを締め直します。アップはできませんでしたが、気温も高いので身体は動くだろうと気軽に構えていました。

今日の金沢スイーツはうら田さんのあんのんです。新商品のくるみ饅頭は餡も優しい味でホッとしました。


開会式のご挨拶などの台はスタートラインよりも後方というのはよかったと思います。一番前の人しか見えないのは、市民ランナー向けの大会としてはちょっと寂しいですし。三津家さんも今日はガチで走ると宣言されていました。


【ちょっと真面目な話】
練習
静岡マラソン後は、ほぼ普通に練習を継続し、ふくやまマラソン10kmで刺激を入れました。ふくやまマラソン後は練習量を落とし、力を貯める方向で調整してみました。
【一週目再掲】
日曜:静岡マラソン 3時間6分台
月曜:オフ
火曜:有酸素ジョグ40分(Zone3, 7.92km, 128bpm, 191spm, Hanzo R)
水曜:有酸素ジョグ40分(Zone3, 8.32km, 136bpm, 189spm, エアロ20R)
木曜:有酸素ジョグ42分(Zone3, 8.42km, 131bpm, 188spm, ライトレーサー4, 梅観賞)
金曜:有酸素ジョグ73分(Zone3, 15.04km, 132bpm, 190spm, ターサーRP3, 懸垂逆上がり、梅観賞)
土曜:有酸素ジョグ88分(Zone3, 18.01km, 132bpm, 188spm, エアロ20R)
日曜:ふくやまマラソン10km 39:20(ソーティマジックLT2)
月曜:有酸素ジョグ45分(Zone3, 8.89km, 126bpm, 186spm, ズームフライ4)
火曜:有酸素ジョグ40分(Zone3, 7.91km, 137bpm, 187spm, ライトレーサー4)
水曜:有酸素ジョグ39分(Zone3, 8.02km, 129bpm, 189spm, エアロ20R)
木曜:調整1km*3(4:10, 4:13, 4:06 ヴェイパーNEXT%2)、夕方31分(Zone1, 懸垂逆上がり, ハイパースピード, お買い物)
金曜:有酸素ジョグ40分(Zone1, 6.65km, 110bpm, 180spm, エボライド, 梅観賞)
土曜:オフ
心拍計が不調だったこともあり、ガーミンさんはやや辛口です。


シューズ
初サブスリーを達成した思い入れたっぷりのヴェイパーNEXT%2コバルトさんです。鳥取マラソン以来約1年ぶりに履きましたが、土踏まず部分のフィット感は心地よく、優れた設計だと思います。フル7本目になりますが、いけると判断しました。


ウェア
暑いので思い切って勝負ウェアにしました。ナイキタンクトップ白、ナイキキャップ白、2XUハーフタイツ、ミズノマルチポケットパンツ、ザムストハイソックスにニューハレ踵二重です。

持ち物
ジェルフラスコ二つに、アミノ酸1/2とマグオンorコーダプラムでいきました。真面目に走る時にはよく使う組み合わせです。
レース
序盤~前半
- 序盤(立ち上がりから贅沢そのもの)
スタート直後、おそらく一番止めてはいけないであろう地域の大動脈を南下します。大阪でいえば御堂筋からスタートするくらいのもんです。スタートロスが少ないからか、静岡マラソンよりも大分走り易く、サブ3ペーサーさんのピンクの風船がすぐ近くに見える辺りで落ち着きました。

佐賀駅手前の1.4km地点では伝統芸能の浮立(ふりゅう)が右手に見られます。ということは帰路では間近を通ることができます。2.5kmでは成章中学校の生徒さんによる吹奏楽と、序盤から盛大に迎えて下さります。


左折後県庁の前を通りお堀を渡って進むと、佐賀城本丸跡が見えて来て、歴史を感じられます。4.3km地点では早くも熱気球がランナーを迎えてくれます。インフレーターで送風して膨らんでいますが、バーナーの熱はまだ球皮内に行き渡っていないようで、浮力を得るには至っていませんでした(バルーンミュージアムで得た知識をぺらぺらと)。




佐賀大学教育学部付属中学校の生徒さんによる吹奏楽も力づけて下さり、応援の多いエリアのありがたさを感じます。先生もありがとうございます。


この辺りはクランク的に進むのですが、中央分離帯に反射板があり、斜めに入ると転倒のリスクがありますので、走路(特に車線)はあまり変えない方がよいかと思います。ここは記憶通りでした。足元に注意していたので、写真も撮っていません。
再び北上し、南下してくるランナーさん達とスライドします。6.9kmで成章中学校の生徒さんによる再びの吹奏楽に鼓舞されつつ、7kmの通過が手元29:32。随分好調です。

- 前半(再び会場の大歓声の中を)
7.9km地点では浮立を再度、今度はすぐ目の前で拝見します。太鼓を打ち鳴らすようなものではなく、五島のちゃんここのような、笛と謡のような心の奥の方に迫るものでした。



スタート地点に戻って来るとまた応援が沢山です(この通りはずっと多いですけど)。紙吹雪の桜の花びらも地面を染めています。“今のご時世、環境に配慮した素材になっているのかな”などと考えながら、北上します。



10.1kmの城北中学校生徒さんの吹奏楽は対岸でしたが、しっかりと聞こえて来ました。ありがとうございます。


10kmを過ぎて進路を右に取るのですが、ここでも中央分離帯には反射板が出現しますので要注意です。県庁周りだけだと油断しているとやられる可能性があります。怪我だけは避けたいですし、後続を巻き込むとなれば申し訳が立ちません。

11kmでいよいよ今大会初の上りがあります。上り大好きランナーの皆様、お待たせしましたというところでしょうか。注目の獲得標高は多分1mくらいです。何とフラットな。

12.6kmのエイドの前ではバルーン再び。今度は浮かんでいますので、遠くからでも目標になりました。ちなみにここのエイドではOS-1が出たはずですが、バルーンに気を取られていたため曲がってすぐのエイドには上手く反応できませんでした。

13km台中盤でも、行く手に上り坂が見えてきますが、フェイントのように左折することになり、なかなか上らせてもらえません。何とランナー思いのコース設計なのでしょう。

14kmもひたすら平坦なまま進んでいきます。この区間はほとんど時計を見ていません。ペーサーさんとの距離も変わらないので、見る意味がないと思いました。風があるので、天気予報の最高気温ほど辛い状態ではなく、意外と走れるなという感じでした。手元59分弱で、このまま行けばかなりのタイムが出そうです(フラグ)

中盤
- 中盤①(上るかと見せかけて……。)
15kmを過ぎたくらいで、二度目の上り坂を迎えます。おそらく2mか3mくらいはあったと思います。何という高さでしょうか。呼吸を乱すだけの時間も与えられないまま、あっさりと下りに切り替わります。

17.8km辺りでは音楽がかかっており、馬場ボデーさんの応援DJだったのかなと思います。エイドでは被り水や放水も登場してくるようになり、身体を冷やしつつ、防水対策を怠ったスマホを慮りながら走っていました。でも目を合わせて“背中を狙ってください”とアピールすると、かなりの確率で対応してくださり、お陰様でうまい具合に身体を冷やすことができました。

行く手に坂が見えてきたなと思ったら、ここでも冗談のように左折して徹底的に上りを回避します。走っていると、なかなかシュールに思えるくらいです。

21kmを手元1:28:42、中間点を手元1:29:09で通過し、少々暑くても十分やれることに手応えを感じていました。これくらいはできそうだという目論見通りです。しかし後半は忙しいので、どこまで落ち込みを抑えられるかは未知数です。中間点付近でも千代田中学校吹奏楽部の生徒さんの応援に力をいただきました。

- 中盤②(吉野ケ里歴史公園での神埼エイドで御用)
ふるさと大橋という大きくはない橋を渡って1km程直進し、中盤の目玉、吉野ケ里歴史公園へと突入します。ゲートは広いわけではないので無理せず譲り合います。早速くねんニャンさんの困ったような顔に癒されながら、弥生時代のムラを望みつつ進みます。




ここで22.7kmエイドが見えてきました。絶対に取らなくてはならないので、まずは手渡していただいたいちごさん(そういう名前です)をゲットし、続いて「ゼリー」とあった抹茶ゼリーをいただいたのですが、ここでスマホと合わせると両手が塞がってしまいました。しかし目の前には迫りくる「神埼そうめん」の姿が。全て持ったまま落とさずに写真を撮るのは困難と判断し、潔くテントの中にコースアウトしていっぷくすることにしました。サブスリー集団はどこかに行ってしまいましたが、時にはもっと大事なことがあるのです(個人の見解です)。

後でおもてなし会場で聞いたのですが、このエイドの神埼そうめんは、ランナーが元気を出せるよう、普段よりつゆを濃いめにしていただいたとのことです。確かにおいしく感じました。ゼリーは予習していなかったので更に嬉しさが加わりました。見落とさずに食べられてよかったです。この時間帯に堂々といっぷくしている人もいないので、スタッフの女の子に喜んでいただけました。お礼を言って再出発です。

吉野ケ里遺跡で季節の移り変わりを告げる風を感じながら、甘い苺を食べるという贅沢な春の一時を過ごしつつ、23.5kmの神舞太鼓、神埼高校吹奏楽部さんの演奏を受け、前回この公園を歩いた時の楽しい記憶も再度巡っていました。



歴史公園を出て少し南下してから右折すると、基本的に逆風になります。暑いよりはよいということにして、淡々と進むばかりです。応援幟も設置されていて、準備していただいた方々に感謝します。


ふるさと大橋を渡りながら、佐賀の田園風景と遠くの山々を望みます。この下り(といっても3mくらい)は視界も広がり、気持ちよいものです。


27.3kmのエイドではOS-1が出ますので、満を持していただきました。久しぶりに飲みましたが、濃いですし、気のせいなのですが身体に染み込んでいくように思います。

この辺りでペースが落ちているのは分かりました。あまりにのんびりした春の空気と光に、身も心もつられていたのかもしれません。今更サブスリー集団に追いつくのも無理だなと諦めていましたが、28kmの通過は手元1時間59分くらいだったので、“意外と速いな”とも思いました。

後半
- 後半(丸ぼうろと沿道応援)
この先もフラットで、長閑な春の景色をひたすら感じ続けます。日陰がないことと青空の感じからも、上りのない黒部くらいの気分でした。

29.8kmのエイドではちょこっとプッチンプリンも出たのですが、今日の気温からしてこの甘さはちょっときついと判断して見送りました。左折して30kmです。この先しばらく南下していく道も、6年前案外速く走れた時の喜びを思い出す時間でした。


33.2kmのエイドではまるぼうろが出ますので、心と身体の準備をして確実に受け取ります。伝統的な漢字のパッケージかと思いきやキャラもので意外な感じがしましたが、チョコレートの入ったまるぼうろの味を楽しみます。少し水分が欲しい気がしましたが、パンとは違う食感もまたよいものです。



この先の金立小学校の前には、「諦めない心」「完走」といった幟が設置されており、こうして地域を挙げて支えていただいていることを改めて認識します。


35kmで手元2:30:37。今思えばここから上げるべきだったとは思います。なお、心拍数は169bpmと嘘の数字を示しています。その心拍数で数時間も走れません。

- 終盤(何が何でもプチ・ブラックモンブラン)
36kmではメッセージボードとハリセンで応援して下さる女性も。ランナーから見ると沿道の方は皆輝いて見えます。桜色のバルーンを鳴らして下さる方、同じく桜色のビブスで見守って下さる方、皆様、胸に来ます。

尼寺橋を渡るために1mか2mくらい上り、左折すれば多布施川を下っていきます。景色も変わり、後は上げるだけのはずですが、何故かキロ4分20秒台後半が続きます。これはもう駄目な日だなと観念し、ジョグモード程ではないものの、まあ絶対に潰れないだろうくらいのペースで進みます。プライドが無いので怪我や疲労は抑えられますが、そうそう速くも走れません。




心に余裕もあるので、応援の方には笑顔でお応えできたのはよかったです。大和太鼓保存会さんの放つ力強い音が響いてくるのも、力になりました。



残すミッションは二つ。一つ目は37.0kmの小城羊羹です。こちらも手渡しで握らせていただけたので、ミスなく二つゲットです。少し分かり易く下る辺りでいただき、表面の砂糖のサックリした感じが懐かしかったです。



遅い時はそういうものですが、今日は6年前より多布施川が長く感じました。それでも私設エイドで冷えたコーラを準備していただいており、おいしくいただいたりで前へ進む意欲は途切れません。バンド演奏も近くを走ることで、こちらの喜びを伝えようとしました。


コールドスプレーを用意して下さっている方もおられ、トトロに気を取られていましたが、この黄色の衣装もすごいですね。トランプマンもびっくりです。

人が少なく、多布施川が終わってくれない苦しい所では、桜色のバルーンも設置していて下さり、“そういえば6年前もこうだったな”と記憶がまた温かさを帯びつつ更新されました。


流石にこのまま終わっては悔いが残るので、40km以降は切り替えて上げます。トータルのことは忘れ、ここから新たなゲームを始めます。あまり上がった感じはしないのですが、それでも大体9分切るくらいは出しているつもりでした。

そしてタイムより気になるのが、残されたもう一つの使命、最終エイドのプチ・ブラックモンブランです。予習では40.3kmだと勘違いしていたため、“なかなか辿り着かない……。”と少々気が滅入ってきます。実際は40.6kmが正解で、ようやく見えたエイドは多布施川を左折する手前で、“ここか!”と気持ちを入れ直します。
この距離ですから、当然ながら前にいる人はヘロヘロになりながらも娯楽性を排除してスルーするか、余力もなく急に止まって追突リスク大のほぼ二択ですから、慎重に見極め、スピードも落として、接触を避けながら目当ての逸品を掌中に収めます。水も首筋や肩にかけて身体を冷まします。
左折して軽い下りに入り、加速していかなくてはなりませんが、握ったまま走ってはフィニッシュ時にアイスとしての形状を留めないと思われることから、ここで何としても開封の儀と実食を行わなくてはなりません。ロゴが見えるように握り替えたりしてから開封し、ゴミも落とさないよう気を付けながらおいしくいただきました。これで任務完了です。



バタバタしているうちに41kmまで来てしまい、昨日予習していたラストスパート横断幕を確認しつつ曲がります。公園敷地内の道へと入り、コースベストが出ないことは残念い思いつつも、最後だけでも上げるべく足掻きます。



フィニッシュ前の最後の応援ゾーンでも小さな子供たちがチアダンスで応援してくれました。この会場は本当にすごい場所だと最後まで思います。なお、カメラマンさんがこっちを撮っているのを撮影しているわけではありません。


競技場への道も“うわあなんて贅沢な”と思いながら進み、傾斜でつらないようにという予習の教訓を繰り返しつつ、最後の直線へ。目の前のSAGAアリーナと立派なスタジアムの光景があまりにすご過ぎて、“佐賀ってなんとすごいところなのか”と思いながら、笑顔でフィニッシュさせていただきました。応援ありがとうございました。


アフター
レース後
会場
完走タオルと水に加えてロックアイスもいただけるのがさが桜マラソンのいいところです。首筋や太ももを即座に冷却できます。いただいたアミノバイタル金、持参したアミノプロテイン、アミノバイタル青を飲み、回復に勤しみます。暑かったからか芝生の上に寝転んでいる方も多かったように思います。


ロックアイスをお返しして進んでいくと、ふるまいコーナーで次々と名産品を勧められます。佐賀のもち米「よかもち」、川副ミニトマトTY千果、いちごさん、北島さんの丸ぼうろ、果実酢にお茶、エスカップまで。エアーサロンパスの試供品は使わない(嫌とかではなく使ったことがないため)ので辞退しましたが、他はいただけるだけいただきました。




一階の貴重品返却も待ち時間はなく、まだ300番台で休憩も短かったこともあり、余裕を持って着替えられました。丁寧にテーピングを外し、足趾のワセリンも拭き取る、ゴミを落としていないかの確認など、全てスムーズでした。


注目のヴェイパーNEXT%2さんは、フル7本目も耐え抜いてくれました。途中右踵のアウトソールが剥がれる感覚がありましたが、やはり最後の方はこうなりがちです(ヴェイパーNEXT%2白さんも同様)。このところ走りが乱れているのもあるかもしれませんが。このヴェイパーさんはあと一度はお気に入りのあのフルで起用するつもりです。



40km以降9:05かかったのには少々凹みましたが、これはシューズのせいではありません。40km以降は完全に割り切って進むのが正解なのだろうと思います。しかしご当地エイドがあってはそうはいきません。また今度頑張ります。

着替えを済ませて建物の外に出ると、競技場が目の前にあり、ランナーさん達が次々とフィニッシュしていく所が見えました。“こんなすごい会場で市民マラソン大会を……。”と今日何度目かという感想が漏れます。外周をぐるりと巡りながら、この大会の力の入れ具合にしばし圧倒されつつ、感謝していました。





一階に下りて協賛社ブースを見たり、くじ引きで末等を引き当ててジュースをいただいたりします。この会場全体の盛り上がりは特筆すべきものです。







道路の向こうにもおもてなし会場が展開されています。こちらでも抽選会で末等をマークし、ティッシュを三つもいただきます。屋台もあるので、お腹も充たせます。嬉野茶の試飲はとてもおいしかったのですが、お茶を飲む文化的な生活ではないため、買わずに帰ってしまいすみません。





折角なので会場でお土産を買い求めたのですが、神埼市ブースではやたらとひしぼうろを気前よく配布して下さり、歩いていて一つ、買い物をしても一つという具合でした。銘菓も揃ったので、よい買い物ができました。





足湯で回復することもできますし、授乳・おむつ交換所もあったりと、家族で楽しめるように考えられており、つくづく素晴らしいです。桜のパネルの前で記念撮影されている方もおられ、遠くから見ながら、微笑ましく思っていました。



佐賀市内観光
宿のチェックインは11時から可能という神対応なので、一旦寄って荷物を整理します。自転車は無料貸出し、しかも時間制限なしということで、意気揚々と観光へと旅立ちます。


- バルーンミュージアム
カフェが15:00まで、ラストオーダーが14:30なので急いで駆け込みました。とにかくシシリアンライスを食べておきたかったので。ご飯の上には甘辛い肉にレタスと水菜、そして温玉が覆いかぶさり、マヨネーズで仕上げるというアンビシャスなご当地フードです。想像するだけで食が進みそうですが、実際このうまさには抗えません。



バルーンミュージアムでは、日本で初めて有人飛行に成功したイカロス5号の展示から始まり、世界や日本のバルーン大会、1984年から続く佐賀インターナショナルバルーンフェスタの説明、気球が浮かぶ仕組みの説明などがあります。個人的にはフライトシミュレーターが面白く、ビギナーズラックを期待して挑戦してみましたが、初級でも風を掴み切れずに変な場所にマーカーを落としてしまい、計測不能のEランクをたたき出しました。実際に競技をされているかたのすごさを知ります。






普段は考えないバーナーや球皮、気球が浮かぶ仕組みなども、見たり触ったりしながら体験できるので、知的好奇心を刺激される楽しい場所です。




ミュージアムショップはお菓子から有田焼まで揃っていて面白いのですが、ロマサガ3のBGMがずっとかかっていて何とも言えない不安感と焦燥感があります。奥の方にロマ佐賀コーナーがあって面白かったため、クリアファイルを買ってみました。アンケートに回答するとポストカードまでいただけ、記念になりました。



自転車もあるので特に目的も定めずにうろついていると、流石は城下町、かつての水運や商業の要地の痕跡が至る所に見られます。思案橋荷揚場跡は、言われなくては気づきませんし、履物問屋の旧久富家住宅、佐賀市歴史民俗館などの百年以上前の出来事を物語る建物も並んでいて、ゆっくり通るだけで時間が過ぎます。








松原神社にもお参りし、今日も無事に走れたお礼をお伝え出来ました。天守台も夕日に染まってまたよいものでした。勿論鍋島直正公の銅像も。








- Backen heim Volgaさん
こちらも老舗のパン屋さんということで行ってまいりました。ボルガのカレーパンは長時間煮込んだうまみも冴えますし、モチモチベーコンチーズは走った後には食べた過ぎる味わいでした。割とお求めやすいお値段なので、自制しないと買い過ぎてしまいます。





- 佐賀県庁展望ホール(SAGA360 再訪)
夕方に来ればさぞ美しかろうと十分に時間を過ごしてから訪問しました。夕暮れに染まっていく佐賀の街をゆったりと眺めていたのですが、展望レストラン志乃さんが17時から営業していることに気づきました。まだ早い時間で空いていたため、ここぞと入店したところ、西側一番奥の夕日と向かい合える席に案内していただきました。




佐賀牛ハンバーグ(ご飯セット)は、上品な味と香りが、口の中で柔らかく溶けていくようなおいしさでした。そして目の前ではこれ以上ない程の夕日が、少しずつ沈んでいきます。極上の料理と言えるでしょう。会話をするようにゆっくりと、落ち着いた心で味わいました。



少しするとご家族連れの方も来られ、自分も佐賀の方の生活の一部を体験できたような気持ちになりました。

- 佐賀ぽかぽか温泉さん
前回と同じくこちらにお邪魔しました。ぬるめのお湯、露天風呂、ジェットバス、水風呂、サウナも揃っていてリカバリーには持って来いです。日曜でもタオル持参で900円は高くありません。走った直後に行くか迷いましたが、ピークを過ぎるであろう19時過ぎを狙い、目論見通りそれ程混んではいませんでした。
塩サウナまであったのですが、身体に塩を塗り込む勇気がなかったので、単に蒸されて帰ってきました。温泉に行けると疲れが取れるが早いです。

ゆめタウンも近いので、牛乳、ヨーグルト、ナッツを買って宿に戻りました。飲むヨーグルトが手に入ったのは助かります。

お宿
ビジネスホテルサンシティ2号館さんです。ここまで書いてきたように事前の荷物預かり、早期チェックイン、自転車貸出しもありますし、部屋も広いです。これで5,500円とはありがた過ぎます。次も確実に利用させていただきたいです。


翌日
佐賀市内スロージョグ
6:30には目覚め、スロージョグでサンライズパークの方へ行きます。やはりあの会場の姿はもう一度目に焼き付けておきたいですし、周回コースも走ってみたいところです。




改めて見ても建物もフィニッシュのスタジアムも素晴らしいものでした。自分達のためにこんな大きなイベントが開かれるなんて、スターにでもなった気分です。たとえ自分以外に1万人いたとしても、この高揚感は特筆するべきものです。



みかん(にじゅうまる)コースと苺(いちごさん)コースを回り、穏やかな佐賀の空気を感じて走ってきました。昨日は背中を見ていた偉人たちも前から見られ、名言の数々を浴びせかけられながらジョギングできます。




折角なので多布施川の方も少し行ってみたのですが、そいういえばここは車が沢山通るのでした。川沿いの方をゆっくり行くことで、来週にでも一気に開花しそうな桜の様子も見ることができました。横断歩道の見守りをされているおじさま方にもご挨拶しながらの穏やかな時間です。走っていた時間は58分で、距離は8.28kmでした(ナイキフリー)。


マラソンの最後の方も復習し、宿に戻りました。今回も時間がなく、宿の朝食はパスしましたが、このお値段でバナナ、パン、コーヒーまでついているのは本当にお得です。シャワーを浴びて汗を流し、牛乳、ヨーグルト、ナッツだけ食べて出発です。
唐津観光
8:38佐賀発→9:46唐津着の電車で移動です。改札を出てすぐのコインロッカーに荷物を放り込み、軽装になって出発です。地方遠征は公共交通機関とスロージョグのハイブリッド移動が基本です。





- 鏡山、鏡山展望台
観光案内を見た時に、ここは是非とも行きたいと思いました。というのも、日本三大松原は、気比の松原、三保の松原と来て残すは虹の松原のみだったからです。虹の松原を一望できる展望台があるなら最優先で行くべきでしょう。
バスセンター10:20発の便で15分程(交通系ICカードも使えます)、鏡山下で降車して、ここからジョグで上ります。大体5km行かないくらいで300m弱上るので、慣れていない方というか、フルマラソン翌日には少々躊躇われるコースですが、富士山マラソン翌日に馬返し往復をこなした実績からして問題ないと判断しました。

そうは言ってもつづら折りの道が続き、“カーブ5/16”といった表示も数の多さ故じわじわ効いてきます。前方にはウルトラマラソンにありがちな光景が続いています。しかしたまに横に目を遣ると、高度が上がるにつれて眺望も良くなっていくことが実感できます。


天気予報は昼前雨で、確かに小雨も気になります。過去の二大松原では共に雨に降られ、三大松原の全てを雨と涙で濡らした男になるかと懸念しました。寒いのは別によいとして、景色が不発なのは残念ですので。

30分程上り続け、流石の私も飽きてきた頃に16/16の表示が現れ、急に道が開けます。普通はここの駐車場まで車で上るはずですので、かなり奇特な人物であったことは間違いないでしょう。




少し迷いながらもお目当ての鏡山展望台へ。ワクワクし過ぎて嬉しさがこみ上げ、表情が崩れるのを我慢できません。展望台の一番上の台に立つと、薄く雨がかかった曇り空の下、唐津湾と虹の松原が広がっています。吹いて来る風は涼しく、雑音もない。ここに来られてよかったと思いました。



一段下のテラスに行くと視界に入るものが取り除かれ、完全な唐津湾・虹の松原の姿を視界に収めることができます。少し待てば晴れそうな気配があったので、10数分風に吹かれて待っていたのですが、その時が訪れた瞬間は言葉もありませんでした。こんなに美しい青と緑の前にいられるなんて。




佐用姫伝説(日本三大悲恋伝説)のことも知りましたが、すごいですね。悲しみのあまり石化しましたから。説明を読んでいると、“まあ海に落ちるのだろう”と思っていましたが、想像以上の結末でした。そのままひれふり(領巾って読めませんでした)展望台にも行きました。斜めから見た松原も奥行きが感じられます。








おへんろ路のトレイルを少し歩いてから、一気に下界を目指します。下りはとにかく楽ちんです。途中標高100m地点で明らかにウルトラランナーではない女性二人が歩いて上っていましたが、彼女たちは大丈夫だったのでしょうか。先は随分ありますよ。






- 虹の松原
白砂青松の美しい景観で知られ、その保全・再生活動も続けておられると、鏡山の上で読んだ解説にありました。期待を胸に松林を抜けると、そこだけが別の世界として切り取られたかのような光景が広がっていました。並の音もザブッザザザザという感じで、強い風も相まって、日常とは全く異なる時間が流れているようにすら感じました。


白い砂浜とどっしりした青い松原もずーっと伸びており、これ程素晴らしい景色と巡り合えたことにまた感謝します。海も透明で、多様な色が目に飛び込んできました。



日差しも出て暑く、砂浜を歩いていると帰りに間に合わないことから、今度は松原の中を走ってみました。これがまた楽しくて。力強く飛び出してくる松の幹と枝を見ながら、走り易く整った足元の感触も楽しめます。ついに松原を快適に走ることができて満足です。唐津バーガーもありましたが、今日は時間なしです。



松川を渡って唐津市街に戻るのですが、この橋の上が強風で、なかなか前に進みません。それでもこの大きな川を滔々と流れる川と晴天の青空の織り成す光景はまた心奪われるものでした。



辰野金吾(東京駅などを設計した偉人)記念館(旧唐津銀行)は入場無料ながら見ている時間がなく見送りました。休みながらですが走行時間は1時間58分、距離は17.56kmでした。最高高度287mも多分合っています。






ご当地グルメ・パン活
- 萬坊さん
いかしゅうまいが有名であると前日さが桜マラソンおもてなしブースで聞いていたので、駅で見つけて楽しみにしていました。別にイカはそこまで好きではないのですが、呼子のイカを食べるという名誉に与るにはこの機は逃せません。


揚げいかしゅうまいは、カリっとした衣にイカの香りと味わいが広がり、二つ買って正解でした。いかチーズボールも足しましたが、私はチーズが入っていれば何でもおいしく感じるので、こちらもとてもよかったです。


- 大原老舗福岡さん
まつらと松露路を選びました。箱ではなくバラで買えるのが観光客的には嬉しい所です。どちらも上品なお味で、小城羊羹を思い出す、表面がサクッとした食感でした。


- パン・饅頭ながいしさん
和菓子メインかと思いきや店内はパンが主力でした。あらびきウインナーは肉のうまみとマスタードがよく合うもので、噛むとよりおいしくなります。おにぎりパンは見た目で選び、具材はお楽しみにしておいたのですが、シーチキンマヨが入っていて当たりでした。半月もレジ前にあったので衝動買い。うぐいす餡と程よい甘さの生地がよかったです。





14:49唐津発→16:11博多着で博多に移動し、16:54博多発→21:18新大阪着のこだま(バリ得11,300円)で帰還です。また佐賀に楽しい思い出ができると共に、また来たいなと思う場所が増えました。皆様のお陰で、素敵な遠征になりました。
最後に
2019年に初めて3時間0分台を記録したさが桜マラソン、今回はできればコースベストをという欲もあったのですが、エイドも応援も景色もあの頃とは比べ物にならないくらいしっかりと楽しめて、観光も存分にできましたので、これ以上望むのは我儘な気がします。
それにしても本当になぜここまでしていただけるのかというくらいの力の入った大会で、こんな舞台で思い切り走らせていただけるなんて幸せそのものです。運営だけでも途方もないご苦労をされていると思いますが、お一人お一人の声援、沿道や会場を埋める桜色のビブス、街での応援の声など、佐賀の皆様にご尽力いただいたこと、受け入れていただいたことが心に残り、温かく染み渡ります。
前回も佐賀が大好きになったと書きましたが、今回も同じで、更に佐賀の魅力を実感する旅路となりました。この喜びが、関わって下さった方に伝わると嬉しいです。本当にありがとうございました。
ここまでご覧いただきありがとうございます。