7回連続の参加にして初めての雨。気温も低く、応援も運営もいつも以上に大変だったのですが、雨降って地固まるどころか“雨降って菜の花咲き誇る”くらいの勢いで黄色のブルゾンはコースを埋め、温かな応援とエイドでランナーを支えて下さりました。本当にありがとうございます。またしても指宿に魅了される大会となりました。
前日の気象情報を踏まえ、低体温症対策としてポンチョを配布して下さり、川内優輝選手のメッセージにも応えて私設エイドでも温かなスープや豚汁をいつもより沢山用意していただき、太鼓やバンド、声援で盛り立てて下さり、ふるまいのテントでも休むことなく温かいうどんやぜんざいなどを提供し続けていただけるとは、何という優しさかと骨身に染みます。そして皆様がまたそれを楽しんで下さっているのが素敵なのです。




私もそのご厚意にお応えするべく、できるだけ手作りのものはいただこうと豚汁(9kmくらい)、豆腐(15kmくらい)は一番乗りを果たし、コンソメスープもかつおの腹皮もお餅も堪能しました。毎回出ていると、“この下りではみかんがある”、“中間点手前の豚汁まで”あと数百mだ”、“この先では乳酸菌飲料もいただける”と記憶も重なり、懐かしい気持ちになります。




終了後のふるまいもいつも通りお腹いっぱいです。沿道には“最後のランナーまで応援するぞ”という思いもみなぎっており、ロッキーのテーマがランナーを後押しし、ランナーが歩道に上げられる時間帯では反対側に移動してまで温かいスープなどを提供されているという神対応で心震えます。






今年は川内優輝選手が後方から走って来られ、終了直後にはM高史さんとも撮影していただけた(私の顔はひどい笑)上に、恒例の瀬古利彦さんも揃ってのトークショーも大盛り上がりでした。川内選手には昨年の別大でのご報告と、今年の目標をお伝えし、力をいただきました。来年の現状打破も楽しみです。




コースはアップダウンが多いのは確かなのですが、後半下り基調で走り易いので、前半ゆっくり入るのがよいと思います。青空が見える時間も結構ありましたし、曇っている時間もそれはそれでまたいい景色でした。




走りは、午前中は雨もそれ程強くなく、走り易いコンディションだったこともあり、後半は感覚以上にスピードも出てくれて3時間7分台のコースベストで終われました。特に30km~40kmが42:30、40km以降が8:49と、アップダウンにうまく対処しつつ余力も残せたことには満足しています(前半あれだけ止まっていればこそかもしれませんが)。無調整でこれくらいできたので、別大も大丈夫でしょう。(151bpm, 187spm, ストライド1.21m, 上下動比5.0%, 上下動6.3cm, 左右接地時間バランス48.3%:51.7%, 接地時間223ms, マジックスピード3)




走っている時間以外でも、宿のオーナー(川久さん、指宿静香さん)、定食屋さん(丸福さん、川いださん)、bagle.mさんに小田屋さん、鳥越屋さん、更にはCOCCOはしむれの学芸員さんまで、皆様とにかく温かく接して下さり、嬉しい限りです。






温かさといえば砂蒸し温泉も外せませんので、背中からの地熱と前面にのしかかる砂の重みとでしっかりリカバリーしてきました。翌日はJR日本最南端の西大山駅や、ブラタモリも来たCOCCOはしむれと橋牟礼川遺跡も訪れることができ、また見たい景色を見ることができました。




鹿児島中央ではお馴染みのサフランさん、川久さんといったグルメも、維新ふるさと館も楽しみ、こちらも充実でした。鹿児島はつくづく良いところです。




指宿の皆様、地熱さながらの熱意と菜の花のような優しさで、雨の中でも温めていただきありがとうございました!来年も走らせていただきますので、よろしくお願いいたします!


前回大会は青空の池田湖、開聞岳でした。鰹の腹皮はマストですね。
北の大地のご当地大会といえばオホーツク網走マラソンも本当すごいです。
熱烈歓迎のご当地大会と言えば黒部名水マラソンも外せません。
続きのページには、分かる人には分かるコースの見所(坂など)やエイドの様子、観光・移動のあれこれを徹底的に書いていますので、一部だけでも刺さればと思います。
コメント、スター、↓のバナークリック、SNSなど何でもよいので反応をいただけますと、私がカルデラの中に住まいます。
次回予告は、“ついについに最南端へ”です。
前日
一年ぶりの鹿児島(つまり毎年行ってますね)
大阪から鹿児島中央へ
7時過ぎに起床し、野菜を食べておこうと牛こま、ピーマン、人参、キャベツを炒め、吉市発酵食品さん(石川県白山市)の塩こうじを絡めました。冬は何を食べてもおいしいので、ちょっとした調理もやる気になります。

飛行機は、伊丹10:00発→鹿児島11:25着です。スーパーバリュー75Lで9,690円と納得のお値段です。帰りはIBEXで8,840円ですから、バス代を考えても新幹線より圧倒的にお得です。

ありがたいことに予定よりも10分ばかり早く鹿児島空港に到着してくれたため、難なく11:30発のバスに乗れました。乗り継ぎタイミングの関係で、車内は割と空いていました。チケットは外で買いましたが、今やタッチ決済でいける時代になりましたので、クレジットカードさえあればOKです。

この時間だと、鹿児島中央までバス、鹿児島中央から電車というパターンでなくても、指宿まで直行で行けるバスもあるのですね。混むかもしれませんが、確実に座れますし、楽かもしれません。
移動中読書は、角川ソフィア文庫ビギナーズ・クラシックの『太平記』でした。原典はあまりに量が多く、読解力のない私には敷居が高いため、入門書で概要だけでも見渡そうという作戦です。登場人物が多過ぎる上に寝返りもまた頻発し、後半になると最早誰が何をしているのかすら把握できなくなりましたが、南北朝時代がとんでもない時代だったということだけは分かりました。そして登場人物のやっていることが酷(むご)いです。
もう一冊は、岩波ジュニア新書『ひめゆりの沖縄戦―少女は嵐のなかを生きた』です。沖縄100kmで沖縄本島南部を走った以上、事実を知らなくてはなりません。ここで多くの命が失われた、それも人の手によって、ということは、薄れさせてはいけない記憶です。負傷したり亡くなった方の描写も、文字ですら直視できないものでした。
お昼
鹿児島中央で昼食と言えばサフランさんです。創業45年と地域に愛される老舗は今年も健在で、私のことも覚えていて下さりました(私もすっかり常連ですので、今回は手土産を携えての訪問でした)。

今年も勿論極上黒豚カツカレー(サラダセット)を幸せな気持ちでいただきました。またこの味わいに浸れるとは、ありがたいことです。“明日は天気が悪いかもしれませんね”、“毎年来ていればそんなこともありますよ”といった会話も楽しみつつ、“来年も来ますので!”、“菜の花マラソン頑張ってくださいね”と笑顔で送り出していただけました。


指宿一日目
鹿児島中央から指宿へ
今回も運よく指宿で前泊と後泊が叶いましたので、前日に指宿入りします。13:02鹿児島中央発→14:17指宿着で移動です。最初は座れませんので、出入口付近ではなく中の方に入り、網棚に荷物を上げて、そのうち空くことを待つばかりです。半分いかないうちに下りそうな人は大体分かるので、そこを狙いましょう。


指宿駅周辺も菜の花マラソン仕様に。こうして準備していただけるのも嬉しいです。街中を歩いていると温泉の湯気がいい感じに立ち上っているのも非日常感があってたまりません。




会場(参加賞受け取り)
先に宿にチェックインし、荷物を預けてから行ってきました。到着した頃にはランニングクリニックがあったり、瀬古利彦さん、M高史さんとの撮影があったりで、前日から朗らかな空気の中で盛り上がっていました。



参加賞はTシャツ、毎度おなじみ鰹節、サプリ試供品に前日限定の菜の花漬けです。更に今回もスポーツ用品や大会記念グッズの販売があったため、ミズノマルチポケットパンツと大会限定ニットキャップに加え、丈夫そうなトートバックも購入しました。トートバックには、今大会用にプリントまで入れていただけます。記念になるので嬉しいですね。





食べ物やお土産のテントも出ていましたので、今年はおくらシフォンを選びました。粘りに粘るおくら蜜のような“ザ・おくら”感はなかったのですが、普通においしかった旨をお伝えすると、笑っていただけました。




ミズノシューズ試し履き
“去年も試着させていただいたのに、この一年デュエルソニック(最も薄くて安い)しか買いませんでした……。”と謝りつつ、勧めていただいたWAVE REBELLION PRO LOWを履いてみました。ちなみにPRO3は見ただけで私の能力を超えそうなのでパスしました。
その場でも感想としてお伝えしたのですが、このシューズは立っているだけでもバネで跳ねるくらいの感触でした。そしてとにかく柔らかくて沈むのです。ヴェイパーNEXT%2のようにスピードを出せば程よい硬さを感じられるのかもしれませんが、短時間では判断がつきませんでした。これだけ沈むと、相当身体が強くないと長時間は持たないのではないかと感じました。

“評判がよい”ということでお勧めいただいたMIZUNO NEO VISTAも、“柔らかいっすね……。”とお伝えしました。柔らかいことは、足裏の衝撃が少ないという意味ではよいのですが、それに慣れ切るのも危険な気がします。ジョグはデュエルソニックやライトレーサー、厚くてハイパースピードという現状(そこまで高機能で無くてもよく、安くて丈夫なものを好んでいます)を説明しましたが、今時私のような人は少数派なのかもしれません。練習での厚底シューズの活用法はなかなか掴めません。

GMOの嶋津選手が履いているのはWAVE REBELLION PROの更に踵が安定するモデル(ナチュラルだったかな?)ということ、箱根駅伝唯一(学連選抜のアンカー)のミズノシューズも同型だということなども教えていただいたりで、やはりシューズに詳しい方に色々聞けるのは楽しい時間でした。ありがとうございました。なお、シューズについては率直な感想をぶつけてしまいましたが、マルチポケットパンツは愛用していると絶賛させていただきました。
パン活
- bagel.mさん
今年は昨年とは違う味を試したかったので、ほうれん草チーズペパロニとショコラにしました。サラミとチーズの入ったおかず系ベーグルは、特においしかったです。ショコラもチョコ好きには嬉しい仕上がりで、満足度は非常に高いです。去年に引き続きマラソンの応援もしていただけてやる気が出ました。




昨年お世話になったガルデさんは閉店して北の方へ移転されたそうです。おいしいパン屋さんでしたので、きっと新天地でも人気を博していることでしょう。

夕食
昨年マラソン後にお邪魔した丸福さんに再訪です。ご夫婦で料理されており、お客さんが入って来てもなかなか気づかないくらい頑張っています。日頃魚を焼くことがないので、無性に食べたくなった焼魚定食を注文。鯖は脂が乗っていてとてもおいしく、身体も大喜びです。全体の量も多過ぎず、大正解でした。“昨年もありがとうございました”とお伝えすると、とても喜んで下さりました。また来ますね。


お宿
無料貸切温泉昭和レトロな小さい宿川久さんです。指宿前泊が実現できるかで観光計画も大きく左右されるのですが、今年はなかなか空きが出ませんでした。ほぼ諦めかけた1/6(月)の朝に、たまたま空室情報が出て即座に予約。粘りに粘った甲斐がありました。おかみさんによると、インフルの影響か、直前にキャンセルが出たとのことでした。

ラグジュアリーなリゾートホテルはとても宿泊できるお値段ではないのですが、こちらは7,200円+入湯税と大変リーズナブルで大助かりです。“四畳半で狭くてすみません”など謙遜されていますが、私的には四畳半は十二分に広く、何一つ不満などありません。

二つある内湯では温泉で温まれます。ものすごく熱いのかと思いきや、気温の低さと水で埋めてもよいルールのお陰で41℃くらいに仕上がっていました。程よく体温も上がったため、夜は気持ちよく眠れました。

レース当日
レース前
昨年、7時過ぎまで寝ていて8時過ぎに宿を出てギリギリだったのですが、結局同じくらいの動きになりました。雨もどうかなと思ったので。夜はかなりしっかり眠れたので体調に不安もありません。やはり指宿前泊の恩恵は絶大です。
朝食はゆで卵、チーズ、牛乳、ファミマのパンで終了です。お腹も目覚めてくれて一切の不安なく出発できました。装備は整え、着替えも済ませた上で、上から着こんで会場に向かいました。


体育館の二階までは20数分で到着し、ここでシューズを履き替えます。今日の石川スイーツは別所の小豆かすていらでした。アミノ酸も8時30分頃に飲んでいます。

一階で貴重品を預けて安心するのはいつもの流れですが、今回は寒さ対策として、希望者全員にポンチョが配布されるという手厚い対応が取られていました。いぶすき菜の花マラソンはこういうところも本気です。参加者が多いので、スタートまでに冷える方も、走り続けられない方もいて、低体温症の危険はありますので。

私は、寒さに強いこと、スタート前の待ち時間が短いこと、確かに今は降っているけど止む時間もありそうで後で邪魔になること、金沢の風雪に比べると気温も高く危険はそれ程ないことから、ポンチョは受け取りませんでした。スタート地点に向かって歩く途中でスタッフの方にご親切に声をかけていただいたりもしました。優しさがすごいです。
陸連登録をしているとゴールドゼッケンになるようで、これさえあればどこにでも整列できるようです。しかしいぶすきで予想タイム3時間以内はサバを読み過ぎですので、大人しくもう少し後ろのエリアに並びます。
42回連続出場の超人がお二人おられることに毎度ながら衝撃を受け、競技場の注意で飲酒を戒められることや、いつものやけに真面目なのに温厚なスタート前の注意に和みつつ、上半身中心に動的ストレッチをしていました。

【ちょっとだけ真面目な話】
装備
シューズは最近のお気に入り、マジックスピード3さんにご登場いただきました。どちらかというと硬めの感触が走り易いですし、“カーボンシューズ入門”といったポジションに留まるものではないシューズです。


上はアンダーアーマーノースリーブ水色です。アームスリーブも考えましたが、“走ればそこまで寒くなかろう”と、結局なしでいきました。
別大に向けてのテストとして、2XUの高級ハーフタイツを初めて着用。しかしスマホや途中ゴミ箱まで諸々を持ち運ぶことも考えて、ミズノ360°マルチポケットパンツを重ね履きしました。本番でも同じ装備になると思います。
テーピング、ザムストハイソックスはいつも通りです。手袋はTIGORA。キャップはオホーツク網走マラソン過去大会の黒で、これはasicsですが、後は見事にバラバラですね……。
持ち物はアミノ酸を水で溶かしたジェルフラスコ一つのみです。経口補水液すら入っていません。エイドで沢山食べられるので、持って行っても余るでしょう。今回も十分でした。後は終了直後用のアミノプロテインとアミノ酸だけです。
練習
年末から継続して練習を積めました。年明けからのメニューは以下のとおりです。今回も無調整でいきました。
元日:有酸素ジョグ24km(2時間3分強、5:09 /km、Zone2,3 エンペラージャパン白 ※兼六園初日の出休憩、金沢マラソンコース終盤、犀川など)
木曜:レースペースインターバル1,000m*13本(4:01km/h タクミセン9 金沢市民芸術村)
金曜:有酸素ジョグ23.3km(2時間6分、Zone1,2 ハイパースピード2)
土曜:有酸素ジョグ24km(2時間4分、Zone2,3 ライトレーサー5 ※休憩多め)
日曜:閾値走10km(39:41 タクミセン9 金沢市民芸術村)、スロージョグ2.8km(金沢市消防出初式見学へ)
月曜:有酸素ジョグ35分(Zone1 ハイパースピード初代)
火曜:有酸素ジョグ50分(10.1km, Zone3 ライトレーサー4)
水曜:閾値走10km(39:45 ソーティマジックLT2 大阪城公園)
木曜:有酸素ジョグ41分(8.3km,、Zone3,4 ズームフライ4)
金曜:有酸素ジョグ40分(6.97km,、Zone1 エボライド)
土曜:オフ
昨年は閾値走5kmで喜んでいましたが、やってみると10kmでもそんなに困ることもなく持つものです。ガーミンさんもこれまで以上に甘々な評価です。


レース
序盤~前半
- 序盤(上りの洗礼)
スタートブロックは頭上で適当にボタンを押し、撮れたかどうか分からないままに発進です。後で見てみると、M高史さんと川内優輝選手は映っていますが、観光大使の瀬古利彦さんは隠れていますね。最初の直線から、大きな旗を振って送り出していただけ、天気の悪い中、例年以上の気合を感じます。



ブラッセだいわまでは、割と全国で走れるような平坦な道です。少し行くと跨線橋で、この上で2kmになります。ガーミンさん的にはキロ4分45秒とかですが、後半いくらでも取り返せるので気にしてはいけません。跨線橋を下った後に左手にバンド演奏がある流れも定着しています。この先の平坦パートも、両サイドから声援を送って下さる方が多くて笑顔で走れます。




お待ちかねの農免道路から二段階の坂に入ります。信号の先から上りですが、今年は天狗の姿もしっかり見届けることができました。オクラの里看板からは二段目です。ここは落ち着いて上りましょう。


右折して少し下りになるのでホッと一息といきたいところですが、目の前にはまた上りらしき道が。“今下っているから平地が上りに見えるのかな”という淡い期待も届かず、しっかり上らされます。この途中で5kmを通過し、更にもうひと上りしてようやく第一陣の上りは終了です。お疲れさまでした(まだ序盤やで)。


毎回書いていますが、この上った先からの眺めはよく、遠くの畑も一望できます。坂を下っていくと今年も右折する場所でバンドが“走る走るおれたち”を演奏して下さりました。ここは応援も多く、走りを忘れがちですが、足元注意スポットだったりもします。


7kmで33分20秒くらいだったと思います。スロースターターに上りが重なりますので、速く走れるはずがありません。
- 前半(早くも豚汁エイドへ)
ここまで結構揺さぶられているにもかかわらず、まだ最初のエイドは登場しません。指宿スカイラインへの道を左折し、その名の通りやっぱり上ります。その上りが下りに切り替わってからようやくの初エイド。スタートから要した時間は37分台です。今日くらい気温が低いと平気ですが、暑い日は各自対策をお勧めします。



エイドの後はそのまま池田湖、というわけもなく、また上りへと切り替わります。“エイドの後には坂がある”くらいの頭でいた方が、いちいちショックを受けずに済みます。上りの途中でも小太鼓の音が明るい気持ちにしてくれます。

ワンクッション挟んでまたも上り。これが池田湖へと向かう道です。上りはスズキの看板辺りで終わりを告げます。ここで左手に私設エイドがあり、パッと見ると豚汁が。“こんなに早い地点で用意してくれているなんて”と反射的に引き返していただきました。“一人目です!”とかわいらしいお嬢さんに喜んでいただけました。こちらの豚汁はお肉も野菜もたっぷり入って豪華でした。ごちそうさまでした。


早くも5分15秒というラップを記録しつつ手元47分くらいで10kmを通過し、着ぐるみさんの応援を受けつつ本格的な下りに突入します。この下りでは伝統的にみかんを用意して下さっている方がおられるので、今回はしっかりといただきました。ビタミンCと糖質で回復します。ちなみに、みかんの種があっても、ミズノマルチポケットパンツの収納力をもってすれば、どこにでも入れられますので、道に捨てるようなことはしなくて済みます(穿けばわかる)。


池田湖へと下っていく道ではそれ程遅くないはずなのに、何やら後ろから高速で迫って来る音が聞こえます。何者かと思ったら、川内優輝選手でした。しばし呆然としてしまい、あっという間に遠ざかっていく背中に、“頑張って下さい!”とお声がけするのが精一杯でした。もっとピッチとかちゃんと見たかったです。でもやはり接地のリズムは速い選手になると全然違うなと感じました。

池田湖周辺は、今年の寒さにも変わらず、沿道を埋めて下さる方でいっぱいでした。池田湖、開聞岳、菜の花が揃う絶景スポットは、曇りでもきれいなものです。ここのエイドでは白くま親子のクランチチョコを二つ手渡していただけましたが、一つは後のテーブルの方に託して、私は一つを大切にいただきました。




カヌーから応援の声も飛び、いぶすき菜の花マラソンおなじみの景色の一部となって走っていきます。油断した頃にまた上りが待っています。14km地点は上りながらの通過になります。


中盤
- 中盤①(湯豆腐とスープと豚汁と)
下りに入り、はっきりと見える開聞岳を見ながらスピードに乗っていきます。バンドの演奏が聞こえてきたところで、長年の宿願だった湯豆腐エイドに入ることができました。結構奥の方にテントがあるので、何も考えずに走っていると気づいた頃には花壇にブロックされており、涙を飲むことになります。今回こそはと前回大会の記事を復習していたので、ようやくピットインに成功しました。

豚汁に続いて湯豆腐も初めての来客だったとのことで、喜んでいただけました。“寒そ~”と心配していただけましたが、私は元気です。また一つ名物エイドを経験できました。

そうめん流しの方には行かずに直進すると、開聞岳が行く先に聳えています。ご家族での応援も、開聞龍宮太鼓も響きます。枚聞(ひらきき)神社に向かう道は程よい下りでスピードに乗れます。この道も応援が多くて楽しいです。




今年も信号にはかからずに済みました(後少し遅かったらかかりそうでしたが)。左折したところではいつもなら踊りが披露されるのですが、流石にこの天気では無理です。いつもと反対側で待って下さっており、雨でも見守るぞという心意気が嬉しかったです。


跨線橋から開聞岳を仰ぎ、ここからしばし上りです。傾斜はそれ程でもないものの、やや長めです。これくらいの上りであればそう苦しくはならないので、淡々と上っていきます。フラットになった頃にはテントが見えて来て、ふるまいのオニオンスープがいただけます。雨も降っている時間でしたので、温まりました。



背の高いハイビスカスの道(肥料が生きる実感と記憶を残してくれるのもこの辺り)を行き、20kmを過ぎて少し行ったところでは、豚汁エイドがありましたので、歩道に乗り上げてピットインします。今年は“豚汁まであと●m”の表示がなかったため心配しましたが、しっかり待っていて下さりました。“毎年ありがとうございます!”とお伝えし、蒟蒻やごぼうの香りも全て味わいます。

中間点付近では指が冷たくなって力が入らない上に、雨で滑ってスマホ操作がうまくいかず、片手でのカメラの起動に失敗することが続きました。やむなく画面を見て両手を使うことにしました。午前中ではこの頃が一番雨が強くて寒かったと思います。前半で1時間37分くらいだったと思います。
- 中盤②(伝説の常盤建設エイド)
中間点過ぎでは毎年“乳酸菌飲料あるよ!”と手渡して下さる気前のよい私設エイドがあります。ヤ●ルトではないのがミソです。そのすぐ後にも温かい飲み物を用意して下さっている消防の方々が。どこまでも親切な皆様の応援に力をいただきながら笑顔で走れます。



この先フラワーパークまでの道のりでは、一度くらいは上ったかもしれませんが、ほとんどはフラットだったと思います。景色もころころ変わるので、退屈することはないですね。公設エイドでも水かスポドリで着実に給水します。確か23km辺りで、他のランナーの方から食べまくっていることを褒めていただけました。

左折してフラワーパーク前の下りに入る所は、走り易くて気持ちいいです。少しフラットになったところでは、大音量で何らかのライブの音声を流しておられ、曲に入る前の“行くぜお前ら~!”的な声が面白かったです。


ここまでくれば26kmの常盤建設エイドまで2kmもありませんので楽しみが疲労に勝ります。徳光(とっこう)公民館への道も特に上りではないですね。昔は上っていた気がしたのですが、記憶なんていい加減なものです。
クレーンにはためく黄色の旗も、今日は雨で水を含んでやや重そうに感じましたが、右折した先に展開されるエイドはいつも以上に活気がありました。手前から苺、みかんを持ったお子さんや学生さんが並んで下さり、スルーという選択肢はありません。




どちらもおいしくいただき、そのまま歩いて左にコースアウト(テレビカメラからも外れています)、ありがたくかつおの腹皮をいただきます。こちらは次々と焼いて下さり、最早マラソン大会ではなくお祭り会場です。ご担当の女性もバッチリ笑顔をキメて下さりました。めちゃめちゃ素敵です。腹皮はあまりに香ばしくておいしいので、翌日にお土産に買いました。





このエイドから駆け出して少しだけ行ったところでは、今年もお餅を焼いて下さる男性が。きな粉と砂糖でこちらも大変おいしく元気が出ます。“昨年もありがとうございました!”と笑顔で再出発し、下りの時間に柔らかなお餅をありがたく噛み締めます。そんなこんなで、この1kmは5分47秒でした。


この下りは急なのですが、次の上りがこれまた急なので、食べるべきものはこの時間に食べておかなくてはなりません。坂の底での名物おばさんのことを思いながら、ここから急な二段階の上りを行きます。やはり楽ではないのですが、一段階だと思っているのと二段階だと知っているのでは大違いですから、ゼーハーなることもなく上り切ります。1kmはないので、耐えられる範囲です。

上ってしまえばしばらくはフラットか緩やかな下りになり、向こうに奇岩竹山を望みながら進んでいきます。28kmは2時間7分台でした。普通に走ってキロ4分15秒前後の時もありましたし、3時間10分も可能かもという気になってきました。

後半~終盤
- 後半(山川の美しい海と優しい応援)
竹山はどんどんと近づいてきます。その道中でもご家族で応援して下さる人も多く、終始笑顔です。ヘルシーランドたまて箱温泉も昨年初訪問を果たし、楽しい思い出のある場所です。今年は改修中のため観光コースには入れませんでしたが、次回は開聞岳の見える方の露天風呂で違った景色を楽しみたいところです。


ヘルシーランドの下からは一度上り、30.6kmくらいからもう一度上るということを覚えておくと怯みません。どちらも大体2分続くかどうかくらいだと思います。間で3分以上休めるので、ここで落ち着きを取り戻してから二段目に臨みましょう。細かい話ですが、30kmの給水は、取った直後に計測マットの都合上走路が狭くなっており、毎回地味に水をうまく飲めなかったりするので、今回はパスしました。午前中の気温は走り易いもので、精神的にも余裕があります。


二段目は、苦しくなる一歩手前くらいで終わると思います。道路標識が見えるところまで行けば、31kmで右折して一気に下りに切り替わります。


黄色いコーンが並んでいる景色になれば、あとは36kmまでは大きな上りはないので、安心して休めます。そしてこの先の海が本当にきれいで、毎回感嘆の声も出ますし、目も見開きながら走っています。




山川の街ではおじいちゃんおばあちゃんが家の前で見守ってくれます。この距離に来てこうした温かな声援を受けられると、本当に背中を押していただけます。左折、右折を経て真っすぐ行くと山川港です。




トンネルの中も個人的には非日常感が楽しくて好きです。毎年この辺りはやや逆風ですが、今年も同様に弱めの風が吹いていました。JRの高架を潜らずに右折して少し行った所で、日本最南端の有人駅、山川駅エイドに到着です。ここでもしっかりと給水しておきます。




35kmは2時間37分台。余力的に見てもこれは3時間8分台のコースベストが出せそうです。

- 終盤(菜の花咲く会場へ)
上りは36kmからなので、1kmはしっかり休みます。そしてお待ちかねの例の坂です。ここさえ耐えれば後は希望しかないはずですから前向きにいきたいところです。最初の目標物は道路上の工作物ですが、やはり2分くらいは上るつもりで行った方がよさそうです。



その先も上りは続いていますが、左にはすぐにJRの高架があり、そこから更に2分くらいは上ります。“あと300m!”と励まして下さる男性もおられ、何とか粘ろうと思えるところです。今年は余力があったので、フェニックスホテルの次にお宿やまびこの看板が見えることを初めて知りました。シルバー人材センターでも気を緩めず、医療センターまで行ってようやく上りは終了です。下りになり始めて少し行った所で37kmですので、それくらいのつもりでいれば凌ぎ易いと思います。知っていると知らないとでは全然違いますので。


あとは落ち着いて右折し、海へと向かいます。ここのエイドでは、“コースベストも出そう”という中途半端な欲を出してしまい、水をいただいただけで最後のテーブルにあったお菓子と思しきものをスルーしてしまうという失態を犯しました。瞬時の判断になるとどうしてもこうしたミスが生じます。悔いの残る場面になりました。


38kmで眼前の菜の花と海に一日の感謝を捧げつつ左折するのも大好きなシーンです。曲がってすぐの旅館では、毎年鳴り物で盛り立てて下さるのですが、カメラを向けるとわざわざ背中の屋号を見せてPRされるなど、ちゃっかりしているところも面白いです。




砂蒸し楽しみだなあと砂楽さんを眺め、少し行ったところで今年もエンドレス負けないでを演奏していただき(少しは休んでください。負けてもいいんですよ)、快調に走っていきます。“マッチョマンいいぞー!”というような声援もいただき、上半身の筋肉への自信を深めます。


さしたるダメージも感じないままにキロ4分10秒くらいで走れていたので、これは2XUのタイツの功徳か、去年くらいからの練習が今頃効いてきたのか、などと考えながら進んでいきました。神社を過ぎて少し行った所で40kmです。


この調子ならコースベストの3時間7分台が出るのは確実だったので、そこまで頑張らず、普段の10km閾値走付近の感覚くらいのペースアップに留めました。感覚的に大体これくらいだろうと41kmまでの時間を見てもほぼ4分間だったので、これでよいと思いました。コースも熟知しており、最初に温泉の川を渡り、すぐに二つ目の少し幅のある川を、少し先に小さな橋を通るということも分かるので、気楽です。“歩くと時間がかかるけど、走るとすぐだな”と考えていました。

スタート地点への交差点を直進し、会場へと戻ってきました。この時の前方に聳える山の迫力も毎回感心します。競技場の手前で残り200mと声が飛び、例年以上にしっかり写真を撮りながら走れることに手応えを感じていました。


流れている『菜の花の街で』の“昨日が生まれた場所”はどこだろうと考えつつ。競技場に入るとスタート直後にも見た大きなフラッグを振っていただき、最後の直線でも見慣れた黄色いブルゾンの皆様が拍手で迎えて下さります。今年もいぶすき菜の花マラソンから元気にスタートできたこととコースベストが出たことに喜びながら、笑顔でフィニッシュしました。


アフター
レース後
会場
満面の笑みでタオルをいただいたところで、あのM高史さんがおられ、気さくに記念撮影に応じて下さりました。“現状打破”ということで、私も勿論苦悶の表情で写ったのですが、自分で見ても酷かったですね笑 M高史さんは各地でお見掛けしていますが、こうして一緒にお話しできたのは初めてでした。

水をおかわりしながらアミノプロテインとアミノバイタル粉を摂取し、7回連続大阪から来ていますという毎度おなじみのやり取りを重ねます。こうしてまたお会いできることに勝る喜びは、実はそうないものです。“走っている人は寒くないものの、応援の方は本当に大変なのに、指宿の皆様はすごいです!”と感謝の気持ちもお伝えできました。
指はかじかんでいたため、チップもシューズ計測の紐も外せないという体たらくでしたが、3時間かかる人でも律義に厚さを測るのは丁寧だと思います。マジックスピード3なので当然クリアしましたが、4だと40mm超えていますから、反則宣告されてしまうのでしょうか。”あっ、超えてますね……。””えっ……。”、気まずい空気が流れそうです……。

温かい茶節もいただき、“やっぱりいぶすきはいいなあ”と思います。寒い日は尚一層身体に染み込んでいきます。“また来年も来てね”と言われることばかりですが、断られない限りは放っておいても来てしまうと見込まれます。“あと二十年くらいはここにいるから!”というお言葉が何とも頼もしいです。

折角なのでミズノブースのお兄さんにもご挨拶し、マジックスピード3でエイドも立ち寄りつつの結果に感心していただけました。勿論ミズノマルチポケットパンツは再度絶賛しておきました(“宣伝しておいてね”とおっちゃんも仰っていたこともあり、今回は多めに書いています)。タイツの小さなポケットだと、手が滑ってジェルフラスコを腰に上手く差せない可能性があるので、本番でも使おうと思います。ガバッと広げて放り込める収納力は一番です。
マジックスピード3さんは今回も損傷が少なかったのですが、左親指の皮が捲れて過去最大の出血で汚してしまいました。必死にボディペーパーとウェットティッシュでできるだけ搾り取る努力はしましたが、跡は残るでしょうね。シューズに問題があったわけではなく、元々親指部分が破れているソックスを履いたことと、過去の爪割れのせいで指先の保護が不十分だったこと、言うても下り坂は急だったことが重なった結果だと理解しています。


今回は天候の都合上、体育館内での表彰式でした。総合優勝された方には砂蒸し温泉永久無料パスポートが授与されるとのことで、極めて魅力的な副賞だと驚きました。欲しくない人などいないでしょう。

体育館を出てからプロテイン、プロテインバー二本で補給してからふるまいの方に出かけたのですが、この頃から雨が強くなり、時には雷までなってしまう状態に。それでもスタッフの皆様は明るく対応して下さり、本当に頭が下がる思いです。



例年は全部受け取ってから並べて悦に入るのですが、今年は場所も占拠できませんし、一つずつ順に受け取りました。蒸しいもは非常に食べ易い加減でしたし、うどんもぜんざいもおいしくて温まりました。おにぎりもしっかり回復に役立ってくれました。



こんな寒い中で頑張って下さっているので、こちらとしてもお応えしなくてはと、小田口屋さんのさつま揚げ(紅ショウガ)、きずな工房さんのうぐいすパン、山崎パンさんのチョコレートミルフィーユパイ、岩崎屋さんの菓匠田中のチーズまんをおいしくいただきました。COCCOはしむれの方も古代人と一緒に参加しておられたので、明日行きますと約束しておきました。





今年も素敵な川内優輝選手
雨が降る少し前に、マラソンキャラバンの前で記念撮影が行われていましたので、去年に引き続き列に並びました。一緒に写真を撮っていただき、昨年の別大の報告と今年の目標をお伝えすると、喜んでいただけましたし、また力をいただきました。握手もしていただけましたので、“復活待っています!”と念を込めました。私もいけると思います。

恒例の瀬古利彦さん、M高史さんとのステージは、当初13:45からとなっていましたが、14時からに変更となりました。この頃には小雨になり、トークショーが佳境を迎える頃にはほぼ止んでいました。お三方の人徳のなせる業かもしれません。
川内選手は、“何らかの方法で砂蒸し温泉永年無料券を手にしたい”と語っていたり、M高史さんは来年いぶすき菜の花マラソンで現状打破を目指すと宣言されたり、最早アスリートではなく観光大使のおじさまと化した瀬古さんは“そらまめとビール!”とリカバリー無視のアドバイスを放ったりと、笑いの多い楽しい時間でした。川内選手は、来年も出場を約束させられていましたので、お三方の新たな現状打破が見られることでしょう。楽しみです。

川内選手は普通に食券を渡してぜんざいを食べているのも自然体で馴染みやすさがありますし、おばちゃん達にガンガン声をかけられても全部応えておられて、すごいと思いました。これからも応援させていただきます。

沿道応援
今年も宿へ向かいつつ、沿道で応援していました。驚いたのは知る人ぞ知るあのおかま道さんがおられたことです。“なんか羽付けた人がおるな~”と思いながらも応援し、過ぎていく姿を見ると、あのピンクのガウン。分かる人がどれだけいるかは未知数ですが、今も元気に走り続けておられることに興奮しました。


40km過ぎの吹奏楽は、この時間ロッキーのテーマになっていました。あれは熱いですね。また立ち上がろうと思える名曲です。そしてこの演奏はかなり遠くまで聞こえてきて、走っていて勇気が湧くこと間違いなしです。


雨は13時半頃に強く降っていたので、その時間走っておられた方は辛かったと思います。それでも仮装されている方は笑顔で応えて下さる方も多く、いつものピザ屋さん(ミスタージェームスさん)の前の私設エイドも温かいスープを提供されていたりで(しかも17時近くになると道路の反対側に移動してまでランナーを迎える神対応!)、困難な中でも楽しさを見つける心の持ちように感じるものがありました。


歩いていると、昨年お会いした方(過去10回完走されている方)が私のことを覚えていて下さったりで、毎年参加しているといいことがあるなと思いました。小田屋さんにも寄ってお菓子(いこもち、黒糖ふくれ、そらっち)を買い、いぶすきに来たらこうでないと、という出来事が増えていきます。




砂蒸し会館砂楽さん
今年もリカバリーのためにやって来ました。タオル持参でも1,500円と結構値上げされていました(原料費の高騰などのため)が、元々が安いですし、どう考えても施設の維持は大変でしょう。ここでしか体験できないことですので妥当な価格のように思いました。


例年、やや急ぎ気味に上がってしまうのですが、今回はじっくりめに15分程埋まっていました。背中も温かくてたまりませんし、砂の重量のお陰で全身の脈を感じられるのも砂蒸しならではです。月も見えるようになり、遅い時間に来たからこそのよさもありました。温泉と交替浴もでき、回復には最高です。サウナもあるので、好きな人はなかなか帰れませんね。

お宿
昨年もお世話になった指宿静香さんでした。一泊5,500円という奇跡の安さです。オーナーとは一年ぶりの再会でしたが、会った瞬間記憶もつながり、楽しくお話しできました。そしてまたも車で広い離れまで送り届けていただき恐縮です。しかも着くや否や、“うちも温泉出るから”と蛇口を捻ってお湯を溜めていただき、お陰様ですぐに温まることができました。
“菜の花マラソンの前日はすぐに埋まる”とのことでしたが、“電話してくれたら何とかするよ”とも仰っていたので、来年は開催日が決まった瞬間に二泊で打診してみようかなと思います。勿論何らかお土産を持参したいところです。
部屋は今年は一階でした。広いですし、温かく快適に過ごせました。マラソン後の打ち上げムードもあり、普段なら少し騒がしく感じたかもしれませんが、満足感と疲労感もあったため、耳栓のみで気にせず朝まで眠れました。

夕食
ようやく川いださんへの訪問を果たしました。第二土曜定休日ということで、日曜夜のこのタイミングしかありません。お店は超昭和でよい感じです。口コミによると、ご主人は長く大手ホテルのシェフだったとのことで、是非一度は行かねばと思っていました。


迷った末に黒豚ステーキ定食にしたのですが、噂のデミソースと絡めると大変おいしかったです。茄子のフライも、玉ねぎも、お味噌汁も全てがおいしく、正にマラソン後に食べたいメニューでした。


それにしても全体に定食の価格が安過ぎます。700円からありますから。ちなみに、こちらでも指宿名物の温たまらん丼が食べられるのですが、ハヤシライスがそれに該当するらしいので、次はいってみたいところです。
帰りがけにマラソンの話をすると、毎年40km過ぎ辺りで応援して下さっているということで、ご高齢にもかかわらずそうまでしていただけたことに胸が熱くなりました。もうホント、指宿は優しい方ばかりです。是非来年も元気にお会いしましょう。
川いださんの向かいにコインランドリーがあり、洗剤自動投入で400円(40分くらい)、乾燥が100円12分と立地も素晴らしいので、来年もこちらにお邪魔するコースで確定です。洗濯機を回している間においしいお料理をいただけるとか最高じゃないですか。

宿に戻ってからご当地牛乳を飲んだりしつつ翌日の旅程を再確認し、荷物をできる限り整理して0時頃就寝です。


翌日
JR最南端の駅、西大山
6時半頃に起床しました。公共交通機関オンリーで満足のいく観光を実行するためにはこの時間に起きる必要があります。牛乳と水を飲んで7時頃にはチェックアウトし、7:15には指宿駅に到着しました。指宿駅のコインロッカー(500円)に荷物を詰め込み、指宿07:28発→西大山07:48着の便に乗ります。




山川までの短い時間は、昨日走った36kmの坂と海を眺められましたし、山川駅では日の出が美しかったです。



山川で乗り換えて二駅、とうとうJR日本最南端の西大山駅へ到着です。線路と開聞岳が揃うこの景色の前に立ってみたかったのです。朝日の中西へと向かう車両を見送るのも趣深いです。



駅前には幸せを届ける黄色いポストや、「ここは菜の花王国 訪れる人にやすらぎを 去りゆく人にしあわせを」の鐘があります。到着証明もそうですが、デジタルデジタルな今の時代だからこそ、こういうアナログの温かさが心に残ってくれるように感じました。



本当は長崎鼻にも行きたかったのですが、片道4.3km(往復8.6km)を往復48分で行ける自信がなく、この一本を逃すと大変遅くなるので、山川まで走って山川09:23発→指宿09:29着で帰るプランを立てました。


途中の長崎鼻入口展望台からは、冠雪した開聞岳がきれいに見えます。朝日に照らされる海の方も一望でき、走っていたからこそ、こんな体験ができるのだと改めて幸せを感じました。




山川駅までは、鰻温泉の入口付近にはコンビニやファミレスがあったり、結構整備された道になっていました。小学校と高校の間の道から結構な下りで、かごしまロマン街道を進んでいきます。途中でロマン街道からは逸れ、成川を通って下っていくと、おなじみの高架が見えて来て、“ここに出るのか”という納得の瞬間が訪れました。




山川駅から電車に乗ってもよかったのですが、COCCOはしむれまでは3.5kmくらいだったので、そのまま走ることにしました。穏やかな朝の海を眺めながら進み、36kmからは上りに入ります。途中、コース上の掃除をされているスタッフさんがおられ、昨日と今日のお礼をお伝えしました。ここまでして下さる指宿の皆様は本当にすごいです。



37kmの表示を確認し、海の方へ右折せずに直進。トータル70分で10.32km(6:47/km、ナイキフリー)と程よい練習になりました。下りが急だった分、腿前と腹筋の筋肉痛が強めですが、生活に支障が出るようなものではありません。

指宿市考古博物館 時遊館Coccoはしむれ
約束通り訪問すると覚えていて下さり、完走を労っていただけました。入場料の一部をいぶすきさんぽのポイントで賄い、少しお得に見学させていただきました。展示も充実しており、874年の開聞岳の大噴火と紫コラが印象に残っています。






是非とも見ておきたいのが橋牟礼川遺跡です。ブラタモリも来たのですが、ここで火山灰層の中にあった土器の違いから、縄文土器が弥生土器よりも先にあったことが証明されたという、考古学の歴史上極めて重要な場所なのです。2024年12月9日に国指定史跡100年を迎えられたということで、正に歴史の歴史を変えた場所といえます。西牟田盛健さん、濱田耕作博士らの功績は偉大です。

開聞岳の度重なる噴火により埋まった古墳時代の住居跡も発掘されており、地球のスケールの大きさを感じる場所です。固めて剥がした地層の展示は、どこで地層が変わっているのかをよく見ることができて興味深かったです。






鳥越屋さん
今年は会場には出店しておられなかったと思うのですが、昨年買ったいぶすき路がとてもおいしく、お土産としても好評だったので、お店に行ってみました。よもぎ餅も香りがしっかりしていておいしく、そうだったと記憶も戻ります。こちらでも昨年からのお礼をお伝えし、また来年も来ますのでとお話しできてよかったです。




12:06指宿発→13:30鹿児島中央着の電車で移動です。早起きで眠かったので、流石に少し眠りました。うたた寝は本当に気持ちいいです。
鹿児島中央
昨年同様ほぼノープランですが、まずは駅のコインロッカー(500円)に荷物を放り込んでから出発です。一円でも節約したい方は、バスターミナルの400円のロッカーをご利用ください。


お昼
やはり川久さんの上黒豚ロースかつ定食を食べたいところです。お昼は14時半ラストオーダーですので、この時間に行くしかありません。一人だったため、運よく待ち時間なしで入れました。

待望のカツは、毎年驚くのですが、とにかく柔らかく、ほどけるように口の中で溶けていきます。いいお肉は脂が違います。むしろ脂を食べたいくらいのおいしさです。


なお店内のBGM(主に癖のあるJポップ)は高級なカツに全く合っていませんが、何年も前から一切変わらないので、何か事情があるのだと思います。耳は無にして、他の感覚に集中すれば大丈夫です。
維新ふるさと館
今まで行ったことがなかったので、この機会に入ってみました。西郷隆盛、大久保利通や島津斉彬といった維新の偉人について子供達も(勿論おじさんも)興味を持って体験できるよう、色々な展示やゲームが並んでいました。





短いスパンで各地を回っていると、見たものの記憶がつながり、更に色々なことに興味が湧いてきます。今回西郷さんの展示を見る中では、庄内藩が気になりました。



パン活
- ミカエル堂パン店さん
紫いもパンにしました。期待通りのビジュアルに懐かしい味で、すっと食べられます。高校の近くということもあり、かなりお安い価格設定なのも親切です。地元にあれば通ってしまうことでしょう。



- 嵜本ベーカリーさん
高級食パンがメインですが、普通のパンやサンドイッチもあります。タルタルのチキン南蛮サンドは、チキンも勿論のこと、やはりパンが柔らかくて違うなと感じました。菜の花マラソンの話もできて、楽しかったです。しきりに鹿児島マラソンもおすすめされたので、どこかのタイミングで走ることになるかもしれません。



駅地下のしろやまストアーに行ってみると、山川港水揚げの鰹の腹皮がありましたので、迷わず購入。早速翌朝にサラダと合わせ、菜の花マラソンを思い出しながら味わいました。とにかく香ばしくてたまりません。

鹿児島中央17:20のバスで移動し、鹿児島19:00発→伊丹20:10着のIBEXで帰りました。空港で、小田屋さんのいこもちを食べて楽しい旅を締め括りました。柔らかいのですが、意外と甘過ぎず、独特の香りもよかったです。薩摩の郷土菓子ということで選んでよかったです。

最後に
何度来ても“また来たい”と思えるのが指宿ですが、雨の中でもとことんランナーを応援して下さる指宿の皆様の温かさと優しさに改めて感銘を受ける旅路となりました。ここまで尽くしていただけて、これ以上何を望むというのでしょう。
“また来年も来てね”と言っていただけて、それを実現できる人生は、とても幸せなものです。新しい刺激もよいのですが、また帰って来て、記憶とご縁を確かめられることの方が、人間ずっと充たされるように思います。
こうしていぶすき菜の花マラソンのお陰で指宿とのご縁にも恵まれ、本当によかったです。来年も開催案内が郵送される前にエントリーしますので、送っていただかなくても大丈夫ですよ。
こんなブログで何ですが、指宿の皆様に改めてお礼を申し上げます。今年も素晴らしい大会を開催していただき、本当にありがとうございました。
ここまでご覧いただきありがとうございます。