2015年の大会テーマは、〝金沢をまるごと「走る!」”でした。そして大会の応援ソングは「風になれ」。どちらもずっと引き継がれていて、走ったことのあるランナーは、“正にコンセプト通りだ!”とか“あの曲か!”と深く記憶に残っているはずですが、8回目の参加で改めて、“金沢をまるごと「好きになれる!」”大会だなと思いました。コースも、応援も、大会以外の温かなやりとりも全て、金沢の魅力が溢れています。

第1回大会から、普段はどちらかというと静かで落ち着いた金沢の街が、これだけの応援の方の熱気と歓声に包まれることに驚いてきました。どう考えても沿道応援が多過ぎます。こんなに太鼓や纏や少年野球チームがある街なのか!と誰もが思うことでしょう。個人的にも、ご近所の方がわざわざ前日に応援に来て下さったり、パン屋さんやカステラ屋さんでもエールをいただいたりと、普段の生活の中に優しさを感じられる時間です。







今回は走り終わった後、元日の地震と九月の豪雨のこともあり、42km地点で(能登和倉万葉の里マラソンキャップとTシャツ着用で)応援していたのですが、輪島や珠洲の方、それ以外の地域でも、最後頑張って走っておられる姿を見ていると涙も出そうになりました。気づけば一時間以上経って声も枯れ手も痛くなったのですが、そういう応援する側の気持ちも少し知ることができたのも、金沢という街の包容力のようにも思います。


完璧な運営や沿道応援だけでなく、エイド(食べまっしステーション)が素晴らしいのもおなじみです。どうやってもフレームアウトする五郎島金時ポッキー、厳重な包装でおいしさを1ミリも逃さない笹寿し、日本三大和菓子どころ金沢らしい加賀棒茶饅頭、スイートポテト、カツカレーまでは走りながら食べましたが、とどめの巨大なカニカマは流石にお土産にしました。どう考えても無理やろ……(大絶賛しています)。 カツカレーを食べながら走ることを吉田香織さんに褒めていただいたことが今回の食のハイライトです。





走りは珍しいことに38km付近で両脛につりそうな気配が出てしまったため失速し、40km以降も10分3秒という惨状でしたが、3年前の金沢マラソンで思い切りつってキロ5分以上まで落ちて下を向いて帰ったことを思えば、キロ4分30秒台までで留められたこと、“これもマラソンだよな。金沢でつるのも縁だよな”と(走りながらも終了後も)割とすんなり受け入れられたことは成長した点だと思います。風になるのはまた来年で十分です。私にとってどこまでも続く初めの一歩は、金沢から始まりましたし、いっぱいいっぱいありがとうを伝えるには、この先も長い時間が必要ですから。
(3時間4分台、162bpm, 190spm, ストライド1.18m, 上下動比5.4%, 上下動6.6cm, 左右接地時間バランス48.4%:51.6%, 接地時間239ms, META SPEED EDGE+)




実家だと家事やら何やかんやであまり観光しないのですが、パン活、スイーツ活も存分にこなせましたし(8+3軒)、尾山神社、県立美術館にも行けたので満足です。あまり観光情報を書けずブログとしての有用性には欠けますが、個人的にリクエストいただければ、諸々ご紹介・ご案内いたしますので。でも、金沢は観光地よりも住む所だと思います。













以前にも書いたかもしれませんが、走る度に金沢のことを好きになりますし、是非多くの方に金沢で楽しい思い出を作っていただきたいと思っています。金沢の皆様、今年も最高の時間をありがとうございました!また来年に向けて練習と勉強(金沢検定など)を頑張ります!

2023年大会はコロナ明けで沿道応援も全開、最後も上げて気持ちよく走れました。
能登和倉万葉の里マラソンも、また参加できる日が来ることを信じています。マ丼は絶品です。復興、頑張りましょう。
ふくい桜マラソンに出られる方も多いかと思いますので、よろしければ是非。こちらもエイドがすさまじく、タイムが全く出ません(超褒めています)。
続きのページには、とても読める量ではないくらいの地元情報や、写真を見ただけで思い出せるようなレースの細かな話まで、とことん書いています。毎回分かる人には分かる路線でいきます。
コメント、スター、↓のバナークリック、SNSなど、何でもよいので反応をいただけますと、私がひゃくまんさん並に素早く動きます。
今回で年内のそれなりに速く走れそうなレースはおしまいですので、後は観光三昧です。次回予告は、“晴れても雨でもきっときと!”です。北陸新幹線に毎週乗っています。
前日
金夜に移動するとどうしても寝るのが遅くなるため、朝もゆっくり眠って7:30起床にしました。起床時65.6kgとこの一か月で勝手に減ってくれました。
朝食は前日のうちに四十萬谷さんの生きている塩麴につけておいたブリをフライパンで焼き、野菜、納豆、チーズ、ヨーグルトと共に食べました。この生きている塩麴は本当に万能なのでおすすめです。

前日受付
今年は天気もよいのでシェアサイクルで寄り道しながら移動することにしました。電動アシストは坂道も困らないので、金沢での移動には結構便利です。今回はちょっとお洒落なタイプ(前かごは小さいですが)を選びました。

お昼少し前くらいに金沢駅に到着し、毎回感心する立派な垂れ幕(いつもイベントの告知やメッセージなど、何らかのものが掛けられています)を見ながらエスカレーターで地下に下ります。受付会場への誘導段階でもうスタッフの方の数が多くて驚きます。早くも、“いやいやここまでしていただかなくても”と。初めて参加した時も、“金沢の方はこんなに張り切って受け入れて下さるのか”と驚いたことを覚えています。こちらも自然と笑顔になります。


音楽堂での受付も非常にスムーズで、あっという間にナンバーカードとプログラムをいただけます。広場の方へ戻り、もてなしメッセへと導かれるのも、定番の流れです。今年の参加賞はキャップとトートバッグということで、どちらもカッコいいですし、普段使いにも便利です。Tシャツもいいですが、増えに増えてしまうため、幅が広がると嬉しいです。






ふくい桜マラソンのチラシも配っておられ、“もうエントリー済みです”とお伝えすることができました。今年も楽しかったですし、鯖江つつじや南越前花はす早朝など他の大会でもPRされていましたので、出るしかないでしょう。

恒例のまつやとり野菜みそブースもありましたので、今年も買わせていただきました。やはり生産者様から直接買うのが一番熱いですし、なかなかない機会ですのでよかったです。中の方もお元気そうでよかったです。能登まではいかない地域ですが、金沢よりは北の地域ですので、今年の自然災害の影響は大きいと思います。これからも応援しなくては。


折角時間もあるので、旭化成さんのAED講習も受けてみました。救命講習は人生で少なくとも2回は受けているのですが、間が空いて忘れているので、この機会に思い出せてよかったです。私はこういう時にあまり恥ずかしがらずに力を発揮するので、大きな声で救急車を呼ぶと共にAEDの運搬を指示し、力強く胸部圧迫をこなして褒められました。意外と覚えているものです。


アシックスブースはアプリ会員限定の試し履きがありましたが、今は特に必要ないのでスルーでした。練習も本番も、今はナイキよりアシックスを履くことの方が多いので、スタッフさんに聞かれたら絶賛しようと思っていたのですが、まあこんなこともあります。

ネタの各種測定は、体脂肪は6.7%でまあ結構いい方でしたし、骨密度もB判定でまずまずでしたが、野菜足りてますか診断は最低評価のEで面白かったです。そうか、自分は野菜がひどく足りなかったのかと。しかしまあ世の中の多くの人よりは元気に各地の大会に出場しているので、そこそこの健康は維持できている気はします。血管年齢もですが、指先で測定するものはいつも散々な結果ですので、おそらく末端冷え性だと厳しい評価を下されるのでしょう。







駅のコンコースでは金箔入りのお茶もふるまわれていたので、ありがたくいただきました。半金沢民と言ってもよい生活をしていますが、金箔にはあまり縁がないので、珍しい体験ができました。

市内観光
歩きと自転車で巡ってきました。しかし観光施設はあまり行く余裕がありません。遠征先だと発生しない家事や心の緩みがあるからか、なかなか普段の生活から脱することができず、気づけば夕方でした。



駅から香林坊は近いので歩きました。能登ミルクジェラートさんは賑わっていましたし、ひらみぱんさんはやはりお店の外まで待っている方がいました。せせらぎ通りを普通に歩くのは何だかとても贅沢な気がしました。



いつもシューズを買っているステップスポーツさんも気合のセールを展開しており、危うくマジックスピード3を買ってしまいそうになりました。まだフル1本しか履いていないのに。アルファフライ3も安くなっていて、ちょっと気になりました。

パン活
- シンタテベイクストアさん
元坂の上ベーカリーさんです。寺町時代には時々お世話になっていました。今回は焼き立てのオリーブのフォカッチャとチョコとコーヒーのデニッシュにしました。


焼き立てということもありふわっふわで、優しい生地の味と食感が一層引き立っていました。新作のデニッシュも相性抜群でやはり酵母へのこだわりを感じます。


- Coyaさん
売り切れも早いので来られてよかったです。尾山神社の近くの隠れ家的な佇まいですが、人気があるので隠しきることができません。



あおさも気になりましたが、以前食べておいしかったごまカマンベールにしました。チーズがたっぷり入っているのが素晴らしいのはいうまでもありませんが、ハード系のパンの上の方が香ばしくてたまらなかったです。レモンケーキも酸味と甘みが絶妙で、よきデザートになりました。


- hippoさん
エムザの横、フルーツむらはたさんの向かいにできて以来気になっていましたが、ようやく行けました。この好立地にありながら比較的お手頃価格のパンも多く、クリームチーズと鶏肉のエピ、ピーナッツバター塩パンにしました。



エピは生地の噛み応えのある部分と、具の柔らかい部分のハーモニーがとてもよかったです。ピーナッツバターはその存在自体が懐かしいですが、子供の頃に食べたものとは格段の差があるおいしさでした。


- 別所文玉堂さん
おなじみ別所のかすていらを直接買うべく、自転車で石引まで行ってきました。“明日マラソンです”とお伝えすると、色々話を聞いて下さりましたが、“途中でやめてもいいんけ?”という予想外の質問が面白かったです。“いや、やめてもいいんですけど、悔いが残ると思いますよ……。”というようなやりとりになりました。プレーン、小豆、ブランデーかすていら栗を購入し、ストックしておきます。





- パン・ド・ファンファーレさん
泉野(正確には富樫か)の超人気店でいつも長蛇の列ですが、夕方前に行くと店外にまでは列が伸びていない(店内で渦を巻いているに留まる)様子だったので、思い切って入店しました。パンの種類が多過ぎて、あれもこれもと買ってしまいそうになりますし、実際周囲の方はそうなっていました。

こちらでは一番人気の四つ葉のバター塩パンと焼きたてのクワトロフォルマッジを選びました。塩パンはちぎると中がもっちりしているのが伝わると思います。とにかくうまい。クワトロフォルマッジもチーズの羽が香ばしく、これ以上ないくらいですね。流石は金沢で一番人気とも言われるベーカリーだと感心し切りでした。



- パン屋たねさん
こちらも地元では定評のあるパン屋さんで、私も贔屓にしています。季節限定のりんごパイは外すわけにはいかないでしょう。レンジで温めていただきましたが、甘さといいさっくりした生地といい、絶品でしたね。




本屋さん巡り
- ブック宮丸さん
エムザの地下で昔から頑張っておられる本屋さんです。郷土本コーナーにブラタモリの金沢の回があったので購入。先日末浄水場で案内して下さった係の方が、“辰巳用水でロケがあった”旨聞いていたので、どんな感じか知りたかったのです。“えっ、近江町市場のスーパーのあの段差にはそういう歴史が!?”と感心しました。


- うつのみやさん
言わずと知れた金沢の大型書店さん。こちらではみやすのんき先生『サブスリー教室驚異の「ケニア式」マラソン練習法』を買いました。私のサブスリー、富士登山競走山頂完走は、みやすのんき先生の書籍があったればこそと言っても過言ではありません。この本を読みふけっているうちに夕方になってしまいました。

夕食
ニュー三久で買ったのともち豚肩ロースに生きている塩麴を塗ってしばらく置き、白菜、人参、小松菜と酒蒸しにしていただきました。シンプルな料理が身に着くと、そればかり作ってしまいます。そこそこおいしく栄養が摂れればそれが一番です。

Zささのゆさんで金沢マラソン参加者特典の入浴券を使い、しっかり温まってから23時過ぎに就寝しました。

当日
レース前
気楽なもので6:20まで寝ていました。23時過ぎに消灯したので、7時間の睡眠時間を確保できて御の字です。心拍数43、体重66.2kgと普段通りです。やはり家は落ち着くということでしょうか。
たねさんのブルーベリーベーグル、山代温泉ゆせん卵にチーズ、牛乳というシンプルな朝食です。少し加熱するともっちり感が増し、一層おいしいですね。

装備は前日にまとめてありますので、順番に身に着けていくのみです。ワセリンもしっかり塗っておきます。背中も大きく開いたウェアなので、日焼け止めもしつこく塗ります。お通じはありませんでしたが一日を通じて全く問題なしでした。
さて家を出発して数分いったところで何と財布を忘れたという痛恨のミスに気づき、取りに帰る羽目に。再出発は7:30。歩きでは間に合わないので、スロージョグで移動しましたが、この慣れない行為をしたことが後に影響したかもしれません。

途中からは歩きになりましたが、どうにか7:48には着き、スタート前にアミノ酸を飲み、別所のかすていらで和みます。今までで一番おいしく感じました。金沢で食べるからかもしれません。シューズも履き替え、8時の手荷物預かり締め切りにも間に合いました。


今回はCブロックでしたが、その中でも前の方に陣取れました。その結果、サブ3のペーサーさんより前ということになりましたが、ちょっと身の丈に合っていなかった気もします。

8時半のスタートまで時間もあるので座って待っていましたが、過去の大会のような妙な興奮もなく、非常にリラックスしていました。やる気がないわけではないのですが、無理をする気はさらさらないですし、普通にやればそれなりに走れるでしょうから、それでよいのです。
オープニングセレモニーの間は写真や動画の撮影はNGとのことでしたので記憶だけが頼りですが、浜辺美波さんがシークレットゲストで登場した時のどよめきといったらすごかったですね。今年は震災と豪雨の被害も大きかったため、何としてでもと参加されたそうです。柔道金メダリストの松本薫さんといい、野口みずきさん、福士加代子さんといい、ゲストが毎回豪華過ぎます。司会の女性アナウンサーの方の穏やかな運営も好きですし、かかっている曲も大会のテーマソングとして定着しているもので、オープニングも特色があって最高だなと思います。
【ちょっと真面目な話】
シューズ
金沢マラソンでは一切出し惜しみなどしませんので、NETA SPEED EDGE+一択です。別大で自己ベストを出した相性抜群のシューズですので、金沢でいい思い出を作るためにはこのお方しかいないでしょう。源氏物語でいえば紫の上ポジションです。


装備
当然本気のウェアです。ナイキ白のタンクトップ(軽い)、キャップ(かぶり心地がよい)、ミズノ360°マルチポケットパンツL(収納力に秀でる)、ザムストソックス(段階着圧とアーチサポート)、ニューハレ踵二重(アキレス腱補強)です。そろそろ短いタイツも試してみたくなってきましたが、現状のベストはこのメンバーです。

持ち物
経口補水液薄めにアミノ酸とKODAプラム(カフェイン入り)を一つずつ溶かしたジェルフラスコを二つ用意しました。終了後用のアミノ酸も持っていきますが、後はエイドで補給するスタイルです。

練習
日曜に野々市じょんからの里マラソンで10km走っていますので、もう負荷をかける必要はありません。
月曜:スロージョグ
火曜:有酸素ジョグ60分
水曜:有酸素ジョグ50分
木曜:擬似本番スタート走2本(2本目3:24、マジックスピード初代)
金曜:スロージョグ
土曜:オフ
大体去年と同じくらいの仕上がりでしたが、今思えば100km、10kmの連戦でありながら切り替えがうまく行き過ぎて、自分のリカバリーぶりと体調への過信が生じてしまった部分はあると思います。マラソン人生には色々なことがあるものですが、教訓が得られたので、糧にしていくのみです。

レース
序盤~前半
- 序盤(金沢百万石の歴史から市街地、住宅地へ)
スタートロスはわずか16秒。昨年は46秒でしたからものすごいアドバンテージです。ノールックで奇跡の一枚を撮影し、序盤は接触に気を付けて結構真面目に走ります。左折してお堀通りを石川門の方へと進んでいくこの景色が、早速金沢らしさ全開で贅沢そのものです。昔はここ、その名の通りお堀だったのですから。

加賀友禅大使の皆様の艶やかなお姿に目を奪われてから間もなく、加賀豊年太鼓沖町保存会さんの応援に耳と身体が揺さぶられます。完走祈願の幟?もおなじみです。また後で帰って来る兼六園下の交差点を左折し、材木町の方へと進む頃には1kmになります。ここで4:16と自分にしては速い入りになっていますが、体調もよさそうですので気にしないことにしました。序盤はペーサー集団に巻き込まれて気を遣うよりも気楽に走れたと思います。軽く上って泉鏡花記念館や金沢蓄音器館などの文化施設を通過して近江町市場、エムザの方へ。朝から応援が沢山でメッセージボードも嬉しいです。


武蔵からは駅へと向かっていきます。鼓門までは少々遠く感じますが、折り返してくるトップランナーの姿や、沿道応援を楽しんでいるうちに着きます。折り返し地点には小粋なきもの倶楽部の皆様が今年も着物を披露して下さりました。折り返しの一瞬では物足りず、ゆっくり拝見したいところです。


折り返して向かう辺りで既に日差しで暑いことを認めざるをえない状態でした。できるだけ日陰を進もうとか、給水をしっかりしないとなと考えます。市街地だけでも観光名所だらけですので、書き出すとキリがないのですが、とりあえず近江町市場、尾山神社、香林坊と次々進んでいきます。このエリアは少年野球チームのメンバーが沢山並んで待ち構えてくれています。



片町きららでは今年も吹奏楽の応援があり、遠くからでも聞こえて来ます。大体5kmで犀川大橋ですが、ここでサブ3のペーサーさん達には先に行っていただくことにしました。そもそもスロースターターですから、大集団を背負って走るのは無理があります。



犀川大橋も100年の歴史があり、国登録有形文化財に指定されています。渡った先の谷商店さんはいつもマラソンの応援をして下さるので、お姿を探したのですが、見つけられずでした。翌日訪問し、その理由を知ることとなりますが、それはまた後程。


広小路を左折すると、それ程長くはないのですが、寺町までは上りになります。観光目的の方であれば忍者寺(妙立寺)か谷口吉郎・吉生記念金沢建築館くらいまでしか行かないでしょうから、この先は概ね地元民エリアとなります。上りの途中に最初の給水があり、両サイドに展開されていますので、譲り合って上手く取るとよいでしょう。
なお、今回はゴミ箱が「紙コップ専用」と「紙コップ以外」の二種類があり、文字全体が赤字になっていたのですが、「専用」と「以外」をでかい赤字にした方が見え易い気はしました。「紙コップ以外」に紙コップを捨ててもおそらく大問題にはならないのでしょうが、近づいて“あっ、「以外」だ!”と気づいて捨てられずに持って走った時間もありました。しかし金沢マラソンのすごいところは、沿道でゴミ袋を持っていて下さる方の数の多さ(全国比で圧倒的に多い)で、エイド間でもしっかり託すことができることには感心しました。
上りが終わって右折し、泉野の方へと進んでいく道は気分的には下りのように感じます。普段は静かな道なのですが、こんなに多くのランナーが走り、沿道にも沢山の方が駆けつけて下さることに感慨を覚えます。このエリアは地元愛がほとばしってそれだけで長文になってしまいそうですので控えめにしますが、老舗(創業百年)の今川酢さんと四十萬谷さんはおすすめです。


7kmで30分20秒くらいだったと思います。最初が走り易かっただけあって、数字的にはとてもよい感じです。
- 前半(長坂からトンネルを抜けて田上へ)
名門泉が丘高校の横を通って円光寺、窪と進んでいきます。ファンファーレさんの前にも太鼓が。この途中にも給水があり、今年も消防団の方が屋根の上から声援を送って下さりました。そのすぐ先にはまたしても太鼓が待ち構えていますので、結構目と手(スマホ操作)が忙しいです。





窪で大体9km。ここから山側環状に入り、長坂の方へと上りが続きます。走りとしてはここでは絶対に無理しないことにしているのですが、ペーサーさんの集団とはどんどん差が開いていってしまうので、仮にタイムを狙っていたとすると焦りそうです。まあ焦ったところで差が詰まるでもなし、おそらく最高点を越えてトンネルを二つ抜けた辺りから上げていくことでよいのだろうとは思います。
大乗寺丘陵公園を右手に見てからローソン辺りでは一旦平地になり、その後もう一度上ることになります。既に温度計は22℃を示し、給水所では水をかぶる展開になっているのが気になりますが。

坂の途中では、“最高点まで600m”“最高点まで200m”と二度看板が出ます。最高点では纏と太鼓の応援がありますので、一安心すると共に力も湧きます。第一回大会からずっと、“これぞ金沢!”という景色です。





11.2km地点で食べまっしステーション①石川のベジスイーツスポットが登場です。今年も長い(しかし映える)五郎島金時ポッキーとスイカゼリーが提供されましたので、一つずついただきました。ここのプロトコルとしては、まず紙コップを一つ捨てずに持っておき、そこにゼリーを入れ、ファンブルやゴミの散逸を防げる環境を整えた上で、ポッキーを開封するのがお勧めです。この開封の儀が実は案外難しく、手が濡れていると滑ります。私はトンネルの中でそこそこの時間格闘していました。苦労して開けると一層おいしく感じるので粋な演出だと思います。

一つ目のトンネルを抜けるとそこは大桑なのですが、まだスイカゼリーを持ったままです。ここでも指での開封は難しいため、やむなく歯を使いました。スイカの甘みも嬉しいですね。そして毎回感謝するのですがこの橋の上にもゴミ袋を持っていて下さる方が沢山おられますので、早めに合図して確実に託すことができました。事前のトンネル内の清掃活動も行っていただいていますし、ありがたいことです。


二つ目のトンネルは670mと少し長く、下っているはずですので、周りの方にも結構抜かれます。イメージ的にはこの先から体調に合わせて上げていくつもりですので、無理はしません。山側環状をこうして贅沢に走らせていただくことに驚いた第1回大会の気持ちは毎回思い出します。トンネルを出てもりの里の方へと向かう途中で14kmです。ネットで大体1時間50秒くらいだったと思います。



中盤
- 中盤①(笹寿し、街並み、和菓子の道)
14.5kmで食べまっしステーション②石川のライスフード&シリアルスポットを迎えます。ここではご飯ものでは全国トップの食べにくさ(※走りながら食べる場合)を誇る笹寿しがふるまわれます。最高の状態で食べることに焦点を当てていますので、プラスチックだけでなく二重の笹で包まれており、開けるだけでも一苦労です(絶賛しています)。袋を開けて腰のポケットに押し込み、笹を解き、ゆっくりと笹の香り、鮭のうまみ、酢飯とレモンの爽やかさを楽しみます。



このエイド直後では例年太鼓の演奏があるので、食事の準備に入るのは、少し行ってからにするとよいでしょう。プログラムを見ると太鼓の団体の数に驚きます。背中のイラスト的に、田上本町虫送り太鼓保存会さんでしょうか。

田上からもりの里の道は少し下っていて走り易いので、ここでスピードが出ると思います。一本入ったところにある浅野川は見えませんが、桜の名所ですので、春は特に美しい姿になります。アルビス、第7ギョーザの店などを抜けて進んでいきます。沿道ではおじいちゃんおばあちゃんも応援して下さり、嬉しいです。

パリカナさんの手前の若松橋で左折して浅野川を渡り、右折。被り水スポットでは柄杓を手渡してくれますし、その先のエイドは両サイドなので水も取り易いです。よさこいの応援を受け、電気屋さんのところで左折し、昔からの街並みが残るエリアに入って行きます。


椿原天満宮から先の道は幅が狭い分、応援が本当に近いです。普段走っていても風情があるなと感じる場所ですが、すぐ近くで沢山の方が応援していただけるので、とても好きなエリアです。多分、走られた方はどなたも金沢らしさを感じられると思います。クランクがあるのも城下町らしく、今年も大きな声で呼びかけてくれました。



賢坂辻でまた広い道路に出て、兼六園下に戻ってきます。ここまでの道のりを振り返るだけで、金沢城、駅前、中心部、住宅街、山側環状、古い街並みと、金沢の多彩な表情を見られましたので、かなりの満足度かと思います。ここで沢山の応援と再び登場の加賀豊年太鼓さんの響きに背中を押され、先の道のりも楽しみになります。




浅野川に向かう道では金沢の老舗、森八さんの二度目の応援があり、和菓子を食べなくてはと決意を新たにします。浅野川大橋を渡ると一大観光地ひがし茶屋街の入口が一瞬見え、休む間もなく19.6kmの食べまっしステーション③百万石和菓子スポットが待ち構えます。




ここでは弾切れを起こさないよう、数ある和菓子が順に提供されるのですが、これは(選ぶ楽しみにかけるものの)公平でとてもよいと思います。今年も高木屋さんの加賀棒茶饅頭をいただき、和菓子処の心遣いに舌鼓を打ちます。テーブルの様子を見ると、このお饅頭の次はいがら餅がふるまわれそうな状態でした。



鳴和の交差点で中間点。グロス1時間31分19秒は数字だけ見ると程よいものです。アクシデントがなければ後半は1時間30分を切れるはずなので、コースベストは出そうだと思いました。

- 中盤②(自然と海側環状を感じて)
ももの湯さんは、元日の地震の影響で修繕が厳しいとの判断をされて閉業されました。あの強烈な水圧を誇るジェットバスと、大学生の女の子が働いて盛り上げていたことを思うと寂しいことです。このエリアの貴重な銭湯もなくなってしまいました。



東金沢駅も通過して歩道橋を潜り、はま寿司、かつやが見えたら左折して北陸新幹線の高架を下ります。両サイドの応援も第一回大会から嬉しいことです。疋田の方では今年も私設エイドでお水をいただきましたが、これがものすごく冷えていておいしかったです。北陸自動車道の高架も抜けますので、細かいアップダウンが二度続くと心の準備をしておくとよいでしょう。



給水を経て千木大橋を少し上ります。ここでは今年も太鼓の応援があり、にぎやかでした。25km地点を通過して右折し、行って帰って来るのですが、ここは“山側環状と海側環状がつながったぞ”という地元の喜びがこめられた場所なので、受け入れて下さい。そんなに長い距離ではありませんので。






折り返してからは少し風が出て涼しく感じます。ここらではキロ4分20秒を楽に切れるくらいになっていました。リズムもよく、自信を持って進んでいきます。少し単調に感じるかもしれませんが、田園風景が見えたりと、金沢の自然を感じられるエリアでもあります。さっきまでお城や茶屋街にいたとは思えません。

嬉しいことに今年はコース変更のお陰で次の折り返し前の細かなアップダウンが無くなり、ほぼ平坦な道のりとなっていました。この変更を決めた方は心優しい方に違いありません。昨年のコースを決めた方は愛の鞭だったと思うことにします。折り返してすぐに28km。手元2時間2分くらいだったと思います。



後半~終盤
- 後半(カツカレーと吉田香織さん)
斜度6%の表示を見つつ下の道に下り、右折する日陰のところには吹奏楽の演奏が。スマホが間に合わず、予習不足を悔いました。少し進むと子供たちのよさこいがあったので、こちらはバッチリ見届けました。

直進して陸橋を軽く上って下るとJAが見え、29kmの食べまっしステーション④石川のベジスイーツスポット②です。こちらではパレット内の五郎島金時いしやきいもを掴もうとするもミスショット、巨大ポッキーは辛いと回避したため、危うくコンプリート失敗に終わりそうになりましたが、エイドの女の子が前者を手渡してくれたので、事なきを得ました。交差点の森山もみじ太鼓クラブさんの応援に力をいただいてから、甘みを楽しみました。




毎回書いていますが、この辺りから力尽きる方の割合が増えてくる印象です。浅野川を渡る橋の上で30km、ここでも毎年応援が多く、頑張ろうという気持ちになります。正直暑さも感じつつ、県庁が見えていますので、段々と終わりが近づいていることも分かります。まずその前にカレーを食べなくてはならないのですが。



北陸自動車道の高架で31km、その少し先で吉田香織さんがおられたので、“毎年(走っていただき)ありがとうございます”とお声がけしたところ、“身体動いてますよ!”と明るい声で応援していただけて力になりました。左折して太鼓の音を聞きながら城北市民運動公園の方へ向かいます。
城北市民運動公園前の折り返し地点では、今年はステージや液晶はなく、例年に比べると寂しい気もしましたが、カレーエイドの近くに移動していましたので大丈夫です。太鼓がずっと鳴り響いています。

そして食べまっしステーション⑤金沢カレースポットの位置が昨年比で前に動いており、先の右折までの距離的余裕があります。折り返し前にカツカレーの位置を確認しておくとよいでしょう。毎回同じことを同じ文章で書きますが、カツカレーとカツなしカレーでは、カツカレーを選んで下さい。その方がネタになるからです。

立ち止まっている方も多い都合上私もほぼストップするくらいに減速し、無事にカツカレーをゲットしました。写真を撮っていざ食べようかと思ったところでいつの間に抜かれたのか(カレー取っている間でしょう)前には吉田香織さんのお姿が。カレーを持ちつつ撮影をお願いしたところ、“カレー食べながら走っている人選手権なら優勝じゃないですか!?”というお褒めの言葉もいただき恐縮です。珍しく完璧に写真が撮れており、いい思い出になりました。ありがとうございました!

カツカレーはしっかり味わい、ゴミ袋を持っていて下さった方にお礼を言って託します。跨線橋を越えていよいよ駅前に戻ってきました。カレー区間はどうしてもタイムが落ちますが、ここから気分も盛り上がり、加速していくのがいつもの流れです。太鼓に着物に纏にと、とにかく応援が多いです。




駅西50m道路に入ると色づき始めた銀杏が美しい姿を見せます。今年はちょっと紅葉には早かったかもしれません。道幅も広く、気持ちよく走れる大好きなエリアです。35kmということで応援も力がこもり、一人一人の声と笑顔がしっかり届きます。

35kmでグロス2時間31分59秒。残りを30分でいけば3時間1分台です。例年ここから加速するので、かなりいい線だと思っていました。


- 終盤(最後の給食と、何があっても素敵な金沢マラソン)
暑さも感じていたので、被り水も利用します。柄杓を取り易いように手渡していただける大会はそうそうありません。給水から少し行くと、もう前方には北陸自動車道の高架が見えてきます。この直線は短いものです。しかし、私にしては珍しいことに、ここで両脛に少し痙攣しそうな感じが出ました。ここは強く踏み込んでしまうとつると分かったため、これまで以上に足を地面から離すように意識し直します。それでもあまり良くなる感じが無いので、少し落ちてもよしということにして回復を待ちます。

そうこうしているうちに高架も抜け、県庁の前までやって来ました。今回は大型ビジョンで応援メッセージが映されており、私が通った時は能登への応援でした。ここでは最後の食べまっしステーション⑥能登応援&石川のスイーツスポットが設置されていますので、絶対に外せません。吹奏楽の大応援には今年も力をいただきます。




走りながらパレットに目をやると、たらばカニカマプレーンが。で、でかい(超絶褒めています)。この展開で食べながら走ることはまず不可能と判断しますが、食べまっしステーションのメニューは一択で、正に選択の余地はありませんから、取るしかありません。“おだまきとかもっと食べ易いものなら……。”などと嘆いてみたところで、残るのは取ったか取らなかったかという結果のみです。迷っている時間はありません。瞬時にお土産にすることと決め、腹部のポケットに押し込みます。
スイーツは石川県産の梅のリンツァーで、サン二コラさんの逸品です。こちらも流れ上ポケットに入れ、フィニッシュ後にいただきました。

さて、脚はなかなか回復しないうちに残り4kmまで来てしまいました。いつもなら40km以降に上げることを楽しみにしながら進む時間ですが、そうもいかないので残念な気持ちを抱えながら進むのみです。体感的にはキロ5くらいかと思いましたが、意外とキロ4分30秒台で留まってくれており、まだそこまで心の傷は深くありませんでした。

金沢で頑張れないのは甘えが出てしまったという部分もあるでしょうから、複雑な心境ではありましたが、それも含めて“マラソンはこういうもんだよな。金沢でこの教訓を得るのも自分らしいし、それも縁かな”と思えたのは成長した点かと思います。
西松屋の所でどの程度元気かで勝負は決まるのですが、今日はもう全然上げられないので、走り的にはやることがありません。遅いくせに妙にしんどいのはそういうものと割り切り、昨年見た景色と感じたことの復習と共に、写真を撮って思い出作りに勤しみます。来年のための記録にもなりますので。



最後のエイドでもしっかり水とコーラをいただき、右折するとすぐに示野雪吊橋です。ここで41kmですが、丁度3時間のアナウンスが聞こえてきました。ということは無理せずいけば3時間5分には収まります。外周も、左折してからも、上げたいという気持ちはありながらも上げるわけにもいかず、ランナーとしての高揚感とはまた別の感情を抱きつつ、景色と応援を見渡しながら競技場への道を行きます。






競技場に入ってからの最後の直線も、いつもならあまり見る余裕がないステージやスタンドも撮影できました。どういう展開になろうと、金沢マラソンを走れることは嬉しいことだと改めて感じ入りながら、笑顔でゆっくりフィニッシュしました。今年も支えていただき、本当にありがとうございました。



アフター
レース後
会場(労いと回復とスタンドと)
本当はもっといい走りをしたかったなと思いながらも、それなりに受け入れ、楽しかったことに目を向けることにします。スピードが出ていない割に疲れているのは、つりが爆発しないように余計な力を使ったせいかもしれません。それでも倒れ込むようなこともなく普通に歩いてチップを返し、満面の笑顔でお礼を言いつつ歩きます。
完走メダルは今回も記念になるようなきれいなデザインで、毎回増えていくのが嬉しいです。未来へ向かうランナーの足の交わりと、躍動感というイメージも素敵です。タオルも常に洗練されたデザインで、最早観賞用と言ってもよいでしょう。両端はデザインがつながるようになっており、復興や未来への願いもこもっています。流石は金沢、美術工芸の歴史も分厚い上に、若い方の力もしっかり受け継がれています。

競技場の外周では、アクエリアスの入った袋を受け取り、続いてゴーゴーカレー、とり野菜みそ、ポテトチップス、バナナ(3本も!増えてません?)、ひゃくまん穀おにぎりを次々にいただいていきます。笑顔で渡していただけ、今年も走ってよかったなと思う時間です。

手荷物預かりの返却も、参加人数の多さの割にスムーズです。あれだけの数を捌くのはかなり大変だと思うのですが、素早く動いて下さってありがたいことです。陸連の公認記録証も、いいタイムを出して胸を張って申請してみたいですね。頑張りましょう。
建物から出たところでしばらく座ってプロテインやプロテインバーで補給に勤しみます。いただいたおにぎりとバナナ一本、サン二コラさんの梅のリンツァーもしっかり味わいます。食べることは生きる上での大切な楽しみです。
脚と腹筋はミスるとつりそうだったので、着替えの時はやや慎重に取り扱いました。テーピングのかすやワセリンが残ると後々不快ですから、足裏と指はかなり丁寧に拭きます。冷静に今回のレースを省みる時間でもありました。
META SPEED EDGE+さんは見た所ダメージもなく、まだまだ本来の機能を発揮してくれそうですので、後は私次第です。


諸々の片づけを済ませてからキッチンカーの方へ向かい、バーベキューポークブリトーをいただきました。注文を受けてからバーナーで炙って下さるので、香ばしいです。



自販機で炭酸水を買ったり、一応トイレに行ったりしてから、スタンドの観覧席に行きます。毎年、こうしてフィニッシュゲートを上からも見届けています。余韻に浸ることもあれば、去り難い気持ちで見ていることも、次に向けて決意を新たにしていることもあります。

表彰式は男子、女子共に見届け、石川県の有名ランナーさんが沢山おられるな、と大会の特色をまた感じていました。常連の方ばかりですので、私でもお顔とお名前を覚えるくらいです。皆様、おめでとうございます。


今度は応援する側に
天気も崩れそうだったので早めに帰る選択肢もあったのですが、今年は震災と豪雨で大変な年だったこともあり、しばらく応援したいという気持ちになり、42km地点に行ってみました。最初はどう応援すればよいか少し迷いましたが、被災地から参加された方も、そうでない方も、最後の力を振り絞って進んでいく姿を見ていると、こちらも目頭が熱くなってきました。
「輪島市頑張って!」「珠洲市頑張ろう!」「七尾市、和倉温泉また行きます!」「スパート決まってますよ、速い速い速い!」「笑顔がいいですよ!」といった言葉を思いつくままに発します。姿勢を少し下げて目を見るようにすると、時には応えて下さる方もおられ、何と言いますか、応援する側の気持ちもいくらか分かった気がします。能登和倉万葉の里マラソンキャップとTシャツで立っていたため、分かる方には分かったかもしれません。

気づけば声も出にくく腕も感覚がなくなるくらいになり、体力の限界を感じたため、ここまでにしました。福士さんが来たのが13:45の前だったはず(第2ウェーブの5時間組)で、その少し前から15時過ぎまでいましたので、かなりの数のランナーの雄姿を見届けることができました。頑張って走って下さり、ありがとうございました。

帰りは片町行きのシャトルバスにしました。シャトルバス乗り場は長蛇の列で怯みそうですが、実は片町行きは人が少なく、観光バスタイプなので絶対に座れます。駅行きの方が圧倒的に多いです。片町までは割とすぐにつきます。バスに乗る前に、バナナをもう一本食べて応援からのリカバリーに努めました。

いつもの金沢へ
バス停車場から近いので、先週野々市じょんからの里マラソンの後にお邪魔したKuriSaroさんを再訪しました。覚えていて下さり、マラソン完走のことを喜んでいただけて嬉しかったです。マスカットやクランベリーのパンと、イチジクのチョコパウンドケーキをいただきました。どちらも染み入るように消えていきました。走った後なので更においしく感じます。


一度帰宅すると出かけるのがしんどいので、満天の湯さんにも寄っておきました。ここでしっかりジェットバス、冷水風呂、ぬる湯などでリラックスと交替浴をできたのはとてもよかったです。かなり混んでいましたが、マックスではありませんので、譲り合って快適に回転していました。

帰りは金沢らしく急に天気が崩れ、“去年もこうだったな”と思い出しつつ、完走タオルで雨をしのぎながら帰りました。途中でご近所にお配りする用のお菓子を買い、帰宅して荷物の整理や洗濯などを済ませ、夕食は能登牛バラ肉を焼いて輪島の塩でいただきました。能登牛はスーパーで買っておいたのですが、いつ食べても脂もうまみもとてもおいしく、他所の地域と比べても私の好みです。

翌日
雨も降っていたので朝はひたすら眠って回復に専念し、ようやく8時に起きました。体重も増えておらず、目立った筋肉痛やだるさもないので、あまりダメージを受けていなかったのかもしれません。つる現象はあまり事例が無いので、今一つ何が起きるのか掴めていませんが、元気なのは確かです。いつものフルと比べると、若干脛と足首周りの筋肉痛が強いとは思います。
朝はヨーグルト、ブリーチーズ、納豆を食べていつも通りです。ご近所さんに挨拶回りに行き、応援して下さったお礼をお伝えします。普段なかなか共通の話題もありませんので、こうしてお話しできるきっかけになるという意味でも、マラソン大会はよいものだなと思います。皆さん楽しそうに話を聞いて下さるので、ランナーとしてもしみじみ嬉しく感じます。
雨も一応止んでくれたので、出かけることにします。折角休みまで取っていますので、金沢観光もしておきたいところです。



観光地
今年も金沢マラソンに参加させていただいたお礼をお伝えし、この先もいい走りができるように願いをかけます。

“かつては金谷御殿があった場所に建てられ、今は藩祖の前田利家公、正室のまつ(芳春院)を祀っています”と言っても地元の人以外にはピンと来ませんよね。とりあえずギヤマンの神門は観光名所的に外せませんので、池泉回遊式の庭と共に歩くだけでも楽しめます。

鼠多門への橋を渡って金沢城公園の方にも行けるので、そのままひたすら観光を続けることができます。地震の影響もあって玉泉院丸庭園はまだ立ち入り禁止でしたが、二の丸御殿への道は歩けるようになっていました。


- 石川県立美術館
実は入ったことがなかったのですが、ランナーはちょっと割引になるということでこの機会に行ってみました。そしてその名だけは聞いたことのあった国宝や数々の重要美術工芸作品がたっぷりと展示されていることに圧倒されました。

“これがあの野々村仁清の色絵雉香炉か!”“狩野派の系譜はこう引き継がれるのか!久隅守景も!”“白山の画家玉井敬泉の作品がここに!”“高光一也はこういう作風なのか!(一番華やかなものを拝見)”“この長谷川八十の彫刻はバレリーナから着想を得たのか!”“木村雨山はこういう作品もあるのか!”といった具合で、やっぱり本物を生で見ると迫るもの、感じるものが全然違います。こういうことも、金沢検定の知識があってのことなので、郷土のことは知らないよりも知っておいた方が断然面白いと実感しました。
坂の上にあるため、坂の下に位置する21世紀美術館や、どうせ坂を上るならと兼六園に吸い込まれる方が大半で割と空いています。更に、美術館に来てまで徽軫灯籠の前のようなテンションで騒ぐ人もまずいませんので、心ゆくまで鑑賞できます。穴場といってよいかと思います。

パン活
- パン屋いのうえさん
先週は完売でしたが、今日はいけました。あんぽ柿とクリームチーズにしましたが、普段あまり食べない柿の味がよかったですね。クリームチーズとも相性ぴったりです。そしてチーズに到達するまでのパン生地もおいしかったです。オープンから日が浅いですが、店主さんも優しい方ですので、にし茶屋街の人気店になることは間違いないでしょう。



- パンブラザーズアベさん
土曜はお腹いっぱいだったため見送りましたが、今日は三元豚のカツサンドを購入しました。分厚いカツに味噌がマッチし、お箸が進みます(かじりつきました)。パンは全体にサイズが大きめですので、満足度も高く、この界隈で働いておられる方には古くから人気のお店です。




スイーツ活
- 谷商店さん
いつも金沢マラソンで応援して下さり、何とおまけまでして下さる谷商店さん。昨日は私が戻る時間が遅かったため閉店していましたが、今日は行けました。
昨日おられなかった気がしたのですが、こちらから聞くまでもなく、“昨日は朝9時頃に急な注文もあり、てんてこ舞いだった。残念”と口火を切って下さったので、私の写真を見ていただきながらマラソンのお話をたっぷりしてきました。ご主人夫婦共にとってもいい方ですので、是非一度行ってみてください。

田舎饅頭は、“この小さな本体にこんなにあんこが入るものなのか”と思うくらいぎっしり詰まっており、味も優しかったです。田舎といいつつ上品なのが金沢らしさなのかもしれません。どら焼きも楽しみです。

- パティスリー&ショコラトリーサン二コラさん
昨日いただいた梅のリンツァーが大変おいしかったので、せせらぎ通り沿いのお店にお邪魔しました。チョコとくるみのお菓子(エンガディナー)と共に購入し、昨日のお礼をお伝えできました。言われてみれば野々市のお店でしたね。



- 別所文玉堂さん
県立美術館に行くために坂を上ったので、そのまま石引の方へ。土曜に応援をしていただいたお礼をお伝えできました。“西部緑地まで行くとはすごい”“テレビで見たが、香林坊も人が多くていつもと違った”“雨が降らんでよかった”といったご感想もいただき、見ていて下さるものだなと嬉しく感じました。
前々から気になっていたしるくロール抹茶は、流石はあの別所のかすていらさながら、しっかりと抹茶の香りも利いていて、とてもおいしかったです。ブランデーチョコかすていらはまたのお楽しみに。


常日頃お世話になっているステップスポーツ金沢さんにもご挨拶に伺い、“昨日は暑かったですし、つった人も多かったみたいですよ”と慰めのお言葉をいただきました。また来年は頑張りますので、勝負シューズの手配の方、是非お願いします。
ひらみぱんさん、能登ミルクジェラートさんは月曜定休日でした。グリルオーツカさんは平日お昼でも行列で、賑わっているのはよいことです。

本当は石引温泉亀の湯さんで温泉を楽しみたかったのですが、また雨が降り出したので、急いで帰宅しました。
コンビニで北國新聞を買い、マラソンの記事がある朝刊を買えてよかった旨お伝えすると、昨日も応援していただいたとのことで、“去年も応援してくださったオーナーさんかな”と思ったりもしました。多分来年はもっとしっかりお礼を言えると思います。都会だと、コンビニはつながりの薄さが売りみたいな面もありますが、地方だとより地域の一部という感じがしました。

雨も止んでくれたので、駅まで自転車で移動し、高木屋さんのお菓子をお土産に買いました。エイドでいただいたお饅頭のお礼をお伝えすると、喜んで下さりました。最後まで金沢の皆様と楽しく過ごすことができ、よかったです。これからもよろしくお願いします。またすぐに来ますので。

最後に
何度走っても、何度書いても、終わりがないくらいですが、少しでも魅力が伝わり、関わって下さった方には“やってよかったな”と、出たことのない方には“走ってみたいな”と思っていただけると、それが何より嬉しいです。文章や写真はともかく、文字数と勢いからその熱量は伝わっているかと思いますが。
金沢マラソンはもう8回目の参加になりますが、出る度に色々なことがあり、その度に金沢のことが好きになっていきます。驚き、興奮、厳しさ、反省、寂しさ、優しさ、その一つ一つが、私の人生を形作っていきます。
金沢マラソンを走ることなく、ただ生きているだけだったら、これらの感情も時間もありませんでした。何もしなくても悲しみは必ず訪れますが、喜びは自ら動かなくては知ることはできません。私の場合、その環境を与えてくれたのが金沢マラソンですので、これからもこの大会には参加し続けていきたいと思っています。そして思う存分楽しみ、後に何も残らなくても、自分の中に確かなものを感じていきたいと思います。
金沢の皆様、今年も金沢で迎えていただきありがとうございました!これからも走り続けますので、よろしくお願いいたします!
ここまでご覧いただき本当にありがとうございます。