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【思い出】第54回愛媛マラソン(2016/2/7) 会心のビルドアップで初のサブ3.5!愛媛にはいい思い出しかありません!

今思い出しても会心のレースの一つです。本当にどこに行っても応援の声が響いていて、湯ったりオレンジロードを最後まで元気に走れました。元気いっぱいの少年サッカーチームのコールにもすごく力をもらいました。フィニッシュ後にいただいたみかんはこれぞ愛媛という嬉しさがあります。

ビルドアップが上手くいくとこんなに快感なのかと思い知ったのがこの日です。

Start    00:01:49    
5km    00:28:21    0:26:32
10km   00:53:40    0:25:19
15km   01:18:32    0:24:52
20km   01:43:17    0:24:45
中間    01:48:40    
25km   02:07:27    0:24:10
30㎞    02:31:09    0:23:42
35km   02:54:07    0:22:58
40km   03:16:57    0:22:50
Finish   03:26:41    0:09:44

ネットタイムで見ると前半が1時間46分51秒、後半が1時間38分1秒で爆上がりといっていいくらいの出来です。この時の強烈過ぎる成功体験から未だに抜けられていないのか、最近でもしょっちゅうスロースターターぶりを見せつけています(おそらく8割以上の大会は良くも悪くもネガティブスプリット)。要は前半がとっても遅いのです。

自身4本目のフルマラソンにして初めての遠征らしい遠征で、宿を取り交通手段を調べ現地を観光し、というあまりに楽し過ぎる味を知ってしまいました。今に至ってもやめられません。サブ3.5も達成できましたし、愛媛最高です。

この二週間後には京都マラソンで更に記録を伸ばし、二週間に一本ならいけるという気になったのですが、その先の鳥取では失神寸前になり、四万十川桜は観光と割り切ったものの、長野も惨敗でしたし、まだ連戦をこなす地力はなかったのだと思います。

あの楽しい記憶を書き残したいとずっと思っていましたが、ようやく書くことができました。次に愛媛マラソンに参加できるのはいつになるのか分かりませんが、また楽しい記憶の上塗りができれば言うことはありません。

大会の開催にご協力いただいた愛媛の皆様、本当にありがとうございました!

ehimemarathon.jp

前日(初めての遠征にワクワク)

ぼんやりしていたため飛行機が取れず、というかそもそも飛行機慣れもしていなかったため、移動は時間をかけて陸路です。愛媛はかなり遠いのだと思い知ります。

瀬戸大橋は8年ぶりくらいに渡りました。

ものすごく旅行に来たぞという感じのする空気でした。

まずは前日受付に向かいます。参加賞のキャップは被り心地も色も気に入っています。目立つので、他の大会で見かけても、“あ、愛媛マラソンキャップだ”と分かります。

いかにも愛媛という気がする色合いです。

走りながらお菓子を取る余裕はないだろうと思いながらも、エイドの展示をみて気分は盛り上がります。

一六タルトを取らないなんて信じられません。

愛媛県が推しているみきゃん氏の痛くない車も展示されていました。いい意味でいいゆるキャラですね。

よさしかありません。

折角の機会なので開会式にも出てみました。招待選手の方のやりとりなども面白いなあと思っていると、あの高橋尚子さん土佐礼子さんが登場されたではありませんか。コース紹介の中でアップダウンの話があったのですが、確か、高橋さんが”顎を引き下を向いて走れば道しか見えないので上りは気のせい”と仰ったり、土佐さんが“高橋さんは下りで大丈夫かなと思うくらいのスピードでピューっと走っていくんですよ~”と述懐していました。偉大なるレジェンドのお話にまた一段とワクワク感が高まります。

開会式は出た方がいいです。

立派なアーケードを通り、松山の街を歩きます。ビルの上の観覧車も何かよかったです。

正岡子規生誕の地です。

原作テイストなのでしょうか。

よせばいいのにジュンク堂で荷物を増やします。

夜は松屋で野菜炒め定食ご飯大盛を食べた後、菓子パン二つおにぎり一つたけのこの里一箱チョコレート菓子二つを食べました。カーボローディングの名の下に食べまくっているのですが、単純に身体に悪い気がします。日々この調子なら間違いなく病院送りでしょう。

前年秋に当選を知った時は嬉しかったですし、その後金沢マラソンではしゃいだり奈良マラソンで悔しい思いをしたりそこから日の出前の練習を取り入れたり、諸々を経てようやく前日を迎えました。これまでで一番いい準備ができたので、楽しめるのは間違いないと考えていました。

目標は各々設定するものですし最終的に望んだ結果が出るかも気分的には勿論大きいのですが、こうして長い期間楽しみにしたり不安になったりしながら日々を過ごせることが何よりのご褒美です。スポーツに限らず、何かに継続的に取り組むことのよさはそこにあると思っています。

当日

レース前

少し雨が降った様子でした。とにかく会場に近いのがありがたいです。10時スタートというのも余裕があって助かります。

朝の線路です。路面電車も情緒があります。

ホテルで朝刊をいただきました。

装備は、上はアンダーアーマーノースリーブ、下はミズノバイオギアのゴツいタイツとランパン、スクイズボトルを挿せるウエストポーチ、ザムストソックス、シューズはミズノアミュレットでした。タイツは脚の強さに自信がなかったため使いましたが、その後も2019年の初め頃までは気温にかかわらず着用していました(本気で走った熊本城マラソン2019でも装着しました)。そこまで走りにくいことはないので、また試してみてもいいかもしれません。ウルトラでは衝撃と日差しからの保護を考えて、例外なく着用しています。

気温も程よく、絶好のマラソン日和でした。

いよいよです。頑張りましょう!

レース

前半(とにかく抑えて力を貯めに貯める)

当時は“写真を撮りながら走るなんてふざけた真似はできない、俺は真面目に走るんだ!”などと考えていましたのでレース中の写真はありません。今のゆるふわスタイルになってしまうとはこの頃は想像だにしませんでした。スタートロスは1分49秒、まあこんなものでしょう。

5kmのラップは26分32秒。まずは様子見です。街中を走り、激坂と言われる平田の坂へと向かいます。一気に40m程上るのらしいですが、確かこの時は、恐れていた程の坂ではないと感じたはずです。まあものすごくゆっくり走っていたというのもあるでしょう。今高低図を見てみると大きく上ってすぐ下っていたんですね。ここでは太鼓の応援があったと思います。嬉しいなと思ってニコニコしながら走っていました。

10kmのラップは25分19秒。途中そこそこ長いトンネルがありました。トンネルは気分が変わりますので結構好きです。トンネルを抜けると左手に海の気配を感じます。この辺りも真っすぐ進むので気持ちいいです。

15kmのラップは24分52秒。細かい上りもあったと思いますが、自分はそれ程遅くなる感覚はなく、周りが落ちてくることで、“ああ、今は上りなのか”と気付く感じでした。

中盤(ポンジュースで元気に)

20kmのラップは24分45秒、中間点で1時間48分40秒です。普通に考えると3時間30分は間に合わなさそうですが、後半上げられる感触があったのでこれはいけるのではと落ち着いていました。    

25kmのラップは24分10秒。当時はまだお菓子を取る勇気と技術がなかったため、ここまで愛媛らしいものを味わえていなかったのですが、エイドにポンジュースがあると分かっていたので、“愛媛の真面目なジュース、ここだけは逃すまい”と大きく手を振りアピールして無事に取れました。子供の頃、あの重量感のある太い瓶から注がれるポンジュースが大好きで、喜んで飲んでいました。懐かしの味に元気がもりもり湧いてきます。

後半~終盤(応援を受けての最後の頑張り)

いよいよ後半戦、帰り道と思うと気が楽です。30㎞のラップは23分42秒。段々上がってきました。合言葉は「30km過ぎで一番速く走るマラソン」です。この冬は小出監督の著書をベースに(できる範囲で)練習してきました。トンネルを抜けてどんどん進みます。落ちそうな感じもなく、今日の自分は調子がいいと感じ取れます。

35kmのラップは22分58秒。ついに23分を切りました。3時間半のペーサーが見えてきて、沿道からも「3時間半いける!アスリート!」という元気な声が飛び、一気に気分も盛り上がります(※愛媛マラソンのアスリート枠は3時間30分以内です)。興奮しながらも落ち着こうと言い聞かせながら平田の坂を上り、下りで集団を捕らえてそのまま前に出ます。普段一人で走っているので、慣れない集団走では疲れそうだと判断しました。今日はこれまでとは違って失速しないという手応えがありました。

40kmのラップは22分50秒です。もう後は脚が攣ったりいきなり苦しくなったりしないことを、そして後ろにいるはずの3時間半の集団に追いつかれないことだけを祈り、懸命に前を目指します。無事に早く終わってくれと念じるばかりです。

フィニッシュゲートが見えてきて、ゼッケンナンバーから名前を呼んで下さりました。ついにやったと万感の思いを胸にフィニッシュしました。ラストのラップは9分44秒。当時としてはかなり頑張っていると思います。後半は1時間38分1秒ですから、前半(ネット1時間46分51秒)より9分近く上がっていました。会心のビルドアップです。

アフター

当日

まずは喜びを噛みしめながらふるまいと出店を楽しみます。

当時から食べることにだけは秀でていたようです。

また食べに行かなくては。

フィニッシュゲートを見たくてまた戻って来ました。本当に楽しかったです。

競技場も良いのですが、こういうゲートへの憧れもありました。

宿は道後温泉に取っていましたので移動します。まずはホテル(メルパルク松山さん。何と2022年9月30日で閉業……。)の大浴場でぼんやりとしながら喜びを噛みしめました。ここでお会いしたランナーの方とお疲れ様ですと検討を称え合い、“3時間半切ったなら来年は別大だね”と言われて初めて、“そうか次はそんな世界が広がっているのか”とワクワクしたことを覚えています。

長年ありがとうございました。私には贅沢過ぎる設えでした。

続いて温泉街観光に繰り出します。下駄で歩いている観光客の方もおられ、旅行気分が盛り上がります。からくり時計は広がるだけでなくて建家が伸びたりするのが面白いです。 

他所ではなかなか見られません。

辿り着いたコインランドリーの仕事が遅く、道後温泉から夕食のリレーに暗雲が垂れ込めます。少し外れになるとストリップ劇場なんかが姿を現す辺りザ・温泉街という感じがして私は好きです。

独特の空気が日常を忘れさせてくれます。

いい湯で回復し、お茶とお菓子まで出していただいた。天国かと思いました。そしてなんと入浴券が二枚あったようで、明日も来るぞと胸に誓います。 

坊ちゃんの世界がここに。

地鶏のくわ焼き御膳に西予城川郷の日本酒、地鶏唐揚げも追加しての打ち上げでした。旅行らしい旅行は無職時代の逃走以来で、それも頑張ったご褒美というようなことができるなんて、つくづく人生は個人の努力以外で決まるものだと改めて思いました。

思い切り走った後に存分に食べられて幸せです。

デザートはやっぱり一六タルトです。

翌日

冬場の温泉街の長期滞在したい感は尋常ではありません。ただもうぼけーっとしてしばらく過ごしたいところです。

とはいうものの、折角ここまで来たからにはギッシギシの脚と全身に鞭打ってジョグに出かけます。この頃はダメージが大きすぎて走れたもんじゃありませんでした。動いた方が回復が早いという説を信じて何とか身体を移動させましたが、明らかに無理がありました。

階段もいつものようには上れません。

水樹奈々様のおひざ元です。

道後公園の展望台は思ったより高く感じました。

お寺めぐりに励む余力は一切なし。

と言いつつ執念で朝の道後温泉を巡りました。

子規記念博物館はスルーできません。当時の自分と同じくらいの時間で生涯を終えたこと、漱石等との交流も思ったより短いこと、それらから、自分の時間はなんと薄っぺらいものかと思ったりしました。まあそんなものでしょう。

ベースボールに情熱を注いだ俳人の息吹を感じます。

なんせ坊ちゃんタウンです。

現地を訪れると再読したくなり、本棚から引っ張り出しました。

宇和島風鯛めし。地方の魚はおいしいです。

連日のご入浴。今日はこちらにしました。

名残惜しいですがここで道後温泉を後にします。

愛媛新聞掲示されています。

是非ともこの機会にとスタート地点の松山城を見学しようと決めていたのですが、軽い気持ちで上り始めるも結構な山登りになり、汗もかきました。大人しくロープウェイを選択することをお勧めします

認識が甘かったです。

 

そりゃあれだけ上ればいい景色が待っているに決まっています。

いざ、お邪魔します。

松山城天守からの眺めは素晴らしかったです。北には瀬戸内海が望めます。

咲きつつある梅と暮れ行く空が美しかったです。

観光の手を緩めることなく道中かなり食べています。ソフトは甘酸っぱさが乙。

愛媛の著名な方々です。

帰りは関空に21時過ぎに到着する激安のピーチでした。移動が不慣れだったため、関空からえらく時間がかかってしまい、遅い時間の帰宅となったのもいい教訓です。

夢のように楽しい三日間。明日からの現実にも、しっかり取り組もうと明るい気持ちで眠りに就きました。

最後に

初めての遠征、あの応援を受けての初めてのサブ3.5、自分の人生の中でも大きなターニングポイントの一つになった愛媛マラソンのことはこの先もずっと忘れることはないでしょう。願わくはもう一度あの湯ったりオレンジロードを快走し、いい思い出しかない愛媛で更にいい思い出を上塗りして、いい人生だったと思えるようにしたいところです。

あの日応援して下さった皆様に改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

 




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