まえがき
たぶん理系脳な野良絵師のさつま芋です。
別に、理系だからって人の心情が理解できないとかそういうことはないと思ってます。
ただ、他の人より少し理屈っぽいなとは自覚しています。
今回のテーマは投資の損切りですが、わりと理屈っぽい話になります。
損切りとは
次の質問に選択肢から一つ選んでください。
①:100%の確率で10万円も損する
②:50%の確率で20万円も損するが、50%の確率で損しない
数学的には等しい期待値なのですが、損切りの考え方だと①を選びます。
言葉にすると、(極小の)確実な損を選ぼうとする考え方です。
言い換えると、(最小の)不確実な損は選ばないということです。
どちらを選んだにしても、多少の躊躇があったのではないかと思います。
損切りできない理由
不確定要素の強い投資において、損切りは大切な考え方です。
ですが、感情の動物である人間は、損切りが苦手です。
好んで損を選べるような脳ミソにはできていないのでしょう。
進化の過程を踏まえると、死をもたらす危険な場所での食料確保よりも、危険の少ない場所での乏しい食料争奪をするほうが生存できたのだろうと想像できます。
利を求めるより損を避けようとするのは、いわば、生存本能なのかもしれません。
損切りする前に
次の質問に選択肢から一つ選んでください。
①:100%の確率で(たった)1円損する
②:50%の確率で(たった)2円損するが、50%の確率で損しない
この質問は先程とは金額が違うのですが、①を選ぶのに それほどの躊躇はないと思います。
(思うように)損切りできないということは、言い換えてみると、許容を超えた選択をしていることになります。
損切りの技術論の前に、「許容」という単純な理屈で捉えることも必要だろうと思います。
日常のおける損切り
パッと思いつくのが、渋滞しない回り道とたまに渋滞する近道です。
電化製品なら、割高な保障付きと割安な保障なしです。
近道のはずが渋滞…とか、電化製品が故障…という話は珍しくないと思います。
損切りの考え方でいえば、渋滞しない回り道や、割高でも保障の付いた電化製品を選ぶことになります。

『ゴールデンカムイ』アシㇼパ
あとがき
ちょっとエラそうに損切りを語ってみたのですが、投資テクニックとしての損切りは詳しくありません。
ただ、緊急の判断を強いられたとき、重大な決断を求められたとき、つまりは許容を超える選択をするとき、人は利よりも損に心を奪われやすいことは意識しておくべきなのだと思います。
以上、野良絵師のさつま芋でした。

