猫にまたたびは大丈夫?安全に与えるための正しい知識
投稿を定期的にご覧いただいている方からご質問を受けましたので、そちらにこたえる形で、投稿いたします。
さん、ご参考になさってください。
目次
- (1)またたびとは?
- (2)またたびの効果とは?
- (3)またたびを与える際の注意点3つ
- (4)まとめ

(1)またたびとは?
「またたび」と聞くと、多くの猫好きさんならピンとくるかもしれません。
猫がゴロゴロと転がり、うっとりした様子を見せる不思議な植物です。
実際、またたびは猫にとって魅惑的な存在として知られていますが、その正体は
「マタタビ科マタタビ属」
の植物で、日本や中国、朝鮮半島に自生しています。
またたびの木は山地や林道沿いに見られ、夏には白い花を咲かせ、秋には実をつけます。
この実や枝、葉に含まれる成分が、猫に特有の反応を引き起こすのです。
漢方薬としても古くから利用されており、人間にとっても利尿・疲労回復効果があるとされています。
ただし、猫にとっての「またたびの使い方」には正しい知識が必要です。
香りに誘われるままに与えすぎてしまうと、思わぬ健康被害につながることもあるため、慎重な対応が求められます。
(2)またたびの効果とは?
猫がまたたびに反応する理由は、「ネペタラクトール」という成分にあります。
この成分が猫の嗅覚神経を刺激することで、興奮状態になったり、陶酔するような仕草を見せたりするのです。
具体的には以下のような反応がよく見られます。
- 身体を床にこすりつける
- ゴロゴロと喉を鳴らす
- 転がって嬉しそうにする
- 一時的に興奮し走り回る
- ヨダレを垂らす
これらの反応は一般的に5~15分ほどでおさまり、その後はしばらく無反応になります。
これは、猫の感覚が一時的に満たされて「またたび耐性」が生じるためです。
少し時間を空ければ、再び反応を示すようになります。
またたびの安全な与え方
またたびは適切に使えば、猫のストレス解消や運動不足の解消にも役立ちます。
特に以下のようなシーンで活用されることが多いです。
- キャットタワーや爪とぎに慣れさせたいとき
- ストレスを感じているときの気分転換
- 食欲不振のときに、餌皿に少量ふりかける
与え方としては、乾燥した実・粉末・スプレータイプ・おもちゃに練り込まれたものなどがあります。
最初は少量から試し、猫の様子を見ながら与えることが大切です。
少量という表現がなかなか難しいですが、ひとつまみ程度、というのが少量になるかと思います。
猫によっては反応しない子もいるので、無理に与える必要はありません。
(3)またたびを与える際の注意点3つ
1. 与えすぎに注意
またたびの刺激は猫にとって非常に強いため、頻繁に与えすぎると依存的になってしまったり、体調を崩したりすることがあります。
特に粉末タイプや実そのものは成分が濃いため、週に1〜2回、1回数分程度の利用が理想です。
2. 年齢や体調を考慮する
生後半年未満の子猫や、シニア猫、持病のある猫にはまたたびを与えるべきではありません。
体が未発達だったり、刺激に弱かったりするためです。また、妊娠中の猫も避けたほうがよいとされています。
3. 誤飲や誤食のリスク
またたびの実や葉をそのまま放置すると、誤って大量に食べてしまうことがあります。
とくに粉末タイプは嗅いだ勢いで吸い込みすぎたり、食べてしまったりすることがあるので、与えた後はすぐに片づけるようにしましょう。
また、おもちゃに仕込まれたものも壊れて中身が出ないよう、定期的に点検することが必要です。
(4)まとめ
猫にとってまたたびは、非常に魅力的で特別な存在です。
正しい知識を持っていれば、ストレス緩和や生活の質向上に役立つ心強い味方となります。
しかしながら、過剰に与えたり、不適切な使い方をしてしまえば、思わぬトラブルの原因になる可能性もあります。
大切なのは、愛猫の個性や体調をよく観察しながら、無理のない範囲で
「またたびタイム」
を楽しませてあげることです。
「うちの子はまたたびが好きかな?」
と様子を見ながら、少しずつ試してみるのがよいでしょう。
猫との暮らしをより豊かにする一つのアイテムとして、またたびを上手に活用していけたら素敵ですね。
少量を、週に1.2回程度、というのが一つの目安になるかと思います。