猫もアレルギーになる?長ニャン坊クロの症状から学ぶ猫のアレルギーの原因と対策
人間が発症する「猫アレルギー」という言葉は、多くの人に知られています。
猫の毛やフケ、唾液に含まれるアレルゲンが原因で、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が出るものです。
しかし、「猫自体がアレルギーを発症する」という事実については、あまり知られていないのではないでしょうか。
我が家の長ニャン坊クロの場合、左右の耳の後ろに小さなポチポチとしたできものが複数出ているのを以前から確認していました。
そのことに妻も気づき、朝から「クロの耳の後ろにまたポチポチが増えている」という話題に。
実はその日、妻は自分自身の体調がすこぶる悪く、会社を早退するほどだったのですが、それでもクロを心配し、かかりつけ医に連れて行ってくれたのです。
我が家から動物病院まではタクシーでおよそ40分。
診察の結果、獣医師から告げられた診断は――「猫のアレルギーでしょう」というものでした。

猫のアレルギーとは?
猫が発症するアレルギーとは、体が特定の物質(アレルゲン)に過敏に反応し、皮膚や消化器、呼吸器などにさまざまな症状を引き起こす状態を指します。
人間同様、アレルギーの種類や原因は多岐にわたり、
「まさか猫にまでアレルギーがあるなんて」
と驚く飼い主さんも少なくありません。
実際、猫の皮膚疾患の中でもアレルギー性皮膚炎は比較的よく見られる病気とされています。
猫のアレルギーの主な種類
猫に起こるアレルギーは、大きく分けて以下のように分類されます。
1. 食物アレルギー
特定の食べ物やその成分に対してアレルギー反応を示すものです。主な原因は、牛肉、鶏肉、魚、小麦、とうもろこし、大豆など。
症状としては、かゆみ、発疹、脱毛、下痢や嘔吐が見られる場合があります。
食物アレルギーは診断が難しく、食事をアレルゲン除去食に切り替える「食事試験」が必要になることが多いです。
2. ノミアレルギー(ノミアレルギー性皮膚炎)
猫のアレルギーの中で最も多いとされているのが、このノミアレルギーです。ノミが猫の血を吸う際に注入する唾液に対して過敏反応を起こし、強いかゆみや赤み、脱毛を引き起こします。
特徴的なのは、背中から尾にかけて強いかゆみを訴えることが多い点です。
定期的なノミ予防が欠かせません。
3. 環境アレルギー(アトピー性皮膚炎)
ハウスダスト、花粉、カビなど、環境中の物質が原因で発症するアレルギーです。
人間でいう「花粉症」に似たイメージで、猫の場合は特に皮膚に症状が現れやすいとされています。
耳の周り、顔、足先、腹部にかゆみや湿疹が出ることが多く、慢性的に続くのが特徴です。
猫のアレルギーの代表的な症状
猫がアレルギーを発症すると、以下のような症状が現れます。
- 耳や顔周りに小さなブツブツや赤みが出る
- しきりに体を舐めたり掻いたりする
- 脱毛や皮膚のただれ
- 慢性的な下痢や嘔吐(食物アレルギーの場合)
- 呼吸器系の異常(まれに咳やくしゃみ)
我が家のクロのように耳の後ろにポチポチが出るケースは、環境アレルギーや食物アレルギーでよく見られる症状です。
早めに気づけたのは、日頃から猫の体をよく観察していたおかげかもしれません。
猫のアレルギーの診断方法
獣医師は、問診と身体検査を行った上で、必要に応じて以下の検査を実施します。
- 皮膚検査:皮膚の状態や寄生虫の有無を確認
- 血液検査:特定のアレルゲンに対する抗体を調べる
- 食事試験:アレルゲンを含まない食事に切り替え、症状の変化を観察
診断には時間がかかることもありますが、正しく原因を突き止めることが猫の生活の質を守る第一歩です。
かかりつけ医は、心配性の妻の為、針細胞診をしてくれましたが、ポチポチ自体がそれほど大きくなく、かつ、猫のアレルギー自体、原因を特定するというのは、費用に見合った結果が出ないので、これ以上の検査はオススメはしていないとのことでした。
猫アレルギーの治療・対策
猫のアレルギーは完治が難しい場合もありますが、適切な対策を行うことで症状を抑えることができます。
1. アレルゲンを避ける
食物アレルギーならば、原因となる食材を含まないフードに切り替える必要があります。療法食やアレルゲン除去食を使うのが一般的です。
環境アレルギーの場合は、空気清浄機の導入や定期的な掃除、カーペットやカーテンの洗濯が有効です。
2. 薬による治療
症状が強い場合には、抗ヒスタミン薬やステロイドが処方されることがあります。
また、近年では猫専用のアレルギー治療薬(免疫療法)も少しずつ広がりつつあります。
3. 予防ケア
ノミアレルギーの場合は、定期的なノミ予防が必須です。
また、皮膚バリアを保つためのサプリメントやオメガ3脂肪酸の摂取も、アレルギー対策として注目されています。
飼い主ができる日常ケア
- 猫の体をこまめにチェックし、異変があれば早めに病院へ
- 食事や生活環境を記録し、症状の出方を把握する
- ストレスを減らす工夫をする(ストレスも免疫に影響)
まとめ
「猫アレルギー」と聞くと人間が猫に反応するものを思い浮かべがちですが、実は猫自身もアレルギーに悩まされることがあるのです。
我が家のクロのように、耳の後ろに小さなポチポチができてしまうのもその一例。
猫が快適に過ごせるよう、日頃から体調の変化を見逃さず、早めに動物病院で相談することが何より大切です。
猫と人間、どちらにとっても「アレルギー」は身近な存在。正しい知識を持ち、愛猫の健康を守っていきたいものですね。
今回、処方されたのは、リンデロンVC軟膏という塗り薬でした。
飲み薬は、クロ、無理なので・・・