以下の内容はhttps://sanekata.hatenadiary.jp/entry/2025/12/05/232455より取得しました。


シカゴ / 岸本ゆめの

 

 

端的に言うと…

 

 

僕の2025年。

 

 

 

『四半世紀-EP』の楽曲群をブログに書こうと思った時、果たしてどのような順番にしようかと思ったのだけれど、配信順でも収録順でもなんだかなぁ…となったところに思いついたのが、初めて聴いた順。

 

これだ!

 

これで行こう!!!

 

これしかない!!!

 

 

…というわけで、その場合一番に来るのがこの「シカゴ」。泣く子も黙る大名曲。もはや、2025年そのもの、と言っていい。この曲に出会えたのが今年の全てであり、この曲と共に駆け抜けたのが今年の全てなのだ。

 

 

初めて聴いたのがこのファンクラブイベント…のはず。いや、全く覚えてないというか、この時って僕が知らないだけのカバー曲かもしれないから、まぁ深く覚えずにしっかりその場では味わって、あとで曲名を聞いてから改めて思い出せばいいか…って思ってたら、後から別のカバー曲をやったことで「だったらなんなのあの曲!?」ってなり、それでいてその新曲の情報はそれ以降も暫くは全く言わないという、最高純度の岸本ゆめのをぶちかましやがったので、本当に何がなんだかわからないまま終わってるのよね、この日…ほんと、なんなんだこのアーティストは…てか、なんでこのアーティストが好きなんだ、僕は。

 

なんなら、【おいでませ四半世紀】まで曲タイトルが「???」だった。お陰でファン内で「あの曲良いよね!」と話するのも大変だった。便宜上、「あの、“意味わかんな” って曲」とか、「たしか “牛丼持ち帰り” って言ってる曲」とか話してた。ほんと、最近は初披露曲に関してもちゃんと曲名が分かるだけまだマシなんだよなぁ…(遠い目)

 

 

マジで、“牛丼持ち帰り” って聴こえた時の驚きよ…

因みに、個人的には「シカゴ」は山岸理子のイメージ…いや、元々は「おいでませ四半世紀」って新沼さんって感じがして、その後に浅倉さんが歌う「辛くないハッカ」は聴きたいなってなり、「泣きたくはない」は文句なしの谷本さんな上で、「Youlinyang」は岸本さんすぎるので、「シカゴ」が山岸さんなのでは?と言ったところ。まぁ、小野田さんとかではないな…「BLUEMOON BLUES」とか「静電気パチリ」とか「まだ熱のある君は」とかがぽい…というか歌ってほしいだけだな、これ。

 

なお、「シカゴ」自体は楽曲作成時の仮タイトルがそのまま来ているらしい。そしてそのままだとタイトルと曲のギャップがありすぎるので、歌詞を少し変えてもいて、どうやら “写真だけの分厚いピザ” がシカゴピザを指している、とのこと。(因みに誰に聞いてもその前の状態の歌詞は覚えていなかった(笑))

 

そこから、夏にかけて随時増え続けるバンド現場において、この曲はパフォーマンスされ続けることになります。

 

 

…てか、披露されるの早すぎない!?

 

なんなら、「ずっと、星。」や「静電気パチリ」より前に披露されてるのよね、この曲…余りにも曲の起源が古すぎるのよ…

 

そこから、本当にずーっと披露されてきて、ずーっとライブだけの披露に留まるという、超絶よくわからない状態だったのが、ずーっともどかしかった楽曲。何が困るって、なまじっかキャッチーだからサビだけは延々に頭に残り続けるみたいな現象があったのよ…本当にビックリするくらい困るから。音源ない楽曲…というか、いつ音源化されるかわからない曲が延々に頭に残る現象の怖さを、貴方は知っていますか!?

そんな、ずーっと披露されてきてなお音源化されてない楽曲の面目躍如の最たる場面は【Battle to LuckyFes】だっあと思う。ここで勝てば【LuckyFes】出場なのだけれど、その大一番で配信されてないライブ特化楽曲を投下して勝ち取ったの、余りにもカッコ良すぎる。

 

 

「心にSUNNY」「り:すたーと」「なぐさめないで」のなかに燦然と輝く「シカゴ」。岸本さんのギターリフがまだまだ安定しないなかで、このギターリフ始まりの楽曲を持ってくる大胆さよ。

 

そして勝ち切っちゃう勝負強さよ。

余りにも、岸本ゆめのの全てだったわ。

 

そこからの【LuckyFes'25】で当たり前のように披露される「シカゴ」。披露されるの前提でライブバージョンが動画公開&配信開始されるの、本当にこの楽曲の信頼感を感じれて良いですね!

 

 

因みにこのバージョン、岸本さんはもちろん、実はマスターもイントロをミスってるらしいってのが面白い話。「アレはあくまでも公式海賊版として聴いて!」とはマスター楢原の弁。

 

そんな、常にバンドと共にあった「シカゴ」なのだけれど、弾き語りで披露されたのは最近になってから。ファンクラブイベントではメドレーの一曲目、そしてインストアイベントでフルサイズと、本当に色々と経てのここだったなぁ…

 

 

 

 

…そんな、2025年を文字通り駆け抜けた一曲。いやぁ、本当にこの曲が無い一年が想像できないもんなぁ…まぁ、良い楽曲だもんな…あと、ファンは勿論なのだけれど、バンドメンバーにも好評だったらしい。そりゃそうだ。だってこの「シカゴ」、僕はこの曲が僕の中の100点の楽曲であることを完全に言葉で表せてしまえる、そんな楽曲なのだから。

 

まずは、イントロのギターリフ。

 

シンプルにかっこいい。

 

もう、かっこいい。こんなにかっこ良くて、キャッチーで、ポップなギターリフが存在てい良いのだろうか…いや、眼前に存在しているのだけれども。

しかも、そのギターリフを岸本さんが弾いて始まる…これが良いのだ。始めっから岸本さんの良さを100%で感じることが出来る。この凄さ。この楽曲としての盛り上がりが堪らない。

しかもこのギターリフ、見ていても映えるのだ。左から右へのストロークを持つ動きのあるリフ…即座にこの曲が始まったと、一目でわかるリフ。掴みとして最高すぎる。

そんな、このギターリフも結構な変遷があったんだよなぁ…本当に少しずつ完成していったところがある…いや、現行のバージョンに岸本さんが成長して行った過程と言った方が良いのかもしれない。少しずつ、着実な成長で再現出来るまで来たのだ。そして、その過程すら楽しかったのだ。

 

そんな映えるギターリフから始まる楽曲は、全体の構成もかなりシンプルで好き…Aメロ×2→Bメロ→サビで一番、Aメロ→Bメロ→ギターソロ→サビで二番。

 

以上。

 

余りにもシンプルなのだが、メロディーが良すぎるのでこれで満足できてしまうこの感じ…てか、メロディーラインもポップでありながらロック味もあるのが良すぎる。そして、弾き語りでも充分に全体がポップでロックに映えるのが嬉しい。

 

そして歌詞の世界観…いや、むしろ歌詞の世界観こそ “ミソ” と言える。この日常の小さな怒りがなんとも堪らない。別に恋愛ソングが嫌いなわけでは無いのだけれど、私は四六時中恋愛してるわけでもなし、なんならこういう瑣末な怒りの中にいるのだけれど、この “瑣末な怒り” の解像度が良すぎる。かなりミクロでありながら、同時にマクロでもある、この感じ。このブルース。

個人的にツボなのは、一番は怒りの頂点まで助走があるのに、二番では一回キレてるからか、一番よりも沸点が短いところ。そんなところも含めて歌詞全体の構成が良すぎるのだ。えぇ、全くの過不足なきクレバー。excellent。

 

そして、歌詞とメロディーの載せ方も光ってるものがある。いや、光すぎてると言っても良い。

その際たるところが、先ほども出した “私は牛丼持ち帰り” 。いや、“牛丼持ち帰り” をこんなグルーヴィーにメロディーに乗せる人、これまでいたか?いや、おそらくこれまでの牛丼ソングといえば Mr.Childrenの「旅人」と相場は決まっていただろうが、そこに匹敵する “牛丼持ち帰り” である。もはや、牛丼持ち帰りソングとして広まるべきだとすら思う。

 

そして、この後の “でもならなんで私誘ったんか 教えろ” である。この言葉とリズムとメロディーの、余りにも有機的な繋がりの素晴らしさである。特に、“教えろ” でこの曲一番のシャウトを効かせるところなど、完璧すぎやしないか。曲の開始から少しずつ熱量を上げていって、楽曲の一番の盛り上がりで自分の最大音量を当てる、というのは岸本さんの十八番な歌い方ではあるのだけれど、その盛り上がりをキチンとメロディーと楽曲の構成から読み取って、歌詞の世界観に落とし込んで最高のシャウトを放つ岸本ゆめのさんの完璧加減よ。これこそ、自作自演。間違いない。

 

もちろんのことながらサビの “意味わからんな” もまた素晴らしい。ギターリフがキャッチーでも、歌詞が何を言ってるのかわからない、では意味がないのだ。そんななかでの “意味わからんな” である。自分も含めて、このキャッチーな “意味わからんな” をどれだけ覚えて帰り道に着いたことだろうか。

これらをすべてライブで味わって、一つずつ憶えていく感覚…そして日常で頭から離れなくなる、あの感覚。この楽曲の素晴らしさを前時代的と言われるなら上等である。このギターリフやメロディーのキャッチーさ、付随する歌詞の覚えやすさ、それゆえのポップさ…これら一つ一つの丁寧な媚びこそ、ポップへの自覚である。そして、楽曲が広まるかもかも知れないという甘い期待でもある。

 

そしてそこまできてのダメ押しの “意味はどうせ 痛いところ突かれるから 意味わからんままでいよう” という諦念である。

全体に貫く岸本ゆめのの歌詞の世界観における意気地なブルース要素を含めて、かつて九鬼周造が唱えた “粋” の三要素、「媚態」「意気地」「諦念」の三要素が否応なくこのロックには詰まっている…素晴らしいジャパーニーズ・ロック。これこそ、伝統的な価値観の上に成り立っている素晴らしいロックンロールである!

 

そしてこの素晴らしきジャパーニーズ・ロックンロールがトータルで4分弱なのも嬉しいところ。もしかしたら100点以上の曲はこの先あるかもしれない。いや、これまでも確かにあった。でも、間違いなくぴったし100点の楽曲はこの曲だけなのだ。全てを説明し尽くせる余りにも完璧すぎる曲、それでいて聴き飽きない不思議な楽曲。

 

そしてそれは音源版でさらに魔術を得た…ライブ版よりもより気だるげで、諦念に満ちていて、それでいてどこか色気のある歌い方…ダメだ、完璧すぎる。余りにも…完璧すぎる!!!

 

 

そんな僕の、余りにも2025年。

 

最近は聴きすぎていて、ライブで流れても良すぎて何の記憶にも残らなくなるという不思議な感触をくれる楽曲…是非ともこれからも歌って震わせてくれ…てか、日本のオールディーズとして、あらゆる人々に届いてくれ!

 




以上の内容はhttps://sanekata.hatenadiary.jp/entry/2025/12/05/232455より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14