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家のなかを森にしたい、という欲望

今年はなんだか観葉植物の観察が楽しい。本日は植物についての記事ですが、土や根っこなどの画像もあるので苦手な方は避けてくださいね。

 

フィカス・ウンベラータ

うちのメイン的存在はフィカス・ウンベラータ。
ウンベ殿が我が家にやってきたのは2020年5月。コロナ禍初期、ステイホームがさけばれはじめたばかりの頃で、まだ在宅勤務にもいまいち慣れず、外出時もマスクしてなんだかソワソワしていた春でした。

個人的にも4月から仕事の責任範囲が変わり、元々わたしはコミュニケーション苦手なのを取り繕って仕事してるというのに、気軽にメンバーの顔色をうかがったり話しかけたりすることもできず苦しんでおりました。

癒しを求めてネットでポチったウンベラータ。ステイホームだからかインターネットでインテリア情報も手に入りやすくなっており、前々からオシャレなインテリア画像に必ずいるな〜と思っていたウンベラータを購入したのだった。

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大きな葉が特徴で、一見なんてことない普通の木なんですけど、昼間日当たりのいい窓辺においていると日差しに葉が透けた葉脈がレースのようで綺麗なんですよね。あのころGW明けの5月、仕事で行き詰まるとこの木の横に三角座りして、太陽に透ける葉をじっと眺めてため息をついていたのを思い出します。

 

そんな恩人ならぬ恩樹のウンベ殿ですが、去年はなんかめんどくさくなって植え替えをサボっていたら、いよいよ冬場に葉が落ちて元気がなくなってしまい……今年はあせって植え替え。ついでに剪定もしてみたら、インテリア目的で置いてるとは思えぬ無惨な姿に…

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しかし、夏になるにつれどんどん新芽が出てきて葉っぱがわさわさになり、毎日見るたびに育っているのを見ると楽しくて仕方ない。

↓2ヶ月後の姿

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ただ、背をもっと伸ばしたいと思っているので、今年はベランダ管理にして日光もっとガンガンに当ててみれば良かったなあとも思っている。

カーテン越しの光でも元気に育つのがウンベラータのいいところだけど、室内育ちの葉っぱは直射日光に当てると葉焼けしてしまう。でも最初から外管理なら、日光に強い葉が出てくるらしい。しかも、元々暑い国の植物だから、外に出して夏の気温や日光を浴びさせた方がぐんぐん伸びるというのだ。剪定してハゲまるになっていた今年が良いタイミングだったのかも…

まあ、でも植え替えで根が定着するかも不安だったしな。(前の鉢穴にぶっとい根っこがたくさんはみ出してしがみついており、植え替えで根を切らざるをえなかったのである)

外管理チャレンジは来年の夏のお楽しみということにしよう。連日40度を超える夏なんて何もいいことない、つらい、と思ってるけど、植物を育てる楽しみができたのは良いなと思う。

ちなみに剪定のときに切った枝は、一本だけとっておいて水に挿しておいたら見る間に根が出て、別の鉢に植えた。水道水にさして放置してただけなのに、気づいたら幹だったところから小さく細かい白い根がブワッと出てきているのは、ちょっと気味悪くさえあった。

自分で望んで育てておきながら、植物の生命力の強さに慄きとグロテスクさを感じてどきどきしてしまう感じ、好きこのんでホラー小説を読んでビビっているのと似ているな…。

 

 

モンステラ

モンステラ、有名ですよね。観葉植物にハマる前のわたしですら知ってた。お店や受付などにもよく置いてあるイメージがあります。ウンベ殿の次はこういう葉っぱが目立つ系統とは違うタイプの植物を吟味して購入したいと思っていたのですが、ある日たまたまホームセンターコーナンに行った夫がいきなりモンステラの鉢を買ってきた。

そんなわけで思い入れは全然ないモンステラ。しかし普段の水やりや植え替えをしているのは主にわたしです。(まあ、他の植物のついでなのでね)いっときやる気がなくて放置していたことがあったのですが、全く枯れることもなく、ふと見たら鉢の土の外に長ーーーい足みたいな根っこが伸びていて仰天したこともありました。調べたら気根というらしいが、妖怪かと思った。30センチ以上はあった。

それまで植物の根というものは土の中に伸びるものとばかり思っていたので、空中に根がずるずると長くのびている奇妙なまでの生命力には、やっぱりどこかスリルを感じた。なおこの気根は切るのもしのびなく、植え替え時にぐるぐる巻きにされ鉢に埋め込まれました。

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思い入れがなくても新芽がでてくるとおもしろく思えてくるのが観葉植物。モンステラなのにぜんぜん葉っぱに切れ込みが入ってないですが…比較的日当たりの悪いリビングの隅に置いているため、日照時間が足りないのだろうか。

このように、顧みるとあんまり大事にはされてない我が家のモンステラ。だけどリビングに入ってすぐ目につくところにあるので、もし無くなったら喪失感はすごいと思う。

 

アイビー(ヘデラ)

友人の結婚式でもらったブーケに入っていたアイビーを水に差していたら根が出てきたので、家にあった鉢に植えてみたもの。調子に乗って剪定していたら成長点を取ってしまったのか、もしくは鉢が小さすぎるのか全然伸びないけど、枯れもしないのでもう少し見守ろうと思いそのままにしてる。

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これは水にさしてたときの写真。びんはジャムの空き瓶。キッチンのそばなので生活感が……

 

オキシカラジウム・クリームスプラッシュ

今年の春頃に近所のおしゃれな植物屋さんをのぞいたら、おしゃれな鉢にコーディネートされた植物がたくさんあり、スタッフさんとのおしゃべりも楽しかったので購入してしまった。いつもインスタグラムでよく見ている魔女の家みたいな海外インテリアアカウントのお宅に、このオキシカラジウムがあったので気になったというのもある。憧れ消費ですね〜

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こういう蔓植物をたらすかんじで伸ばしたかったのだが、台所のカウンターの上にハンギングしていたら💪(力こぶの絵文字)のような感じで意外にも上に向かって伸びていて面白かった。

鉢が小さいのと土の渇き具合がよくわからず、買って3ヶ月経つのにいまいち水やりタイミングがまだつかめてない。でもまあ元気そうだからいいか。

 

ポトス・エメラルド

つい最近、近所のお花屋さんを覗いたら770円で元気そうな鉢が売ってたので買ってしまった。先程のオキシカラジウムをハンギングポットで吊るしてみたら、もっとたくさん吊るした方が部屋全体としてバランスが取れるんじゃない?と思い、こういう垂れるかんじの植物を増やしたかったんですよね。

しかしポトスも吊るしたらまたもう1か所別の場所にも吊るした方がバランスが取れそうでは?と思いはじめてしまい、以降無限ループの予感。

このポトス・エメラルドは葉にまだらになったクリーム色の斑が入っており、遠目で見るとふわふわした雰囲気に見えてかわいい。

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伸びてきたらカットして水差しして増殖というのをやってみたく、これ以上つる植物を買うのはやめようと思うが、ほんとは家のあちこちにもっとたくさん吊るしたい。窓辺に2つ、台所に2つ、テレワーク部屋に1つ、本棚の前に1つ、といったように………

 

アボカド

3歳児が野菜の種を植えてみたいというので、近所のアボカド屋さんで買ってきたアボカドを食べ、種を水耕栽培してみた。ちなみに家族の中でアボカドを喜んで食べるのはわたしだけである。

5月というちょうどいい季節だったこともあり、水につけて1週間くらいで根っこが出て、見る間に芽が出てどんどん伸びて葉っぱが出るまで約1ヶ月。毎朝見るたび成長して面白いようだった。夏休みの自由研究にできるくらい成長スピードが早い。

日照があるといいというので、虫がつきにくい土に植えかえ、しばらくベランダに出しっぱなしにしていた。いよいよ猛暑になってきたので現在は屋内で育成。

1ヶ月くらいで左→右になるぐらい葉が出た

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こうなってくると来年の夏は食べられる野菜を育ててみたいなと思うが、我が街は暑すぎて子供の通う保育園の菜園さえ枯れ果てている。南向きのベランダで耐えられる植物がいるのかと思うと勇気は出ない。

 

過去に枯らした植物の思い出

せっかくなので今はなき植物の思い出。

シュガーバイン

一人暮らししていたときに初めて買った観葉植物。たぶん3年くらいは育てていたが、東京に週単位で出張したり、結婚する前の年には現夫氏と遠距離交際で家を留守気味にしていたらだんだん元気がなくなってきてしまい、冬場の引っ越しを機にまた弱り、記録によると2020年の冬に完全に枯らしてしまったもよう。

↓インスタに残されていた画像。今見ると葉の色が悪いな…

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今思えば植え替えたり肥料あげるなりしてもっと頑張る余地あっただろ!と思うけど当時はそこまで調べるということすら思い至らずあきらめてしまっていたな…

 

ワイヤープランツ、プミラ

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シュガーバイン亡き後の心の穴を埋めるため、家の近所のお花屋さんで200円くらいの小さな鉢を購入。しかし鉢が小さすぎて水やりのタイミングがよく分からず、気づいたら枯れていた。

 

ミント

虫除けにもなるらしいしミントティーもたしなめる!と思って台所のそばに鉢を置いて育てていた。しばらくは元気でわさわさ葉をつけていたのだが、繁らせすぎてわたしの方が持て余してしまい、世話を怠っていたら枯らしてしまった。

 

他にもあるけど書き出していたら「水やりをサボって枯らした」以外に言い訳のしようもなくて悲しくなってくるのでこれ以上は書くのをやめます…

 

ただ、これを読んで観葉植物育ててみたいな~と思われている方(いるのか?)がいたらお伝えしたいのは、生命力が強いといわれている品種や鉢の大きめな植物なら、多少水やりを忘れたところですぐに枯れたりしないです。それでいて「わたしはちゃんと植物を育てられている」という心の自信みたいなものも育んでくれる。(枯らしてるわたしがいうのも何だけど…)

別に生活必需品じゃないものだからこそ、育ててる自分に心の余裕を見いだせる。在宅勤務中、不毛なオンライン会議に耳を貸しながら、何度遠い目で部屋の緑を眺めたことか……。

 

やっぱり植物のある家に住みたい

「理想の住まい」について考えていると、わたしは書きもの机の前に窓があって、そこから白樺の木々が生い茂る風景の見える部屋を思い浮かべる。

どうしたってそれが理想なのだけど、夫の通勤の都合で決めた今の街ぐらしでは叶いそうにない。それに、もし仮にそんな理想の部屋に住めるとして、虫や野生動物との付き合いや、庭の管理などのことを思うと本当に「わたしにとって理想」と言い切れるかどうか。

それを思えば、閉め切ったマンションの室内で、虫がつかないように配合された土を使って、日当たりと水さえあれば緑を眺められるのはなんともありがたいことではありませんか。

本来の望みが「森の中に住みたい」なのに実際は人工の環境で満足しているなんてSFみたいだけど、今のわたしは自分に管理できる範囲のなかで森をつくるのだ。そして年単位のスパンで、飽きたりうまく育たない葉とも付き合いながら、家の中の森が広がればいい。




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