こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。

今回はFocus40 Orthoのビルドガイドを書きたいと思います。
- はじめに
- Focusシリーズとは
- GoForty Orthoとの棲み分けとFocus40 Orthoをオススメする層
- 販売ページ
- Focus40 Orthoのセットの中身を確認する
- キット外で必要なもの
- 必要工具
- 組み立て
- (オマケ)Vialファームウェア
- 完成!
- 使用上の注意
- 動かない時に
- 販売ページ
- ランキング参加中
- おわりに
はじめに
Focus40 Orthoをご検討、もしくは購入していただき、ありがとうざいます。
このキーボードはmoimate社が企画し、私が設計したものです。
基本的にFocusシリーズは組み立て済みでキースイッチとキーキャップを装着して販売することを前提としていますが、Keeb-On!では組み立てキットとして取り扱おうと思っています。
簡単に組み立てられることを重視して設計してますので詰まる点はほぼ無いと思いますが、よりよい打鍵体験のためにガイドしたいと思います。

Focusシリーズとは
「はじめに」でも書きましたが、Focusシリーズはmoimate社が企画し、私が設計したキーボードシリーズです。
量販店などに並べて自作キーボードに馴染みのない層にアピールすることを目的に、GoFortyなどのキーボードを派生・カスタマイズして設計しています。
チルト角を浅く(3°)、スイッチ横が見えるロープロファイルタイプのケースデザインを採用しています。
キーケット販売後にKeeb-On!で取り扱いされる本バージョンは、正式版となる一つの案の黒を基調としたバージョンです。
キーケット版とは違い、サンドブラスト加工の後にアルマイトを施していますので、そのまま長く使えるようになっています。
Keeb-On!で販売した分のFocusシリーズについてのお問い合わせは私のDiscordまでどうぞ。
salicylic-acid3.hatenablog.com



GoForty Orthoとの棲み分けとFocus40 Orthoをオススメする層
Focus40 Orthoを検討中の方は派生元のGoForty Orthoと迷っている方もいると思います。
私もFocus40をKeeb-On!で扱うために色々議論したので、その結論をお伝えしたいと思います。
Focus40 Orthoは簡単かつ手軽に完成度の高いキーボードを楽しみたい層にオススメです。
まず、Focus40はGoFortyよりも組み立てが簡単です。
そしてGoFortyよりも素の状態で完成度が高いです。
これは訴求する層が違うためです。
GoFortyは自作キーボードに興味がある人が、40%にチャレンジできるようにする周辺環境とコンセプトそのものを指して命名しました。(その後v2にバージョンアップする際に分かりやすさのためにキーボード名に近くなってしまいました。)
そのため、GoFortyは自作キーボードらしさを重視しています。
その自作キーボードらしさ(自作であることを背景にした基板むき出しのサンドイッチケース等の構造や、改造を前提にしたコンセプトそのもの)に抵抗がある人、とにかく小さいキーボードにチャレンジしたいという人はFocus40の方をオススメします。
販売ページ
Focus40 Orthoのセットの中身を確認する
以下はFocus40 Orthoのセット内容です。
内容物一覧
| 品目 | 数量 |
| Focus40ケース | 1 |
| Focus40 Ortho基板 | 1 |
| Focus40 Ortho用スイッチプレート | 1 |
| フォームシート | 1 |
| M3ネジ(4mm) | 6 |
| ゴム足 | 4 |
| ステッカー | 1 |
万が一部品が不足している場合、お手数ですが以下の方法でご連絡ください。
Keeb-On!のお問い合わせフォーム経由でメッセージをいただけましたらすぐに対応いたします。
Focus40ケース

本ガイド内では『ケース』と呼びます。
アルミ製のケースです。
このケースにスイッチプレート及び基板を収めて使用します。
Focus40 Ortho基板

本ガイド内では『基板』と呼びます。
この基板とスイッチプレートにスイッチを取り付けてケースと合わせることで使用します。
ファームウェアはすでに書き込まれているので、すぐにPCに接続して使用することができます。
※GoForty系の基板では使用できません。
Focus40 Ortho用スイッチプレート

本ガイド内では『スイッチプレート』と呼びます。
このスイッチプレートにスイッチを取り付けて、基板と合わせてからケースにネジ止めすることで使用します。
左右対称で裏表がないように思うかもしれませんが、裏表がありますので注意してください。
フォームシート

本ガイド内では『フォームシート』と呼びます。
このシートをケースに敷いておくことで、ケース内の反響音を低減します。
※実はGoForty系のフォームシートと共通です。多分PCBフォームも流用できます。
M3ネジ(4mm)

スイッチプレート上部からケースへネジ止めするために使用します。
moimate社のRushboxと同じく、高耐久な塗装が施されたネジです。
ゴム足

本ガイド内では『ゴム足』と呼びます。
キーボードを卓上で滑らないようにする滑り止めです。
もしゴム足の粘着力が低くなって剥がれた場合はAmazonで同じものを購入することが出来ます。
Focus40に同梱しているのは6mm×2mmのものです。
ステッカー

本ガイド内では『ステッカー』と呼びます。
ケース裏の窪みに貼り付けるステッカーです。
割と強力なノリが付いていますので、失敗すると剥がせないかもしれません。
私は特にこのステッカーにこだわりが無いので、各自好きなステッカーを貼ってもいい気がします。
キット外で必要なもの
| 品目 | 数量 |
| キースイッチ | 51 |
| キーキャップ | 51 |
| USB-Cケーブル | 1 |
オススメキースイッチ
Focusシリーズはポリカーボネートプレートを直接アルミケースにマウントするため、打鍵感がシャープになる傾向にあります。
このシャープさを和らげるため、静音タイプのスイッチをオススメしております。
Kailh Choc v2 Deep Sea Silent Islet Switchkeeb-on.com
これの他にも適合するキースイッチはありますが、探す場合は「Kailh Choc v2 Switch」とお探しください。
「Gateron Low Profile Switch」、「Kailh Choc v1 Switch」等は適合しておりませんので十分ご注意ください。
オススメキーキャップ
基本的にロープロファイルタイプのものをオススメしております。
通常のCherryMXスイッチ用のキーキャップはスイッチやスイッチプレートに干渉する可能性があるためです。
しかし、Xなどにアップされる作成を見ていると、使用すること自体はできるようです。
ふわふわサイバー
— Nego_tiator (@Nego_tiatorDTM) 2025年3月23日
Keyboard: Focus40 JP配列
Switch: Kailh winter mini
Keycap: LeleLab Supsup SuperX White#KEEB_PD #KEEB_PD_R242 #キーケット戦利品 #キーケット2025 pic.twitter.com/Xg9YwuLoJP
が、やはり私がキーキャップ割って干渉をチェックしたわけではなく保証は出来ないので、ご自身の責任を持ってお試しください。

これが最もオススメで近日販売予定ですが、もう少し時間がかかる予定です。
そして多分最初は白系統の色から販売されると思います。
1uのキーキャップが多いキーキャップセットがおすすめです。
以下のキーキャップはDeep Sea Silent Switch等の静音タイプのスイッチ以外では干渉します。
CFX MX BoW Low Profile Keycapsshop.yushakobo.jp
おそらく他にもあります
ここに載っていないいい感じのやつがあれば教えてください。
USB-Cケーブル
データ転送可能なものであればOKです。
USB3.0や4.0などの高性能なケーブルは不要で、USB2.0規格以上であれば通信可能です。
※高性能なケーブルを使用してもUSB2.0準拠の速度でしか通信できません。
必要工具
本キットの組み立てにハンダごては不要なので、ドライバーだけ用意してください。
精密ドライバーよりも少し大きなサイズのドライバーをお使いください。
サイズが合ってないドライバーを使うとネジを痛めてしまいますので注意してください。
組み立て
組み立てはスイッチの取付、ケースへの取り付け、ゴム足やステッカーの貼り付け、キーキャップの取り付けという順序になります。
(オプション)QC PASSシールを剥がす

基板の左上に貼ってあるようなQC PASSシールを剥がします。
スイッチプレートが透明なので、このシールを剥がさず貼ったままだと結構目立ちます。

私は組み立て終わってから気づいたので、剥がすのを諦めました。
(オプション)基板の縁をマジックペンで黒く塗る


スイッチプレートが透明なので、基板断面が白いと意外と目立ちます。
ぐるっと塗っておくとかなり質感が増します。

このビルドガイドを書いているときに気づきました。
スイッチプレートにスイッチを取り付ける
透明なスイッチプレートにスイッチを取り付け、基板に差し込みます。
Focus40 Orthoのスイッチプレートは左右対称ですが、裏表がありますので気をつけてください。


角が落としてある方が上です。

まず四隅にキースイッチを取り付けてから他のスイッチを差し込んでいくとスムーズにできます。
ケースにフォームシートを敷く

USBコネクタの切り欠きを合わせてフォームシートを敷きます。
スイッチプレートをネジ止めする

ネジ止めする際は、ネジを舐めないように慎重にネジを回してください。
ゴム足とステッカーを貼る

ゴム足とステッカーを貼り付けます。
ステッカーは結構強力なので、ズレないように気をつけてください。(1敗)
(オマケ)Vialファームウェア
もしComboやTap Dance等の機能を使いたい場合、Vialというキーリマップツールを使うことで使用できます。
キーボードの一番左上のキーを押しながらUSBケーブルを差すとリムーバブルメディアがマウントされるので、そこに以下からダウンロードしたuf2ファイルをコピーする事で書き込まれます。
Vialの使い方は以下の記事を参考にしてください。
salicylic-acid3.hatenablog.com
(オマケ)Focus40用カバーの3Dデータも公開準備中です

完成!
お疲れ様でした!
達成感とともに、ゆっくりと自作キーボード温泉に浸かってください。




使用上の注意
- USBケーブルの抜き差し時にUSBコネクタを剥がさないように、力加減に十分注意して下さい。
Focus60は以下の記事も参考にしてください。
salicylic-acid3.hatenablog.com
動かない時に
以下のサイトがトラブルシューティングについて網羅していますので参考にしてください。
販売ページ
ランキング参加中
面白かったり、期待していただけましたらポチッとお願いします!
おわりに
ビルドガイドはいかがでしたでしょうか。
分かりやすかったでしょうか。
なるべく組み立てやすい様に設計したつもりですが、なにかわからないことが有れば遠慮なく私のDiscordまでどうぞ。
salicylic-acid3.hatenablog.com
本記事はToSeventy trueOrtho + Frameケースで書きました。



