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マウススイッチ採用キーボード「ClickBoard」の特徴を解説をするよ!

こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。

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今回はマウススイッチを採用して超薄いキーボード、ClickBoardシリーズの特徴についての解説をしたいと思います。

なかなか他に例を見ない異質な存在なので、ぜひ読んでみてください。

アドベントカレンダー

本記事はキーボードアドベントカレンダー#2の16日の記事です。

15日の記事はeswaiさんの2025年の自キ活動でした。

eswai.hatenablog.com

私もどこかで今年の自キ活まとめ記事を書かないといけませんね。

ClickBoardシリーズの特徴

ClickBoardの特徴をまとめてみます。

  1. 超薄い
  2. マウススイッチを採用
  3. 狭ピッチを採用
  4. 縦0.5uキーを使用可能
  5. 頑丈なアルミケースを採用
  6. ボトムにはアルカンターラ製のカバーを採用
  7. ケースにはリングを備え、多彩なオプションを用意

というわけで、本記事はこれらの特徴を順に解説していきます。

特徴1:超薄い

キーキャップを含む最厚部で9mm程度と、市販品を含んでキーボードという枠組みの中でもめっちゃ薄いです。

薄いとカバンの隙間にもサッと入れて持ち運びしやすいですし、パームレスト等がなくても打鍵時に手首への負担が少ないように感じます。

Magic Trackpadと重ねてポーチに入れても凄くコンパクト

薄さは全てに優先する、という思想の方にはオススメの特徴だと思います。

特徴2:マウススイッチを採用

このClickBoardの薄さを実現しているのは、超薄型マウススイッチを採用しているからです。

マウススイッチはその名の通りマウス等で採用されているスイッチですが、このClickBoardで採用しているスイッチはその中でも超薄型に分類されるものです。

そしてその感触は、マウスそのものです。

0.5mmトラベルの極端なショートストロークで、打鍵音はマウスのクリック音そのままです。

これだけ聞くと「あんまり良くなさそうだな?」と思われるかも知れませんが、まあ多分実際そうです。

カスタムキーボードに代表される、一般的に打鍵感のいい感触では決してないです。

コトコト音どころかカチカチ音です。

しかし、超ショートストロークなので、慣れると思ったように打てて気持ちよくなってきます。

音もマウス音そのままなので、いずれ慣れます。

私は慣れました。

たまに味気なく感じることも無いことは無いですが、まあこれはこれで味です。

特徴3:狭ピッチを採用

私はキーキャップの互換性を理由に、基本的に通常ピッチの縦横19.05mmを守って作っているのですが、このClickBoardは少し狭い18.5mm × 18mmピッチを採用しています。

それはClickBoardが専用のキーキャップを採用しているため、だけではありません。

試行錯誤の果てに狭いピッチを採用することになったのです。

最初の試作では縦横19.05mmという寸法で試作しています。

上からProto1、Proto2、Proto3です
Proto1とProto2でピッチが変わっているのが分かるでしょうか?

でもこの試作版を使っているとTやYキーが押しづらいタイミングがありました。

なぜかというと、キーキャップの端を打鍵した時に僅かに斜めに入ってしまい、キーキャップの四隅の足がスイッチの反応より先に基板に着地してしまうことが有ったのです。

これを解消するために普通の感覚で使える程度にピッチを狭めてTYキーの角を打鍵する確率を減らし、足が先に接地しないように色々工夫と試作を重ねました。

おかげでかなり試作を重ねる事になりましたが、最初よりもかなり打鍵感を良くすることができました。

というわけで、打鍵感を少しでも高めるために狭いピッチを採用したのでした。

とはいえ、そのまま狭いピッチにすると親指キーが遠くなって押しづらくなることは分かっていたので、親指キーだけ下に離している工夫もしています。

この工夫はOrthoだけでなくErgoMiniにも施してあるので、狭ピッチのデメリットは極力感じづらくなっています。

カーソルキーから親指キーまで横並びになっているように見せかけ、親指キーだけ下に1mm長いキーキャップを採用しています

特徴4:縦0.5uを使用可能

この特徴は私にとっては非常に嬉しいことですが、もしかしたら嬉しい人は少ないかも知れません。

縦0.5uキーはノートパソコンなどのキーボードのカーソルキーによく採用されています。

この0.5uは決して押しやすいわけではないのですが、他の部分のキーボードレイアウトを崩さないために結構貢献したりしています。

特に40%レイアウトに山型にカーソルキーを配置しようとすると、/キーなどが角に追い出されがちです。

これに0.5uを採用することで本体部分のキーレイアウトを崩さずに、カーソルキーを搭載させることができるのです。

また、これも市販のキーボードにはありがちですが、最終的には数字列にも0.5uを採用することで、全体的にかなりコンパクトに収める事ができます。

特徴5:頑丈なアルミケースを採用

最近は珍しくもないアルミケースですが、ClickBoardはアルミケースじゃないといけない事情があります。

薄い上にマウススイッチの超ショートストロークです。

剛性がないケースだと、少し撓んだだけでキーが反応してしまいます。

下の白い方が非アルミケースの試作
格好は良いのですが、少し両端を持っただけで真ん中あたりのキーが反応しちゃいました

まぁすごく薄型なので、アルミケースにしても結構安く出来てしまい、あまり非アルミケース構成にメリットがない事情もあります。

ただ最近JLCの板金サービスに興味があるので、もう一回くらいチャレンジしようかなという気持ちになっています。

見た目は一番気に入っている2層アクリルバージョン
思いっきり柔らかくしてもなんとかなるんじゃね?と思いましたが、なりませんでした

特徴6:ボトムにはアルカンターラ製のカバーを採用

これも薄くするためです。

普通のゴム足なんかを採用してしまうと最厚部で2mmくらいの厚みが出てしまいますし、カバンの隙間に差し込んだ時に剥がれてしまうことが結構あります。

カバンから出した時にゴム足が剥がれたりズレたりしていると結構萎えてしまいます。

このClickBoardは1mm程度のアルカンターラ全体で滑り止めとなっているため、ゴム足方式よりも1mmも薄く、剥がれづらく出来ます。

何より持ち運ぶ時の手触りが良いですね。

特徴7:ケースにはリングを備え、多彩なオプションを用意

最初はゲーミング用途も考え、よくあるタグを取り付けたり持ち運び時に指に引っ掛けて持ち運べたら便利じゃないか、という発想でリングを付けました。

これはClickBoardになる前のウルトラロープロファイルスイッチを採用したGoFortyULPの時からのデザインです。

GoFortyULPの最初の試作
PG1316を使用してみましたが、色々あって不採用としました

最初はケーブル保護のため、次はtouchIDのため、最後に握りやすくするためにリングを備えてきましたが、ClickBoardのオプションにも利用できるようにしました。

ClickBoardはマウススイッチを採用し、超ショートストロークであるがゆえに、普通のキーボードとして使用する方は底打ち時に固く感じてしまうということがあります。

実際にゲーマーの方に使ってもらってみたところ、熱中して強打すると痛いとコメントを貰いました。

というわけで柔らかくするための方法を考えてみました。

よくあるPoronスポンジのシールをベースに貼り付け、その上にClickBoardを乗せて打鍵することで、よくあるカスタムキーボードっぽい沈み込む柔らかさを獲得することができました。

他にも寝ながら使用する時に使う鬼テントベースの装着アタッチメントにするとか、太ももの上に乗せて使う時用のベルトの固定用アタッチメントにするとか、色々な構想の餌食になっています。

やはり薄いっていうのは強みなんだなあと思いますね。

ClickBoardの未来

OrthoとErgoMiniはケースとPCBとキーキャップが揃い、カバーとスポンジが近日中に揃うので、多分今週中くらいから販売開始します。

販売はDiscord内で、意見をもらえる方を優先して始めようと思っています。

その後一般販売を始めたいと思うのですが、ClickBoardは新しい機構が多いため需要が非常に読みづらく発注数を多くしづらいです。

ですが、何より私がClickBoardが好きなので、なんとか欲しい人には届くくらいの販売はやりたいと思っています。

 

また、今後は色々な状況に適したClickBoardシリーズを開発していきたいと思っています。

今のところ予定にあるのは、iPad Miniと同サイズのClickBoard Cyber8(仮)、60%ロウスタッガード分割型のClickBoard Split6(仮)を予定しています。

 

最後に、キーキャップはAcid Caps ClickProfileとして、専用の金型を作ってPBT製のものを作りたいと考えています。

ClickBoardはとにかく私が好きなんで、色々頑張って展開していきたいと思っていますので、皆さんも何卒応援よろしくお願いします。

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おわりに

最近ずっと使っているキーボードなので思わずオタク語りをしてしまいましたが、皆様に受け入れられるのか、どのように使われるのかドキドキして仕方がないです。

 

本記事に対して問い合わせや要望があれば遠慮なく私のDiscordまでどうぞ。

salicylic-acid3.hatenablog.com

この記事はClickBoard ErgoMini v0.1 + Tented Bounce baseで書きました。




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