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『OSUSOWAKE』リリース記念インタビュー

SALAMIPIZZADOG氏が自身初となるEPをリリースするにあたって、今回、彼に接触する機会に恵まれたため、独占インタビューを敢行。

『OSUSOWAKE』の制作秘話など、ここでしか語られない裏話も交えながら、SALAMIPIZZADOG氏の内面に迫る。

interview with SALAMIPIZZADOG

取材・文: SALAMIPIZZADOG

──まず、EPリリースおめでとうございます。

ありがとうございます。

途中離脱しながらも、ラップをはじめて10年以上たって、ようやくまとまった音源を出せました。

これもひとえに、ご協力いただいたなのちゃん(M'Boma), Manakurv先生, MUTCHYのおかげです。

linkco.re

 

──制作はいつごろからスタートしたのでしょうか。

なのちゃんとManakurv先生にビートをもらったのが3月とかで、録音自体は半年前にはほとんど終わってました。

僕はすぐに書いてすぐに録ってしまうタイプなので、録音自体は早いんですよね。

 

──ミックスとマスタリングもManakurvとのことですが。

完全におんぶにだっこ状態ですね。

HAIIRO DE ROSSI主宰のforte所属でもあるので、むしろそちらの仕事でお忙しいところ、大変よくしていただきました。

 

──MUTCHY制作のジャケットもなかなか印象的です。

そうですね、これは完全にジャケオブザイヤー受賞ですね。

見てわかるとおり、KREVAの『噓と煩悩』のサンプリング(?)、オマージュ(?)です。

僕はKREVAが好きで、中でも『噓と煩悩』のジャケがすごく好きで、どうにかサンプリングしたいと思ってました。

しかも、宣伝用にCDの裏ジャケをイメージしたものまで作ってくれて、サブスクでは一切使われないんですけど、そういうオーダーも二つ返事で了承してくれて。

僕のわがままを聞いてくれたMUTCHYに改めて感謝です、ありがとうございます。

 

──このわんちゃんは飼い犬のあんこちゃんでしょうか。

あ、ご存知でしたか(笑)

はい、当初は僕の顔写真でやるつもりだったんですけど、なんか違うなって。

それでMUTCHYと相談してたとき、うちのあんこを使うのはどうかって話になって写真を探しました。

そしたら、偶然にもKREVAの目線と同じような写真があって、これだ!!って即決でした。

『嘘と煩悩』ではKREVAが口元を隠してますけど、犬なのであごを撫でてるイメージです。

 

──なるほど、確かに素晴らしいジャケットだと思います。

それでは、そろそろEPの中身についてお伺いしたいのですが、まず今回アルバムではなくEPにした理由などありますでしょうか。

もともとEPすら作る予定もなくて、気ままにシングルを出すつもりでした。

でも同時進行してるうちに数曲たまってきて、これもうEPで出したほうがいいかと思ったのが理由です。

アルバムにしなかった理由は、このサブスク時代においてアルバムという単位に魅力を感じなくて。

サブスクでは気に入った曲をプレイリストに追加して聴くので、アルバムを通しで聴く習慣がなくなったんですよね。

あと単純にアルバムを作るほどの体力と精神力もない、、、気がします(笑)

 

──確かに、アルバム一枚を大事に通しで聴く習慣ってかなり薄れてますよね。

EPのタイトル『OSUSOWAKE』に込められた意味などありますでしょうか。

まず柔和な印象にしたくて、Oからはじまる単語にしようとは思ってました。

あと『噓と煩悩』サンプリングという意味では、USOも入ってますね。

僕自身とても楽しんで作ったので、聴いてくれる人も楽しんでくれたら、という気持ちも込めて「おすそ分け」です。

 

──1曲目の"MUKADE 12"ですが、やんちゃといいますか、悪ふざけみたいなテーマでしょうか。

これはもともとMICADELICの真田人さんと作る予定だった曲で、10年以上前の話ですけど。

MICADELICの再始動をきっかけにこの話も流れちゃって、それ以降ずっと心残りだったので、今回バースを書き足してやり直しました。

なので、スタイルとしてはかなり真田人さんに寄せていて、柄にもない(?)悪ふざけに振り切ってます。

僕が所属してるグループのゼロってやつにこれを聴かせたら、「無理してるな~」と笑われました(笑)

 

(一同笑う)

 

キエるマキュウとかMICADELICが大好きで、ああいう意味のある悪ふざけというか、どこか哲学的な遊び心に憧れて育ったので。

"MUKADE 12"をやってみてわかったのは、あれってほんとに頭よくないとできないんだなって、僕程度の人間には到底無理でした。

 

──2曲目の"REITO BEAM"も若干遊びというか、SALAMIPIZZADOGさんの趣味が落とし込まれてる印象を受けました。

この曲に限ったことではないんですけど、僕は人間的な厚みがないので、好きな曲とか漫画とかゲームのネタの引用に走りがちなんですよね。

この曲はなのちゃんからビートをもらった段階で「ポケモンフリーザーを意識して作りました」といわれたので、ゲーム方向のネタ多めです。

 

──確かにフックを歌ってるNANOさんの歌詞もポケモン要素満載ですね(笑)

なのちゃんのフックいいですよね、さすがの職人技です。

このフックが入るまでは曲としてのクオリティーが担保されてない印象でしたけど、おかげさまで形になりました。

ビートメーカーのラップとかフックってやっぱりひと味違うというか、大好物です。

 

──SALAMIPIZZADOGさんの引用の元ネタも簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか。

僕はドラクエ生まれFF育ちなので、「いてつくはどう」と「ダイヤモンドダスト」で両方の要素を入れてみました。

ついでに、これを書いてる頃にアニメの転スラを見てたのと、ゲームのペルソナ3を遊んでた関係で、「ヴェルドラ」と「ペルソナ」が出てきますね。

歌詞に出てくる「機械少女」はペルソナ3アイギスのことで、「好感度」とか「最上階」もペルソナ3ですね(笑)

 

──ペルソナ3は名作ですよね、最近はDLCも発売されて盛り上がってました。

3曲目の"KOSOKUDORO"ですが、緩やかな疾走感があってskit的な有用性も感じます。

この曲のテーマは、一昔前の日本語ラップのアルバムとかEPによくあった、特に意味なさそうな曲です(笑)

何か言ってるようで何も言ってない、まじで直感だけで書いてるような、埋め合わせで入れたのか⁇みたいなやつ。

でも、いざそれを意識してやってみると難しくて、やっぱりあれはプロのなせる業だなと実感しました。

 

──"高速道路"というタイトルには意味があるのでしょうか。

ないです、初めてビート聴いたとき夜の首都高っぽいなと思っただけです。

高速道路で流れる風景みたいに、記憶に残ってるようであんまよく覚えてない、みたいな曲になればいい感じですね。

 

──打って変わって、4曲目の"YAMATANI"はかなりポップな仕上がりですね。

ここまでの3曲は全てなのちゃん作ですが、ここからの2曲はManakurv先生によるものです。

ビートをもらったときにピンときました、すごくかわいいビートだからフックはとびきりダサくしよう!!って(笑)

なので気の抜けたリズムにしてみたら、いい感じに肩の力も抜けた曲になって気に入ってます。

 

──こちらの曲でもちょくちょく引用が見られます。

そうですね、ちょうど書いてた頃にKOHHの"チーム友達"が流行ってたので、おれはひとりだな~と思って対比で盛り込みました。

NasやJeruよりおれに響いた」ってのは、STERUSSの名曲"マイク中毒 pt.2"からですね。

あと「信じなきゃ起きないmiracle」は、僕ワンピースが好きなんですけど、イワンコフの名言から拝借しました。

"MILABO"もずっと真夜中でいいのに。の曲名だし、、、ほんとに引用多いですね...(笑)

 

──先ほど、引用が多い理由を人間的な厚みがないからとおっしゃっていましたが、ほかに明確な理由はありますか。

僕はものづくりにおいて「わかる人だけわかればいい」ってスタンスがあまり好きじゃなくて、「全員わからせてやる」みたいな気持ちで作られたものが好きなんですけど。

でも、こういう引用ネタに関しては、伝わる人にだけこっそり伝わって、クスッとなってくれたらな~と思って入れてます。

基本的にボケたがりなので、ツッコミ待ちみたいなところがあって。

そういう意味では、「はま寿司より回転させるまるでMILABO」って歌詞があるんですけど、何を回転させるか言ってないんですよね(笑)

 

──確かに(笑)これは実際何を指しているのでしょうか。

何なんでしょうね(笑)

「いや、何をだよ」ってツッコミ待ちのつもりで書いたので、特に何もないです。

 

──では締めの曲"ITSUMO"ですが、EPの中でいちばん真面目というか、SALAMIPIZZADOGさんらしさのあるメッセージ性を感じました。

僕の歌詞にメッセージ性とかないですよ、ただ思ったまま書いてるだけなので。

1ミリでも共感してくれる稀有な人がいてくれたらうれしいですけどね。

この曲、実はもともと違うビートで、僕がYouTubeで拾ってきたフリートラックで書いたんです。

そのトラックが結構エモい感じというか、沁みる系だったので、それっぽい歌詞になったのかもしれないですね。

 

──ということは、録音が終わってからビートを差し替えたということでしょうか。

そうですね、フリートラックで録音したバージョンをManakurv先生に送って、先生のご厚意で新たにビートを組んでいただきました。

先生曰く、「2000年代初頭のDJ MASTERKEYR&Bリミックスみたいな謎の違和感ある風合い」といった仕上がりです(笑)

なので、僕と先生にとってこの曲はリミックスみたいな感覚ですね。

 

──DJ MASTERKEYのリミックスのくだり、なんとなくわかる気がします(笑)

ところで、当初はEPにする予定はなかったとのことですが、EPとしてのまとまりも感じますし、通しで聴いてもあまり違和感がないですね。

そう言ってもらえるとうれしいです。

僕としては無理やりEPにした部分もあるので、若干バラつきも感じますけど(笑)

統一感という意味では、Manakurv先生によるミックスとマスタリングの賜物だと思います。

あとは、MUTCHYの素晴らしいアートワークによって一つのパッケージに収まったのかなと。

 

──お忙しいところインタビューの時間をいただきありがとうございました。

最後に、EPを聴いた皆さんに向けてメッセージなどあればお願いします。

EPを聴いて、さらにこの記事を読んでる物好きな人なんてほとんどいないと思いますけど、とにかく聴いていただきありがとうございます。

曲は聴いてくれる人がいて初めて完成するので、僕の曲を完成させてくれて、ほんとに感謝の思いしかありません。

なのちゃんもManakurv先生もMUTCHYもれっきとしたプロですが、肝心の僕が素人なので、力及ばない部分もありますが、楽しんでもらえたらうれしいです。

次に出すシングルも録り終わってるので、引き続きよろしくお願いします。




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