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ヘッズ発~バチャ豚行

今となってはすっかりVtuberにハマっているおれだが、一体どうしてこんなことになったのか。

誰も興味ない一連の流れと、その後「沼」に沈んでいく様を、正気を保っているうちに書いておく。

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元々Vtuberには懐疑的というか、あまりいいイメージは持ってなくて、むしろどこかバカにしていた

YouTuberですら下に見てるのに、さらにそのバーチャル女の子なんてもう意味わかんないでしょ。

特におれはゲーム実況とか歌ってみたで、Vtuber(に限らないけど)がカルチャーを消費している感じが好きじゃなかった。

おれの好きなゲームやおれの好きな曲を、Vtuberが軽く触っただけで、本家がリアクションしたりもてはやす風潮も好きじゃなかった。

ちなみに、このVtuberによるカルチャー消費については、今もなお「なんだかなぁ」という気持ちではある。

そうやってオタクカルチャーは回ってて、代謝がいいといえばそうなのかもだけど。

 

話を戻すと、2023年12月13日、普段テレビを観ないおれが、何の気なしにFNS歌謡祭をつけていた。

テレビから「FNS歌謡祭にVtuberが出演するのは今回が初めて」みたいなアナウンサーの声が聞こえた。

画面には宝鐘マリンという、海賊みたいな衣装を着た赤髪のVtuberが映っていた。

"赤髪の海賊"なんて近海の主に左腕持ってかれた四皇しか知らんぞおれは。

だってシャンクス、腕が…! | 自転車貸してよ

 

その流れで、最近Vtuberにハマっているという錦鯉の渡辺さんが登場して、Vtuberの魅力を語りはじめた。

そして、錦鯉の渡辺さんが宝鐘マリンにエールを送り、映像はスタジオの宝鐘マリンに変わる。

そこで、宝鐘マリンが放った何気ない一言に、おれは衝撃を受けた。

前段の錦鯉の渡辺さんを指す形で、こう言った。

こんなすごい人に推してもらえて、ホロライブは幸せでございます

「今この人『私は幸せです』じゃなくて『ホロライブは幸せです』って言ったか⁈」とフリーズした。

とっさのコメントで、自分ではなく、ホロライブという所属事務所を代表するような表現。

 

この人ちゃんとレペゼンしてる、めちゃくちゃヒップホップじゃん。

ZORN / Rep feat. MACCHO

 

宝鐘マリンというVtuberがホロライブを代表するほどの人気と知名度を誇っていることはなんとなく知ってた。

これはホロライブのホの字も知らない、FNS歌謡祭の視聴者に向けたPR的なセリフだったのかもしれない。

仮に「自分はホロライブ代表だ」なんて思ってなくても、事実として今この場においてはホロライブ代表みたいなポジション。

Vtuberに興味のないおれみたいな人間にとっては、彼女はホロライブどころかVtuber代表として映っていた。

 

当たり前のようにサラッとこういう言い方ができるのは、普段からそういうスタンスで外仕事をしている証拠だ。

めちゃくちゃヒップホップだなこの人、と感銘を受けた。

 

そして披露された『美少女無罪♡パイレーツ』は、インターネットやVtuber特有のノリはあるものの、曲としての完成度が高かった


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特にサビのメロディーが秀逸で、宝鐘マリンの歌声もすごくマッチしていて、とんでもないキャラソンだなと思った。

あとステージングにおいても、Vtuberならバックダンサーとか簡単につけられるだろうに、宝鐘マリンはたった一人で歌って踊っていた

FNS歌謡祭に出演する初めてのVtuberというプレッシャーもある中で、単身ライブを敢行する姿はまるでラッパーのようで、ほんとにかっこよかった。

KREVA『NO REASON』ファイナルレポ

 

根っこからのレペゼン精神とアウェーでも体ひとつで戦う強大なヒップホップイズムに当てられたおれは、一瞬で宝鐘マリンのファンになった。

 

これだけでは終わらず、Vtuber界隈では別のVtuberとのコラボ配信も盛んに行われている。

フィーチャリングやクレジットから知らないアーティストをディグっていた日本語ラップオタクにとって、このコラボ配信は格好の餌場である。

あれよあれよとおれのVtuber包囲網は広がっていき、今ではホロライブの枠を飛び越え、個人Vを推すにまで至っている。

 

もうおしまいだ。

 

また、前述の通り、「Vtuberを推す」ということは「同じ曲のいろんなVtuberの歌ってみたを聴く」ことと同義である。

これもまたヒップホップ的には馴染みのある光景で、一昔前よく目にしていたリミックス祭りによく似ている。

同じビートだけどそれぞれのラッパーによってアプローチが異なる、それを楽しむものだった。

歌ってみたも同じで、同じトラックだけどVtuber(というか歌い手)によって当然全く異なる仕上がりになる。

そうなると、事あるごとに原曲をチェックするので、知らなかったアーティストを知ったり、再びボカロ熱が復活したり、バチャ豚暇なしである。

 

最近は周防パトラという個人Vを推しているのだが、この人は自分で作詞作曲もこなす音楽系の人で、(曲の好き嫌いはあっても)姿勢としてリスペクトできる。

Yunomiプロデュースの『イミグレーション』って曲がVtuberらしからぬサウンドで最高なのでおすすめ。


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それこそ宝鐘マリンとYunomiの『Unison』なんてぶっ飛んでるから、音楽好きはチェックしてくれ。


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あと、フォロワーに教えてもらった、無名の個人Vがひっそりとリリースしているアルバムまじで食らった。これ超おすすめ。


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こうして好きなものから好きなものへ、アンテナが広がって、深みも増していく感覚は久しぶりで、まさに沼そのものだ。

 

おれは音楽とか漫画とかゲームが好きで、どれも狭くて浅いにわかオタクだが、Vtuberという新たな趣味を得られて楽しい。

でもおれライブ配信とか見れないんだよね、長時間ずっと画面を眺めてるの無理でさ、切り抜きばっかり見てます。

誰のメンバーシップにも入ってないし、グッズも買わないし、そういう意味ではカジュアルな層だと思う。

動画にコメントもしたことないです、恥ずかしいので。

スパチャとかいちばんわかんないね、自分より稼いでるやつになんで投げ銭するの。

 

とまあ、おれはまだ重症じゃないアピールしてますけども、Vtuber好きなやつなんて傍から見たらみんないっしょですよ。

錦鯉の渡辺さんが「夜な夜なVtuberの配信見てると酒が止まらない」って言ってたけど、最近はその気持ちがよくわかる。(だから飲んでない)

Vtuberにまつわるエトセトラをシェアできる仲間がいないので、今回もまたブログ a.k.a. 切ない気持ちのゴミ捨て場にそっと置いておく。

 

さあ、刮目せよ。

これがVtuberという底なし沼に沈みゆく、哀れな30代男性の姿だ。

今おまえたちは、"終わりのはじまり"を観測している。

 

───助けてくれ。




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