恐竜の骨格図で知られるG.Masukawaと古生物イラストレーターツク之助による恐竜入門書
著者についてはG.Masukawaというより、らえらぷすさんと言った方が分かりやすいような気もするけれど、最近はG.Masukawa名義での著書も多い。
らえらぷすさんのブログを読んでいたりSNSをフォローしたりしているので、またツク之助さんについてもSNSをフォローしているので、いつか著書も読んでみたいと思っていて、何となく自分のタイミングとかみあったのがこの本だった。
1見開きで1項目という形式で進む。
以下のまとめは、へえと思った箇所だけピックアップしてメモったもの
Chapter1 恐竜の魅力
恐竜って何?/君は恐竜を見たか/恐竜の化石/恐竜たちの多様性
Chapter2 人類、恐竜に挑む
未知との遭遇/古生物学という学問/ご地層を食べよう/恐竜が化石になるまで/恐竜を掘る/恐竜を仕立てる/恐竜を展示する/恐竜を分類する/恐竜の性能を調べる/恐竜の行動を探る/恐竜の生涯を辿る/恐竜の復元(1)/恐竜の復元(2)/恐竜という文化/日本の恐竜研究/恐竜に会いにいこう
Chapter3 恐竜たちの時代
恐竜前史/三畳紀後期:恐竜たちの勃興/ジュラ紀前期:地上の支配者へ/ジュラ紀中期:鳥類への道/ジュラ紀後期:ジュラシック・パークへようこそ/白亜紀前期:多様化の時代/白亜紀“中期”:灼熱の下克上/白亜紀後期:恐竜の黄金時代/恐竜時代の終わり
Chapter4 鳥盤類
基盤的な鳥盤類/剣竜類/鎧竜類/基盤的な新鳥盤類/堅頭竜類/基盤的な角竜類/基盤的な鳥脚類/堅母指類
Chapter5 竜脚類
基盤的な竜脚形類/初期の竜脚類/ディプロドクス上科/基盤的な広鼻類とティタノサウルス型類/ティタノサウルス類
Chapter6 獣脚類
基盤的な獣脚類/ケラトサウルス類/メガロサウルス上科(非スピノサウルス科)/スピノサウルス科/アロサウルス類/メガラプトル類/ティラノサウルス類/コンプソグナトゥス類/オルニトミモサウルス類/アルヴァレズサウルス類/テリジノサウルス類/オヴィラプトロサウルス類/スカンソリオプテリクス科/トロオドン科/ドロマエオサウルス科/基盤的な鳥翼類/白亜紀の鳥類
Chapter1 恐竜の魅力
Chapter2 人類、恐竜に挑む
- ブラック・ビューティー三態(恐竜を展示する)
同じ化石から3種類の展示(アーティファクトを含めた「デス・ポーズ」風のマウント、頭骨の実物化石展示、全身の復元骨格レプリカ)が作られている
- 骨組織学的な研究
化石をスライスしないといけないので、どの標本ならスライスしていいか慎重に検討される。ホロタイプは避けられる。
のだが、近年、ホロタイプだからこそ骨組織学的な研究をするべきという考え方も出てきているらしい。
- 復元
復元というと、恐竜のイラストなどを思い浮かべてしまうが、あれは復元のビジュアル化であるとして区別されている。
パレオアートとも呼ばれる。想像の要素も含まれる。
Chapter3 恐竜たちの時代
恐竜形類(きょうりゅうけいるい/ディンサウロモルファ)と恐竜型類(きょうりゅうがたるい/ディノサウリフォルメス)がいる……
恐竜形類の中に恐竜型類が含まれているらしい。
ジュラ紀前期後半に海洋無酸素事変
白亜紀中期にも海洋無酸素事変
海洋無酸素事変って地球史的には結構しょっちゅう起きているんだなあ、という感想
温暖化極大の後半に、カルカロドントサウルス科やスピノサウルス科が姿を消し、南米ではアベリサウルス科やメガラプトル類が台頭。ローデシアではティラノサウルス上科が大型化開始
Chapter4 鳥盤類
堅母指類ってあんまり聞いたことなかったけど、イグアノドンとかのことか
Chapter5 竜脚類
基盤的な真竜脚類の中にマメンチサウルス科がある。
新竜脚類の中に、ディプロドクス上科と広鼻類
広鼻類からは、基盤的な広鼻類、ティタノサウルス型類が出現
ティタノサウルス型類の中の基盤的グループが、ブラキオサウルス科
ティタノサウルス型類から派生したグループが、ティタノサウルス類(パタゴティタンなど)
Chapter6 獣脚類
あー、獣脚類の分類覚えられん
覚えられんけど、これ読んで多少整理された。
基盤的な新獣脚類として、コエロフィシス上科
新獣脚類の中に鳥吻類が出現(ジュラ紀前期)
鳥吻類は、さらに、ケラトサウルス類と堅尾類(テタヌラエ)に分かれる
ケラトサウルス類は、アベリサウルス科(カルノタウスルなど)を含む
堅尾類(テタヌラエ)の基盤的なグループが、メガロサウルス上科
メガロサウルス上科の中に、スピノサウルス科がある
メガロサウルス上科よりも派生的なのが鳥獣脚類
鳥獣脚類の中の基盤的なグループが、アロサウルス上科
アロサウルス上科の中の派生的グループが、カルカロドントサウルス類
なお、メガラプトル類については、カルカロドントサウルス類の中のネオベナトル科の派生的グループ、コエルロサウルス類の基盤的なグループ、コエルロサウルス塁の中のティラノサウルス上科に含まれるなど、諸説ある。
コエルロサウルス類の基盤的なグループとして、ティラノサウルス上科、コンプソグナトゥス科がある
なお、コンプソグナトゥス科については、様々なグループの幼体を寄せ集めたものにすぎないという意見も近年出てきている、とのこと
コエルロサウルス類の派生的なグループとして、マニラプトル型類
マニラプトル型類の中に、オルニトミモサウルス類とマニラプトル類
マニラプトル類の中に、アルヴァレズサウルス類(モノニクスなど)、テリジノサウルス類、オヴィラプトロサウルス類、スカンソリオプテリクス科(イーなど)
鳥に最も近い恐竜=デイノニコサウルス類は、さらにトロオドン科とドロマエオサウルス科に分かれる