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樺山三英『ジャン=ジャックの自意識の場合』

面白い!
しかし、よくわからない!
この作品は、何やらよくわからないが、すごい
『SelfReference-ENGINE』と『ジャン=ジャックの自意識の場合』の両者は、どちらも2007年にSF界に現れたわけだが、ある種のシンクロニシティがあるような気がする。
可能性を巡る物語であり、メタフィクションを内破するようなメタ(?)フィクションである点において。
あるいは、文章そのものは必ずしも似ているわけではないが、様々な引用や知識を違和感なく示していく感じや、軽妙なのか難解なのか判断しかねる文体などは、似ているといえば似ているかもしれない。
しかし、こちらで描かれるイメージのそれぞれは、SREとは全く異なる。
孤島や船、閉鎖された学園に塔、そして天使。
幻想的で物質的で観念的な情景が次々と展開されていく。
「物語、せよ。物語、あれ。」というのが、帯に書かれた文句であるが、筋立てを追うことは途中で難しくなってくる。その代わり、そうしたイメージや情景に浸ることになる。
夢に夢見られた夢の物語であり、恋の物語であり、狂気によって崩壊していく物語である。


ルソー、ロビンソン・クルーソー、聖書や神話、デリダサリンジャー、ゾンビ、コロンブス


装丁が実にかっこいい!
と思ったら、岩郷重力によるもの。最近の日本SFの装丁って全部岩郷重力じゃない?
本の作り(フォントやらヘッダーやら)もよかった。




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