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『駒田蒸留所へようこそ』

何となくタイトルに聞き覚えはあったが、伝統継続の困難さと模索、トリックスターとしての訪問者 ――『駒田蒸留所へようこそ』(2023年) : Daysを見て、P.A.Worksのお仕事もの作品だということを知り、見てみることにした。


まず最初に、背景の色彩が独特で印象的だった。
色の違う箇所が線ではっきりと分けて塗られていて、鮮やかでパキッとした印象を受ける。
ああいう塗り方自体は、他にも見たことがあるような気がするけれど、かといって、それほどよく見かけるわけでもない(TVアニメなどではあんまり見たことない)かなと思った。
あと、キャラデザについて、P.Aというと関口可奈味のキャラデザのイメージが強いので、関口デザインに比べると、リアル寄りというか地味目というかのキャラデザなのも、まず最初に見始めたときに目に付いた。


アニメとしては(アクションが展開されたり、特殊な表現が用いられたりしているわけではないという意味で)地味目な作品であるし、尺も100分と短めなので、大規模な大河ドラマが展開されるけでもないが、
一方で、丁寧に作られて、よくまとまっている作品でもあるので、ちょっといい話見たいなという際にほどよい案配だな、と思う。


ウイスキーについて全くといっていいほど知識がない(それこそ作中の高橋と全く変わらない)ので、ウイスキーがいくつかの原酒をブレンドして造られるというところから知らなくて、ウイスキーというものに少し興味が出た。
それから、舞台となっている蒸留所自体は、富山の蒸留所をモデルにしているらしいが、作中では長野が舞台となっていて、過去に起きた地震が主人公にとってターニングポイントになっている。この地震、作中では明示されていないが、作中年代的に、2014年の長野県北部で起きた地震のようである。
で、これは個人的な話だが、長野で起きた大きめな地震というと、2011年の地震は記憶にあったのだが、2014年の方が全然記憶になかったので、改めてその点も知るきっかけとなった。


主人公2人を早見沙織小野賢章が演じており、他に、内田真礼細谷佳正井上喜久子らが脇を固めており、安定して見ていられる。


エンディングを早見沙織が歌っているのだが、キャラ名でクレジットされていた。
あれは別に早見沙織名義でよかったのでは……?




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