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24/7/28 お題箱回167:りぼんの百合読切etc

お題箱回167

1106.音楽やゲームや本みたいなコンテンツを昔はこの作者は〇〇からの影響を受けているみたいな記述探したりジャンルの古典的名作をあたったりする後ろ向きな参照してたんだけど、最近になって何でもかんでも古典を履修するような時間もないし遡ったら際限がないから新しいもの追いかけるスタンスに変わっていってるんですけどこれも加齢の問題だと思いますか?

手順を省略しているのは加齢ですが、新規コンテンツの探索効率が上がっているのは若さなのでプラマイプラスでいいと思います。僕もゲームのナンバリングを追うのは諦めつつも何もやらないよりは最新作だけでもやった方がいいという感じで似たような挙動をしています(崩壊3rdを飛ばしてスタレから入る)。

1107.うつ病は筋トレで改善できる的な話を聞きますがうつ病だった(間違ってたらごめんなさい)&筋トレをしてるLWさんてきにはこの2つにどの程度関連があると思いますか?

ないと思います! 鬱病全盛期もジョギングしていましたが効果は特になかったです。
ただ鬱病でない日常的な範囲で鬱々とした気分はジョギングをすると晴れる傾向があるとは思います。

1108.私はどうしても東大出てまでソシャゲガチャ設計は勿体ないと思ってしまうな。東大卒じゃなくてもソシャゲガチャ設計はできるし、年収面では東大卒と他大卒で変わらないし。官僚、法曹、JTC、外資など東大卒でないと入りにくい選択肢は他にあるからそっちを目指せばよかったのに。

まあ確かに、もし藤井総太が明日将棋を引退してソシャゲのガチャ設計を始めたら僕も勿体ないと感じると思うので仰っていることは一定わかります。
しかし人生の進路は外野の価値観ではなく本人の価値観で決まるので、給与や肩書のレアリティのようなあなたが価値を感じるものに僕は価値を感じないというだけで終わる話ではあります。東大は入れるから入っただけで、生涯年収を上げたかったわけでもレアな仕事に就きたかったわけでもないのでそれらが実現できなかったところで思うところはありません。

1109.AITuber観てますか?現時点で思うことはありますか?

見ていませんが、AIであることを隠した状態で人力Vtuberと同じくらいパフォーマンス出てからが本番かなとは思っています(チューリングテスト)。

1110.運動するようになると急に性欲がブーストされてビビらないですか?違ったら無回答でいいです。

不明です。ここ数年間は基本的に毎日運動しているので「(運動していない状態から)運動するようになる」というタイミングがないからです。今日もプールで2km泳ぎました。

1111.映画のエンドロール見る見ない論争についてどう思う?

消費者が見る見ないは個人の自由なので何でもいいですが、個人的にはエンドロール自体を廃止か簡略化してほしいと思っています。
確かに作り手の貢献を明示する重要性については一定理解しますが、映画の巨大産業化に伴って膨大になったスタッフリストを五分以上に渡って延々と見せられる現状は許容の限界を何段階か通り越しています。いまどきスタッフリストを詳しく知りたいオタクは自分でネットを調べれば済むわけで、こんな不毛を強制しているのは映画だけです。小説でもゲームでも漫画でもスタッフリストを延々見せられることはありません(ゲームではスキップできないことがあるにせよ、映画館のように拘束されてはいないので他のことをする自由がある)。
最後に映像コンテンツがある可能性を人質に取られているせいでさっさと帰ることも出来ません。どうしてもエンドロールを流したいのであればせめてもっと短くして一分以内に収めるなりオマケ映像を付けて楽しめるようにするなり改善してほしいです。

1112.クッソ今更なんですが、うるユニ読んだのでgoogleフォームのアンケート書いときました。 超面白かったです。

ありがとうございます!!! アンケートが創作の力になっています。
超面白いうるユニをよろしくお願いします。
www.alphapolis.co.jp

 

1113.りぼんに同性愛を扱った漫画が掲載されたことに対して自身のポジションが敵か味方か決めかねていたのは何故でしょうか?

この漫画の話ですね。 理由はこのツイートに全て書いてあるのですが、質問が来たということはこのツイートが理解できなかったという想定で分解してもう少し詳しく書きます。

俺みたいな美少女好きの百合豚って

僕は百合好きのうちでも美少女キャラ好きから派生した派閥です。恋愛描写においても美少女キャラがたくさんいた方が嬉しい(男性キャラは好きじゃないので不要)というだけで、男性目線での好き嫌い以上に百合を好む動機を持っていません。

基本的にはレズビアンと連帯すべきではないと思っているが

百合が好きな理由が「素朴に男性目線でフィクションの美少女が好きだから」というだけでしかない以上、リアルな女性の自立や主体性を掲げる文脈とは根本的に折り合いません。
美少女文化とはフィクションにおいて女性を男性から見て都合よく消費する反リベラルな流れであって、一見すると同性愛を称揚しているからといってレズビアンやフェミニストとは連帯できないし連帯すべきでもないと思っています。
補足547:本来であればフィクションとリアルの関係についてはもっと丁寧に考えるべきですが、サブトピックではあるので今は省略して意図的に混同しています。
 

(どちらかと言うと彼女らから見て敵だから)

これは「彼女らから見て」という部分に力点があります。
アンチフェミやミソジニーのオタクと同一視されるのは非常に不本意なのでちゃんと書きますが、僕は現実のフェミニストやレズビアンを敵だと思っていません。彼女らの問題意識に特に関心がないからです(少なくとも今のところはコンテンツの過剰防衛を張る必要はないとも思っています)。無関心なことが問題だというロジックは正しいと思いますが、それは彼女らから見て僕が敵である理由にはなっても僕が彼女らを敵視する理由にはなりません。
翻って、彼女らが僕を敵視しておく理由は十分にあると思います。差別的なフィクションがリアルにどの程度フィードバックされるかどうかには諸説あるにせよ、仮に何も影響がなさそうだとしても存在するよりはしない方が安全だからです。
補足548:つまり僕は美少女文化が健全で無害だから続行しているのではなく、不健全で有害だとしても気にしないから続行しているということです。悪であることや敵視されることは趣味をやめる理由にはなりません。
 

そうは言っても萌え絵のルーツは少女漫画だしりぼんに載っただけでリベラル教育と見なしていいのかもわからない

ここが問題の核心です。

まず前提として、現代オタク文化における百合の隆盛は概ね美少女文化(≒男性オタク文化)上にあり、僕のような美少女好きには良い時代が来ていると認識しています。リコリコにせよ水星の魔女にせよ百合カップリングの性的なファンアートを描くことは議論にもならなくなっており、男性オタクが性的な目線で百合を消費しても怒られることはなくなりました(今では信じがたいが、昔は「百合でキスはやりすぎ」という風潮があった)。
ただ、既に書いたように男性目線の美少女消費は根本的に女性のイメージを男性にとって都合の良い範囲に押しとどめる反リベラルなやり口です。リアルの女性活動家(雑な括り!)には敵視されるのが当然であって、その敵視の解除に努める必要まではないにせよ、わざわざ彼女らの領域に踏み込むべきではないという意識はあります。例えば、明らかにレズビアンを勇気づけるためにレズビアンが書いたレズビアン小説などを美少女百合文脈で消費すべきではありません。

ここに来て「りぼんに載っている読み切りは美少女文脈なのかリベラル文脈なのか」という問いが浮上します。美少女文脈であれば僕が喜んで消費してもよいことになりますが、リベラル文脈であればなるべく見なかったことにして距離を置くのが領域を侵犯しない穏当な選択だからです。
前者を肯定する材料として、美少女萌え絵のルーツが少女漫画にあることは歴史的な事実です(詳しくは『エロマンガ・スタディーズ』(→)あたりを読んでください)。歴史的な経緯は現在の正当性とは無関係であるにせよ、少なくとも絵柄としては少女漫画に美少女の姿を見ること自体は自然です。
一方で後者を肯定する材料として、りぼんのような子供向けの雑誌においては教育的な文脈が含まれると考えられることがあります。つまり現代の社会において概ね正しいリベラルな考え方を子供に教育する一環として同性愛への理解と寛容を漫画で示しているという見方は少なくとも的外れではないでしょう。実際、冒頭に載せたツイートはそのような文脈で当事者の方が称賛しています。

このように文脈によって僕が取るべき態度が全く変わってくるのですが、判断材料が多く答えが確定しません。よって僕も良い作品だとは思うけれど、この作品や正統な支持者にとって僕は敵である可能性が低くないので称賛を発信すべきかどうかわからないという難しい状況にあります。

1114.プロセカってあまり興味ない感じですか?たまにプロセカの曲の歌ってみた動画をリポストされてますし、宵崎奏という銀髪キャラもいるのでフックはありそうに思うのですが、その割に全く言及がなくて気になりました。

興味はありますが、いくつかフックがあるからといってコンテンツ全体に興味を持つとは限りません。
僕はコンテンツの好きな部分だけを摂取するだけで満足できる性質です。めちゃめちゃ好きなVtuberでも配信を見ませんし(ビジュアルや歌が好きなだけで喋りには興味ないので)、何度も繰り返し聞いている歌ってみたの原曲を知ろうとしません(歌ってみたが好きなだけで曲には興味ないので)。
プロセカも同じで、良いビジュアルのキャラがいたり良い曲を出したりしていることはコンテンツ全体にリーチする理由にはなりません。宵崎奏のイラストが流れてきたときにリツイートしたり、(プロセカの曲がどれなのかわからないですが)良い歌ってみたを聞くだけで十分です。

1115. いつもブログを拝読させてもらっています。前回の「加齢の影響」を読んで疑問に思った事があります。私は36歳なのですが、4年前のコロナ禍の頃からアニメ・ゲーム・漫画等のオタクカルチャーへの興味が急激に低下しはじめ、今はほとんど興味がなくて無趣味な人間になりました。ネットでバズっているからソシャゲを1時間ぐらいさわってアンインストールしたり、アニメを1話だけ見て放置したりする程度です。
 私は地方都市に住んでいて年収が低く友人もいないのですが、やはり地方に住んでいて低年収の人がオタクカルチャーに興味を持ち続けるのは不可能だとLWさんは思われますか?それともLWさんご自身にもいつかは加齢によってオタク作品全般を面白く感じなくなる日が来ると思われますか?

ありがとうございます。
地方に住んでいて低年収で友人がいなくても消費できるのがオタクカルチャーなので、不可能ということはないと思います。いまどき国中にサブスクが配信されていて月何千円の出費で娯楽の全てが手に入るはずです。

やや前提が誤っていることとして、新宿付近に住んでいて年収がぼちぼちあって友達もけっこういる僕も既にオタク作品を面白く感じなくなりつつあります。アニメをほとんど見なくなりましたし、ゲームを通しで遊ぶのもしんどくなってきています。
ただ一方で哲学書や数学書は依然として面白かったり、電子工作を始めてみたり、芥川賞受賞作品を読むようになったり、自分でラノベを書いてみたり、他に面白いことがいくらでもあるのでオタク作品に対して関心を失うことはそれほど懸念していません。

そして居住地とか収入とか人脈が活きてくるのは同じ趣味を続けるときというよりは新しい趣味を始めるときです。具体的には、僕が電子工作を始めたのは秋葉原に電気パーツ屋があるからだったり、芥川賞受賞作品を読むようになったのは友達の読書会からだったり、創作を続けているのもdiscordで感想を聞けるからだったりします。

つまり問題の核心はオタク趣味に飽きたことよりはそのあとに新しく関心を持つ受け先がないことで、環境的な資本が役立つのも前者ではなく後者をクリアするときです。




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