ここで帽子を取り上げるときに必ず冒頭に書くのが、僕はとにかく、365日のうち360日くらいは帽子をかぶっているということ。
無帽で出かけるのは、レストランや謝罪などのカチっとキメなきゃいけない日や、なんとなく気分じゃない日くらい。ほぼ下着と同じような感覚で帽子を身に着けています(では下着も身に着けない日があるのかということになりますが、あったらどうだってんだ)。
なので、帽子も普通に洗います。というか、洗えるものじゃないと買いません。
基本的にはnewhattan(ニューハッタン)のものが多く、その中でもフラットバイザー仕様のキャップを一番よくかぶりますが
毎日同じだと、なにごとも飽きは出てくる。
そこで昨年(2024年)にヴァリエーションとして買ったのが、YUPOONG(ユーポン)社による超有名ブランド『FLEXFIT(フレックスフィット)』のジェットキャップ。

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正式な商品名は「Classic Jockey Camper Cap」。
これまでも愛用はしていたのですが、数ある中のひとつに過ぎず、メインにはなっていませんでした。しかしながらツバはフラットで若々しく、形はよりシャープで合わせやすい。もちろん洗濯もできる(コットンツイルだからアタリは出ます)。かなり使えます。

10年以上前に買ったリップストップ素材のタイガーカモは未だ現役。

こちらはFLEXFITとはいえ、アジャスターはゴム式ではなく通常のベルト式です。
90年代~2000年代のカジュアル/ストリート・シーンでは、アジャスターがゴムのFLEXFITに刺繍などでデザインを施したキャップ類が大人気でした。あくまで僕個人の体感としては、ジーンズショップにあるような量販アイテムでもファッションブランドでも、キャップのボディと云えばまずはFLEXFITでした。
最近はシェアを落としているように感じますが、おそらく、それよりも安いnewhattanの出現も大きな要因のひとつではないかと考えます(なおNEW ERAは、もう気軽にボディとして使えるようなメーカーじゃないですし)。
そして、FLEXFITを展開しているYUPOONGというメーカーなのですが、実は韓国の企業なんですよ。
これ、本当に恥ずかしながら、僕はごく最近まで知りませんでした。上記のものを買ったときにあらためて調べて、初めて知ったんです。アメカジ好きでも知らない人、けっこういるんじゃないでしょうか。
「ヘンな(=英語っぽくない)名前だな」とは思っていたものの、様々なルーツの人や企業が存在するアメリカでは他言語の名前なんて珍しくもないし、さらに、わざわざ調べるほどの興味対象でもなかったもので、普通にアメリカのメーカーだとばかり思っていたんです。インポート屋さんで当たり前に取り扱われていますし、US古着でもYUPOONGボディのものはたくさん見かけますからね。
それがなんと、僕が生まれるより前の1974年創業という歴史ある企業で、FLEXFITブランドも他から買収したわけではなく、ユーポン社によるオリジナル。今でこそファッション先進国のひとつとなった韓国ですけども、そんなのよりもはるか昔から世界で認知されていたブランドがあったというわけです。いやー、お隣の国として誇らしいですね。
で、このジェットキャップというスタイル。
Supremeをはじめ、スケーター系やストリートブランドでは昔から定番の形。なので、かつてのストリート・ファッション全盛期を体験した中年男性の間で、異様に愛用者が多い気がします。というか、おっさんしかかぶってない。大体はヒゲが生えていて、黒ブチのメガネかサングラス。短パンもよく穿く。だから若者からしてみたら、もしかしたら超おっさんくさいアイテムなのかもしれない。
でも別に、若者の目など気にする必要があるじゃなし。我ら世代のひとつの象徴的アイテムとして、堂々と身に着けようではありませんか。
なお、同じく僕ら世代特有の帽子のひとつとしてワークキャップがありますが、アレばかりはあまりにも流行遅れ感が強すぎて、とてもじゃないけどかぶれません。いつかはリバイバルするときがくるのでしょうか。
さて、話を戻して。
上記の無地のジェットキャップは冬によくかぶっていたのですが、夏はさすがに暑い(しかも黒だし)。そんなところ、楽天サーフをしていたときに見つけてしまったのですよ。
日本代理店 公式ページ:三浦商事 | GILDAN, Anvil, ONEITA, colortone日本正規代理店
うれしいメッシュ仕様です。
これならば濃色のものでも、通常モデルよりも少しは涼しくかぶれるでしょう。先述のとおりよく洗濯するため、帽子も消耗品ですから、こればっかりはモノを買うのを控えている中でもいかせていただきます。

黒・紺・白の3つ。
このメッシュモデルは日本別注とのこと。普段はそういう定番ではないアイテムは範疇外となるのですが、暑さ対策を考えたらそんなことは言っていられない。
冬だって別に寒さ対策で帽子をかぶっているわけではないので、もし着用してみてイイ感じだったら、一年中コレでいいかもしれない。なんとか定番化をお願いしたいところです。
メッシュ以外のところでスタンダード・モデルとの違いは、バイザーに硬い芯が入っておらず柔らかいということ。

“FLEXIBLE VISOR” の記載。

グニャっとします。そのおかげで重さも雰囲気も、スタンダード・モデルより軽快なところはナイスです。
不安なのは、洗濯。
昔のアメリカのメッシュキャップには、芯の材料にボール紙が使われていたものがあったのって知ってます? それを折り曲げてかぶるのもひとつのスタイルだったのですが、紙ですから、洗濯なんてしようものなら大変なことになってしまうわけです。一発アウト。
このジェットキャップ、バイザーの中の素材がわからない。勇気を出して端っこを折り曲げてみたらしっかりと復元しましたから、まさか昔みたいなボール紙ってことはないだろうけど……。
果たして洗濯に耐えうるものなのかどうか……。こればっかりは試してみないとわかりません。どうか紙ではありませんように。
もしもこれで洗濯がなんの問題もなかったら、newhattanのフラットを差し置いて、こいつがレギュラーになってきそうです。
あとはとにかく、定番化を祈願するのみ。なのでそのためにも、皆さんぜひ買ってください。