以下の内容はhttps://saebou.hatenablog.com/entry/2026/01/22/131638より取得しました。


豪華なプロダクションだが、史実を考えると…『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』『Prayer~祈り~』

 東京宝塚劇場で『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』『Prayer~祈り~』を見てきた。

 『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』はボー・ブランメル(朝美絢)が当代随一のファッションリーダーとして王太子ジョージ(瀬央ゆりあ)の信頼を得るが、ジョージの愛人でかつての自分の恋人だった女優のハリエット(夢白あや)と再会して焼けぼっくいに火がついてしまい、これがバレて追放されるという物語である。朝美絢演じるブランメルはすごい色男だし、電飾がキラキラしたセットや、ジョージの趣味の悪いインテリアなどはけっこう凝っている。ダンディの元祖みたいな人が主題なので、全体的に衣装や美術には凝っていて豪華なプロダクションである。

 一方、史実には基づいていないところも多い。ブランメルがいわゆる「大いなる男性の放棄」、つまり18世紀末頃にヨーロッパの男性が派手な色やヒラヒラした服を着るのをやめて地味なのがよしとされるようになった潮流に大きく絡んでいることをわかりやすく見せているのはけっこう最近の歴史研究のトレンドには沿っていると思う(私はこれ以前の宮廷人のヒラヒラした悪趣味紙一重の服のほうが断然好きだが)。一方でブランメルは女性ともめごとを起こして国外に追い出されたわけではなく、主因は金銭トラブルだったはずである。ジョージの愛人でブランメルの恋人だったハリエットはたぶんハリエット・ウィルソンと「パーティタ」ことメアリ・ロビンソンがベースではないかと思われるのだが、ブランメルとハリエットのロマンスはえらいセンチメンタルに描かれている。ジョージェイナ・キャヴェンディシュがモデルと思われるデヴォンシャ公爵夫人(華純沙那)が嫉妬から最後に邪魔立てをしてくるのも、せっかくジョージェイナを出すなら政治的ないざこざの話にしたほうが面白いのでは…という気がした。宝塚だからしょうがないのだろうが、このへんはまあ薄めの歴史ロマンスみたいな感じがした。

 『Prayer~祈り~』はいろんな国の情緒を取り入れたレビューで、私はあまりこういうエキゾティックレビューショーみたいなのは好みではない…のだが、客席にパフォーマーが入ってきて客いじりをする演出は良かった。

 

 




以上の内容はhttps://saebou.hatenablog.com/entry/2026/01/22/131638より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14