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『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』と同じことになってるような…『THE END』(試写)

 ジョシュア・オッペンハイマー監督『THE END』を見た。

 何かの問題で地表に住めなくなってから20年くらいたった地球が舞台である。塩鉱山の中にある隔絶されたシェルターで暮らしている上流階級の一家が主人公なのだが、登場人物に名前はない。父(マイケル・シャノン)はどうも昔は石油業界の大物だったようで、自己正当化をするような内容の回顧録を書いており、執筆を息子(ジョージ・マッキー)に手伝わせている。母(ティルダ・スウィントン)はきわめて高価な絵画コレクションを持っている。この親子以外に執事(ティム・マッキナリー)、医者(レニー・ジェームズ)、息子を失った家族の友人の女性(ブロナー・ギャラガー)が暮らしている。ある日、この家に外の世界から若い黒人女性(モーゼス・イングラム)がやって来て、一家の決まり切った暮らしが少しずつ変わっていく。

 設定はポストアポカリプスSFなのだが、何しろ監督は『アクト・オブ・キリング』のオッペンハイマーなので、雰囲気は『パラサイト 半地下の家族 (字幕版)』や『ドント・ルック・アップ』なんかに近いような諷刺的・政治的な寓話で、さらに形式はミュージカルである。塩の鉱山と家以外の場所は出てこないのだが、かなり凝った美術で映像は面白いし、役者陣は大変達者である。歌はみんなあまりうまくないのだが、まあ上手な歌を楽しむミュージカルではないので意図はわかる…ものの、ミュージカルシーンはまあないほうがいいような感じがする。大変野心的な作品だし、いいところはあるのだが、別にすごく面白いわけではない…というか、ミュージカルとしては『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』と同じ方向で失敗していると思うので、見ていてミュージカルを作る大変さをあらためて思い知らされる作品だった。




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