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この感じでAgreementもやってくれないかな…『This House』

 JACROW『This House』を見てきた。ジェームズ・グレアム作の戯曲で、野月敦翻訳、中村ノブアキ演出である。ナショナル・シアター・アット・ホームで無料配信されたことがあるのだが、私は何かの都合で見られなかった。

 1974年からマギー・サッチャーが1979年に首相になるまでのイギリス庶民院の宙吊り議会を描いた作品である。少数与党となった労働党の院内幹事(whip)の面々がメインの主人公で、ウェストミンスター議会のさまざまな慣習を守りつつ(守れないこともあるわけだが)、なんとか法案を通そうとする様子を描いている。院内幹事の仕事は自党の議員を議場に行かせて投票させ、法案通過に必要な票を集めることである。たぶんイギリスの議会は日本よりは党議拘束が弱いがアメリカよりは強いので、ロビー活動とかではなく院内幹事を芝居にできると思った…のだと思うのだが、たしかに地味そうな題材なのに政治コメディとして大変面白い。休憩を入れて3時間以上あるのだが、党議拘束を守らない議員がいるとか病人が出たとか、果ては自殺を偽装する議員まで出てきて(史実である)、院内総務は寝るヒマもない。一方で今のイギリス議会に比べると労働党トニー・ブレア以前という感じだし、また現在よりも多少は品位を重んじているような気はする(「昔は良かった」みたいな視点でそう見えるのかもしれないが)。

 最初にT.レックスの歌をみんなで歌ったりするところがあり、たぶん英語でこれをやるともっと軽妙で笑うところがあって面白いんだろうなと思うところはあるし、舞台が狭すぎて議会の雰囲気が再現しづらいこと、また補足で出る日本語字幕の左側が切れていてよくわからなかったことなど難もあるが、台詞の多い翻訳劇にしてはかなりよくやっていると思う。役者陣の演技がいいし、笑えるところもたくさんある。この感じでAgreementも翻訳でやってくれないかな…などと思ってしまった(登場人物は全然This Houseより少ないし短い!)。

 




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